木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
2017年7月14日、町野芹菜受刑者が自分の子どもを殺害したとして逮捕されました。死亡したのはまだ生後4か月の赤ちゃんであり、死因は心臓破裂によるものでした。
町野芹菜受刑者が容疑を一部否認したため、この事件は裁判にかけられることとなります。町田芹菜受刑者に下った判決はどのような内容だったのでしょうか。そして、そもそもなぜ、町野芹菜受刑者はこのような事件をおこしてしまったのでしょうか。
町野芹菜受刑者の事件は、ごく普通の一般家庭でおきた事件です。町野芹菜受刑者は結婚しており、子どもを授かったのち、2階建ての一軒家に住む専業主婦でした。
どこにでもあるような家庭でおこったこの事件には、どのような背景があったのでしょうか。町野芹菜受刑者のおこした事件の詳細と経緯についてご紹介します。
因は心臓破裂 夫がトイレに出た隙
町野芹菜受刑者は、2017年7月13日午後9時半頃、自宅の1階寝室で長女である心美(ここみ)ちゃんの胸を両足で数回強く踏みつけたということです。
心美ちゃんの異変に気付いたのは町野芹菜受刑者の夫で、トイレからもどり心美ちゃんが寝ついたか寝室へ様子を見に行ったところ、ぐったりしている心美ちゃんを発見し、「娘が息をしていない」と救急車に通報します。
心美ちゃんは病院に搬送された1時間後、死亡しました。そして司法解剖の結果、死因は心臓破裂によるものだと確認されます。任意による調べで家族を調査したところ、母親である町野芹菜受刑者が心美ちゃんの胸を両足で強く踏みつけたことが原因だとわかりました。
町野芹菜受刑者は逮捕された当時、警察の尋問に対し、「踏みつけたのは間違いないが、殺すつもりはなかった」と殺意を否認しました。
しかし、この事件が報道された直後、ネットでは町野芹菜受刑者に対する批判コメントが殺到しました。確かに、赤ちゃんを両足で強く何回も踏んづけた、そして心臓破裂をおこして赤ちゃんは死亡した、でも踏んだ町野芹菜受刑者本人に殺す気はなかった、という発言は理解しがたい内容です。
町野芹菜受刑者は、心美ちゃんを踏みつけたのは、「育児や家事のことで夫とけんかになり、イライラしてやった」と犯行動機を述べています。町野芹菜受刑者がむしゃくしゃして赤ちゃんに八つ当たりをした結果、心美ちゃんは母親に殺されてしまったのです・
町野芹菜受刑者の「育児や家事が・・・」という発言内容だけからみると、夫が育児や家事に協力していないような印象を受けますが、必ずしもそうではないようです。
動画にもあるとおり、近所の人は父親が娘をあやしている姿はよく見かけたが、母親の姿はほとんど見たことがないと話しています。また、心美ちゃんの死亡を発見したのも夫であり、殺害は夫が心美ちゃんを寝かしつけてトイレに行っている隙に行われたものだとわかっています。
町野芹菜受刑者と夫とのあいだには普段から口論が絶えなかったということです。町野芹菜受刑者はどんな人物だったのか、そして町野芹菜容疑者の家庭はどのような家庭だったのか見ていきたいと思います。
町野芹菜受刑者の逮捕当時、報道された情報は下記のとおりでした。
・名前 町野芹菜(まちのせりな)
・職業 無職
・年齢 22歳
・住所 福岡市南区屋形原3丁目
そして、町野芹菜受刑者の夫については下記のとおりです。
・名前 不明
・職業 会社員
・年齢 48歳
・住所 町野芹菜受刑者と同じ福岡市南区屋形原3丁目
町野芹菜受刑者は、会社員の夫と産まれてきた赤ちゃんとの3人だけで住んでいたわけではありません。福岡県にある2階建ての一軒家で、町野芹菜受刑者の両親もしくは夫の両親との5人で暮らしていたそうです。
