2024/02/16
r.y6
まずは、「ベイビーステップ」の概要についてご紹介します。「ベイビーステップ」とはどういった作品なのでしょうか。連載誌やアニメについてもお伝えしましょう。
「ベイビーステップ」は、週刊少年マガジンで連載されていました。掲載されたのは、2007年46号から2017年48号までの10年間です。
「ベイビーステップ」は、作品として受賞をしたことがあります。2014年に、第38回講談社漫画賞の少年部門を受賞したのです。なお「ベイビーステップ」は、2021年11月の段階で電子版を含めた累計発行部数が1,260万部を超えています。
「ベイビーステップ」は、2014年にアニメの第1シリーズが放映され、2015年に第2シリーズが放映されています。そして、2014年10月4日からは第1シリーズの再放送がNHK Eテレで行われました。
続いては、「ベイビーステップ」のあらすじについて迫ってみたいと思います。「ベイビーステップ」とは、どういった物語なのでしょうか。
主人公の丸尾栄一郎は、小学生の頃から真面目かつ几帳面な性格でした。彼は、成績がオールA判定であることから、”エーちゃん”と呼ばれる高校1年生です。栄一郎は、ある日母親から運動不足を指摘され無料のテニスクラブに参加しました。
そのテニスクラブには以前に栄一郎がノートを貸したことのある、隣のクラスである鷹崎奈津と会いました。そして彼女が、プロテニスプレーヤーを目指していることを知るのです。テニスクラブでの初日は不甲斐ない結果に終わったため、栄一郎は再度テニスクラブに参加します。
その際に、完璧なストロークを打てたことでテニスにハマっていき、栄一郎は成長をしていくのでした。
『漫画GIFT』というサイトに、「ベイビーステップ」のあらすじが掲載されています。各エピソードに分けて、物語の最後まで細かく書かれている点が特徴です。ページ最後には、全体評も書かれているでしょう。
『frequ』というサイトにも、「ベイビーステップ」のあらすじが掲載されています。特に最終巻である446話から455話までを重点的に書かれている点が特徴です。なおネタバレ注意となっています。
「ベイビーステップ」を読んだ方はどういった感想を持ったのか、気になるところかもしれません。次に、「ベイビーステップ」の感想についてご紹介します。「ベイビーステップ」にはどういった感想があるのでしょうか。
「ベイビーステップ」について、『テニスについてしっかり書いている漫画だと思う』という感想があります。これは、作者がテニス経験者ということもあるかもしれません。また、『心理面た体格面、頭脳面においてテニスをする内容であり、全てがリアル』という旨の声も聞かれます。
「ベイビーステップ」には、『さらにテニスを好きになれる』という感想もあります。さらに、『爽やかでありただテニスが中心となっているのが良い』という旨の声も上がっているでしょう。
主人公に斬新姓があるという見方もあります。『”とにかくガリ勉”なタイプはありそうでなかった気がする』との声も聞かれるでしょう。登場人物の斬新姓が読者を惹き付けるのかもしれません。
「ベイビーステップ」は既に連載が終わっています。打ち切りになったという話がありますが、それは一体どういったことなのでしょうか。続いては、「ベイビーステップ」が打ち切りになった理由について迫ってみたいと思います。
「ベイビーステップ」は、2017年48号において連載が終了しています。「ベイビーステップ」は今から5年ほど前に終了していたのです。物語が、試合の真っ只中という中途半端な終了の仕方でした。
上述している通り、「ベイビーステップ」の作者は女性です。他の女性漫画家というと「鋼の錬金術師」の作者である荒川弘が挙げられますが、彼女は介護あるいは家庭関係を理由として休載したことがありました。「ベイビーステップ」の作者・勝木光の場合は、女性であること以外は人物の情報があまりありません。
しかし、女性作家で妊娠などを機に休載した例があるため、勝木光も妊娠したことで打ち切りになった可能性もないとは言い切れないでしょう。
「ベイビーステップ」はスポーツ漫画ですが、必殺技などが登場しない点が特徴です。団体戦やダブルスはほとんどなく、主人公の栄一郎がデータテニスによってシングル戦を戦うという内容となっています。そのため、漫画にありがちな修行などもありません。
勝てなければ分析をして課題の練習をする、そして勝利してまた次には負けるという展開を繰り返すのです。また栄一郎は高校生ですが、高校生のテニスではなく競技用テニスにスポットを当てたことから、つくりやすいイベントがありませんでした。
それもあり、プロの世界を栄一郎に見せたところで終了したという見方があります。こうした点が設定としての限界となったことで、打ち切りになったという説もあるでしょう。
決着がついていないのに終わったことで、「ベイビーステップ」は打ち切りではないかといわれています。しかし本作品は、週刊少年マガジンに最終話が表紙センターを飾り終わっています。またタイトルにもある”ベイビー”がプロになったことで、終わったという声もあるのです。
漫画は1,000万部を突破しており、2度アニメ化していることから人気もあり、週刊少年マガジンが終了を要請したものではないと考えられます。「ベイビーステップ」が終了したのは、円満な理由であったという説があるでしょう。
「ベイビーステップ」は連載が終了してしまいましたが、続編を待ち望んでいる方も少なくないかもしれません。では、「ベイビーステップ」には続編があるのでしょうか。最後に、「ベイビーステップ」の続編について迫ってみたいと思います。
打ち切りになったとしても、反響などで再連載されるケースもあります。過去には、「ガタガール」という漫画が終了しましたが、作者が自らTwitterに連載の続行嘆願のツイートをしました。作者の思いに賛同したフォロワーが1500人以上いました。
そして、電子書籍BOOK☆WALKERのコミック担当者が講談社に続行を直訴したのです。キャンペーンで2週間以内に1万リツイートを獲得したことで特別読み切りが許可されます。その読み切りが終わった後に、反響があったことから正式に再び連載されることが決まったのでした。
こうした事例があることから、「ベイビーステップ」も続編が連載される可能性はないとは言い切れないでしょう。
「ベイビーステップ」の続編が連載されるのは、”話題性による”という見解があります。それは、「ベイビーステップ」がいつでも連載を再開できるような終わり方だったことが理由です。もしも作者が完全な終了とする意向であったなら、打ち切り説などが出ないようなすっきりした終わり方にできたはずだからです。
そうではなかったということは、いつかどこか他の媒体においてでも連載を再開する可能性を残したということが考えられるでしょう。
王道のテニス漫画として愛された「ベイビーステップ」は、2017年に連載が終了しました。打ち切り説も出ており、作者が妊娠したからなどといった憶測もあります。しかし「ベイビーステップ」は連載の最後で掲載誌にセンターカラーで掲載されました。
こうしたこともあり、円満な終了であり打ち切られたわけではないという見方もあります。中途半端に終わった感じもあるため、続編が連載される可能性も残っているでしょう。いつか、「ベイビーステップ」の連載が再スタートすることが待ち遠しいものです。
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「ベイビーステップ」は、勝木光(かつきひかる)による漫画です。勝木光は女性漫画家であり、テニスの経験者でもあります。テニスの経験が、「ベイビーステップ」の執筆にも生かされているものと考えられます。