木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
白雪姫には原作があり、グリム童話に収録されています。グリム童話とは、ヤーコプとヴィルヘルムのグリム兄弟がまとめ、加筆などを加えた、ドイツの昔話を集めたものです。
200話を超える昔ばなしが収録されており、代表的な作品は
などが挙げられます。有名なお話ばかりですね。
白雪姫は、グリム童話にはKHM53、エーレンブルク稿では43番として記されています。
続いては、白雪姫のあらすじをご紹介していきます。
ある国の女王さまが黒檀の枠でできた窓辺で縫い物をしていた時に、指を針で刺してしまい、積もった雪に血が落ちました。
その際、それが美しく見えた女王さまは、雪のようにからだが白く、血のように赤い美しいほっぺたをもち、黒檀のように美しい黒髪の子がほしいと願いました。
そして、その後、出産し生まれてきた子供がまさしく、願った容姿だったため、「雪のようにからだが白い」=白雪姫と名付けられました。
白雪姫が生まれてすぐ女王様は亡くなってしまい、後添えとして新たな女王がやってきます。
その継母は、きれいな人でしたが、自分が一番でなくては気が済まず、毎日魔法の鏡に向かって「鏡や、鏡、壁にかかっている鏡よ。国中で、誰が一番美しいか、言っておくれ」と聞き、「お后さま、あなたが一番美しい。」と鏡が答えることに満足していました。
白雪姫が美しく成長し、7歳になったころ、そんな日常が崩れます。
継母が「鏡よ、壁の鏡よ、この国で一番美しいのは誰?」と尋ねると、鏡は、「お后さま、あなたはここの誰よりも美しい。だが、白雪姫はもっと美しい。」と答えたからです。
女王は白雪姫の美しさに嫉妬し、憎しみが沸き、自分が一番でないと気が済まないため、白雪姫が邪魔になります。そして、狩人に森の中での白雪姫の暗殺を命じます。
森の中で殺されそうになった白雪姫は、狩人に助けて欲しいと懇願し、逃してもらいます。
白雪姫は小人たちの家に辿り着き、家事を引き受けることを条件に、七人の小人と暮らすことになります。
女王は、白雪姫は死んだものと思っていましたが、魔法の鏡に「七人の小人の家にいる白雪姫は、まだ千ばいもうつくしい」と白雪姫がまだ生きている事を知らされます。
白雪姫が生きている事を知った継母は、次は、自ら白雪姫を殺そうと動き出します。
行商の女に変装し、コルセットの紐を売るふりをし、後ろから白雪姫を紐で締め上げて息を絶えさせます。しかし、7人の小人が帰宅し、紐を切り白雪姫は助かります。
魔法の鏡によって白雪姫が死んでいなかったことを知った女王は、続いては、毒を塗った櫛を白雪姫に売りに行き、またしても殺害を図ります。
これもまた、帰宅した7人の小人が発見し、白雪姫は助かります。継母は2度も白雪姫殺害に失敗します。
またしても白雪姫が助かった事を知った継母は、百姓に化けて毒リンゴを持って白雪姫に会いに行きます。
そして、変装した継母から渡された毒リンゴを食べた白雪姫は息絶え、帰宅した小人たちが手を尽くしましたが、とうとう白雪姫が息を吹き返すことはありませんでした。
7人の小人たちは、白雪姫の遺体をガラスの棺に入れて、悲しみに暮れていました。そこに王子が通りかかり、白雪姫を一目見るなり、その美しさに見惚れ、死体でもいいからと白雪姫を譲り受けることとなります。
そして、白雪姫の棺をかついでいた家来の一人がつまずき、棺が揺れたことがきっかけで、白雪姫の喉に詰まっていたリンゴのかけらが飛び出して、白雪姫は息を吹き返します。
そして、目覚めた白雪姫に王子はプロポーズし、2人は結婚して幸せに暮らします。
絵本やディズニーの映画では、王子様と白雪姫が結婚し、めでたしめでたしでお話は終わっていますが、原作ではまだその続きがあるようです。
そして、その続きが怖い内容だといいます。詳しく見ていきましょう。
白雪姫は死んだと思っていた継母は魔法の鏡から「新しい女王はとても美しい」と言われ、その姿を見るために結婚式に参列します。
結婚式に参列した継母は、その若い女王が死んだと思っていた白雪姫であることに気付き、呆然と立ち尽くします。
そして、原作の最後は、女王は火で炙った上靴を履かされ、倒れて死ぬまで踊らされたとして話が終わっています。
白雪姫を暗殺しようとした女王は、最期は、火であぶった靴を履かされたうえ、踊らされて、話の最後えは死んでいるのです。
エンディングの他にも原作とディズニー映画との違いが多数ありますので、ご紹介していきます。
白雪姫といえば王子様とのキスで、毒リンゴを食べ倒れていた白雪姫が息を吹き返すシーンが有名ですが、原作にはキスシーンはありません。
キスで目覚める設定はディズニーのオリジナルであり、グリム童話の何版かによっても、設定が異なっています。
草稿版では、父親によって助けられており、初版では重い棺を担いでいた召使がイラついて白雪姫を棺から出して高く持ち上げ、背中を殴った拍子に毒リンゴのかけらが取れて助かっています。
2版からは、召使が躓いた拍子に毒リンゴのかけらが取れて助かっています。
ディズニー版では白雪姫は14歳とされていますが、原作では7歳です。王子と結婚するエンディングを考えると年齢を上げたことが想像できますね。
ディズニー版では白雪姫がたくさんの動物と遊ぶ様子が描かれていますが、原作にはそういったシーンは出てきていません。
原作で登場するとすれば、狩人の獲物であるイノシシのみです。
7人の小人たちは、ディズニー版では1人ずつに名前がありますが、原作には区別がありません。また、家での家事は白雪姫が進んで行っていたような描写になっているものの、原作では小人たちから家におく条件でした。
白雪姫は、グリム童話に収められているお話ですが、もともとは民話だったようです。
白雪姫は元々、ドイツのヘッセン州バート・ヴィルドゥンゲンの民話であると言われています。
民話の白雪姫には、狩人が登場するものは少ないようです。グリム童話の初稿には、狩人は登場しておらず、女王が狩人に命令して白雪姫を暗殺しようとする話は入っていません。
毒リンゴ造りは、グリム童話の初版から追加されているが、毒リンゴを造るための説明書については、民話には書かれていません。
また、白雪姫の毒リンゴからの蘇生法は、先ほどもご紹介した通り、初版と第2版以降では異なっています。
小さな子供の頃から馴染みのある、『白雪姫』について、ご紹介してきました。
継母に命を狙われていた白雪姫が、王子様と結婚して幸せになるお話ですが、ディズニーによるアニメ、そして現在、ハリウッドでは実写版の白雪姫が撮影されており、老若男女から人気がり語り継がれている『白雪姫』のお話。
実は、グリム童話の中では、継母が火で炙った上靴を履かされ、倒れて死ぬまで踊らされたというエンディングがありました。
ハリウッドで撮影されている実写版の『白雪姫』がどのように描かれているのかも楽しみですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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1937年に発表された、ディズニーの長編映画第1作目であり、世界初のカラー長編アニメーション映画『白雪姫』や絵本でもお馴染みの白雪姫。
誰しも1度や2度は絵本で読んだりしたことはあるのではないでしょうか。
白雪姫について、ご紹介していく中でまず、白雪姫の原作について詳しく見ていこうと思います。