【2023年最新】 吉田栄作の髪型が再燃！オーダー＆セット方法は？

90年代にトレンディ御三家の一人として、人気ドラマや映画の数々に主演、歌手としても活躍した俳優の吉田栄作さん。

長身の爽やかな雰囲気のイケメンで髪型も女子ウケ抜群でした。現在もナチュラルなスタイルが似合っている吉田栄作さんの、若い頃から最新ヘアスタイルを解説します。

時代のニュアンスを取り入れた吉田栄作さんの髪型ばかりなので、かつて吉田栄作に憧れていた人も、ミドル向けのヘアスタイルを探している人もぜひ最後まで内容を確認してみてください。

まず最初に、吉田栄作さんのプロフィールを見ていきます。タレントとしての活動歴と、結婚に関しても確認します。また、吉田栄作さんの死亡説が出ており、これについても確認しましょう。

吉田栄作さんは、1969年神奈川県出身の俳優、歌手です。182センチの長身を生かし、当初はモデルとして活動し、その後俳優としても活動するようになります。歌手としてもヒット曲を出し、1990年には紅白歌合戦に出場しています。90年代には、トレンディドラマへの出演で大きな人気を獲得し、時代の寵児となります。その後は活動休止期間もありましたが、現在も俳優として活動しています。

吉田栄作さんは、1990年代前半の人気絶頂期には、織田裕二さん、加勢大周さんと共に「トレンディ御三家」と呼ばれました。その頃には、白Tシャツにジーンズというシンプルなファッションがトレードマークとなり、人気になりました。そして、26歳だった1995年に芸能活動を休止し、役者修業のために渡米します。1998年に帰国し、活動を再開しています。

プライベートではモデルの平子理沙さんと結婚しましたが、2015年に離婚しています。その後、かねてから交際が噂されていた内山理名さんと再婚しました。この時、吉田さんは52歳で、内山さんは40歳であり、10歳以上の歳の差カップルです。最初の妻である平子理沙さんとの間に子供はおらず、内山さんとの間にも現在のところは、子供はいません。

2018年に吉田栄作さんの死亡の噂が流れました。しかしこれは、岡山県のオオサンショウウオの捕獲調査をしている農家の70歳の男性、「吉田栄作」さんが亡くなったというニュースが元です。同姓同名で漢字も同じ名前の男性が亡くなったことで、俳優の吉田栄作さんが亡くなったという情報になってしまいました。あまり表舞台に現われることがなかったので、このような噂になってしまいました。

吉田栄作さんのインスタグラムには、たくさんの画像が投稿されています。その画像で確認できる通り、現在の髪型は、無造作なセンター分けのナチュラルなショートです。50代になって渋い雰囲気になり、ショートスタイルも似合っています。プライベートではラフなファッションが多く、白いTシャツにジーパンの姿も披露しています。

次に、若い頃の吉田栄作さんの髪型を確認します。このヘアスタイルの特徴とオーダー方法を見ていきます。また、セット方法も解説しますので、是非参考にして下さい。

吉田栄作さんのトレードマークだった髪型は、長めのセンター分けショートヘアです。これはサラサラヘアでボブよりのスタイルですが、サイドは軽くツーブロックにされています。1990年代、この髪型は「吉田栄作カット」と呼ばれ、若い男性の間で大流行しました。一昔前、2010年頃はセンター分けはダサいという風潮でしたが、2019年にセンターパートという呼称も生まれ、このスタイルの人気が再燃しました。

オーダーの際は、センター分けでサイドをツーブロックにしてもらいましょう。基本形はグラデーションボブで、前髪は少し長めに。ツーブロックバリカンではなく、ハサミで短すぎないようにすっきりと、後頭部のボリュームを残して、頭の形をきれいに見えるようにします。そして襟足に向かって短くしてすっきりさせ、髪の表面に軽くレイヤーを入れれば完成です。

まずは髪を濡らし、乾き切らない程度にドライヤーで乾かしながら、トップから前髪にかけてセンターで分けるようにします。前髪は立ち上げるように、ドライヤーを下からあて、ソフトタイプのワックスを手でなじませてから髪全体にもみこみ、全体の形を整えます。手に残ったワックスを前髪の根元につけ、手ぐしで毛先をサイドから後ろへ流せば、完成です。

吉田さんはおしゃれ坊主のスタイルも披露しています。この髪型のオーダー方法とセット法を見ていきます。このすっきりしたスタイルに挑戦しましょう。

吉田さんは、ドラマ「負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜」において、ベリーショートに挑戦しました。このドラマでは、旧陸軍参謀本部部員役を演じました。短髪姿は新鮮で、彼の新たな魅力を表現しています。少し長めのトップをランダムに立てた、カジュアルファッションにも似合う、おしゃれ坊主です。ブラウンのカラーを入れるのがポイントです。

