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池田莉菜被告の起こした幼児衰弱死事件とは?生い立ちや現在(2022)は?

自身の2歳の娘を衰弱させ死に至らしめた池田莉菜。彼女はどの様な半生を送ってきたのでしょうか。そこで今回は、池田莉菜の生い立ちや現在について見ていきたいと思います。また、彼女の裁判での判決についても迫ってみましょう。池田莉菜にはどういった判決が下ったのでしょうか。

幼児衰弱死事件の概要はどんなもの?

まずは、札幌市で起きた幼児衰弱死事件の概要について迫ってみたいと思います。幼児衰弱死事件はどの様な事件だったのでしょうか。

事件の発覚

2019年6月5日の早朝・午前5時頃に、池田莉菜が「子供の様子がおかしい」と119番通報したことで事件が発覚しました。救急隊が札幌市中央区にある池田莉菜の自宅マンションに駆け付けると、娘の池田詩梨(ことり)ちゃんに、池田莉菜が心臓マッサージをしていたといいます。

 

部屋には、同棲相手の藤原一弥も一緒にいたのです。

衰弱しきった池田詩梨ちゃんの死亡確認

2歳だった池田詩梨ちゃんは病院に搬送されましたが、午前5時40分に死亡が確認されました。池田詩梨ちゃんは痩せ細っており、同年齢の平均の半分である6キロしかなかったといいます。また体には、痣やタバコを押し付けられた痕もありました。

頭蓋骨骨折していた

池田詩梨ちゃんは、頭に強い衝撃を受けたことにより頭蓋骨骨折を負っていました。これにより、“硬膜下血腫”も発症していたのです。何者かに暴行を加えられたことがうかがえるでしょう。

傷害の疑いで逮捕

2019年6月6日までに、池田詩梨ちゃんへの傷害の疑いで池田莉菜と藤原一弥を札幌南署が逮捕しました。そして、6月27日には”保護責任者遺棄致死”の疑いにより2人を再逮捕しています。再逮捕されたのは、池田詩梨ちゃんに食事を十分に与えず死亡させた疑いが強くなったためでした。

以前から通報されていた

事件が発覚する半年前から、児童相談所や北海道警察に虐待の通報がされていました。そして2018年9月に、池田詩梨ちゃんを預けていた託児所が児童相談所に通報しています。それは、池田莉菜が娘を預けたままにして何日も帰ってこなかったためでした。

この通報の後に、池田莉菜は池田詩梨ちゃんを託児所に預けるのを止めたのです。それからは、自宅で娘1人で留守番させ出かけるようになったといいます。またその後には、2019年5月19日に北海道警察の職員が池田莉菜の自宅を訪れました。

その際には、池田詩梨ちゃんの右の頬に小さな青痣があり、足裏には火傷をしていて絆創膏が貼られているのを確認しています。その際に池田莉菜は「私のヘアアイロンを踏んで火傷した」と説明をしたことから、警察側は虐待の疑いはないと判断したのでした。

怪我の処置法を聞いていた

池田莉菜の恋人・藤原一弥が、2019年5月31日に病院に電話で「2歳の子供が頭をぶつけて、頭がブヨブヨになっている。処置方法が知りたい」と聞いていました。電話を受けた医師によると、藤原一弥は半ば怒った様子で電話を一方的に切ったといいます。

同棲し始め虐待がエスカレート

18歳で池田詩梨ちゃんを出産した後の池田莉菜は、娘を可愛がっていた模様です。SNSにも娘の様子を載せていて可愛がっていた様子がうかがえるでしょう。ところが。藤原一弥と交際を始め3か月後から同棲をするようになると、虐待がエスカレートしていったのです。

暴力の他に、食べ物を与えないなどのネグレクトも行われていたとされています。

池田莉菜の生い立ちはどんなもの?

実の娘である池田詩梨ちゃんを死に至らしめた池田莉菜。彼女の生い立ちはどういったものだったのでしょうか。続いては、池田莉菜の生い立ちについて迫ってみたいと思います。

実家は札幌市東区か

池田莉菜の実家は、北海道札幌市東区であるという情報があります。育った家庭環境は詳細が明らかになっていませんが、池田莉菜は父親のことを“クズ”と言っていたともいいます。また、複雑な家庭で育ったという憶測もあるでしょう。

 

週刊文春の取材に対して、池田莉菜の中学時代の後輩が『家族のことを話したがらない。親が離婚したとか、親と仲が悪かったなどあったのかもしれない』と語っていたのです。なお、池田詩梨ちゃんを出産後には母親がサポートをしていたとの証言もあるでしょう。

 

しかし藤原一弥と交際をするようになってからは、母親は育児に関わらなくなりました。このことでも、池田詩梨ちゃんへの虐待がエスカレートしたとの見方もあります。

中学校は明園中学校?

