木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
この事件は2021年4月28日に大阪府大東市で起きた殺人事件です。
当時、21歳だった女子大生が自宅マンションで遺体で発見され、犯人は彼女の真下に住んでいた48歳の男でした。
「お母さん助けて!」という、女子大生の悲鳴を聞いた周辺住民が110番通報し、午前7時頃、女子大生の部屋に警察がかけつけました。
女子大生は、パジャマ姿でベッドの横で全身血まみれの状態で倒れていたそうです。女子大生は病院に搬送されましたが、後頭部の粉砕骨折と左太ももの動脈損傷により失血死しました。
被害者の遺体には、なんと120か所以上の刺し傷や切り傷があったと報告されています。
殺害現場となった女子大生の部屋は玄関から部屋の天井まで至る所に血痕がある状態だったと伝えられています。彼女が室内で逃げ回り、抵抗したことが想像できます。
犯人は、被害者の後頭部をで殴り、動けなくなったところを、槍のようなもので背後から執拗に何度も刺し、刺殺したと考えられています。
凶器とみられるバールや、木の棒の先に包丁をくくり付けた手製とみられるやりのようなものがベッドの上に整然と並んでいたそうです。犯行前に、犯人が近くのホームセンターでバールなどを購入した履歴が確認されています。
また、玄関の外側にドアストッパーがかけられおり、細工をして被害者が外に出られないようにしていました。
このように、計画的な殺害で、刺し傷の多さから犯人の殺意が強かったこともよく分かります。
2021年5月3日、吉岡桃七さんの地元・京都府京丹後市で、彼女の葬儀がしめやかに執り行われました。
彼女の突然の死は家族や友人に大きなショックと悲しみを与え、彼女の死をたくさんの人が嘆き悲しみました。
親元を離れ、大阪で一人暮らしをしながら学生生活を送っていた娘が、まさかこのような形で親元に戻ってくることになるとは思ってもみなかったことでしょう。
また、友達も多かった彼女の事を多くの友人が見送りました。
続いては、21歳で見知らぬ男に命を奪われてしまった、被害者の吉岡桃七さんについて詳しくご紹介していきます。
吉岡桃七さんは中学時代には、学級委員などをつとめ、クラスを引っ張るような存在だったそうです。また、中学校の頃から体操部に所属していたようです。
中学を卒業後、地元の網野高校に進学し体操競技を続けていました。高校では、中心選手として活躍をしており、吉岡桃七さんが3年生の時の最後の大会では、京都府南丹地区大会2位、京都府大会では見事個人総合4位入賞を果たしています。
その後、親元を離れ、大阪の大学へ進学しました。
被害者の吉岡桃七さんは、大阪府大東市にある私立大学・大阪産業大学の4年生でした。学部までは明らかになっていませんでした。
大阪産業大学は、学部によってばらつきがありますが、偏差値35~45ほどで、「国際学部」「スポーツ健康学部」「経営学部」「経済学部」「デザイン工学部」「工学部」の6つの学部があります。
約8千人の学生数が通う大阪産業大学で、吉岡桃七さんには、たくさん友人がいたようで、楽しい学生生活を送っていたようです。
吉岡桃七さんを知る人は、『明るく、性格が良かった』とみな、口をそろえて答えています。
吉岡桃七さんはサッカー部のマネージャーをしていました。大阪産業大学のサッカー部は、関西学生サッカーリーグに所属し、部員数も200名ほどと、多くの部員が所属しています。
吉岡桃七さんはマネージャーとして、部員から信頼されていたそうです。
吉岡桃七さんの大学の同級生は、「悪口とか愚痴を言わない、相手のことを考える子だった」と明かしています。
一部報道によりますと、吉岡桃七さんの夢は教師になる事だったそうです。
大学ではスポーツ学を専攻しており、教員免許の取得を目指していた吉岡桃七さん。5月には教育実習の予定も入っていたそうです。教育実習に向けて準備を進めていたのではないでしょうか。
夢に向かって日々頑張っている、そんな最中、事件が起きたのです。
続いては、犯人の嘉本悟について、詳しく見ていこうと思います。