サイドと襟足は3ミリから5ミリで長めに刈り上げ、前髪はサイドと襟足の長さとバランスを取りながら刈り上げ、そこからグラデーションをつけて少しずつ長くします。最後に残した髪にレイヤーを入れて動きを出せば完成です。フロントの長さでサイドと襟足の長さが決まるので、そこがスタイルのポイントです。

この項では、レイヤーショートについて見ていきます。若い頃の吉田さんのセンター分けよりも、落ち着いた印象のスタイルです。オーダー方法とセット方法を理解し、取り入れましょう。

レイヤーの入ったツヤ感のある前髪をサイドに流すのが、レイヤーショートのポイントです。吉田さんは30代後半以降は分け目をサイドに変えています。落ち着いた雰囲気ですが、トップに動きをつけたワイルドな雰囲気にできますし、トップの毛束を立たせてアーティストらしいアレンジも可能です。耳を全開にせず、サイドの髪を半分かぶせると、大人っぽい印象になります。

長さはミディアムで、前髪は目くらいの長さで、サイドで分けて流せるくらいの長さで、バックは長めにカットします。ボリュームが少ない人は流れをつけるために、弱めのパーマをオーダーしましょう。全体的に短めのスタイルにする場合は、トップは動きとボリュームを出すために、前髪よりも短めにカットします。

髪全体を濡らし、タオルドライ後、ドライヤーで後ろにかきあげるように、ストレートになるように乾かし、前髪は自然に横に流します。トップはふんわりボリュームが出るように乾かしましょう。ワックスを手になじませ、髪の中ほどから毛先に向かってもみこみ、全体のシルエットを整えます。最後に、前髪の流れを作れば完成です。

年齢を重ねてからの吉田さんは、レイヤーミディアムで大人の色気を主張していました。このスタイルは、ワイルドな印象でありながら、落ち着いた雰囲気も演出できます。

2000年前後の吉田さんは、レイヤーミディアムのスタイルでした。ひし形のシルエットから大人っぽく変化しています。レイヤーの入った前髪をサイドに流す吉田栄作スタイルではありますが、バックは長めで襟足が外ハネでワイルドなイメージになっています。かなり個性的なので、フリーランスの人向きのヘアスタイルです。

この髪型は、長めのウルフスタイルを作ってもらい、襟足の長さは自分に似合う長さに整えると、自然なフォームになります。目の下あたりくらいの長さの前髪は、サイドに分け、横に流します。完成形は、全体的にラフな印象になるように伝えましょう。男らしくも、スタイリッシュな仕上がりを目指します。

ドライヤーで上から、中心、外に向かって温風を当て、後ろから前に振りながらブローし、分け目の根元に温風を当ててくせをつけます。手になじませたワックスを、全体に薄くなじませ、毛先に動きをつけながらしっかりもみこみます。最後に束感を作りながら全体を整えましょう。上部はコンパクトに、襟足はしっかりと外ハネがポイントです。

次に、センター分けが似合う人の条件を確認します。髪型とのバランスで、シャープで主張しすぎない顔立ちが似合いやすい傾向です。

この髪型は、顎のラインがすっきりしている、顔立ちがシャープな人に似合います。バックりと分けられたセンター分けは重めな雰囲気があるので、すっきりした輪郭に合わせると、とてもバランスが良くなります。吉田さんは、これに加えて、優しげな顔立ちをしています。顔の雰囲気が柔らかい人は、さらに向いていると言えます。

また、センター分けはおでこがしっかりある人に、よく似合います。センター分けは髪の毛を真ん中で分け、おでこが露出するので、ある程度のおでこの広さを必要とします。両サイドの前髪が垂れ下るスタイルでもあるので、額の広さがないと、バランス良く見えません。おでこが狭い人は、カットやスタイリングで、アレンジが必要です。

顔の形が逆三角形、卵型の人は、センター分けがよく映えます。この種の顔の形の人は、どんな種類のセンター分けでも、あごがシュッとシャープに目立つので、バランスよく見えます。反対に、あごがあまりない人だと、野暮ったい印象になってしまいます。丸顔の人は、頬のふっくらした部分を、前髪を長めに残すことでカバーする工夫が必要です。

センター分けが似合う芸能人を思い浮かべると、塩顔の人が多い傾向に気付きます。一重で唇が小さく、小さめの鼻で薄い顔の人には、センター分けが向いています。その理由は、この髪型は顔がすべて出てしまうスタイルだからです。顔がはっきり出るということは、濃い顔の人だと、顔の主張が強すぎて、髪型とのバランスが崩れてしまいます。あっさりした顔を、前髪で飾るのが理想です。

2022年10月3日に放送された、「5時に夢中!」において、女性がダサいと感じる男性の髪型のアンケートが実施されました。この時、52歳の女性視聴者から「30年以上前の吉田栄作さんの髪型からいまだに抜け出せていない50代男性も本当に大勢います。絶対に短髪にした方が素敵になるのに」というメールが届きました。