町野芹菜受刑者は事件当時22歳でした。確かに若い母親ではあります。ただ、夫は年が離れていても子どもの面倒をみながら働く会社員であり、また他にも子どもの面倒を見てくれたと思われる祖父母が同居者している環境であったようです。
町野芹菜のおこした事件はネットでも大きな反響を呼びました。Twitterでも町野芹菜を批判する声が多数あがっています。
やはり一番多かったのは、自分がお腹を痛めて産んだ我が子をどうして殺せるのか、という嘆きの声でした。母親は10か月ものあいだお腹で我が子を育みます。心美ちゃんが死んだ年齢はまだわずか生後4か月、ようやく表情が出てきて可愛い頃です。
たとえ町野芹菜受刑者が恵まれた環境におり、どんなに母親として子育てするにあたって申し分ない家庭にあっても、やはり子育てや家事には苦労がつきものです。
ただ、もっと辛い環境で子どもを育てている母親もたくさんいます。そして、いくら育児や家事に疲れてイライラしても、弱く抵抗できない赤ちゃんを自分のストレスの捌け口にするのはおろか、両足で踏みつけて虐待するという行為は許されざる行為です。
町野芹菜受刑者は、2017年7月に逮捕され、2017年9月に初公判が行われました。その裁判で検察側が求刑したのは懲役12年、心臓破裂を引き起こすほどの強い力で町野芹菜受刑者が踏みつけたのは明らかな殺意があったことを指摘します。
しかし、町野芹菜受刑者はこの起訴内容を否認します。そして、判決が下ったのは2018年10月5日、実に1年にもわたり検察側と弁護側での争いが続きました。
町野芹菜受刑者の弁護側は、町野芹菜受刑者はもともと自閉症や適応障害という精神障害をかかえており、今回の犯行は心身衰弱によるものだとの主張をおこないます。
そして、町野芹菜受刑者に殺意はなく、育児によるストレスが過度の適応障害をひきおこしたことが原因であったとして、検察側の求刑する懲役12年に対し懲役3年(執行猶予5年)の傷害致死罪を主張します。
最終的な判決は、2018年10月5日、福岡地裁での裁判員裁判による判決公判で決定されました。福岡地裁の丸田顕裁判長は町野芹菜受刑者の弁護側の主張に対し、町野芹菜受刑者には「死ぬかもしれないがそれでも構わない」程度の殺意があり、「乳児を踏みつけること自体、命の危険を感じさせる行為」として、町野芹菜受刑者に殺意がなかったという主張を否定、殺人の罪にあたるとの判決を下します。
そして、丸田顕裁判長は「夫婦の苛立ちを子どもにぶつけたのは身勝手と言わざるを得ない」とし、「軽度の精神障害があったが、善悪の判断はできたとみられる」と弁護側の適応障害によるものだという主張をも否定します。
町野芹菜受刑者に下った判決は、検察側が求刑した懲役12年に対し懲役7年という判決でした。
裁判では、「死亡させる危険性が極めて高かったという状況を分かったうえで行為に及んだ」、「被告は善悪を判断でき、長女を死亡させる危険性を十分に理解していた」と、町野芹菜受刑者が事件当時の責任能力が完全にあったことを指摘しながらも、「乳児の心臓が破裂するほどの強さで踏みつけていて、非常に危険な行為だが、夫婦喧嘩での苛立ちを我が子にぶつけた背景には精神障害の影響もあった」としています。
ネットでは、町野芹菜受刑者に殺意があったと認めているにもかかわらず精神障害の影響だとして刑を軽くした今回の判決に不満の声もあがっています。
今回は、町野芹菜受刑者が生後4か月の長女を踏みつけ、心臓破裂で殺害させた事件についてご紹介しました。ただ、確かに殺人罪だとしたら町野芹菜受刑者に下ったこの懲役7年は軽すぎるのではないかと思われます。罪なき赤ちゃんが夫婦喧嘩のストレスで殺されても、10年にも満たない軽犯罪となる背景が、現在の日本における児童虐待が減らない一因なのではないかと思えてなりません。
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