木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
まずは、『歌舞伎町・スカウト狩り事件』の真相について迫ってみたいと思います。『歌舞伎町・スカウト狩り事件』とはどういった事件だったのでしょうか。
歌舞伎町では、夜の仕事を紹介する”スカウト”が活動しています。『歌舞伎町・スカウト狩り事件』では、大勢の暴力団員がスカウトを襲撃しました。スカウトを追いかけ回して、暴力を加えたのです。襲撃はエスカレートし、歌舞伎町ではスカウトっぽい見た目をしているだけで襲われる事態にもなったといいます。
では、スカウト狩りが行われたのは何が発端だったのでしょうか。最初は、8人のスカウトが2人の暴力団組員と揉めたことによりスカウト狩りが起こったとされます。スカウト側が暴力団組員に暴力を加えたことにより、30人規模の暴動になったというのです。
スカウトと暴力団組員が揉めるきっかけとなったのは、どこにあるのでしょうか。続いては、『歌舞伎町・スカウト狩り事件』の犯行動機について探ってみたいと思います。
『ナチュラル」というスカウトグループがあります。この『ナチュラル』が、スカウト狩りという大騒動の原因を作ったとされています。『ナチュラル』は、首都圏で女性に風俗等の夜の仕事を紹介していました。なおこの会社は、住吉会系のスカウト会社『ランコム』の幹部だった木山兄弟が独立し立ち上げました。
『ナチュラル』は大規模会社であり、数百人ものスカウトを抱えていました。また、10年という期間にわたり歌舞伎町で仕事をしてきたスカウトグループだといいます。
2020年春頃から、『ナチュラル』は他社の有能なスカウトを引き抜くようになりました。他社から引き抜きをすることは、ご法度とされています。これが大問題になり、関係者たちは鬱憤を溜めていたのです。
『ナチュラル』によって引き抜きをされていたスカウト他社は、不満を溜める一方でした。他社からの引き抜きは、コロナ禍にあり危機感から強引に行われたのではないかと見る向きもあります。そして、ついに他社は『ナチュラル』に対して抗議をしましたが、『ナチュラル』側は聞き流しただけだったといいます。
この対応について他社側は、住吉会系・幸平一家加藤連合会の傘下組織に相談しました。住吉会というのは、東京都公安委員会に認定されている指定暴力団です。山口組に次ぐ、国内で2番目の勢力とされています。
騒動の発端となった『ナチュラル』は、加藤連合会傘下の有力組織である『賢総業』と交流があります。一方の引き抜きに遭ったスカウト会社は、同じ加藤連合会傘下の 『聡仁組 』との関係を保っていました。引き抜きをされた側の会社は、『聡仁組 』に相談し『ナチュラル』に引き抜きを止めるように要請しました。
その後に、和解に向けた話し合いの場が設けられることになりました。しかし、『ナチュラル』側がこの話し合いを拒否しました。引き抜いたスカウトは戻さないだけでなく、引き抜き行為も止めないというのです。要するに、『ナチュラル』はヤクザに盾を突いたことになります。
こうしたことから、”武闘派”として知られていた加藤連合会の2つの傘下組織の、メンツが丸潰れとなってしまったのでした。そして、”賢総業や聡仁組とナチュラルの対立”という図式が生まれました。
『歌舞伎町・スカウト狩り事件』の真犯人が気になるところかもしれません。『歌舞伎町・スカウト狩り事件』に関しては、3者が犯人として挙げられています。当事件の犯人は、一体誰なのでしょうか。
スカウト会社『ナチュラル』の、実質的なトップとされる実の双子・木山兄弟が犯人とする見方があります。彼らは桑村俊和と西田寛昭という本名があり、苗字は異なるものの実の双子の兄弟です。2人は、歌舞伎町において”ケツ持ち”の暴力団の言うことも聞かずに、好き勝手にやっていました。
ケツ持ちとは、暴力団等が商店などを守る代わりに対価を得ることを指します。『ナチュラル』では、覚せい剤や詐欺、未成年少女の売春などにも手を染めていたという話があります。そうしたことから、『ナチュラル』を率いる木山兄弟は歌舞伎町のアウトロー界隈では、憎まれていたといいます。
