岩佐真悠子の結婚相手は?引退した現在は介護施設で働いている?
2023/12/22
大今里
2004年に起きた当時女子高生だった平田恵里奈さんが殺害されたとされる事件。平成の未解決事件と言われており、今もなお犯人の特定には至っていません。
そんな平田恵里奈さんの事件に今回は注目。事件の詳細などをまとめてみました。
| |
まずは平田恵里奈さんの事件がどのようなものなのかについて、簡単に見ていきましょう。
いつ、どのようにして起こったのかについて紹介をしていきます。
事件は2004年の6月に、茨城県の伊東市(当時岩井市)で起きました。
発見者は車で通りがかった男性であり、被害者である平田恵里奈さんが用水路脇にうつ伏せで倒れているのを発見し、通報。この時にはまだ平田恵里奈さんには息がありましたが、意識不明の重体で病院に搬送されました。
しかし病院に運ばれてから約7時間後に息を引き取り、帰らぬ人となってしまいました。死因は窒息死だとされていて、首を絞められたことが原因だと言われています。
発見当時平田恵里奈さんは服を着ていたものの、靴は履いておらず、しかし靴下は汚れていないという不可解な状態でした。
また、所持品であるはずの財布や携帯が見つからず、犯人によって持ち去られたのではないかと示唆されることになりました。
当時平田恵里奈さんがどのように過ごしていたのか、ある程度の予想がつけられています。
また防犯カメラや目撃情報によって、事件が起こる前の行動はあらかたわかっていますが、事件が起きてしまった直前のことはわかっていません。
平田恵里奈さんは事件があった当日、深夜0時頃にファミレスに一人で入店していることが確認されています。そしてその後友人に連絡を取り、一緒に食事。入店から1時間半後にはファミレスを出て、向かいにあるコンビニに足を運んでいます。
この時プリペイド携帯のカードを購入予定だったものの置いてなかったため、公園に移動。友人ともうひとりの友人を1時間待ったものの来なかったため、再度コンビニに足を運んでおり、午前4時ごろにこの友人と別れています。
その後4時半前後に二回、一人でコンビニに戻り、おにぎりと缶コーヒー、キー型工具を購入しているのが確認されており、5時にはコンビニの前で座っていたところをコンビニ店員に注意され、コンビニを後にしたようです。
コンビニ店員に注意された後、6時前の段階で自身の携帯電話から3回110番通報されているのも確認されています。
内容としては「財布をスラれたので最寄り警察の電話番号を教えてほしい」というもの。つまりこの時点で、所持品にあるはずの財布がなくなっていたということがわかっています。
しかしこの電話から約1時間後、平田恵里奈さんが意識不明の状態で倒れているところが発見され、そのまま息を引き取ることになりました。110番通報からの1時間の間に何があったのかがわかっていません。
コンビニでいくつかのものを購入していることが確認されている平田恵里奈さん。
実はその中にはとあるものが含まれており、もともと危険人物と会うことを予定していたのではないかと予想されています。
平田恵里奈さんはコンビニでいくつかの商品を購入していますが、その中にはナイフ付き工具が含まれていることがわかっています。
ナイフ付き工具をわざわざコンビニで深夜に購入するということは、購入後にナイフが必要になる可能性があるかもしれない、ということを悟っての行動ではないかと言われており、もともと危険人物と会う約束をしていた可能性が浮上しています。
110番通報をしていた平田恵里奈さんですが、この時の通報内容では【自分のいる場所】【財布をスラれたということ】【見覚えのある人にやられた】ということを告げています。
財布を盗むような人物と考えるとイメージとしては善人とは考えにくく、さらにナイフ付きの工具を購入していることを考えると、この人物が犯人なのではないかと考えられています。
また、110番通報の際に警察では境署に来るように平田恵里奈さんに伝えており、平田恵里奈さんもそれに対して返事をしているということ。つまり警察署に行く途中で事件に巻き込まれたということがわかってきます。
事件が起きてから長い年月が経った今、わかっていることがいくつか出てきます。
未だ犯人特定には至っていないものの、いくつかの気になる点についてもチェックしてみましょう。
財布と一緒になくなっていた携帯電話ですが、携帯電話から発せられる電波の位置を調べたところ、なんと約70キロ地点にある那珂町に捨ててあることがわかっています。
また、平田恵里奈さんはコンビニで誰かと待ち合わせをしている様子も確認されており、さらには閉店中のコンビニの駐車場に入ってくる車の目撃情報もあることから、この車の持ち主が何らかの事情を知っているのではないかとされています。
約70キロも離れた場所に携帯電話が捨ててあるということは、移動手段はあるものの限られてきますし、もしこの車ならば70キロ先の那珂町に携帯電話を捨てるというのはそこまで難しいことでもありません。しかし今の時点でこの車の持ち主が誰なのかは特定に至っていません。
平田恵里奈さんは当時スリランカ人の男性と交際をしており、この男性から携帯電話をプレゼントされています。当初はこの男性が平田恵里奈さんを殺害したのではないかとされていましたが、犯人ではないとされています。
また、このスリランカ人男性は不法残留していることから、入管難民法違反容疑で逮捕をされています。
平田恵里奈さんの事件と同じ犯人なのではないかと言われた事件があります。
その事件が同じ茨城県、さらに現場は約15キロしか離れていないところで、同年2004年に起きた事件であり、未解決事件として話題になっていたものでした。
平田恵里奈さんの発見状態はかなり異質なものであり、靴を履いていない、刺殺というものでした。そして同年2004年茨城県で、しかも平田恵里奈さんの事件現場から15キロ圏内で同じような手口で女性が殺害される事件が2件も起きているのです。
さらに3人とも若い女性ということも共通しています。
ただし被害者の一人である原田美里さんは発見当時衣服を身に付けていなかったということや、原田美里さんともう一人の被害者である佐藤麻衣さんには打撲痕があり、平田恵里奈さんとはやや状況が違うともされています。
平田恵里奈さん同様に未解決事件とされていた原田美里さんの事件ですが、13年後の2017年に犯人が逮捕されました。逮捕されたのはフィリピン国籍の男性であり、捜査上全く上がらなかった人物です。
このフィリピン国籍の男性は容疑を認めています。決めてとなったのはDNA鑑定であり、さらに犯人の男性はこの事件について知っていることを周囲に言いふらしていたことから、第三者が情報提供したことにより捜査上に浮上したということ。
余罪については追求されているようですが、共犯だとされる二人の男性は国外へと逃亡しており、国際手配するようです。ただ2019年になっても共通の犯行だったと報じられていないため、平田恵里奈さん、佐藤麻衣さんの事件では別の犯人がいる可能性も未だ捨てきれない状況です。
未解決事件はいくつもあり、どれもが少しでも早く報われてほしい事件です。
特に平田恵里奈さんの事件に関しては不可解な点が多く、さらには同じような手口で殺害されている佐藤麻衣さんの事件とも関係ある可能性も十分にありえるため、今後捜査が少しでも進展してほしいと誰もが願っています。
今後どのような展開を迎えるかわかりませんが、少しでも早く被害者が報われるように警察には頑張ってもらいたいですね。
| |
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局