池田莉菜は、札幌市立明園中学校の出身だという情報があります。中学時代の後輩によると、彼女は中学時代にバトミントン部に所属していたとされています。なお池田莉菜は高校には進学していません。

キャバクラ勤務

中学校を卒業してからは、すすきのにあるキャバクラに勤務していました。勤務していたのは『Ocean Sky オーシャンスカイ』という店名であり、源氏名は”マリア”だったといいます。なおキャバクラは18歳以上なら未成年でも働くことはできますが、高校生でも勤務は不可となっています。

よって、中卒でキャバクラに勤務していたという池田莉菜は、年齢を18歳と偽っていた可能性があるでしょう。

藤原一弥は娘の父親ではない

池田莉菜の恋人とされる藤原一弥ですが、彼が池田詩梨ちゃんの父親なのかと思う方もいるかもしれません。藤原一弥は、池田詩梨ちゃんの父親ではないでしょう。池田莉菜は藤原一弥と出会う前に、池田詩梨ちゃんの父親と結婚しましたが離婚をしています。

池田莉菜が臨月の時に、DVを受けたことで離婚をしたのだといいます。そして、池田莉菜は1人で娘を出産しました。

友人は「引き取る」と言ってくれていた

池田莉菜は、18歳だった2016年12月に池田詩梨ちゃんを出産しています。頼る人もおらず託児所に預けるなどして、育児をしていました。そんな中、友人に娘を預けたことがありました。その友人は『育てられないなら、私が引き取る』と言ってくれたといいます。

しかし、その後から池田莉菜と連絡が取れなくなったのです。

池田莉菜は現在どうしている?

娘を死なせたとして逮捕された池田莉菜ですが、現在はどうしているのでしょうか。ここで、池田莉菜の現在について迫ってみたいと思います。

服役中の可能性がある

傷害の疑いや保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された池田莉菜は、2022年2月現在服役している可能性があります。拘置所で生活を送っているでしょう。

懲役9年が確定!

2021年8月4日までに、池田莉菜の上告が棄却され懲役9年が確定しました。執行猶予もないため、既に収監されていると考えられます。

恋人・藤原一弥も共犯?

池田莉菜と同棲をしていたという、恋人の藤原一弥。彼も池田莉菜の共犯であるとされています。では、藤原一弥はどういった人物なのでしょうか。彼の生い立ちや経歴について迫ってみたいと思います。

室蘭出身

藤原一弥は事件当時24歳でしたが、北海道室蘭市の出身です。ただ、詳しい生い立ちは分かっていないでしょう。彼は2016年に21歳で札幌市へとやってきました。そして、池田莉菜の自宅近くに住むようになったのだといいます。

 

池田莉菜と出会ったのは、藤原一弥が池田莉菜の勤めるキャバクラに飲みに来たことであったという話もあります。また彼は、「子供が嫌いだ」と周囲に公言していました。

複数の飲食店を経営?

札幌市にやってきてからの藤原一弥は、複数の飲食店を経営していたという話があります。その店舗や、相席居酒屋『affetto(アフェット)』とバー『bar MATERA SKY』です。『affetto(アフェット)』に関しては、ツイッターアカウントが現在も残っているでしょう。

なお、更新自体は2019年5月でストップしています。ただ、飲食店を経営しているとの報道に関して、藤原一弥の友人は取材に対し否定しました。友人は「風評被害で困っている」「経営者じゃなくて、ただの常連客」と語っていたのです。

懲役13年が確定

藤原一弥は保護責任者遺棄致死などの罪に問われていましたが、裁判で上告しました。しかし上告は棄却され、2021年9月25日に懲役13年が確定しています。よって、現在の藤原一弥も池田莉菜と同様に服役中であると考えられるでしょう。

池田莉菜の裁判の過程はどうだった?

現在は服役中と考えられる池田莉菜ですが、次に彼女の裁判の過程について見ていきたいと思います。池田莉菜の裁判は、どの様にして進められていったのでしょうか。

検察が懲役14年を求刑

2020年11月11日に、池田莉菜に対して検察側から懲役14年が求刑されました。公判においては、池田莉菜と藤原一弥が互いに責任の擦り付け合いをしたといいます。池田莉菜は「急に亡くなった。死因はのどを詰まらせた窒息死」と主張しました。

 

そして藤原一弥は「一切やっていない」や「暴行したのは莉菜だ」と言っています。また池田莉菜は、娘がやせ細っていったのは”藤原一弥の暴力が影響した可能性がある”というと語っていました。

懲役9年の判決

2020年11月20日には、裁判員裁判の第一審判決が行われ、池田莉菜に懲役9年が言い渡されました。その後には、控訴審第1回公判が2021年3月16日に行われています。池田莉菜は無罪を主張しましたが、検察側は控訴棄却を求めて即日で結審しました。

控訴や上告

2021年4月26日の控訴審判決で、池田莉菜の弁護側は懲役9年とした一審・札幌地裁の判決に対して、「事実誤認がある」としています。そして、改めて無罪を主張したのです。その後に池田莉菜は控訴をしましたが、控訴審において控訴が棄却されました。それから、池田莉菜は再度上告したのでした。

池田莉菜は猫も虐待していた?