事件当時、犯人の嘉本悟は48歳でした。
島根県出雲市の出身で、地元の高校を卒業した後は、畜産関係の仕事についたそうです。その後、ガソリンスタンドや運送会社などで働いており、職を転々としていたということです。
その後、事件の約8年前に大阪府内にいる親類を頼って実家を出て、大東市内の家具工場で配送ドライバーとして約5年間働いていました。
しかし、突然、体調不良を訴えて退職し、事件を起こしたマンションには事件の約5年前に引っ越しして、一人で暮らしていました。
事件を起こした時は、吹田市に本社があるビルメンテナンス会社に勤めていました。勤務は3日に1回程で主に夜勤をしていたといいます。
職場の人によると、彼は無口でおとなしい性格だったといいます。
「一人で働く仕事がいい」と希望していたそうで、2020年6月頃から大阪府吹田市あるビルで交代制の警備員をしていました。
勤め先の担当者は、嘉本悟について、「まじめで無遅刻無欠勤。ただ、親しい同僚はおらず、プライベートのことは把握できていない」と話しています。
続いては、事件を起こした後の犯人について詳しく見ていこうと思います。
嘉本悟は吉岡桃七さんを殺害後、ベランダから真下の自分の部屋にハシゴで戻り、自身の部屋に灯油を撒いて火を放ち、急性一酸化炭素中毒で死亡しています。
近所の人は女性の叫ぶ声のあとに爆発音のようなものを聞いていると証言しており、嘉本悟が吉岡桃七さんを殺害後、すぐに自殺を図ったことが伺えます。
灯油を用意していた当たり、計画的な自殺だったのかもしれません。
吉岡桃七さんと嘉本悟の接点が無い事から、動機に関して注目が集まりましたが、嘉本悟が死亡しているため、事件の動機は明らかになっていません。
嘉本悟のスマホなども調査されましたが、吉岡桃七さんとの接点は見当たらなかったそうです。
しかし、嘉本悟は、近所の人に見張られているといった被害妄想があり、明確な動機は不明のままですが、警察の調査から被害者に落ち度はなかったことは明らかです。
嘉本悟の被害妄想、幻聴などから、何の落ち度もなかった吉岡桃七さんが殺害された可能性が高いのです。
嘉本悟は親戚など周囲に、他の部屋からの騒音や生活音に悩まされていると語っていたそうです。
事件の少し前まで、嘉本悟の隣に住んでいた20代男性が、嘉本悟の極度に騒音に敏感あったと思われる言動を明かしています。
4月上旬の夕方ごろに突然、部屋の壁をドンドンとたたかれたのだそうです。それは、数時間にわたって続き、数日後にも、深夜から朝にかけて同様の行為が繰り返されたのだそうです。
ドンドン壁をたたかれている際、男性は就寝中などで大きな物音を立てていなかったそうで、執拗に壁をたたかれて恐怖を感じたそうです。その後、男性は警察に相談するとともに、吉岡桃七さんが殺害された事件の約1週間前に引っ越してをしたようです。
このようなエピソードから、嘉本悟の音に対する過剰な反応がよく分かります。夜勤勤務が中心だったとの事なので、日中、眠らなくてはならないときに、周辺の生活音などが気になり眠れなくなり、どんどん敏感になって行っていたのかもしれません。
嘉本悟は、以前より「玄関前で誰かに見張られている」「上の人に監視されている」と妄想を口にしていたそうです。また、防犯カメラを用意しないといけないとも言っていたそうです。
さらに、事件を起こしたマンションの前に住んでいたところでも、「隣人に見張られている」と日記に記していた事が分かっています。
随分前から、被害妄想が強く出ていた事が伺い知れます。また、それらが大きく関係しているのか、先ほども述べた通り、事件を起こしたマンションでは隣の部屋の男性が物音を立てていないないにも関わらず、壁を執拗にたたくなど、近隣トラブルも起こしていました。
また、嘉本悟が、夜中に奇声をあげたりしていたとマンションの住人が証言しています。
随分前から精神的に不安定だったと言われています。統合失調症だったのではないかという見解も出ています。
「大阪女子大生殺人事件」は、女子大生が同じマンションの犯人に無残に刺殺された事件ですが、この事件、なぜか被害者の吉岡桃七さんに誹謗中傷が投げかけられる事態となりました。
