記事ID148876のサムネイル画像

山田らの集団とは?オウム真理教との関係や代表者は?活動内容は?

あなたは『山田らの集団』という団体があるのを知っているでしょうか。そこで今回は、世間を震撼させる事件を起こしたオウム真理教との関係や、『山田らの集団』の代表者について迫ってみたいと思います。また、彼らの活動内容やヤクルトスワローズとの関係についてもお伝えします。

山田らの集団とは何なの?

まず最初に、『山田らの集団』とは一体何なのかについて迫ってみたいと思います。『山田らの集団』は、何かの集団なのでしょうか。

オウム真理教の後継団体・Alephの分派

『山田らの集団』とは、世間を震撼させる事件を起こした、オウム真理教の後継団体の分派です。後継団体Aleph(アレフ)の金沢支部が分派した団体となっています。Alephは、過去にオウム真理教幹部だった上祐史浩が代表に就任していた時期もありました。

 

Alephから分派したのは、2014年から2015年頃とされています。また、オウム真理教から分派した団体では、最も麻原彰晃への強い信仰心があるでしょう。

信者は30人?

2017年12月の時点では、『山田らの集団』には約30人の信者がいました。そして2021年には20名以上の信者がいることが明かされています。

金沢市を拠点としている

『山田らの集団』はAlephの金沢支部が分派したものであることもあり、石川県金沢市を拠点として活動を行っています。

武蔵野にも施設がある?

『山田らの集団』が拠点としているのは北陸の金沢市ですが、東京の武蔵野市にも施設があるという話があります。もしかしたら、武蔵野でも活動を行っているのかもしれません。

公安調査庁が定めた呼称

『山田らの集団』というのは通称であり、正式名称は不明です。『山田らの集団』の呼び名は、公安調査庁により便宜上定められたものです。

山田らの集団が設立された経緯

『山田らの集団』が設立された経緯とはどういったものだったのでしょうか。2013年末頃に、Alephにおいて麻原彰晃の妻などが麻原彰晃の二男をAlephに復帰させようとしました。すると麻原彰晃の三女・松本麗華らがこの件に反対するようにと、Alephの幹部に働きかけたのです。

これによってAlephの内部で対立が生じて、2015年1月にAlephの幹部であった山田美沙子を主としたグループが、Alephとは別に活動をしていくことにしました。それが、『山田らの集団』の始まりです。

山田らの集団の代表者は誰なの?

『山田らの集団』の代表は、一体誰が担っているのでしょうか。続いては、『山田らの集団』の代表について迫ってみたいと思います。

代表は山田美沙子

『山田らの集団』の代表は、山田美沙子が務めています。団体の呼称となっている”山田”とは、この山田美沙子を指すものと考えられます。山田美沙子を主として、結成された団体という認識でしょう。

Alephの金沢支部長だった

元々山田美沙子は、Alephの金沢支部長を務めていました。しかし、支部ごとAlephから切り離されたのだとする説があります。

ヴィサーカー師と名乗る

山田美沙子は、自身を”ヴィサーカー師”と名乗っています。ヴィサーカーというのは、釈迦仏の優婆夷(うばい)の1人です。優婆夷とは、三宝(さんぼう)に帰依し五戒を受けた女子を指します。ヴィサーカーは鹿子母とも呼ばれており、鹿子母講堂を仏教僧団に寄進して建立しました。

山田美沙子は、実在した人物の名前を名乗っているということです。

結婚などの情報はない

山田美沙子は、60代ほどの年齢であると報道されています。夫がいても不思議ではないものの、結婚などについては情報がありません。山田美沙子の家族については謎となっているでしょう。なお山田美沙子に夫がいるとすれば、夫は『山田らの集団』に属しているメンバーである可能性があるとの憶測があるでしょう。

活動内容はどうなっている?

『山田らの集団』は一体どういった活動を行っているのでしょうか。次に、『山田らの集団』の活動内容について迫ってみたいと思います。

麻原彰晃への帰依を貫く

先述の通りに、『山田らの集団』の信者たちは麻原彰晃に対する信仰心を特に強く持っています。そのため、既に死刑が執行されている麻原彰晃への帰依を、現在でも貫いています。麻原彰晃を信じ続け、心の拠り所としているのです。

オウムソング「そそそそ尊師」

2018年に、『山田らの集団』内で麻原彰晃の生誕祭が行われました。その際には、信者らが「そそそそ尊師」とオウムソングを大合唱したとされます。なお2018年は、麻原彰晃の死刑が執行された年でもあります。

山田らの集団はヤクルトと関係がある?

