2024/02/16
r.y6
まずは、血界戦線の概要について迫ってみたいと思います。血界戦線とは一体どういったものなのでしょうか。
血界戦線は、ジャンプスクエアの2008年6月号に、読み切り漫画がセンターカラーで掲載されました。その後の2009年2月号からは、『血界戦線 -魔封街結社-』と改題された短期集中連載が開始され、4月号で終了しています。それから同年10月に『ジャンプSQ.M』vol.002にて再度読み切りが掲載されました。
その後には『ジャンプSQ.19』2010年創刊号から2015年Vol.18まで連載がされています。『ジャンプSQ.19』が休刊となってからは、『ジャンプSQ.CROWN』に移動して『血界戦線 Back 2 Back』(けっかいせんせん バック・トゥ・バック)のタイトルで2015年SUMMER号から連載されたのです。
また『ジャンプSQ.CROWN』が休刊後には、後継誌となる後継誌『ジャンプSQ.RISE』に移籍し2022年SPRING号まで連載されています。
血界戦線Back 2 Back(2015年にジャンプSQ.CROWNに掲載しを移した際に改名された)のレーベルは、ジャンプコミックスになっています。
血界戦線はどの程度発行されているのか、気になる方もいるかもしれません。2021年7月の時点で、血界戦線のシリーズ累計発行部数は600万部を記録しています。血界戦線が人気のある作品であることがうかがえるでしょう。
血界戦線は、一体どういった物語なのでしょうか。続いては、血界戦線のあらすじについてご紹介します。早速、物語について迫ってみましょう。
過去にニューヨークと呼ばれた街には、ヘルサレムズ・ロットという異界と現世が交差する街が形成されていました。新聞記者のレオナルド・ウォッチは、銀行強盗の騒ぎに巻き込まれている間に秘密結社・ライブラの一員であるザップ・レンフロと出会います。
レオナルド・ウォッチは、ライブラのアジトに潜入することに成功しました。彼は謎の存在により、妹の視力と引き換えに”神々の義眼”を与えられたことを悔やんでいたのです。ライブらは裏の世界に通じているとされ、義眼の謎を解くカギとなる可能性があります。
潜入したことがあっさりと発覚してしまいますが、堕落王フェムトの召喚によっての半神の襲撃が起こりました。この襲撃を義眼の力で回避したことでライブラのリーダー・クラウス・フォン・ラインヘルツに相互協力を求められます。そして事件が解決した後には、正式なメンバーとして道められるのです。
血界戦線について、アニメの1話ごとのあらすじが原作に即して解説されているページが、インターネットにあります。1期だけでなく、2期についてもあらすじが解説されている点が特徴です。
続いては、血界戦線に登場するキャラクターと担当している声優についてご紹介します。血界戦線にはどういったキャラクターが登場し、どんな声優が出演しているのでしょうか。
チェイン・皇はライブラのメンバーであり、その協力組織である『人狼局特殊諜報課(ルー・ガルーズフロムノーウェア)』の構成員でもあります。外見面のモデルは、『SP 警視庁警備部警護課第四係』で笹本絵里を演じた際の真木よう子です。
チェイン・皇の声は、小林ゆう(アニメ版)と吉田聖子(デジタルコミック版)が演じています。
ザップ・レンフロは、刃や糸状に硬くなった炎属性の血液が武器となっている、『斗流血法・カグツチ』の使い手です。褐色の肌をしていて銀髪である点が特徴です。ザップ・レンフロの声は中井和哉(デジタルコミックは細谷佳正)が演じています。
クラウス・V・ラインヘルツは、小山力也(デジタルコミックは新垣樽助)が演じました。クラウス・V・ラインヘルツはライブラのリーダーです。そして『ブレングリード流血闘術』の使い手でもあります。『ブレングリード流血闘術』は、十字架を象ったナックルガードを用いる点が特徴です。
『滅嶽の血』を武器として転化し、破壊や封印をする術です。
レオナルド・ウォッチは本編の語り部であり、”レオ”という愛称があります。全てを見通すことができるという、『神々の義眼』を持っている点が特徴です。阪口大助が演じており、デジタルコミック版は逢坂良太が演じています。
スティーブン・A・スターフェイズは、全てを凍らせるという高速の蹴り技『エスメラルダ式血凍道』を使うことができます。目元に傷がありスーツを着用している色男でもあります。劇場版映画『クライマーズ・ハイ』出演時の堺雅人が外見上のモデルです。
