2024/02/16
r.y6
『バガボンド』は、井上雄彦により、1998年 から連載が始まった漫画です。2015年以後休載されています。
現在、37巻まで発売されており、発行部数は国内6,000万部以上、国外2,200万部以上の計8,200万部以上を記録しています。
井上雄彦と言えば、バスケットボール漫画の不朽の名作、『SLAM DUNK』の作者です。その『SLAM DUNK』の連載終了後に連載が始まったのが『バガボンド』となります。
1935年の8月23日から、4年後の1939年7月11日まで、朝日新聞に連載された、吉川英治の小説『宮本武蔵』を原作としています。
この作品では、二天一流の開祖でもある剣豪・宮本武蔵の成長を描き、剣禅一如を目指す求道者・宮本武蔵が描かれています。
「バガボンド(vagabond)」とは“放浪者”、“漂泊者”という意味です。
『バガボンド』は、人気もさることながら、さまざまな賞を受賞しています。
続いては、『バガボンド』のあらすじについてご紹介していきます。
『バガボンド』は現在、第一章 宮本武蔵編、第二章 佐々木小次郎編、第三章 地上最強編と3部編成となっています。
宮本村出身の武蔵が強さを求め、天下無双を志して各地の強豪と命のやりとりをする物語です。
幼なじみの又八とともに出世を夢見て関ヶ原の戦いに参加して敗れた後、天下無双を志して故郷の宮本村を出た武蔵。京都の吉岡や槍の宝蔵院、新陰流の柳生石舟斎らと命のやりとりをする中で、強さとは何かを自ら問いかけます。
『マンガペディア』というサイトに、第一章 宮本武蔵編、第二章 佐々木小次郎編、第三章 地上最強編と、それぞれのシーンに分けたあらすじが掲載されています。
『BiBi』というサイトにも、章毎のあらすじが掲載されています。
続いては、作品に対して、どんな感想や評価があがっているのかを詳しく見ていきましょう。
宮本武蔵の名前は知っていても細かい話はぜんぜん知らなかったため、逆に新鮮で面白いという声があがっています。
確かに、宮本武蔵という人の名前も、巌流島の戦いも有名ですが、宮本武蔵がどんな人だったのか、どんな生き方をしたのか、細かい事は知らない人も多いいのではないでしょうか。
震えが来るほど面白いという感想をコメントしている人がいます。その方は、本当に完結するのだろうかと気になっている事もコメントしています。
個人的に非の打ち所がない、剣士を描いた漫画の中では間違いなくナンバーワンという感想をコメントしている人がいます。
画力が凄まじいという声が、多数上がっています。
井上雄彦は、画力が高い漫画家として度々、名前が挙げられています。
宮本武蔵を描いた漫画は多数ありますが、剣士を描いた漫画の中では間違いなくナンバーワンとの声があがっています。
続いては、『バガボンド』の主要キャラクターについて、ご紹介していきます。
新免無二斎の息子で、作州「宮本村」浪人です。
大柄な体躯に人並み外れた腕力と殺気の持ち主で、破天荒な行動から周囲との齟齬が絶えず、孤独になりがちだった。
17歳の時、関ヶ原の合戦に西軍方として出陣するも敗戦し、合戦場から宮本村に戻る際に関所を破り追っ手の兵や村人を多数手にかけた。
その後沢庵に捕縛されるも命を救われ、ここから名を宮本武蔵と改め、剣の道において天下無双を目指し始めます。
鐘巻自斎の弟子・佐々木佐康の息子です。
生来のろう者で、大柄かつ童顔で切れ長の眼を持ち、相手の所作や太刀を見極め、地面の些細な振動からも位置を正確に探知するなど視覚や触覚が非常に発達している。
剣腕こそ鬼のように強かったが、天衣無縫な性格で出世には興味も縁も無かった小次郎は本阿弥邸に世話になっていたが、刀を研ぎに来た岩間角兵衛のお供で小倉細川家剣術指南役・小川家直とふとした理由で闘いこれに圧勝する。
このことで小川家直に小倉細川家の剣術指南役として推挙された小次郎はこれを了承し、京から豊前に渡る。
武蔵の幼馴染で、武蔵や小次郎の影となり、物語に大きく関わっている。
戦で名を挙げようと武蔵を誘い、村を出る切っ掛けを作ったのも又八である。口八丁で要領の良い部分もあるが、おおむね場当たりなため定着性がない。
狡猾な面があり自らを強く、大きく見せようとすると同時に、英雄や豪傑への憧れも強い。
酒と女を覚え、詐欺を働いてきた都の日々を振り返る中で、自身が欺瞞や虚栄で塗り固められた人間であると強く恥じており、誰よりも自分の弱さを自覚している。
姫路城城主の池田輝政、柳生石舟斎など様々な有力な人物と人脈を持つ僧で、国から国へとを放浪している。
僧籍に身を置いているので自ら武器を持つことはないが兵法にも長けており、胆力で辻風黄平を圧倒するほど。
武蔵のことを気にかけ、しばしば彼に道を説いている。また若いころ、幼少の小次郎に会い、剣の恐ろしさを小次郎の腕を剣で傷付けることで伝えている。
坊主ながら酒を好み、口も悪い。
武蔵と又八の幼馴染で、天真爛漫を絵に描いたような性格で無邪気。
武蔵が天下無双を志して再び宮本村を出る決意をした際には同行しようとしたが、修行の邪魔になると拒否された。
沢庵の勧めで柳生家に世話になるようになり、石舟斎の世話係として、彼の心の支えとなり、柳生の人々からも慕われるようになる。その後、柳生の元を離れ、城太郎と共に再び武蔵を追うようになったが、現在では武蔵を見つけても声すらかけず、武蔵を見守っている。
続いては、バガボンドの連載が休止している事について、詳しく見ていきましょう。
2014年7月23日に発売された37巻が、今のところ最新刊となります。
2014年に休載し、一度再開しますが、2015年2月の掲載を最後に、現在まで休載中です。
バガボンドの休載理由に関しては、作者の体調不良であるとされています。
『2012年末から2013年始にかけて体調が悪く、今も低調なため今ひとつ年が明けた感じが希薄です。』と作者本人が明かしています。
また、インタビューでは「スランプの為続きを描けない」とも明かしており、体調不良よりもこちらの方が、休載理由として大きいようです。
実際、『バガボンド』と並行して連載していた『リアル』は2014年11月に休載後、2019年25号より約4年半ぶりに連載が再開されています。
作者曰く、『スラムダンク』で、絶対王者である山王戦を描いていたレベルのゾーン状態に入れたら連載再開をしたいと語っています。
それがいつになるかは、今のところ分かりませんね。
物語は、巌流島の戦いの直前まで進んでいます。しかし、その状態で、現在、8年もの間、連載が止まっており、完結を望む声が多く上がっています。
人気漫画『スラムダンク』を生み出した井上雄彦が宮本武蔵を描いた作品『バガボンド』。
有名な剣豪・宮本武蔵ですが、実はその生涯について詳しく知らない人も多く、ストーリーはもちろん、その画力も伴って、大人気漫画となり、海外でも発売されています。
しかし、2015年から休載されており、現在も連載は再開していません。作品の多くの読者は、連載再開を願っている状態のようです。
再開が待ち遠しいですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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人気漫画『バガボンド』を読んだことはあるでしょうか。
気になっている方も多いと思います。そこで、あらすじや感想、登場キャラなどについて、詳しくご紹介していきたいと思います。
最後までお付き合いくださいね。