木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
すき焼きは、江戸時代が最初の起源となっています。文化元年(1804年)のレシピ本である『料理談合集』では、すき焼きに関する記述があるのです。使い古した鍬(すき・農機具)を火にかざして、鴨といった鶏肉や鯨肉、魚などを加熱するという、焼料理であったとの記載があります。
なぜ”すき焼き”というのかという点については、農機具である鋤を使用して具材を焼いていたためという説があります。また、肉などを薄く切った”すき身”の肉を用いるためという説の2つが存在するでしょう。
現在は、すき家などの牛丼チェーンでもすき焼き風なメニューを味わうことができます。牛丼チェーンなどでは、牛すき鍋もしくは牛鍋といったネーミングですき焼きに似た料理が提供されています。
すき焼きは、関東と関西では違いがあることを知っているでしょうか。続いては、すき焼きの関東と関西の違いについて迫ってみたいと思います。具材にも東西で違いがあるのか、見てみましょう。
関東風と関西風では、煮るか焼くかという違いがあります。関東ではすき焼きは鍋として捉えられています。それはかつて牛鍋と呼ばれていたことに起因し、”割り下”という合わせ調味料で煮ることでつくられるのです。しかし関西ですき焼きというと焼肉のジャンルになります。
そのため、煮るのではなく焼くというイメージの方が強いでしょう。現在の関西では、鉄鍋により牛脂を用いて焼くきます。そして関西のすき焼きにおいては、ほぼ牛肉が用いられるのです。
調味料を入れるタイミングも、東西で違いがあります。関東では先に調味料を合わせて味を調えてから具材を入れます。その際に使用される調味料は、醤油やみりん、砂糖、料理酒、だしでつくられた割り下です。割り下を先に鍋に入れてひと煮立ちしてから具材を入れるため、味が一定になるでしょう。
関西の方では、先に肉を焼き味付けをしてから野菜を投入します。そして肉に火が通ったら砂糖や醤油などで味付けをするのです。調味料が煮詰まってきたなら、酒か水で薄めます。その後に水気が多い野菜から順に鍋に入れて火が通ったなら、卵と共にいただきます。
関西風のすき焼きは、関東風に比べやや濃い目の味となっています。それは、だし汁を使用することなく野菜から出る水分を頼りとして調理するからです。
すき焼きに入れる野菜としては、どういった具材が人気なのでしょうか。次に、すき焼きのおすすめ野菜の人気ランキングをご紹介します。
ごぼうには旨味があり、甘辛さのある割り下ともマッチします。柔らかさのある食感の具材が多いものの、噛み応えのあるごぼうが入ると鍋を食べるだけで様々な食感を味わうことができるでしょう。ごぼうをささがきにして水にさらしてから、灰汁をきちんと抜きます。
ごぼうは味が染みにくいため、割り下と一緒に入れて十分に煮込むことが大事です。
じゃがいもをすき焼きに入れたなら、仕上がりが肉じゃがのようになるでしょう。軽く火を通してから早めに鍋に入れて煮込むことがポイントです。ホクホクとした食感を楽しむことができ、ボリュームを増すこともできます。じゃがいもは火が通るまでに時間を要します。
そのため、前もって下茹であるいは電子レンジで加熱をしておくことがコツです。皮を剥き一口大に乱切りをしてから、割り下と共に鍋に投入して煮込みます。
すき焼きの具材としては、実はトマトもマッチします。加熱されたトマトの甘味やすき焼きのタレは相性がぴったりなのです。トマトをざくぎりか輪切りにしてください。そして食べる直前に鍋に加えるようにします。長時間加熱すると煮崩れしてしまうためです。
トマトが豊富に入ったすき焼きのシメは、うどんではなくパスタあるいはリゾットといった洋風のものにすることも一案です。
玉ねぎは、煮込めばそれだけ甘味が増すことでより美味しくなります。また長ネギよりも食べやすいため、子供にも人気の具材です。皮を剥いてざく切りあるいは輪切りといったお好みの形に切ります。薄切りにして手早く火を通す手段もありますし、カットを厚めにしてトロトロと煮込む手段もあるでしょう。
もやしは節約食材の代表格でもありますが、すき焼きの具材としてもおすすめです。甘辛のタレで煮込めば、夢中になってしまうかもしれません。多量のもやしを旨味のある肉に巻いて食べてみる方法もあります。まずもやしのひげ根を除去しますが、これにより臭みがなくなり口当たりも良くなるでしょう。
なおもやしは加熱することで水気が出るため、加熱後に味見をして調整をすることが大事です。
白菜はすき焼きの定番具材かもしれません。たっぷりと肉を食べたいけれど、野菜も取りたい方にもおすすめです。白菜は、すき焼きのタレを吸うことでトロトロになります。まず白菜を葉と白い部分に分けてから、葉をざく切り、白い部分をそぎ切りにしてください。
白菜は生のままで使用しても問題ありませんが、水気が出るため初めに鍋に入れて味を調節する必要があります。
オーソドックスではなく、たまにはすき焼きに変わり種の具材を入れてみたいという方もいるかもしれません。では、すき焼きに適した変わり種の具材にはどういったものがあるのでしょうか。
