小森和美の女子高生死体遺棄事件とは？生い立ちや犯行動機は？現在は？

2021年夏に起きた、女子高生死体遺棄事件を覚えていらっしゃるでしょうか。女子高生が小森和美夫妻に殺害された事件ですが、今回は、この事件について詳しく振り返っていこうと思います。

それではまず、事件の概要から、見ていきましょう。

2021年8月28日に、東京都墨田区に住む高校3年生の女子高生が行方不明になりました。彼女は母親に「知り合いに会う」と言って外出し、それ以降、連絡が取れない状況となりました。

行方不明となっていた女子高生は、当時、18歳だった鷲野花夏さんであり、山梨県早川町の小屋に遺棄されていました。

発見された遺体には首を絞められた跡があり、背中には4か所の刺し傷がありました。背中に追った刺し傷は、深さ18センチにも及び、臓器に達していたそうです。

鷲野花夏さんは、都内で祖父母、両親と暮らす高校生で、ひとりっ子で、大事に育てられていたそうです。彼女を知る人は、優しくて礼儀正しくて、しっかりした子だったと語ります。

鷲野花夏さんの遺体を遺棄したとして、群馬県渋川市に住む小森和美と小森章平夫妻が逮捕されました。

15時半頃、家を出て以降行方が分からなくなっていた鷲野花夏さん。家族は、18時半頃には警察に連絡し、20時半頃には行方不明届を提出しています。

警視庁は、防犯カメラの映像などから、鷲野花夏さんは自宅近くで小森夫妻の車に乗っていることを突き止めて追跡し、30日19時20分頃に、長野県内で小森章平と小森和美の乗る車を発見し、事情を聴いたところ、犯行を認めたため、身柄を拘束しました。

その後、小森和美と小森章平が供述し、8月31日午前2時頃に山梨県早川町内の山間部にある集落にある物置小屋で遺体となって発見されました。

東京に住んでいた鷲野花夏さんと三重県に住んでいた小森章平は、2年前にSNSで知り合っていました。

2021年になり小森章平と小森和美が結婚してからも、やり取りを続けていました。しかし、鷲野花夏さんは途中から、小森章平をブロックしており、それに対して小森章平が固執していたという書き込みがあります。

小森和美と小森章平は、「3人で話し合おう」などと言って鷲野花夏さんを呼び出しています。

鷲野花夏さんと小森章平が、お互いの連絡先を削除して、一旦は和解したそうです。そして、鷲野花夏さんを帰そうという話になったそうですが、小森和美が「(殺害を)やるよ」と言いだしたため、夫婦で殺害を決行したそうです。

小森和美は、気持ちの整理が出来なくなって殺害に及んだと供述しています。

ロープで首を絞めた跡もあったとのことで、ロープや刃物を事前に用意していたという事は、殺害を計画して、話し合おうと鷲野花夏さんを呼び出したと考えられます。

続いては、短絡的ともいえる行動をとった小森和美の生い立ちはどういったものっだったのでしょうか。またどんな性格をしていたのでしょうか。

週刊文春によると、小森和美は群馬県渋川市の出身であるとされています。2階建ての1軒家で両親と弟の4人で暮らしていました。

小森和美の一家は変わっていると近隣の住民には認識されていたようです。

近所付き合いを一切しておらず、家のカーテンはずっと閉められたままだったそうです。顔を合わせても挨拶もせず不愛想で、町会費も払っていなかったとのことです。

また、年中、怒鳴り声が家から響き渡っていたそうで、家族仲が悪いのかと思われていたとの事です。

中学校は、渋川市立渋川中学校か渋川市立渋川北中学校との噂があるようです。

変わり者というイメージが強く、いじられキャラで、いつもおちゃらけている女芸人のようであったと高校の同級生が語っています。

中学校の卒業文集に書いたポエムが『めざまし8』で紹介されていましたが、このころからアニメや漫画が好きだったそうです。

変わっているという印象はあるが、こんな事件を起こすような人だとは思っていなかったと彼女を知る人は、驚きを語っています。

自宅近くのコンビニでアルバイトをしていた小森和美は、“ゆでたまご”というニックネームで働いていたそうです。

ネームプレートにも“ゆでたまご”と書かれていたそうで、その名前の理由は分かっていませんが、不可解ですよね。ちなみに、“ゆでさん”と呼ばれていたようです。また、接客態度は悪かったとのことです。

