2024/02/16
r.y6
ドクストをご存知でしょうか。週刊漫画の少年ジャンプにおいて看板作品と呼ばれてきた「Dr.STONE」のことを指しています。
2017年からの連載で、次々にファンを増やし、アニメ化で性別や年齢を問わず魅了させた「ドクスト」とは、どんな作品なのでしょうか。まずは作品の概要を紹介します。
ドクストは週刊誌少年ジャンプで2017年14号から2022年14号までの誌面において連載されていました。
なお2019年48号から2020年4号・5号併号までの期間、スピンオフ作品となる「DR.STONE reboot:百夜」が同時連載も。このスピンオフの原作はBoichiさんが手掛けています。
連載が始まると次第に注目が集まり2018年の「次にくるマンガ大賞2018」のコミックス部門第2位入賞、「第64回小学校漫画賞」少年向け部門賞を受賞。
2022年6月時点では電子版のコミックも含め累計発行部数は1400万部を突破しています。
ドクストこと「Dr.STONE」のあらすじを見ていきましょう。簡単な概要や世界観、気になる最新話についての情報だけではなくストーリーの考察や、紹介サイトについても紹介します。
ドクストこと「Dr.STONE」は、とある高校に通う大木大樹が、思いを寄せて来た幼馴染に告白をするシーンから始まります。
幼馴染の杠(ゆずりは)に、いざ告白をしようとしたところ、突如空から謎の光りが注がれ世界中の人類が石化するという謎の現象が起こります。
それから3700年という長い年月が経過。突如、石化が解けた大木大樹は半年前に石化が解けた同級生の石神千空と出会い、人類はほぼ石化で滅亡したことを聞き愕然。
石神千空こそが作品の主人公で、滅んでしまった世界を復活させるために文明を再び構築すること、人類の石化を解く「ナイタール」を完成させる決意を聞き、それに乗った大木大樹との冒険が始まります。
冒険をする中で謎の少女コハク、変わり者のクロムなど仲間を得て、石化の謎と向き合い地球を助けるために様々な困難に立ち向かう、という壮大なストーリーです。
ドクストは2022年3月に全232話で完結しました。2022年31号においてDR.STONEカムバック読み切り作品が掲載されています。
あらすじ概要を見てもっとストーリを知りたいと思った方もいるのではないでしょうか。もちろんコミックスを読むのが一番良いのですが、「ciatr」というサイトもおすすめ。
この「ciatr」は、ドクストのこれまでの第1話~第232話までのエッセンスをギュッとまとめた、あらすじまとめサイトなのです。
コミックを読むうえで、疑問についても詳細に解説しています。一部ネタバレになってしまうので、疑問の解説パートは、作品を読んだ後でじっくり見る方がもっと楽しめますよ。
232話で完結しているので最新話は最終回です。ドクストについての考察サイトは、愛好家によって他にも作られています。
気になるクラフトの正体、そもそも石化装置とはどんな仕組みなのか、最終話についての細かな疑問に対する考察などを知ることが可能です。
海外でも評価の高いドクストですが、読者はどのような感想を持っているのでしょうか。最終回の感想や、気になるアノ問題についても紹介していきます。
読者は概ね「良い最終回だった」というスッキリとした感想を持っているようです。
例えば「第1話を読んだ時からヒットすると思ってた」、「読んでて楽しかった」、「本当に科学だけでこんなに面白いのすごい」、「豪華な最終回だった」など絶賛感想コメントが寄せられています。
最終話を読んでみると「もっと読みたかった」というストーリーが終わってしまうことに対して、名残惜しいという感情を持つ人も。
さらには「前向きな感じで良かった。特別エピソードが入る単行本出るのかな」と今後を楽しみにする声もあるようです。
最終回で、情報を送るタイプのタイムマシン作りをする千空ですが、読者としては引っ掛かる点があるようです。
もし、これが成功して過去に飛んで石化に対する情報を渡した場合、過去が変わってしまいます。そうなると、そもそも石化が起こらなくなり人類が到達する先も変わっていくかもしれません。
そうなると、本来何もしなければ石化して数千年という時を過ごす未来と、そうならない未来が発生し、タイムパラドックス問題が起こります。
これは一体どのように解決して行くのかという疑問の声が挙がっているのです。
ドクストに登場するキャラについて振り返ってみましょう。かなりの人物が登場するため、メインキャストに絞って紹介します。
本作品の主人公キャラは16歳の少年、石神千空(いしがみ せんくう)。逆立った白い髪の毛が特徴的。口癖は「唆るぜ、これは」。
石神千空は、石化から世界を救うため科学の力を使い、文明を作るリーダーとして苦難を乗り切ります。自他共に認める科学オタクで持論は「化学は地道な探求」というもの。