『山田らの集団』について、プロ野球球団『東京ヤクルトスワローズ』と絡めて話題になっています。『東京ヤクルトスワローズ』は『山田らの集団』と関係があるのでしょうか。双方の関連について迫ってみたいと思います。

東京ヤクルトスワローズの蔑称

『山田らの集団』は、『東京ヤクルトスワローズ』の蔑称です。『東京ヤクルトスワローズ』を蔑むために、『山田らの集団』の名前を用いたのでした。では、『東京ヤクルトスワローズ』が『山田らの集団』と呼ばれた理由はなぜなのでしょうか。その理由について迫ってみましょう。

『山田らの集団』と呼ばれる理由

『東京ヤクルトスワローズ』が『山田らの集団』と呼ばれたのは、選手である山田哲人に起因します。2018年のシーズンに、『東京ヤクルトスワローズ』は8連敗を喫していました。苦境にあった球団ですが、山田哲人だけは違ったのです。彼は、8打席連続安打やサイクルヒットを達成するなど活躍を見せました。

そのため、『東京ヤクルトスワローズ』は山田哲人の球団のように見える状態となっていました。同時期には、オウム真理教の麻原彰晃らが死刑執行されたことで、オウム真理教関連の団体もクローズアップされたのです。そうした時期に『山田らの集団』も有名になりました。

これにより、山田哲人の苗字から『東京ヤクルトスワローズ』を『山田らの集団』と呼び揶揄する向きがあったとされています。なお山田哲人は日本プロ野球史上、唯一のトリプルスリー複数回達成者です。そして現在も『東京ヤクルトスワローズ』に所属しています。

『ジャビット速報』のスレッド

読売ジャイアンツのまとめブログである『ジャビット速報』という掲示板があります。この『ジャビット速報』に、『巨人のことを「坂本一家」といい、ヤクルトのことを「山田らの集団」と言う風潮』というスレッドが立っています。「坂本一家」とは、オウム真理教の犠牲となった弁護士の一家です。

1989年11月4日に坂本弁護士本人と妻、子供が殺害されました。坂本弁護士はオウム真理教問題に取り組んでいたため、教団からターゲットとされたのです。坂本弁護士一家の殺害現場には、オウム真理教のバッジ”プルシャ”が落ちていたといいます。

”坂本一家”とは、この坂本弁護士一家と、巨人の選手・坂本勇人がかけられているでしょう。坂本勇人の名前が出たことに関しても、巨人が坂本勇人の球団のようだという揶揄もあるのかもしれません。

拠点施設に公安調査庁の検査が入った?

『山田らの集団』が拠点とする施設に、公安調査庁の検査が入ったという話があります。本当に、公安調査庁の検査が入ったのでしょうか。

公安調査庁が立ち入り検査

2022年6月に、『山田らの集団』の拠点施設に対して公安調査庁が立ち入り検査を行いました。公安調査庁が検査を行うのはこれが初めてではありません。2021年10月にも検査を行っており、それ以来となります。

立ち入り検査の様子

公安調査庁による検査は、午前8時50分頃から開始されました。検査は、職人が7名担当しています。検査では、設備や物件の利用状況の確認が行われ、活動実態も把握しました。また検査においては、麻原彰晃の写真および説法を収録した教材が多数保管されていることが確認されています。

なお検査が行われたタイミングについては、担当者は「必要性を判断した」と述べています。

『山田らの集団』は金沢で活動中!

『山田らの集団』は、オウム真理教の後継教団Alephの分派とされる教団です。石川県金沢市を拠点として、現在も活動を続けています。代表は、オウム真理教などで幹部を務めてきた山田美沙子が担っています。なお『山田らの集団』は正式名称ではなく、公安調査庁が便宜上のために名付けた通称です。

オウム真理教の後継団体の中でも、最も麻原彰晃への信仰心が強い点が特徴です。未だに、麻原彰晃を心境している人たちがいるということでしょう。

『山田らの集団』の関連記事

TOPへ