近所の住民が、

• 外出する姿はあまり見かけなかった。
• ピンク色のパジャマのような服を着ていることが多かった。
• 爪も長く、髪もぼさぼさで地味だった。
• 前髪が目にかかっていたから表情もわからなかった。
• すれ違っても挨拶したことがない。

と、普段の小森和美について明かしています。

続いては、小森和美の犯行動機について見ていこうと思います。

小森和美が、事件の2か月ほど前から、小森章平と鷲野花夏さんの関係を疑い嫉妬していたことが犯行の動機だとされています。

小森和美のTwitterには、浮気を疑うつぶやきが多数投稿されています。

小森和美は、小森章平と2021年5月に結婚したばかりでした。小森和美と小森章平もSNSで、つながりを持つようになり結婚しています。

そして、6月か7月頃に小森章平が鷲野花夏さんとSNSで親密にやり取りをしていることに気付いたようです。

小森和美は、鷲野花夏さんに、小森章平とのSNS上でのやり取りを辞めて欲しいと連絡したこともあったと言います。また、事件前には上京し、鷲野花夏さんの周辺について調べていたという話もあります。

警察の調べに対して、小森章平は『小森和美が嫉妬をし、二人の関係を邪推していた』と話したそうです。小森章平は鷲野花夏さんの交際関係を否定しています。

供述では、小森章平は鷲野花夏さんとの関係を否定しており、小森和美から殺害の話を持ちかけられたとも話しています。

鷲野花夏さんとは、1度しか会ったことが無かったとも証言しているそうです。

小森和美が殺害を言い出したのかもしれませんが、止めるどころか共犯者となった小森章平の言動も理解しがたいものがあります。

小森章平は、自身は巻き込まれたとでも言いたいような証言をしているようです。

続いては、逮捕後の小森和美の情報について見ていこうと思います。

事件後に小森和美の映像や写真が報道で流れました。ネット上では『小森和美がブスすぎ』『ブスの嫉妬』と書かれました。女子高生を殺害した犯人ですが、ひどい言葉が投げつけられていました。

また、『小森和美と鷲野花夏さんがそっくり』という書き込みも見られました。

小森章平は、昔から少しふくよかな女性が好みだったと同級生が明かしており、2人とも小森章平のタイプの女性だったのでしょう。

ネット上では、小森和美のものとされるツイッターアカウントが特定されています。

また、小森和美のインスタも気になるところですが、小森和美自身がやっていると思われるアカウントは見つかっていません。

2021年10月11日に、小森和美と小森章平が殺人と銃刀法違反の罪によって東京地検に起訴されました。

続いては、小森和美の結婚歴について見ていこうと思います。実は、小森章平と結婚する前にも結婚歴があったのです。

小森和美の元夫は長谷部という苗字であるとの話があります。

近所の住人の証言では、群馬県渋川市内の事件当時住んでいた家に引っ越してきた際に「長谷部です。」と挨拶に来ていたとの事です。

元夫も、コンビニで働いていたと言われています。

小森和美が小森章平と結婚することになった理由は、小森和美が元夫からDVを受けていて、SNSで元から知り合いだった小森章平の四日市市にあった家に逃げ込んだことが大きなきっかけだったようです。

そして、離婚して間もなく、小森章平と結婚しています。

小森章平は家族に「知り合いにDVに遭っている人がいるから、迎えに行く」と言って、実家に小森和美を連れてきたそうで、そのまま結婚し、2021年7月22日に「探さないでください。探したら容赦はしません」という置き手紙を残し、夜逃げ同然で実家を出て、群馬県渋川市に移り住んだようです。