この意見に対し、MCの垣花正さんが「かっこいいじゃないですか?　あれはダメなんですか?」と問いかけます。それに対し、マツコ・デラックスさんは「あれって別に何も凝っている髪型じゃないじゃん？　むしろ吉田栄作に引っ張られているのは、あなたですよ」と指摘します。そして、「それに対して、いつまでも吉田栄作って言っているあなたこそ、あの時代にさいなまれています。そこまでの髪型じゃないですよ、あれは。吉田栄作を意識せずにやっているオヤジはいっぱいいますよ」と続けました。さらに、「むしろ、そこで、まだ吉田栄作に未練があるあなたが一番…」と言いかけたところで、アナウンサーが「そういう心理分析もやってくれるんだ…」と感心して続けました。

この指摘は、なかなか鋭いと言えます。まず、あのセンター分けは吉田栄作さんの印象が強いものの、確かにそんなに特別な髪形ではありません。すごく派手な仕掛けを施しているわけでもなく、どちらかというと平凡なスタイルです。あの世代の人以外は吉田栄作さんを意識せずにやっています。そもそも、若い世代は吉田栄作さんを知らない人も多いです。そこで「吉田栄作カット」を連想してしまう時点で、昔を引きずった世代だと言えます。このメールの女性もマツコさんも、吉田栄作さんと同世代です。その年代だからこそ、バブルの感覚を引きずっている発言を、放っておけなかったのでしょう。

このエピソードからも、あの髪形の存在感が分かります。何の変哲もない髪型が、「吉田栄作」という、時代のスターによって、あの時代の文化と風俗の象徴になりました。それから長い年月が流れた今も、あの年代のアイコンとして、吉田栄作カットは存在しています。それほど、あの髪形には、90年代の様々な要素が集約されているのでしょう。人々は、あのヘアスタイルを見るたび、そんな時代の空気を思い出しているのです。

この項では、90年代リバイバルを観察し、それが表すものを考察します。社会の動きを反映する消費行動の動きを見つめれば、様々なものが見えてきます。

特に若い男性の間で、センター分けがトレンドになっています。繁華街では、センター分けのおしゃれな男性が多く、俳優やモデルにもこの髪型が目立ち、SNSでもこのスタイルが頻出します。吉田栄作スタイルの時代から時が流れ、一時衰退したものの、再びこの髪型がメインストリームに帰ってきました。一時期はマッシュの男性が街を席巻しましたが、またセンター分けだらけになるかもしれません。しかし、今センター分けの男性は、吉田栄作さんを真似ているわけではありません。その裏側にあるのは、90年代ファッションのリバイバルです。流行は繰り返すと言いますが、あの時代のテイストが見直されています。90年代は今から30年ほど前であり、現在はあの頃が程良く「発酵」した頃合いかもしれませんね。

当時の服装も今見ると新鮮に見えます。その当時のファッションリーダーはもちろん吉田栄作さんです。昔の彼のセンスは、今のアパレル業界に刺激を与えているように見えます。ゆったりとしたシルエットのブレザーにシャツを合わせ、ボタンを外して襟もとから白いTシャツを覗かせています。当時の流行りのスタジャンは、今は市民権を得ていますし、服の模様やマーク、グラフィックも真新しく見えます。すべてが新鮮に見えるわけではなく、ダサく見えるものもありますが、それは取り入れるのに一番面白い時期だとも言えます。発酵して食べられるかどうかの時期が、最も面白いのです。みんなが当たり前に食べるようになっては、意味がありません。それほど遠くない過去だからこそ、新鮮で楽しいと言えるのでしょう。

そのような観点で吉田栄作さんの過去の資料を見ていると、気づくことがあります。彼の載っていた雑誌、写真集、映画のポスター、CDのジャケットなども、デザイン的に新鮮に見えます。グラフィックデザイン、書体、写真のテイスト、コピーなど、すべてが懐かしくて新鮮です。ファッションだけではなく、マスメディアの関わる全てが、90年代のトーンを含んでいるのでしょう。文化、風俗、社会情勢、消費行動は別々に動いているわけではありません。その時流行っているものはすぐに飽きられ、次のテイストに変化します。その時、過去のトーンが参考になるのは、当たり前のことかもしれません。

特に現代は情報が行きかう、ネット社会です。過去の情報は簡単に取り出せ、拡散されます。SNSでは過去のファッション雑誌の画像などがたくさん見られます。そのような時代では、過去の文化が再注目され、取り入れられるスピードが早くなっているのでしょうか。文化に限らず、すべての情報は集約し、大勢に閲覧され、分析されます。その結果、すべては平均化していき、新しいものが生まれなくなる可能性があります。どうなっていくかは分かりませんが、情報の集中の結果が楽しみです。

吉田栄作さんの髪型について調べてみました。最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。吉田栄作さんはトレードマークのセンター分けをはじめとして、様々なスタイルで人々を魅了してきました。年齢を重ねた今も、渋みを増したスタイルを披露しています。その一方で、「吉田栄作スタイル」という概念は残り続け、時を超えて愛されています。そんな吉田栄作さんのヘアスタイルを、これからも参考にし、テイストを取り入れていきましょう。