前述の通りに、『歌舞伎町・スカウト狩り事件』は『ナチュラル』のスカウトが暴力団組員をバットで殴ったことがきっかけで、起きた事件です。事の発端を作った、『ナチュラル』のスカウトが犯人であるとの見方もできます。
”スカウト狩り”の事件を実際に起こしたのは、暴力団組員です。最初のうちは、暴力団員も『ナチュラル』のスカウトのみを狙っていました。しかし、いつの間にか『ナチュラル』以外のスカウトまでも暴行を受けるようになったとされています。
さらに、スカウトのように見える人物であれば誰でも構わずに狙うようになったのです。 よって当時は、歌舞伎町のホストたちもスカウトに見える服装はしないようにしたという話も聞かれます。
ここで、『歌舞伎町・スカウト狩り事件』のその後についてお伝えします。『歌舞伎町・スカウト狩り事件』は事件後、どうなったのでしょうか。
木山兄弟は、スカウト狩りが始まった頃には行方をくらましていました。そして、6月5日にスカウト狩りが開始されると、6月8日には『ナチュラルの木山社長と同じマンション住んでます』とする一般人からのツイートがツイッター上に投稿されています。その後、木山兄弟は暴力団員に捕まってしまった模様です。
スカウト狩りが始まり、3日後には捕まりボコボコにリンチを受けたのです。
スカウト狩りから3か月ほど後の2020年10月28日に、木山兄弟は幸平一家の傘下組員と共に逮捕されました。逮捕容疑は、暴力行為等処罰法違反の疑いとなっています。なお、逮捕された中には木山兄弟の実弟も含まれていました。
スカウト狩りが発生してから、警察は歌舞伎町に機動隊を派遣して歌舞伎町の警備を全体的に強化しました。そのこともあり、ある程度スカウト狩りは落ち着きました。こうして、『歌舞伎町・スカウト狩り事件』もひと段落しています。
実際の『歌舞伎町・スカウト狩り事件』が、どの様な様子だったのか気になる方もいるかもしれません。最後に、スカウト狩りをしている場面の動画についてご紹介します。
今はネット社会でもあり、SNSも盛んに利用されています。それもあり、何か物事が起こった場合には直ぐにスマホで動画等で撮影し、ネットに投稿されることが多くあります。投稿された動画等は直ぐに拡散され、あっという間に世間の知るところになるのです。
それは『歌舞伎町・スカウト狩り事件』も同様でした。スカウト狩りをしている様子を撮影した動画は、拡散され人々が見ることとなったのです。
『Buzz速報』などのツイッターアカウントにも、スカウト狩りの動画が出回っています。またツイッターではありませんが、YouTubeにも『歌舞伎町に「ヤクザ100人」大集結!「スカウト狩り」の全真相』という動画が投稿されています。投稿されているのは、『ウルトラMAD MAX』というチャンネルです。
他にも、同じ暴行の場面を収めたと思われる動画が存在しています。『東京ドラゴンちゃんねる』というアカウントにより投稿された模様です。
『歌舞伎町・スカウト狩り事件』が起こったのは、簡単に言うと夜の街の掟をスカウト会社が破ったことに対する報復というのが原因でした。好き勝手にやっていた『ナチュラル』というスカウト会社が、ご法度とされる他社からのスカウトの引き抜きをしたためだったのです。
この事件は暴力団が絡んでおり、引き抜かれた他社のスカウトが暴力団に相談しました。そして、引き抜きを止めるように言ったものの止めなかったことなどから、スカウト狩りを行う事態に発展してしまったのでした。
この事件では、スカウト会社『ナチュラル』のトップ・木山兄弟や暴力団員らが逮捕されています。
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『歌舞伎町・スカウト狩り事件』は、2020年6月4日に東京新宿の歌舞伎町で発生しました。この時期は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除になった後でした。この事件により、警察の機動隊まで出動する騒ぎとなっています。