2024/02/16
r.y6
魔法陣グルグルは、衛藤ヒロユキによるギャグファンタジー漫画です。
衛藤ヒロユキは、武蔵野美術大学に進学すると漫画研究会に所属し、本格的に漫画を書き始めています。
1984年に創刊された漫画雑誌『季刊コミックアゲイン』内の新人漫画家発掘企画「アゲイン漫画スクール」のニューウエイブコースに投稿をした、応募2作目の作品「時計屋の娘 SEKUNDEN ZEIGER GENT TICK TICK TICK」(ニノチカ・ひろゆき名義)が入賞し、翌1985年の2月冬季号(創刊3号)に掲載されてデビューしています。
しかし、その後、一旦漫画家を諦め、ブティック店員や輸入レコード店員などを経て、1988年頃から雑誌でゲームライター、イラストレーターとして活動を始めます。
そして、1990年、『ゲームブックドラゴンクエストIV』のライターをしていた時に、『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』に引き抜かれる形で参加すると、独特の絵柄とギャグセンスで人気を博し、この頃から様々な雑誌でゲーム漫画を発表するようになります。
そして、『魔法陣グルグル』の連載を開始し、人気漫画家の一人となります。
魔法陣グルグルは、『月刊少年ガンガン』(エニックス(後のスクウェア・エニックス))にて、1992年8月号から2003年9月号にかけて連載されました。
2012年11月より本作の続編となる『魔法陣グルグル2』が『ガンガンONLINE』にて連載されています。
2017年2月時点でシリーズ累計発行部数は1400万部を突破しています。
2012年頃に作者の死亡説が出ました。インターネット上の掲示板に、編集部から発表されたコメントとして作者が死亡したという内容が書き込まれたのです。
しかし、これは全くのガセで、悪ふざけなネタとして書き込まれたものでした。
衛藤ヒロユキは健在です。過去には、交通事故に遭ったという噂もありました。
これまでテレビアニメが3作、アニメ映画が1作それぞれ公開されています。
ORESAMAというユニットの楽曲『Trip Trip Trip』が、アニメのOP曲に使われてました。ちなみに、2クール目も担当し、『流星ダンスフロア』がOP曲に使用されました。
続いては、魔法陣グルグルのあらすじについて、見ていこうと思います。
ジェムジャム大陸にある小さな村、ジミナ村。ある日、この村に「勇者募集!!魔王を倒した者に金5万R(リン)を与え、コーダイ国の王子とする」と書かれた立て札が立ちます。
勇者マニアのバドがこれを見つけ、勇者になるように育ててきた息子ニケを今こそと無理やり旅立たせます。
このジミナ村では旅立つときに魔法オババのもとに寄らなければいけないという決まりがあり、ニケはオババの家に寄ります。
そこでミグミグ族という種族だけが使える「グルグル」という魔法を使う魔法使い、ククリと出会い、一緒に旅立つように命じられます。
そして国王に勇者として認められたニケは、世界征服をねらう魔王ギリ打倒の旅にククリと共に出ます。
魔王ギリを倒し、世界に平和を取り戻したニケとククリでしたが、天界での平和な暮らしに飽きてしまい、ジミナ村に帰ってきて、学生をやっていた二人。
しかし、その平和が保たれたのもたった二週間で、新たな魔物が出没したとの立て札が立ち、ニケは再びコーダイ城へ招集されます。
ククリはギリを倒してから「グルグル」が使えなくなりましたが、勉強するのとニケに置いていかれるのが嫌なあまり新生グルグル「乳者様」を召喚し、魔法使いとして戻ったククリは、新たな魔物を倒すべくニケと再び旅に出た。
2017年に、テレビ東京系でリメイク版となるテレビアニメが放送され、公式サイトには各話のあらすじが掲載されています。
続いては、魔法陣グルグルの感想・評価などについてご紹介していきます。
漫画1巻の感想には、王道な物語だけどギャグが多く笑いながら楽しめるという感想があがっています。
ギャグをベースとした、世界征服を目論む魔王ギリを倒すまでの物語を描いたこの作品は、そのギャグセンスの秀逸さが高い評価を得ています。
何度も読み返したくなるという声も多数上がっています。
ギャグ漫画を挙げるとしたら、絶対に抜かすことのできない漫画だいう声が圧倒的です。
ゆる〜い動機で冒険に出て、ノリとツッコミで魔王を目指す、どうしようもなく笑えるギャグマンガで、じわじわとこみ上げてくる、笑いが堪らないといった声もあがっています。
絵柄も可愛らしいが、クセの強いキャラクターが魅力的とする感想もたくさんあがっています。
絵柄は初期と後期で結構変化しているけれど、テンポやギャグの面白さは一貫しているともコメントされています。
続いては、魔法陣グルグルの登場キャラについてご紹介していきます。
主人公です。
13歳の少年で父親に勇者として仕立て上げられ無理やり旅立たされる。専用装備が使えるなど勇者の適性はあるが、真の職業適性は盗賊です。
剣の扱いはあまり得意ではなく、光魔法の最高峰「キラキラ」を使い自分の剣を始めとした火、地、水、風の剣を使います。
本作のヒロインで、もう一人の主人公です。
茶髪に長いみつあみが特徴で、13歳の少女ですが、ミグミグ族の末裔で、この世にただ1人残った「グルグル使い」です。
性格は天真爛漫で、ニケの事が大好きで独占欲が強くニケが他の女の子にデレデレするとすぐ嫉妬する一面があり、悪魔化した事もありました。
ニケとククリに同行する、風の精霊兼道案内役です。
頭部にある2本の触手で魔力を感知し、アイテムや魔物の探知、人が持つ魔力の調査などが可能です。魔物や町村など世界の地理についての知識も豊富で、それら情報を勇者達に解説しています。
白髭で禿げている52歳。
元・キタの町の町長で、町の宿屋の経営者兼キタキタ踊りの最後の伝承者になる。現在はキタキタ踊りの後継者を探すため、世界を旅しています。
登場人物中最強のキャラクターとされ、いかなる目に遭っても気絶すらしない。
シュギ村に総本山を構えるプラトー教の巫女・ルナー(戦う神官)を務める少女で11歳。性格はクールで現実的な面と、マイペースで周囲を戸惑わせる面を併せ持ちます。
キタの町出身の少年で、11歳。
僧侶志望だったが、魔力の素養が無かったらしく魔技師に転向、ネコジタ谷の冒険から勇者のパーティの一員となります。
地味で、謙虚さと穏やかな性格を兼ね備えているが自分の好きなアイテムのことになると人が変わります。
続いては、魔法陣グルグルを見ることが出来るサービスをご紹介していきます。
U-NEXTで配信中です。関連漫画も読むことができます。
huluでも、全話配信中ですので、加入していれば視聴可能です。
有料ではありますが、ニコニコ動画でも配信されています。
AmazonのPrime Videoでも視聴可能です。こちらでは、94年版と2017年版が配信されています。
1992年に連載が開始され、現在も連載が続いている『魔法陣グルグル』についてご紹介してきました。
ギャグをベースとした、ニケとククリの魔王を倒すためのPRG風冒険漫画で、そのギャグセンスが秀逸だと大きな支持を得ている作品です。
これまでテレビアニメが3作、アニメ映画が1作それぞれ公開されており、2017年にはテレビ東京系でリメイク版となるテレビアニメが放送されるなど根強い人気が続く作品です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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90年代から連載が行われてきた漫画、「魔法陣グルグル」をみなさんはご存じでしょうか。人気を博したこの漫画のあらすじや感想・評価、登場キャラのご紹介していきたいと思います。
最後までお付き合いくださいね。