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2023/12/28
大今里
蒙古ひだという言葉は聞いたことがあっても、それが一体何なのか分からない方もいるのかもしれません。まずは、蒙古ひだについて説明いたします。
蒙古ひだは、日本人の80%にあるとされています。黄色人種に多く見られるものであり、モンゴロイドの特徴でもあります。日本人の幼少期には100%蒙古ひだがあり、15歳前後から減少していく傾向がある点もポイントです。なおネグロイド(黒人腫)やコーカソイド(白人種)には、蒙古ひだがほどんどありません。
蒙古ひだは、他に蒙古皺襞(もうこしゅうへき)や内眼角贅皮(ないがんかくぜいひ)とも呼ばれています。また、瞼鼻襞(けんびひだ)という別名もあります。蒙古ひだには様々な呼び方があることも知っておきましょう。
蒙古ひだにも役割があります。続いては、蒙古ひだが持っている役割について迫ってみましょう。蒙古ひだにはどういった役割があるのでしょうか。
蒙古ひだは、北方モンゴロイドが寒さから眼を守るために発達した、という説があります。寒さの厳しい土地では、眼も寒さから守らなければならないのかもしれません。
もう1説には、砂漠の砂から眼を守るためというものもあります。アジアの地域にも砂漠がありますが、砂漠で風が吹くと眼に砂が入ってきて大変です。こうしたことにより、砂漠の近くに住む人たちは蒙古ひだが発達したのかもしれません。
役割というわけではないかもしれませんが、蒙古ひだがあると”ぱっちりとした平行二重のまぶた”になりません。目の印象にも蒙古ひだは影響しているでしょう。
続いては、蒙古ひだがある場合とない場合の印象の違いについて探ってみたいと思います。蒙古ひだがある場合とない場合では、どういった違いがあるのでしょうか。
一重で蒙古襞がない方と、蒙古襞がある方の写真を見比べてみると、蒙古ひだがない方のほうが目が大きく見えます。どちらも一重ですが、蒙古ひだがあるかないかにより、目の大きさも異なって見えるのです。
蒙古ひだは、雰囲気の印象にも影響を与えます。二重の方で蒙古ひだがあるケースとないケースでは、蒙古ひだがない方はキリっとした印象になります。反対に蒙古ひだがあると、丸みのある可愛らしい印象になるでしょう。
元々あった蒙古ひだがなくなった場合には、どの様な違いが見られるのでしょうか。蒙古ひだが元からある方が切除をした場合には、蒙古ひだがあった時に比べてやはり目が大きくなりました。そして左右の目の間隔も狭くなったことから、鼻筋が通って見える印象もあるでしょう。
現代には見た目の印象を変えることのできる整形という技術がありますが、整形で蒙古ひだを治すことはできるのでしょうか。続いては、整形によって蒙古ひだを治すことができるのかについて、迫ってみたいと思います。
蒙古ひだを治すなら、目頭切開という施術を受ける方法があります。目頭切開の施術を受けると、パッチリとした二重のラインをつくることが可能です。目を大きく見せることができるでしょう。
目頭切開は、目頭の部分にある皮膚を切除して目の横幅を鼻の方向に広げて、目を大きく見せることを目的にした手術です。施術を受けると数ミリの差によって、目元や顔全体の印象が変わります。目頭の皮膚を切除して縫縮する方法を、W形式と呼びます。
皮膚をずらし目頭を開く施術方法もあり、これをZ形式といいます。2か所ある皮膚弁の位置を入れ替えることで、蒙古ひだの緊張が緩んで目頭が鼻側へと開く仕組みの施術です。目頭をただ切り離すだけでなく、皮膚のひだを鼻側に移動することでひだの裏に隠れる目頭が見えるようにするのです。
目頭切開の整形は、平行二重の形成にも有効です。蒙古ひだがあることで末広型になっている二重まぶたを、平行型にすることが可能なのです。
ここで、蒙古ひだの特徴について迫ってみたいと思います。蒙古ひだには、どういった特徴があるのでしょうか。
蒙古ひだが発達している場合には、蒙古ひだが目頭にあるピンク色の部分(涙丘)を隠してしまいます。そのため、目が小さく見えることや目が離れて見えることがあります。
蒙古ひだは、15歳前後から減少していくことはお伝えしました。70歳頃には、加齢に伴い目の周りの脂肪が減るため蒙古ひだもなくなっていくでしょう。年齢を重ねていくことで、蒙古ひだも変化していくということです。
最後に、目頭切開の施術を受ける際のダウンタイムや注意点についてご紹介します。目頭切開のダウンタイムや注意点はどうなっているのでしょうか。
整形をすると、ダウンタイムというものがあります。それは、目頭切開の場合でも同様です。ダウンタイムとは、施術を受けてから通常の生活に戻るまでの期間を指します。目頭切開のダウンタイムでは、1週間後に抜糸が行われます。腫れあるいは内出血は2週間程度続くでしょう。
傷跡については、初回手術では1か月から3か月程度赤くて硬くなり、6か月ほどで最終的な傷跡となるのが通常です。修正の場合であれば、それ以上に長くかかり可能性もあります。
目頭切開の施術を受けた後は、直ぐにコンタクトレンズを装着しても問題はありません。またアイメイクについては、抜糸が終わるまでの1週間ほどはしないようにするようにしましょう。なおこすってしまうと腫れが長引き、バイ菌が入ってしまうこともあり得ますので注意が必要です。
また入浴で体が温まると一時的ではあるものの、腫れが悪化してしまいます。温めのお湯あるいはシャワーにすることが適しているでしょう。睡眠については、8時間を超えるとリンパの流れが停滞してむくみやすくなります。そのため、夜は7時間程度の睡眠にすることも大事です。
目頭切開後の腫れを早く引かせるなら、冷やすことが大事です。温かければ炎症が長引くからです。術後3日ほど冷やすことで、炎症が早く治まるでしょう。ビニール袋に入れた氷を当てるなどして、冷やしてみてください。
寝るときには、枕を高くして眠ることも一案です。リンパの流れが良くなり、まぶたのむくみが早く取れるようになる可能性があるからです。まぶたのむくみが取れない場合には、試してみましょう。
目頭切開の施術を行っているクリニックの中には、炎症を抑える薬を処方しているところもあります。例えば、手術後に眼科専用の軟膏を出してくれるクリニックもあるでしょう。また、炎症を抑える注射を打つクリニックもあります。各クリニックの対応については、クリニックに確認してみることがおすすめです。
蒙古ひだは目頭に覆い被さっているひだであり、日本人の多くに見られるものです。蒙古ひだの役割には寒さから目を守るためなど諸説あり、蒙古ひだがあると目が小さく見えるといった特徴があります。一重で蒙古ひだがなければ、蒙古ひだがあるより目が大きく見えるという印象の違いがあります。
蒙古ひだを除去するためには、目頭切開の施術を受ける手段もあるでしょう。もし蒙古ひだを失くして目を大きくみせたいなら、目頭切開の整形をすることも一案です。
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蒙古ひだは、目頭に覆い被さる皮膚です。ピンク色の肉の部分を覆っています。なお蒙古ひだという言葉が載っていない眼科学の教科書もあるでしょう。その場合には、内眼角贅皮(epicanthus)という言葉で蒙古ひだが説明されています。