2024/02/16
r.y6
まずはじめに、この漫画がどんな作品なのかを確認します。原案や掲載誌についても見ていきます。
この作品は漫画家の加藤和恵氏の作品です。「青エク」という略称で呼ばれています。略称があるということは、それだけ知名度が高く、多くの人に親しまれている作品と言うことです。
この作品は「ジャンプスクエア」で2009年5月号から連載が始まりました。「ジャンプスクエア」は集英社の月刊漫画雑誌です。単行本は28巻まで刊行されています。
この作品は「ジャンプスクエア」2008年9月号に掲載された読み切り作品「深山鶯邸事件」を原案としています。短編からイメージが発展して長期連載に成長したようですね。
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次に、この作品のあらすじを確認します。かなりダークな要素を含んでいるようです。
この作品は、悪魔の血をひく少年が主人公のダーク・ファンタジーです。主人公・燐はエクソシストになる決意をし、祓魔師養成機関「祓魔塾」へ入り、仲間と共に学ぶようになります。燐が様々な戦いを経て成長していく様が描かれていきます。
この作品のアニメ公式サイトに、1話ごとのあらすじが掲載されています。そのエピソードの導入部分が説明されており、見たい意欲をそそられる内容です。キャラクター解説なども充実しています。
この項では、この作品のキャラクターを見ていきます。個性豊かなキャラが、物語を盛り上げているのがわかります。
サタンと人間のハーフである双子の兄であり、猪突猛進型で、明るい性格です。悪魔の能力が発現した際は、尻尾と尖った耳や牙などの悪魔の特徴が現れ、自然治癒能力も高まります。
双子の弟であり、真面目で冷静沈着な性格で、兄とは対照的です。文武両道の優等生で、女生徒から高い人気を得ています。7歳から祓魔を学び、13歳にして史上最年少で祓魔師の称号を獲得したエリートです。
彼は上一級祓魔師であり、最強の称号である”聖騎士”を持っています。世界中で唯一サタンの憑依に耐えうる可能性を持っていたため、サタンに身体を狙われていたものの、自身の能力でそれを防いできた強者です。
祓魔塾塾長であり、奇妙な白いスーツやマントをまとっていて、様々な動物に変身することができます。彼の正体は虚無界を捨てた悪魔で、”八候王(バール)”のひとり”時の王”サマエル(砂漏天)です。
上一級祓魔師の女性で、正十字騎士團ヴァチカン本部の上級監察官にして聖天使團(エンジェリックレギオン)の一員です。任務はそつなくこなすものの、マイペースな性格であり、堅苦しいことが苦手です。
祓魔用品店の娘で、燐たちの同級生です。天然でおっとりした性格ですが、芯が強い面も見せます。用品店の子供なので、植物や薬草の知識が豊富で、魔除け効果のある料理を作れます。
次に、この作品の感想を見ていきます。人気作品だけに、様々な声が寄せられているようです。
アニメの感想では、「やっぱり面白い」という声が多いようです。ある人は、「ラストはしりすぼみ。(2期が)なくてもあるつもりで作ってくれたらよかったのに」と残念がっています。
『燐が悪魔を討伐しながら成長していく姿と、学校生活を両立して青春を謳歌する姿が面白い』とする声もあります。オカルトものでありながら、学園モノの要素も入っている点が評価されています。
アニメのOP、EDを含め、音楽が良いという声もあります。近年は主題歌などからアニメ作品に火がつくケースも多いので、音楽という重要な要素も満たしているようです。
『読書メーター』というサイトに漫画の27巻の感想のページがあります。これによると、燐と雪男の兄弟喧嘩に言及する感想が多く見られます。『サタンが復活したことより、兄弟喧嘩が終わったのが良かった』という感想もあります。兄弟喧嘩が長くて、ややうんざりしている人が多かったようです。
この項では、この作品の休載の理由を確認します。人気作の長い休載の理由を、作者が説明しています。
この作品は、2021年8月4日発売の『ジャンプスクエア』9月号より休載期間に入りました。しかも、8か月という長期休載の予定となっていました。
休載の理由は、別連鎖である『営繕かるかや怪異譚』に集中するためでした。この作品は、小野不由美原作の同名小説の漫画化であり、短期集中連載でした。作者は、小野不由美氏の大ファンであることを公言していました。
作者は、『2作同時連載など出来たらよかったが、身体がバラバラになってしまうかもしれないため』という趣旨の発言をしていました。どちらの作品も大事にしたうえでの、仕方ない休載だったのかもしれません。
次に、この作品の現在を確認します。連載再開後、現在も連載は続いています。
休載はしたものの、打ち切りになったわけではなく、現在も連載は続いています。人気作として、多くの読者に愛されています。
2022年5月2日発売の『ジャンプスクエア』で、連載が再開されました。9か月ぶりとなる掲載であり、その号の表紙を飾り、「連載再開!!」の大きな文字が躍っていました。
2022年11月現在で、28巻までが刊行されています。現在も安定した人気を誇り、定期的に話題になる作品です。掲載誌が月刊雑誌なので、28巻はかなりの長期連載です。
次に、この作品のアニメを確認していきます。アニメの配信についても見ていきます。
1作目は2011年4月17日から10月2日まで、全25話で放送されました。また、2作目は『京都不浄王篇』として、2017年1月から3月まで放送されました、さらに、劇場版も制作されています。
アニメの3期を期待する声がありますが、今のところ、その制作の話はありません。ただ、2期や劇場版が制作されたのは、アニメの人気があるということなので、可能性はありそうです。
U-NEXTでアニメ2シーズンと劇場版が配信されています。また、Huluでも配信されています。配信サービスならば、様々な環境で気軽に楽しめるので、気になる方はチェックしてみてください。
『青の祓魔師』は2009年5月に連載が始まりました。その後、2011年4月からアニメが放送されましたが、これは単行本の1巻から4巻までのストーリーにオリジナルのストーリーがプラスされたものでした。さらにその後、2017年からは、6巻から9巻までのストーリーがアニメとして放送されています。アニメ放送の効果として、原作の単行本の品切れが相次ぎ、発行部数が7倍以上になるという、爆発的な人気を生み出しています。
また、2016年には、、原作の5巻から9巻にあたる京都不浄王篇が、『青の祓魔師 京都紅蓮篇』として舞台化されています。オリジナルのアニメ映画『劇場版 青の祓魔師』も2012年に公開されています。
公式ガイドブックの発売や小説化もされ、この作品は大きな展開を見せています。
このように、「青の祓魔師」は、様々なメディアミックスを経て人気がさらに大きくなるという好循環を生み出し、息の長いヒット作となっています。こういった現象の根底にあるのは、他ならぬ原作漫画の魅力が、読者を飽きさせることなく新しいファンを取り込んでいった結果です。
「青の祓魔師」について調べてみました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。人気漫画「青の祓魔師」はアニメ化もされ、現在も続いている大作です。これからも、様々な展開で読者を楽しませてくれるはずなので、それらを見逃さないようにしましょう。
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