2024/02/16
r.y6
「ザ・ファブル」は、南勝久(みなみかつひさ)さんによる漫画です。
南さんは、1971年5月30日に大阪府岸和田市で生まれました。中学校卒業後、配管工や木工所勤務など多くの職を経て、1999年に「ナニワトモアレ」で第41回ちばてつや賞準大賞を受賞し漫画家デビューしました。2000年に同タイトルを「週刊ヤングマガジン」で連載開始。
南さんは、大阪市内にある阪神高速道路1号環状線を一般車をすり抜けながら高速で走り回る集団・環状族の経験があるそうで、その経験をもとにした走り屋漫画が「ナニワトモアレ」だそうです。
「ザ・ファブル」は、『週刊ヤングマガジン』で2014年49号からスタートし、2019年51号まで第1部が連載されました。好評により、シリーズ第2部の連載が2年後にスタートしました。
「ザ・ファブル」は、2017年に第41回講談社漫画賞一般部門を受賞しました。発行部数は、2022年10月時点でシリーズ累計部数2000万部を突破する大ヒットとなっています。
「ザ・ファブル」は、伝説的な天才殺し屋が主人公のバイオレンス要素がある漫画ですが、ギャグ要素もあり、バイオレンスに興味がない漫画ファンにも受け入れられやすいようです。
第2部「ザ・ファブル The second contact」が2021年34号より連載が始まりました。第1部で大団円を迎えた漫画でしたが、さらに風変わりテイストが増し、好評連載中です。
「ヤンマガweb」サイトで、いろいろな人気漫画が無料公開されていますが、「ザ・ファブル」も第1部だけでなく第2部も読むことができます。
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人気漫画「ザ・ファブル」は、どんなストーリーなのか?また、「ザ・ファブル」のあらすじが掲載されているサイトがあるのかどうかを調べてみました。
「ファブル」(寓話の意)というあだ名のみで知られる凄腕の殺し屋の青年が、最近は動き過ぎたという理由で、彼の育ての親で殺し屋組織の長でもあるボスから、1年間大阪に移住し、誰も殺さず一般人として普通に暮らすことを命じられます。
青年は「佐藤明(アキラ)」という偽名で、同じくボスに育てられ、仕事のパートナーでもある女性を妹「佐藤洋子」(偽名)という設定にして、2人を大阪は太平市へと向かわせます。
アキラ達は組織と古くから付き合いのある小規模暴力団・真黒(まぐろ)組の庇護の下、一般人として新たな生活を始めようとしますが…。
「漫画の枠を超えて人生について学ぶ」をテーマにした漫画レビューサイト『漫画GIFT』に、「ザ・ファブル」の最初から最終話までのあらすじ(ネタバレ)が掲載されています。作品の全体評もあり、参考になります。
「ciatr」サイトのアニメ・漫画のコーナーで、「ザ・ファブル」の第1部・第2部のあらすじを全巻ネタバレありで解説しています。登場人物の紹介もあるので、初めて読む人でも物語にすんなりと入りこめるようです。
「ザ・ファブル」には、どんなキャラが登場しているのか、主人公のファブルこと佐藤明やパートナーの佐藤洋子を始め主要な登場キャラ達を紹介しましょう。
「どんな相手でも6秒以内に殺す」という殺しの技術を持ち、合計71人を殺していますが、普段は至って温厚な性格で、義理堅い一面もある凄腕の殺し屋の青年。
幼少期から特殊な訓練を受けているため、相手を殺すための武器や道具は選ばず、舌で毒を判断するサバイバル訓練も受けています。おかげで舌が鋭敏になり過ぎ、猫舌になっているようです。
アキラの仕事の相棒で、茶髪ロングヘアの泣きぼくろの美人。天才的な瞬間記憶能力の持ち主で、一般人より戦闘能力も高いのですが、人を殺したことがなく、クルマの運転や情報でアキラをサポートしています。
大の酒豪で、ナンパしてきた男に酔った素振りをみせて相手を酔い潰すのを楽しむことがあり、そんなことを同じバーで繰り返したことから、バーのマスターから「ドラッグ・クイーン」という異名を付けられています。
殺し屋組織のトップで、一般人を装うため埼玉県で整体院を営んでいます。もっぱら殺しの仕事を指示する立場ですが、若い頃は自身も殺し屋として活躍していたようです。