数字にもめっぽう強く複雑な計算も暗算で出来てしまう頭脳明晰さは、登場人物の中ではピカイチ。その反面、身体能力は他の登場人物の劣ってしまう一面も。
しかし、自身の弱みを隠すのではなくリーダーとして、各種得意な分野を持つ仲間に頼り問題を解決する姿勢が却ってファンからは魅力的に映っているようです。
新世界の人々からは「Dr.STONE」と呼ばれ、作品を読み進めることでタイトルの意味が分かるようになっています。
大木大樹(おおき たいじゅ)は準主人公で、千空と同じ歳の幼馴染で親友という設定。第1話は、大樹の視点で物語が進んでいくため、当初は主人公だと思った方もいるかもしれませんね。
典型的な脳筋タイプで、その誠実さや熱血漢さは千空から絶大なる信頼を得ています。なお千空からは「デカブツ」と呼ばれている模様。
圧倒的な体力は千空にはないもので、肉体労働で文明を立ち上げることで、貢献してきました。
何しろ体力は無尽蔵で80kmの移動をするにあたり「フルマラソン2周分だから5時間あればいけるか」など、驚きの発言をして周囲を驚かせることも。
もう一人の幼馴染である、小川杠をずっと想い続ける一途さも人気のポイントです。
小川杠(おがわ ゆずりは、本作品のヒロイン。大樹の想い人で、お茶目で明るい性格。とにかく手先が器用で趣味は手芸で料理上手という女子力の塊のような少女。
第1話で石化するも、千空と大樹によって解除され、その後は一緒に行動をしていきます。
度胸が据わった一面も持ち、千空の命令を受けてスパイ活動をこなす能力の高さや、気球作りではリーダーとして布作りを担当するなど、メンバーを心強くバックアップするキャラです。
コハクは、石化からの解除後に千空が最初に遭遇した石神村の住人で金髪に碧眼、青いワンピースが特徴の少女。
16歳で身長は160cm、血液型はB型という設定も明かされています。視力は11.0という人間離れした視力と村で一番の戦闘能力の持ち主でもあります。
木の下敷きになった時に、身を挺して救ってくれた千空に恋心を抱いているのですが、千空はどうやら恋愛には疎いようで、読者をやきもきさせることに。
クロムは石神村に住むコハクの幼馴染の少年です。身長は170cmで血液型はA型。理数系が得意で頭が良いという点は千空に似ています。
千空と出会うとすぐに意気投合し、化学共和王国設立に尽力することに。
ドクストのテレビアニメ化が気になります。これまでシリーズや、気になる今後の予定についても紹介します。
これまでのテレビアニメ化はシリーズとしては第一期が2019年7月から12月まで、第二期が2021年1月から3月まで放送されました。
第二期アニメの放送終了後に、続編の作成が発表されておりテレビスペシャル「DR.STONE龍水」が2022年7月に放送されました。
TVアニメ第3期『Dr.STONE NEW WORLD』解禁PV【2023年春放送決定‼】
既に第三期アニメ放送も決定しています。第三期は「Dr.STONE NEW WORLD」というタイトルで2023年春からの放送予定。
現在、YouTube公式チャンネルではPVも公開されています。どうやら、千空と科学王国のメンバーたちが次なる冒険が繰り広げられる模様。
今後少しずつ、情報がアップされていきます。楽しみに待ちたいですね。
ドクストは少年ジャンプで2017年3月から2022年3月までの5年間に渡り連載されていた「DR.STONE」というタイトルの漫画です。
2022年6月の時点で、累計発行部数は電子版も含めると1400万部を突破していることが発表されています。
マンガの話数は全232話という長い物語。気になるあらすじは「ciatr」をはじめとした各サイトで見ることが可能。主人公キャラは石神千空で16歳の高校生。逆立った白髪が特徴です。
その他には、体力自慢の大木大樹や、幼馴染の小川杠、石神村に住むコハクやクロムなど魅力的なキャラが揃っています。
これまでテレビアニメシリーズ化は第二期まで完了しており、2022年7月にはスペシャルとして「DR.STONE龍水」が放送されファンを楽しませました。
2023年春には、第三期の放送予定があるようです。連載が終わっても、まだまだ楽しめそうですね。
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ドクストこと「Dr.STONE」は、稲垣理一郎さんが原作を担当し、Boichiによる作画の漫画です。
原作者の稲垣理一郎さんは、これまでに「アイシールド21」、「トリリオンゲーム」の原作も手掛けています。
Boichiさんは韓国出身の漫画家で、本名を朴武直(パクムジク)さん。2004年に日本の漫画界でデビューを果たしました。