すき焼きは牛肉を用いるイメージがあるかもしれませんが、豚肉を使用すると材料費を抑えることが可能です。豚肉の脂が煮汁に溶け込むことで、甘味をより感じやすくなり美味しくなるでしょう。まず薄切りになった豚肉にお酒を良く揉み込んでおきます。
豚肉を加熱して火が通ったなら一度豚肉を取り出します。別の皿に豚肉をのせたら煮汁を煮詰めたものを上からかけ、食べる直前に鍋に加えて温まったら直ぐに食すことがポイントです。
肉類なら、鶏肉を選ぶ手段もあります。鶏肉を使う鍋は関西では定番ですが、関東では珍しいかもしれません。鶏肉の旨味が野菜に染み込むため、リピートしたくなるでしょう。まず鶏もも肉を用意して食べやすい大きさにカットします。皮目から強火で焼いていき、ほんのりと焦げ目がついたなら裏返します。
そして両面を焼いた後に割り下を加えていくのです。
麩(ふ)には各種あるものの、すき焼きに入れるなら焼き麩あるいは揚げ麩といった煮ものに適した種類がおすすめです。一度水で戻して鍋に入れるとふっくらとなります。前もってぬるま湯で戻し、水気を絞ります。そして、割り下を入れた後で鍋に投入しましょう。
ちくわは安価で購入でき、食感が柔らかく子供でも食べやすい食材です。まずちくわを1センチから2センチ幅の斜め切りにしましょう。そして割り下を入れてから他の具体と一緒に加え煮込みます。
鍋用にスライスされた餅は、すき焼きに加えることでとろりとした食感になります。軽めに焼き色をつけてから入れると、風味が香ばしくなるでしょう。まず餅をトースターもしくはグリルで焼き色がつくまで加熱してください。その後に割り下を入れてから加え、煮込みます。
すき焼きとも好相性であるはんぺんは、煮汁に浸し食べると美味しいでしょう。煮込み過ぎると旨味が逃げ萎む恐れがあるため、温める程度に抑えて食べることがコツです。まずはんぺんを一口大の大きさに切り、割り下を入れて他の具材を幾らか煮込んだ後で投入します。煮込み過ぎない点が大事になります。
最後に、定番のすき焼きの具材について解説いたします。すき焼きの定番具材にはどういったものがあるのでしょうか。
すき焼きに使用する牛肉は、スーパーで売られている牛すき焼き用肉を用意します。1人前は150グラムから200グラム程度であり、3人前であれば450グラムから500グラムが適した分量です。一般家庭ですき焼きに用いられているのはバラ肉であり、程よい脂が出るため美味しくなるでしょう。
他の部位よりもリーズナブルであるバラ肉は、煮込みすぎると硬くなってしまうため注意が必要です。
長ネギもすき焼きには欠かせない食材です。長ネギは、甘しょっぱい煮汁を引き締めてくれる役割も果たしてくれます。なおネギは関東と関西で種類が異なります。関東は根深ネギが主流となっていて、関西では青ネギの葉ネギが定番です。
すき焼きにはどちらのネギを用いても美味しくいただくことができます。
独特のえぐみがあり下処理も要するしらたきは、すき焼きの煮汁をしっかりと吸ってくれる人気具材です。まずしらたきを食べやすい長さに切り、水と共に鍋に入れひと煮立ちさせます。沸騰したなら2分程ゆで、ザルに取り水気を切り下処理の完了です。
えのきは、すき焼きの美味しさを引き立ててくれます。根本にある石づきを包丁で除去して好みの長さに切り分け、解すことで下処理は完了します。割り下を入れた後に、他の具材と共に鍋に入れましょう。
すき焼きに入れるしいたけは、乾物ではなく生のものを選ぶことが大事です。また水分に弱いことから、洗う際には流水で手早く洗い流す程度にして、キッチンペーパーなどを使用して水分を拭き取ってください。しいたけの軸を切り取って、先端の石づきを切り取りましょう。
しいたけの傘には、切り口を入れることも忘れてはいけません。V字型になるように、溝をつくることもポイントです。切り込みを入れると火が通りやすくなり、見た目も綺麗になります。
さっぱりとした味の焼き豆腐が入っていると、濃い味の肉の味を引き立ててくれます。表面に焼き目をつけていることから、木綿豆腐などよりも硬くなっていて崩れないでしょう。
春菊は、独特な苦みやシャキシャキとした食感ですき焼きのバランスをコントロールしてくれます。春菊はとても火が通りやすい食材であるため、他の野菜と同時に投入してしまうと直ぐにしんなりとしてしまいます。そのため、一番最後に入れることが大事です。
寒い季節になってくるとすき焼きを食べたくなる方もいるかもしれません。すき焼きは、関東と関西ではつくり方などが異なるのです。こういった東西の違いを知ってすき焼きを食べるのも一案です。そして、定番だけでなくたまには変わり種の具材を入れてみてすき焼きを楽しむ手段もあるでしょう。
寒い季節には特に、すき焼きで温まってみてはいかがでしょうか。
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すき焼きは日本の料理であり、食肉あるいは野菜などの食材を浅い鉄鍋で煮焼きすることで食べる点が特徴です。肉に、砂糖や醤油による甘辛の味がバランスが良くマッチする料理でもあります。