ボスは、「ファブルの正体が露見する」という理由でアキラを殺し屋稼業から遠ざけていますが、実際には彼の殺し屋スキルを落とすという目的があったようです。ボスは、殺し屋稼業から手を引くことを考えていて、このままではアキラが一般社会で暮らせないだろうと考え休業させたようです。
デザイン企画有限会社オクトパスの社員で、アキラの住む一軒家の近くのアパートで独り暮らしをしています。父が残した多額の借金を返済するためオクトパス以外にも様様なバイトを掛け持ちしています。
チンピラに襲われ鼻血を出していたアキラにハンカチを差し出したことが彼との出会いで、彼が働き口を探していたことからオクトパスを紹介し、同僚となります。
後に彼女は、デリヘル開業計画に巻き込まれてしまいますがアキラに救出され、彼を異性として意識するようになっていきます。
小規模暴力団・真黒組の4代目組長。殺し屋組織のボスに依頼され、アキラと洋子を自身の遠い親戚として受け入れます。物語途中で、毒を盛られたことで死亡してしまいます。
真黒組の若頭でアキラと洋子の素性を知っています。彼はヤクザなりに街を守っているという思いがあり、それゆえに殺し屋であるアキラを最初は嫌悪していましたが、アキラが無駄な殺生を嫌うことを知り考えを改めます。
そして、彼は大柄な体格でコワモテな容姿とは違って優しい性格をしており、アキラと洋子が一般人として暮らせるよう尽力します。浜田組長亡きあと、5代目組長に就任します。
人気漫画「ザ・ファブル」には、どんな感想があるのか?ファンは、どこが素晴らしいと思っているのかなど、「ザ・ファブル」に関する感想がどういったものか調べてみました。
「ザ・ファブル」の第1巻の感想に「本当はものすごく強いキャラが実力を隠して一般人を装う、という設定がそもそも大好物」という声があります。
また、「今まで殺しを生業として生きてきた主人公はゴルゴ13しか読まなかったが、これは世界観が全く違い、生々しく斬新で、また次を読みたい衝動にかられました」と、「ザ・ファブル」の斬新さに興味を持った人もいるようです。
伝説の殺し屋が主人公ですが、「男臭いヤクザ漫画的な感じかと思いきや、逆にどこか心がほっこりする。笑える」とか「とぼけた感が、妹役も輪をかけていてシビアな設定なのにコミカル」などの感想もあります。
「ザ・ファブル」のラスト22巻の感想には、「全巻通してギャグ的要素が多いながらも、綿密に練られた話の内容、伏線、回収。素晴らしいの一言」とストーリーの面白さを褒める声があります。
「1巻から最後まで、右肩上がりで面白くなるから、一気に読み切れた。<中略>登場人物が良くも悪くも全員魅力的なので、ホントに面白かった」など、ストーリーだけでなく登場キャラが魅力的という感想も見受けられます。
「ザ・ファブル」ラスト22巻には「最終巻がどうだとかネタバレになるから、あんまり言えないけど、本当に読んでよかった。面白かった」や「衝撃展開盛り沢山で、満足な最終回でした!」などの感想が寄せられています。
「ザ・ファブル」はヒット漫画だけに、実写映画化され2本作られています。主役のファブルを誰が演じているのか?共演者に誰が出ているのかなど、実写映画のことを調べてみました。
2019年6月21日に、実写映画・第1作「ザ・ファブル」が公開されました。第1作は、原作漫画の第1巻から第7巻の69話が原作となっています。
主演の佐藤アキラことファブルを演じたのは岡田准一さん。相棒の佐藤ヨウコ役は木村文乃さん、ボス役は佐藤浩市さんです。他に、山本美月さん、柳楽優弥さん、福士蒼太さんなどが出演しています。
実写映画シリーズの第2作「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」は、2021年6月18日に公開されました。原作漫画の第7巻70話から第13話において描かれた「宇津帆編」が原作となっています。
バイオレンスとユーモアが混在する面白さでハマる漫画ファンが多い「ザ・ファブル」。今後の展開が気になるって人も多いようです。
漫画好きなら、殺し屋ものが苦手って人でも一度は読んでみるのも良いかもしれませんし、意外とハマってしまうかもしれませんよ。
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人気漫画「ザ・ファブル」の作者は誰か?どんな漫画雑誌にされているのか?またどんな漫画賞を受賞し、発行部数はどれほどなのかなど、「ザ・ファブル」に関してベーシックなことを調べてみました。