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2023/12/28
大今里
『SIROBAKO』は、アニメ制作会社・P.A.WORKSにより制作された、『ガールズ&パンツァー』、『おおきく振りかぶって』などを手掛けた、水島努監督によるオリジナルテレビアニメです。
2014年10月から2015年3月までTOKYO MXほかにて全24話が放送されました。
原作者としてクレジットされている、武蔵野アニメーションは、『SIROBAKO』内に登場する、本作の舞台となる架空のアニメ制作会社です。
『SIROBAKO』は、2011年に制作された『花咲くいろは』に続いての、P.A.WORKSの働く女の子シリーズ第2段作品です。
”アニメーション業界の今が、ここにある。”というキャッチコピーのもと、アニメ制作現場のリアルが描かれました。
題名の『SHIROBAKO』は、制作会社が完成した作品を納品する白い箱に入ったビデオテープの事を指します。
『SIROBAKO』は、その映像業界の用語である「白箱」から命名されています。
続いては、『SIROBAKO』のあらすじなど、作品内容について詳しくご紹介していきます。
制作進行・アニメーター・声優・3DCGクリエイター・脚本家志望としてそれぞれアニメーション業界に入って夢を追う5人の若い女性を中心に、作品の完成を目指して、アニメ作りに奮闘するアニメーション業界の日常を描いています。
アニメの公式ホームページに、1話ごとのあらすじが掲載されています。
そのエピソードがどういった内容かも、各話ごとに掲載されていますので、気になる方は目を通してから視聴されてもいいかもしれません。
物語の主要メンバーは、上山高校アニメーション同好会の宮森あおい、安原絵麻、坂木しずか、藤堂美沙、今井みどりの5人です。
5人は、学園祭で自主制作アニメーションを発表し、卒業後いつかもう一度、共に商業アニメーションを作ろうと「ドーナツの誓い」を立てます。
その2年半後、アニメーション制作会社「武蔵野アニメーション」に就職したあおいは、『えくそだすっ!』に制作進行として携わることとなり、多忙な日々を過ごします。
予定通りに上がらない原画、こだわりから仕事を増やす監督、社内で対立する2D班と3D班、過密日程の中で欠けていくスタッフと、トラブルが多発する中、あおいは制作進行の同僚や、作画・演出・背景・音響・仕上・撮影といった各パートのスタッフと力を合わせ、それらのトラブルを乗り越えながら成長していきます。
高校時代の同好会の仲間たちもまた、それぞれの分野でアニメーション制作に関わり、不安や挫折に悩みながら、「あの日の約束」にむかって進んでいるという内容です。
続いては、『SIROBAKO』に対する視聴者の反応や感想を、見ていこうと思います。
作品のレビューには、『調整業務を仕事でやってる身としても刺さった』という感想がありました。
実際その仕事をしているその人にとっては、あるあるの内容も多く、しんどいこと、辛い事、そしてやりがいを感じる事など、改めて作品から感じたようです。
その人は、『またみたい』と書き込んでいました。
普段は知ることの無い、アニメ制作現場のリアルに接して、『知らないことばかりで新鮮だった』『生産者(アニメの制作側のことか)のことを知れて良かった』とする感想が上がっていました。
確かに、なかなかアニメ制作現場の日常、制作以外のスケジュール調整や起こりうるトラブルなどは、知る機会は少ないので、知らないことが多く描かれていた内容に、興味を持つ人が多かったようです。
そして、何よりこの作品が支持されたのは、主人公を始め、登場人物が夢に向かって日々奮闘する姿に、応援したくなり、励まされた人が多かったからではないでしょうか。
作品レビューには、『前向きな気持ちにさせてくれる素晴らしい作品』という声がたくさん上がっていました。
続いては、主要メンバーとその担当声優についてご紹介していきます。
宮森 あおいは、本作の主人公です。
1993年生まれで、(2014年の時点で21歳)再放送されていた『山はりねずみアンデスチャッキー』が好きで、この作品をきっかけにアニメーション制作を意識するようになります。
武蔵野アニメーションに所属し、入社1年目の新人で制作進行として日々奮闘します。その後、制作デスク、ラインプロデューサーの職についていきます。
