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「あにぽ」が復活したって本当?危険性は?他に安全なサイトがある?

アニメを無料で視聴できるサイト「あにぽ」。閉鎖となった「あにぽ」ですが、復活したという話があります。それは本当なのでしょうか。そこで今回は、「あにぽ」が復活したという話や危険性、安全に視聴できる他のサイトについて迫ってみたいと思います

「あにぽ」とは何のこと?

アニメを無料で視聴できるサイトとして有名だった「あにぽ」をご存じでしょうか。まず、「あにぽ」についてご紹介します。

違法アニメサイトのリンクが掲載

「あにぽ」は、anipo.jpが運営していた、アニメを中心とした違法アップロード動画が掲載されているサイトへのリンク情報をまとめた、リーチサイトでした。

 

リーチサイトとは、侵害著作物を掲載したウェブサイトに対するリンク情報を掲載したウェブサイトやアプリのことを言います。

 

「あにぽ」は、違法にアップロードされた海賊版サイトに誘導するリンクがまとめられており、違法とは言え、無料でアニメが見られるという事で多くのアクセスがあったサイトです。

 

作品数が豊富で、検索しやすく、レビューには最新ランキングがあるなど、見たい動画をすぐに見つけることが出来ると人気でした。

違法アップロードの動画視聴は違法ではない

動画を違法にアップロードしたり、その動画をダウンロードすることは、「著作権法」に違反する「著作権侵害」であり、刑事罰の対象となり、刑罰は10年以下の懲役または1000万円以下の罰金、もしくは両方となります。

 

しかし、違法にアップされた動画を視聴するだけでは違法とはなりません。

 

だからこそ、違法アップロードされているものだと分かっていても、見る人が減らず、違法アップロードサイトが登場しては消えを繰り返しています。

違法アップロードの逮捕例

一番有名ともいえるのが、人気漫画を無断で掲載していた海賊版サイト『漫画村』の運営者だった星野路実ではないでしょうか。

 

漫画村は2016年に開設され、2018年4月に閉鎖しましたが、それまで人気コミックや漫画雑誌などを無断で掲載し、5万~7万点が無料で見ることが出来る状態になっていたと言われています。

 

被害額は約3200億円に上ると試算されています。

 

星野路実は、2016年12月から2017年11月には、『漫画村』で得た広告収入等計約6,257万円を、広告を出した企業から海外口座などに送金させ、犯罪収益を隠していました。

 

星野路実は、著作権法違反と組織犯罪処罰法違反の罪に問われ、懲役3年、罰金1000万円、追徴金約6257万円(求刑懲役4年6カ月、罰金1000万円、追徴金約6257万円)の有罪判決の判決が出ています。

2018年2月に「あにぽ」が閉鎖

2018年2月中旬に、いきなり、anipo.jpのリンクが開けなくなりました。

 

表示しようとすると、

  • このページは表示できません
  • Webアドレスhttp://anipo.jpが正しいか確かめてください。
  • 検索エンジンでそのページを探してください。
  • 数分待ってから、ページを最新の情報に更新してください。

 

と表示されるようになり、「あにぽ」は閉鎖されたことが発覚しました。

 

ネット上では、「あにぽ」は、何者かにハッキングされた、運営者が逮捕されたなどの噂が広がりました。

「アニポ」はなぜ閉鎖されたの?

続いては、「あにぽ」がなぜ閉鎖されたのか、詳しく見ていこうと思います。

広告収入を集めていた

非合法なサイトではあったものの、閉鎖する前まで「あにぽ」の月間アクセス数は300万pvを超えていたと言われています。

 

月間アクセス数は300万pを超えていると、収入は月100万円を軽く超えるとも言われており、「あにぽ」も、結構な金額の広告収入を稼いでいたと考えられます。

リーチサイト運営者の逮捕の煽り

リーチサイト自体の規制の目も厳しくなってきていた、2017年ついに「日本最大の海賊版リーチサイト」とも言われていた「はるか夢の址」の運営者9人が逮捕されました。運営者など3名に対し、それぞれ懲役3年6か月、3年、2年4か月の実刑判決が出ています。

 

また、講談社は運営者3名に対して損害賠償請求訴訟しており、運営者3 名に対して総額約 1 億6千万円の支払を命じる旨の判決が2019年に下されています。

 

「あにぽ」が閉鎖されたのは、リーチサイト自体の規制が強化されてきたことにより、逮捕者が出て、その煽りを受けたと考えられます。

 

2018年10月に文化庁が海賊版サイトの誘導をするリーチサイトに対しても規制対象にすることを発表しています。

 

そして、2020年の著作権法改正により、リーチサイトやリーチアプリが法律の明文で禁止され、刑事罰などの対象となりました。 

国からサイトの停止命令

著作権を侵害したサイトを運営していたことから、「あにぽ」は政府からサイトの運営停止が命じられていました。

「あにぽ」は復活したの?