スティーブン・A・スターフェイズを演じているのは、宮本充(デジタルコミックは浜田賢二)です。
血界戦線の結末はどうなったのか、気になる方もいるかもしれません。続いては、血界戦線の結末についてご紹介します。
任務を遂行するためにレオとザップは敵のアジトに侵入する途中で、喧嘩を始めてしまいました。その際にレオは、ザップから前蹴りを食らいます。レオは後ろに飛ばされ、そのまま敵の方へと体ごと突っ込んでしまいました。レオの頭突きを食らった敵は失神し、レオ自身も頭突きの衝撃により気を失います。
それからレオは、ルシアナ(ブラッドベリ総合病院の女医)のいる病院に運ばれました。レオは病院で目覚めますが、近くにルシアナがいることに気付くと自身の持つ神々の義眼について尋ねます。その際に病院の院長であるマグラ・ド・グラナも登場し、レオに対して義眼に関して問いただしました。
レオはマグラ・ド・グラナに、神々の義眼を手に入れた代償として妹の目が奪われたことや、妹の目を取り返すためにヘルサレムズ・ロットに来たことを話したのでした。
院長のマグラ・ド・グラナによれば、神々の義眼保有者の摘出についての文献の記述が全くありません。また治療により、義眼を摘出することは不可能だとの見解を示したのです。さらに神々の義眼の摘出については、神性存在との契約を一方的に破る行為となり、それなりに代償を払う必要があることも話しました。
義眼を摘出するには相当の覚悟などが要ると知ったレオは、不憫な身である妹を思い激しく後悔します。そしてレオは久しぶりに妹に連絡をしますが、妹の結婚や婚約者の紹介を兼ねヘルサレムズ・ロットに向かうことを知ります。妹・ミシェーラと婚約者がヘルサレムズ・ロットを訪れ、2人と会い談笑するレオ。
そんな時にレオはDr.ガミモヅを目撃しました。Dr.ガミモヅ(レオや兄妹に神々の義眼を与えた異界存在)は、義眼の研究のために片方だけでも譲って欲しいとレオに要求しました。また研究の結果次第で代替の目を作れることや、妹を救えるとも言うのです。
ミシェーラもDr.ガミモヅの存在に気付いていて、頼りとしてレオの元を訪れていたと判明しました。そしてその後、神々の義眼の力が”血界の眷属”の名前を読み取れるとDr.ガモミツに知られてしまいます。Dr.ガモミツはミシェーラを人質として、レオの体内に憑りつかせることを迫ったのです。
クラウスは血界の眷属の封印に成功し、レオに何かが起こったと気付き電話をかけます。電話にも出ることができない状況にあったレオでしたが、隙を見て脱出しようとします。レオのその後を心配するクラウスは、レオが最後に送信したメールから非常事態を察知し、メンバーらに非常事態発生を連絡しました。
Dr.ガモミヅは、レオの体ごと乗っ取ろうと緊急手術をする準備を開始しました。その際に、隙を見て攻撃をしたレオにより義眼を破壊されます。Dr.ガモミヅはデータだけでも抜こうとしますが、助けに来たライブラのメンバーらにより致命傷を負います。そして、Dr.ガモミヅは義眼と一緒に破壊されたのでした。
血界戦線の続編が気になる方もいるかもしれません。最後に、血界戦線の続編はあるのかについてご紹介します。
血界戦線は、新たな連載スタートがが待ち構えています。『血界戦線 Beat 3 Peat』の連載が予定されています。連載は2022年AUTUMN号となっていて、掲載先はジャンプSQ.RISEです。
血界戦線のアニメの続きが待ち遠しいという方もいるかもしれません。血界戦線はアニメ3期が制作される可能性は高いとみられます。それは、作品の収益が高いからです。
血界戦線のアニメは、無印10巻分とBack 2Backの1巻と2巻の1話を使用しています。そのため、十分なストックがあるものと考えられます。またBack 2Backは2022年8月現在で10巻まで刊行されているでしょう。
血界戦線は、『技名を叫んでから殴る漫画』というコンセプトのある漫画です。レオナルド・ウォッチが秘密結社であるライブラの一員となることから物語が始まります。ジャンプ系の誌面で連載をされていましたが、現在は終了しています。
しかし、続編となる『血界戦線 Beat 3 Peat』が今秋から連載スタートとなるでしょう。これからどうなっていくのか、今後の展開からも目が離せません。
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血界戦線は、内藤泰弘による漫画です。「技名を叫んでから殴る漫画」というコンセプトがある点が特徴でもあります。このコンセプトは、作者である内藤泰弘が考案したものです。