どうしてそんなことが起こったのでしょうか。
事件後に被害者に批判が集まった理由は、吉岡桃七さんのインスタグラムのアカウントが特定されたことがきっかけでした。
大学生らしく、友人と楽しんでいる写真が多数アップされていました。その中に、彼女が投稿したパーティーの画像などが多数あり、多くの友人と日々を過ごしていた様子が伺い知れました。
嘉本悟が周囲に、他の部屋からの騒音や生活音に悩まされていると語っていたという話が明かされていた為、吉岡桃七さんが部屋で連日大騒ぎをして騒音を出していたため、嘉本悟に殺害されたと言い出す人が現れたのです。
ネットの匿名掲示板などで、殺害されたのは自業自得だとでも言わんばかりの誹謗中傷の書き込みが多数見られるようになりました。
吉岡桃七さんに対する誹謗中傷はひどいものでしたが、SNSが発展したいま、面識のない人に向けた誹謗中傷が社会問題となっています。
プロレスラーの木村花さんが、Netflixでの恋愛リアリティ番組「テラスハウス(フジテレビ系)」内の言動により、SNSで誹謗中傷を受け、因果関係は明らかにされていませんが、自殺しています。その際、「いつ死ぬの?」などとSNSに書き込んだ大阪在住の男性が特定されています。
2019年に当時、がん闘病中だったタレントの堀ちえみさんに向けて、ブログのコメント欄に「死ね」「消えろ」など誹謗中傷する言葉が何度も書き込まれ、その後、堀ちえみさんの関係者によって被害届が出されました。
そして、書き込んだ人物が特定され、「北海道に住む50代の主婦」が脅迫容疑で警視庁から書類送検されています。
このように書き込んだ人物が逮捕された例も出てきていますが、まだまだ法整備がされていないのが現状です。
マンションの管理人話だと、彼女が騒音を出して苦情がきたりといった問題はなかったそうです。また、他の部屋の住人もたまに声が聞こえることはあったが騒音というレベルではなかったと明かしており、彼女が連日うるさくしていたという事実はなさそうです。
度々起こっている、匿名掲示板を中心とした、思い込みや勘違いによる誤った犯人の特定などと同じように、今回の吉岡桃七さんへの誹謗中傷も、吉岡桃七さんがSNSへあげていた友人たちとの写真だけを根拠に、殺害された理由は吉岡桃七さんが騒音を出していたからだと言い出した人がいたことがきっかけで、爆発的に広がったのです。
2021年4月28日に大阪府大東市で、自宅マンションで女子大生の遺体が見つかった「大阪女子大生殺人事件」についてご紹介してきました。
犯人は被害者・吉岡桃七さんの真下の部屋に住む48歳の男・嘉本悟でしたが、2人の接点は無く、当初、嘉本悟は、他の部屋からの騒音や生活音に悩まされていると語っていたと明かされていた為、騒音トラブルで、吉岡桃七さんは殺害されたのではないかと言われ、吉岡桃七さんが連日部屋で騒いでいたためなど匿名掲示板での誹謗中傷が多数書き込まれる事態となりました。
しかし、嘉本悟は、周囲に、「玄関前で誰かに見張られている」「上の人に監視されている」と語るなど、長い間、精神的に不安定だったと考えられ、統合失調症だった可能性も指摘されています。
吉岡桃七さんへの騒音の苦情などは無かったということも警察の捜査で分かっており、犯人・嘉本悟の妄想被害による犯行だったと考えられています。
被害者の吉岡桃七さんのご冥福をお祈りいたします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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皆さんは、2021年に自宅マンションで女子大生の遺体が見つかった「大阪女子大生殺人事件」を覚えていらっしゃるでしょうか。
女子大生が同じマンションに住む男に刺殺され、犯人もその後、自分の部屋に火をつけ自殺した事件です。今回は、この事件について詳しくご紹介していきますので、最後までお付き合いくださいね。
それではまず、事件の概要について詳しくご紹介していきます。