池田莉菜は、自身の娘だけでなく猫までも虐待をしていたという話もあります。さて、それは本当なのでしょうか。ここで、池田莉菜が猫を虐待していたという話について、迫ってみましょう。

猫“きなこ”を飼っていた

池田莉菜は、“きなこ”と名付けた猫を飼っていました。猫が好きだった模様であり、ツイッターにも猫の画像を投稿していたのです。“きなこ”のことは「きいちゃん」と呼び可愛がっていたでしょう。

猫が13匹!

池田詩梨ちゃんの事件の後には、池田莉菜の自宅から計13匹(成猫1匹と仔猫1匹)が保護されています。“きなこ”だけではなく、いつの間にか飼い猫が増えていたものと考えられるでしょう。しかも保護された猫たちの衛生状態は悪かったといいます。

猫たちには大量のダニや寄生虫が体に付着していて、部屋も糞尿で汚れていました。また、ネグレクト状態でもあったのです。多頭飼いをし過ぎて、面倒を見切れなくなってしまったのでしょうか。

藤原一弥の家にも8匹の猫?

池田莉菜の交際相手であった藤原一弥の自宅にも、8匹の猫がいたといいます。しかし、池田詩梨ちゃんの事件が起こる3か月ほど前には池田莉菜と同棲を始めているという話もあります。そのため、藤原一弥の自宅に猫がいたというのは、時期が不明です。

もしかしたら、同棲を開始する前のことであった可能性もあるでしょう。

“りったん。”で有名だった?

池田莉菜は、SNSの世界では有名であったという話があります。ここで、SNS(ツイッター)での池田莉菜について迫ってみたいと思います。

ツイッターで“りったん。”を名乗る

池田莉菜は、ツイッターで“りったん。”と名乗っていました。彼女のツイッターアカウントは現在も残っているので、閲覧することは可能です。加工はしていますが、アイコンも本人画像になっているでしょう。

炎上したこともある

池田莉菜は、「自分の顔ブスすぎて辛い」や「ブスじゃないもん」と投稿し、炎上したことがありました。なお彼女は自撮り写真をツイッターやインスタグラムに投稿していますが、整形疑惑もある模様です。なお『りったん。』というアカウントは、さらに古いアカウントもあるでしょう。

池田莉菜は整形なの?

池田莉菜は整形疑惑があると先述しましたが、最後に彼女は整形なのかについて見ていきたいと思います。池田莉菜は整形をしているのでしょうか。

卒アルとの顔が別人?

事件が報道された頃に、池田莉菜の顔写真も公開されています。それと同時に、彼女の中学校のものと思われる卒業アルバムも公開されました。卒業アルバムの池田莉菜は、あどけない雰囲気はありますが、笑顔の可愛らしい少女といえるでしょう。

しかし、逮捕され公開された彼女の顔は卒業アルバムと別人のようになっていたのです。キャバクラ嬢をしていたということで、磨かれた可能性もあります。しかし、明らかに顔が変わっています。

整形をしているとの噂が出る

キャバ嬢をするようになってからの池田莉菜は、変貌を遂げています。目は不自然に大きくなり、鼻も大きくなっています。また、顎もシャープになっているでしょう。顎を細くしたいという女性はいるかもしれません。この様に、池田莉菜の以前から大きく変わった顔写真がネットに流れています。

彼女は整形しているのではないかと囁かれるようになりました。もしかしたら、池田莉菜は整形をしている可能性はあると考えられます。

池田莉菜は彼氏と共に娘を衰弱死させた!

中学校を卒業してからキャバクラで働くようになった池田莉菜は、18歳で池田詩梨ちゃんを出産しました。その後に、客であった藤原一弥と交際するようになります。そしていつしか同棲をするようになり、池田詩梨ちゃんへの虐待やネグレクトがエスカレートしていきました。

ついには、2歳だった池田詩梨ちゃんは2019年6月5日に命を落としてしまったのです。池田莉菜は、藤原一弥との交際を優先させた模様でもあります。池田詩梨ちゃんはどの様な思いだったのかを思うと、心が締め付けられるような事案でしょう。

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