声を担当しているのは、木村 珠莉(きむら じゅり)です。『SIROBAKO』の宮森あおい役や、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のレフィーヤ・ウィリディス役など、人気作品のキャラクターを多く演じてる声優です。
矢野エリカは、金髪でツインテールの制作進行で、主人公・宮森あおいの職場の先輩です。
歯に衣着せぬタイプで、上司が相手でも物怖じせずに主張する、頼りになる先輩です。アニメーションを作る理由について「面白いから」を理由に挙げています。
『SIROBAKO』のキャラクター人気投票では、主人公を抑えて1位を獲得している、人気キャラクターです。
声を担当しているのは、山岡ゆりです。『境界の彼方』の新堂愛役をはじめ、『響け!ユーフォニアム』の吉川優子役など、人気作品のキャラクターを多く演じている声優です。
安原 絵麻は、主人公と同じ、上山高校アニメーション同好会に所属していました。武蔵野アニメーション所属のアニメーターです。
キャリア1年半で原画担当へ昇格し、試行錯誤、挫折などを繰り返し、作画監督補佐に抜擢されていきます。
声を担当しているのは、佳村はるかです。『アイドルマスター シンデレラガールズ』の城ヶ崎美嘉役など、人気作品のキャラクターを多く演じている声優です。
主人公と同じ、上山高校アニメーション同好会に所属していました。
新人声優で、赤鬼プロダクションに所属していますが、まだ声優業だけで生活できるほどの収入は得られておらず、居酒屋「松亭」でアルバイトをしながらオーディションに挑戦しています。
声の担当をしているのは、千菅春香です。『殺戮の天使』のレイチェル役など、多数のアニメ作品に出演している声優です。
藤堂 美沙は、上山高校アニメーション同好会に所属し、主人公の1学年上でした。
3Dクリエイターをしており、3DCGの専門学校を経て、CG制作会社スーパーメディア・クリエイションズに入社、翌年にスタジオカナブンへ移籍しています。
声を担当しているのは、高野麻美です。「アイドルマスターシンデレラガールズ」宮本フレデリカ役、「ゲキドル」藤田愛美役などが代表作の声優です。
上山高校アニメーション同好会に所属し、主人公の2学年下でした。
脚本家志望の大学生で、宮森の調べ物の手伝いをしたきっかけで、武蔵野アニメーションで「第三飛行少女隊」の設定制作のアルバイトを始めることとなります。
声を担当しているのは、大和田仁美です。『私に天使が舞い降りた!』の種村小依役など、人気作品に多数出演している声優です。
続いては、『SIROBAKO』の続編や劇場版について、詳しく見ていこうと思います。
2期が放送される可能性について、制作側は『当初4クール構成で考えられていた』と語っているため、2クール分の構成されたストーリーのストックが残っていると考えられます。
監督である水島努はアニメの放送終了直後から数年先まで予定が埋まっていることが明かされていました。
放送から7年ほどが経ちますが、まだ2期の放送予定の情報は発表されていない状態です。
2020年2月29日より、劇場版「SHIROBAKO」が公開されました。
「続編を作りましょう」という話が挙がったのは、テレビシリーズが終わってから1年後くらいでだったそうです。
しかし、水島監督の予定がかなり先々まで決まってしまっており、それから数年経ち、テレビシリーズでの続編ではなく劇場版という形で、更にこのタイミングなら出来ると、劇場版の制作が決まったそうです。
劇場版『SIROBAKO』では、テレビシリーズから4年後、オリジナルの劇場用アニメーション制作に取りくむアニメ制作関係者の姿が描かれました。
アニメの制作現場を描き、人気の高いアニメ『SIROBAKO』についてご紹介してきました。
アニメ業界を描くアニメということでそのリアリティーある描写や高い完成度が話題を集めた作品で、アニメ作品放送終了5年後に、劇場版が公開されこちらも大ヒットとなりました。
アニメの続編を望む声も根強く、監督のスケジュールが合えば、また続編が描かれるかもしれませんね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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アニメの制作現場を描いたアニメ『SIROBAKO』(シロバコ)。いったいどんなアニメなのでしょうか。詳しく見ていこうと思います。