政府からサイトの運営停止が命じられ、閉鎖されたと考えられている「あにぽ」ですが、復活しているという噂があります。

「アニポtv」に変更して復活

2018年2月に、多くのアクセス数を稼いでいた「あにぽ」は閉鎖されましたが、ドメインを「anipo.jp」から「anipo.tv」に変更して復活しました。

 

サイトのデザイン等は変わっておらず、すぐにアクセスが殺到するようになりました。

2018年9月からまた見られなくなっている?

政府の要請により、通信事業者等を通じて現在は危険サイトとしてアクセス遮断されているため、2018年9月から、アクセスしようとすると警告が出てセキュリティエラーとなるようになり、またしてもアクセスできなくなっています。

 

ブラウザを変えるとアクセスできる事もあるようですが、基本は、アクセス不可となっているようです。

アニメNewとして

しかし、いたちごっこはまだ終わってはおらず、現在、アニポtvは、アニメNewに名前を変えています。

 

ホームページのレインアウトも変わっており、広告やエロ画像が多くなっており、ウイルス感染する危険性があると言われています。

「あにぽ」は危険ではないの?

無料でアニメを見ることが出来、検索などしやすく、使い勝手が良いとされている「あにぽ」は危険であると言われています。どういった点が危険なのか詳しく見ていこうと思います。

「anipo.link」は危険性がある

検索サイトのGoogleでanipoを検索すると、「anipo.link」というサイトを見つけることができます。

 

anipoのような作りをしたサイトに飛ぶことができますが、国内の正規の有料動画配信サービスへのリンクを貼ってるサイトのようで、まったくの別物のようです。

詐欺サイトの警告が出る

復活したあにぽを開こうとすると「詐欺WEBサイトの警告」と表示されます。個人情報が盗み取られたりする恐れがあるなど、危険性のある悪質サイトに表示される警告文です。

 

また、利用している中で度々ウイルスに対する警告が出てきて、ウイルス感染しないためにソフトウェアをインストールするよう誘導してきます。

 

つまり、この警告が詐欺サイトへの誘導となっているのです。

 

このような危険の懸念もあるため基本的にanipoの利用はしないほうがいいと考えられます。

 

「あにぽ」が危険な理由は何?

続いては、「あにぽ」の具体的な危険性を見ていこうと思います。

詐欺サイトへの誘導も?

「あにぽ」のサイトにアクセスすると、ウイルスの警告が出てきますが、ウイルス感染しないためにソフトウェアのインストールを促してきます。

 

また、動画を見ただけでウィルスに感染していたという報告もSNS上であがっていました。

クリックをさせようとする

サイトにアクセスすると、ウィルスの警告が表示され、ウィルスソフトのダウンロードを促してきます。

 

ほとんどの人は、それを無視し、クリックする事はないでしょう。しかし、少数であっても、広告がクリックされることを狙って表示されています。

 

アクセスした人がもし少数でも、個人情報を取得することができれば詐欺グループは満足であり、警告が出てもアクセスは絶対にしてはいけません。

 

昨今、このように個人情報が抜き取られ、個人情報が闇サイトで売買されています。クレジットカードの不正利用に繋がったりと、トラブルのものですので、十分注意してください。

違法アップロードの動画のダウンロードは違法

違法アップロードの動画を配信しているサイトは著作権を侵害しています。また、違法アップロードの動画をダウンロードすることは違法となります。

 

無料でアニメを見られることをラッキーぐらいに考える人が多いのが実情です。しかし、違法アップロードされたアニメやマンガがたくさんの人々に見られても、クリエイター等の収入にはならないので、そのコンテンツの存続の危機を引き起こしかねません。

 

自分の好きな作品を応援するためにも、合法で取り扱っている動画配信サービスを利用することが適切です。

安全なアニポに変わるサイトはあるの?