続いては、小森和美の子供について詳しく見ていこうと思います。

小森和美には、前夫との間に3人の子供がいます。

近隣の住人の証言では、小森和美の両親が学校に送って行っている姿を見たとのことですので、既に“学校に通う年齢”になっていると考えられ、小森和美の両親のもとで育てられているようです。

小森和美は子供を実家に預け、育児放棄をしていたと言われています。元夫から逃げるために、小森章平へのもとへ行った際にも、子供は両親に預けたまま、自分だけ三重に行っていたようです。

事件当時住んでいた家には、元夫と2020年夏ころ引っ越してきたようですが、近隣住人は、子供が外で遊ぶ姿は見たことがないと話しており、その頃にはもう小森和美の両親の養子に入れていた可能性も考えられます。

小森章平と再婚して、もともとの家で暮らし始めた際にも、子供たちの姿は無かったそうです。

小森和美は『アルクマーシャ』というアカウントで、ツイッターをやっていましたが、2021年8月6日に妊娠したとのツイートをしており、2022年3月が予定日だとしていました。

鷲野花夏さんを殺害したとされる日以降は更新が止まりアカウントは放置されています。

このアカウントが小森和美のものであるのであれば、もう4人目の子供が生まれているかもしれませんね。

続いては、この事件が起こった原因の小森章平がどんな人物だったのか詳しく見ていこうと思います。

小森章平は暗めの性格だったとされていて、おかしな行動も多かったと証言されています。具体的に語られているものとしては、

• 何の薬か分からない錠剤を大量に持ち歩いており、学校で飲んでいた。
• 「俺は爆弾を簡単に作ることができるから、その気になれば簡単に人を殺せる」 「殺すときは残虐なやり方じゃないと気がすまない」など、話していた。

などが、同級生から語られています。

この事件が起こり、小森章平の名前が挙がった際は、『とうとう事件を起こしたか』と感じた人は少なくなかったようです。

何かの拍子にスイッチが入り、突然キレだすことがあったそうです。学生時代、些細なことで休み時間に突然キレ、クラスの女子生徒に向かってカッターナイフを振り回して、大騒ぎになったこともあったそうです。

また、中2の頃に女子生徒を理由もなく、階段から突き落としたこともあったのだとか。幸い、大きなけがにはつながらなかったそうですが、サイコパスとして、気味悪がられていたようです。

親しい友人はいなかったようです。

小森和美と小森章平に殺害された鷲野花夏さんも、10歳ほど年下ですが、小森章平は昔から年下が好きだったと証言されています。

小森章平が中学生の頃に妹は小学生低学年でした。小森章平は、その妹の友達に好意を抱いておりストーカーまがいのことをしていたそうです。

スカートをめくったり、靴を奪ってどこかに隠したり、後ろをずっと付け回すなど、幼稚なことをやって、ちょっかいを出していたとの事です。

将来的に航海士か自衛隊員になりたいという理由で航海分野や海洋工学分野がある三重県水産高等学校に進学した小森章平ですが、先輩からいじめを受け、中退しています。

そのあとは、溶接工などの仕事を転々としていたといいます。

学生時代、親しい友人はいなかったとされる小森章平ですが、サバイバルゲームやネットゲーム、キャンプなど多趣味だったようです。

そして、フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどで複数のアカウントを持ち、多くの人と交流していたようです。

そのうちの一つで、小森和美と小森和美は繋がり、鷲野花夏さんとも繋がり、事件が起こってしまいました。

2021年夏に起きた、東京都墨田区の高校3年生・鷲野花夏さんが殺害された事件について、詳細をお伝えしてきました。

事件の動機や、加害者被害者の関係性などまだ明かされていないことが多数ありますが、犯人の、小森和美は共犯者の小森章平と被害者の鷲野花夏さんの関係を疑い、嫉妬して殺害にいたりました。

被害者の鷲野花夏さんは、まだ10代で、心理関係の学部がある大学への進学を目指していたそうです。

普通、趣味を通じてSNS上で、知り合いとなった人の妻に殺害されるなど想像できないですよね。鷲野花夏さんのご冥福をお祈り申し上げます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。