続いては、アニメを見るために最適なサイトをいくつかご紹介します。

有料でも合法サイトで視聴するのがおすすめ

先ほども述べましたが、違法サイトで視聴することは、ウイルスに感染することや違法であることからおすすめはできません。

 

有料ではあっても、アニメだけでなくドラマや映画などを安全に視聴できるサイトを利用することが無難です。

 

最近は、映画、ドラマ、アニメ、バラエティ番組など、スマホやパソコン、テレビから様々な動画が見放題の定額制の動画配信サービス、サブスクが人気です。

 

それぞれ、アニメが充実していたり、海外ドラマが充実していたりと、特徴があるので、自分の好みのものが多い所で契約してはいかがでしょうか。

 

また、一定期間、無料でお試しを出来るサービスが多いので、いろいろ試してみて自分に合ったところを探してみてください。

Netflix

Netflixでは、カリフォルニア州ロスガトスに本社を置く、アメリカのオーバー・ザ・トップ・コンテンツ・プラットフォームおよび制作会社です。

 

ストリーミング配信では既存のコンテンツに加え、独占配信や自社によるオリジナル作品も扱っており、日本では、2015年にサービスが開始されましたが、2020年8月末時点での有料会員数が500万人を突破しています。

 

ハリウッド番組・韓国ドラマ・アニメなどが会員数増加の要因なのだそうです。

 

ベーシックプランだと月額990円で多数の動画が見放題で、国内外の映画、アニメ、国内外のドラマなどのコンテンツが充実しています。

Amazon Prime

アマゾン プライム ビデオは、Amazon.com, Inc.が提供する定額制ビデオ・オン・デマンド・ストリーミングおよびレンタルのサービスの事です。

 

アマゾンプライムのサービスの一部として扱われている為、買い物でアマゾンをよく使用しアマゾンプライム会員になっている人は追加料金なく見ることが可能です。

 

Amazon Studiosが制作した映画やテレビシリーズ、またはAmazonがライセンス供与した映画やテレビシリーズを、Prime Originals、独占配信として配信しています。オリジナル番組としては、恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』が人気ですね。

 

月額500円支払うことで、見放題作品をいつでも視聴可能であり、見放題作品ではない最新作なども、別料金を支払えば視聴できます。

 

たくさん見る予定はないけれど、という人はまず低価格のアマゾンプライムから始めてみても良いでしょう。

Hulu

Huluは、アメリカ合衆国の定額制動画配信サービスで、日本では2011年にサービスが開始されました。2014年4月、日本事業を日本テレビに売却されています。

 

日本テレビ系の有料動画配信サービスに重きを置いており、日本テレビの地上波放送分に未公開シーンを付け加えた特別版やオリジナル番組の制作などを行っています。

 

月額933円を払うと、見放題作品をいつでも視聴でき、5万作品以上を見放題で追加料金なしで視聴できるます。

FOD

フジテレビオンデマンドは、2005年9月にサービスがスタートした、フジテレビが運営するインターネットテレビ(VOD)・電子書籍配信サービスです。

 

フジテレビで過去に放送された名作や、NHKやテレビ朝日、WOWOWの一部ドラマや海外ドラマ、韓流ドラマなどを、月額888円で視聴可能です。携帯決済のほかにAmazonPayでの決済も可能であり、視聴するとAmazonポイントを貯めることができる特徴があります。

 

2019年4月から地上波で放送されたドラマやバラエティ番組などの最新話を期間限定で無料視聴できる見逃し配信サービスを開始しています。

「あにぽ」は現在、アニメNewとして存在

無料でアニメを視聴できる「あにぽ」についての危険性や、閉鎖の背景、また現在の「あにぽ」に代わるサイト、おすすめ動画配信サービスをご紹介してきました。

 

国の規制が厳しくなったといえども、いたちごっこのように作られては消え、作られては消えを繰り返している、違法サイトです。

 

無料でアニメを見られることをラッキーぐらいに考える人が多いのが実情ですが、作品に対して払われるはずのお金が払われないことが続くと、コンテンツの存続の危機を引き起こしかねません。

 

最近は、映画、ドラマ、アニメ、バラエティ番組など、スマホやパソコン、テレビから様々な動画が見放題の定額制の動画配信サービス、サブスクが人気ですので、自分の好みのものが多い所で契約してはいかがでしょうか。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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