キラーカーンの現在(2022)は？経営する居酒屋が閉店？理由は？

• 本名（ふりがな/愛称）：小澤 正志（おざわ　まさし/蒙古の怪人）

• 所属事務所：-

• 生年月日：1947年3月6日

• 現在年齢：74歳

• 出身地：新潟県西蒲原郡吉田町（現：燕市）

• 血液型：-

• 身長：195cm

• 体重：140kg（全盛時）

• 活動内容：元相撲力士、元プロレスラー

• 家族構成：

キラーカーンは、中学校を卒業後、バスケットボールでの活躍を目指して、新潟市立白山高等学校体育科に入学しています。しかし、挫折し、高校を中退しています。

その後、勉強は嫌いだった事と恵まれた体格を活かしたいと考えていた事から、知り合いが春日野部屋の親方と知人だったため、春日野部屋のに入門しました。

1963年3月場所で初土俵を踏みましたが、入門当初は身長186cm、体重90kgと力士としては軽量で、廻しに腰骨が直接当たって痛んだというエピソードがあります。

1967年からは越錦という四股名で土俵に上がっていましたが、成績が伸び悩み、1970年5月場所で廃業しました。

プロレス界入りのきっかけは、力士時代に怪我をして整形外科に通院していた際に元プロレスラーの北沢幹之に勧誘された事だったそうです。

親方にプロレスラーに転職したいと申し出ましたが、認められなかった為、夜逃げしてしまいました。怪我が完治するまでは友人のところに世話になり、完治したタイミングで北沢幹之に連絡を入れ、日本プロレスに連れて行ってもらいます。

その後、1971年に日本プロレスに入門し、見習い生になり、4，5か月経った、11月20日に桜田一男戦で小沢正志というリングネームでプロレスデビューを果たしました。

1973年には新日本プロレスに移籍しています。

ちなみに、春日野部屋には、アメリカである程度活躍し日本に戻ってきた際に、おかみさんが亡くなった事を知り、親方のもとへ挨拶に行ったそうです。

その時、「海外でもよく頑張っているな。怪我をしないように気をつけなさい」と親方から声を掛けられ、うれしくて涙が出たと語っています。

日本人離れしたその体格から、海外で通用する選手として期待されており、1976年8月にドイツへ遠征、12月にはアントニオ猪木のパキスタン遠征にも同行しています。

そして、1978年よりメキシコに出発し、テムヒン・エル・モンゴル（Temjin El Mongol）を名乗り、蒙古人レスラーとして活躍します。

さらに、1979年3月からアメリカ本土に活躍の場を移し、キラー・カーンに改名しました。あご髭をたくわえ、毛皮のベストとモンゴル帽子をコスチュームとしたスタイルを確立し、アメリカやカナダといった主要テリトリーにおいて、ヒール役として、実績、人気を築きあげました。

キラーカーンの試合は、連日満員で、ヒール役にも関わらず歓声で迎えられていたそうです。

危ない目にもあったそうで、お客さんからカミソリで足を着られたり、ピストルを向けられたこともあったそうです。

1987年にアメリカで開催されたジョージ・スティール戦を最後としてプロレスを引退しました。

人気絶頂だった時に突如として引退してしまった理由は、ジャパンプロレスの分裂騒動でプロレス界での人間関係に嫌気がさしたことを挙げています。

新日本プロレスを辞め、ジャパンプロレスを立ち上げていた長州力が、わずか2年後に、散々悪口を言っていた新日本プロレスへ、積まれたお金に目がくらみ戻った件が、キラーカーンにとっては許しがたい事だったようです。

キラーカーンは、長州力と同じ職業でいることが耐えられなかったと話しています。

アメリカのプロモーターやプロレスラーたちからは、引退を思いとどまる様に説得されたそうですが、決意は固く、覆る事はありませんでした。

また、日本のプロレス界からも声が掛かっていたようで、天龍から現金8千万円と6千万円のマンションを条件に復帰するように頼まれたことを明かしています。

プロレスラーを引退後、飲食店を形を変えながら経営していました。

• 東京都新宿区中井に「スナック カンちゃん」を開店
• 西新宿六丁目にちゃんこ料理を主とした「ちゃんこ居酒屋 カンちゃん」を開店
• 2015年9月、歌舞伎町に「歌謡居酒屋 カンちゃん」を開店。
• 2016年8月27日、歌舞伎町の店舗を閉店し、9月14日に新宿区百人町で「居酒屋カンちゃん」を新規に開店。
• 新大久保の居酒屋「居酒屋カンちゃん」

などなど、少しずつ店の形態を変えながらも、自らが店にたち接客を行う飲食店を経営してきています。

また、日本のプロレス界で1・2を争う歌うまレスラーと言われており、ジャイアント馬場も彼の歌声を愛したとされてます。

美声を認められ親交のある立川談志の仲介で三橋美智也門下となっており、2005年には『ふるさと真っ赤か』でCDデビューし、バラエティ番組など各種メディアに出演するなど、タレントとしても活動されていたようです。

続いては、キラーカーンが現在、どうしているのかを詳しく見ていこうと思います。

キラーカーンは、2016年9月14日に開店した、新大久保の『居酒屋カンちゃん』を2021年5月22日に閉店しました。

『居酒屋カンちゃん』は、プロレスファンも多く訪れており、「うまく・安く・多く」をモットーに豚串や牛もつ煮込みなどのガッツリ系のメニューが人気だったそうです。

カラオケスナックを経営していた時に、そこの常連だったのが歌手の故・尾崎豊だったそうで、「何か食べさせて」と頼まれ、まかないのカレーライスを出したところ、「もっといろんなものを食べたい」と言われ、居酒屋に発展していったそうです。

キラーカーンは、尾崎豊にカラオケを歌わせたことがあり、「演歌はヘタだった」と笑って思い出を語っています。

この店には、プロレスファンだけではなく、尾崎豊ファンも集まっていたようです。

また、定休の日曜日に不定期でプロレスラーのトークショーが行われ、これまで藤波辰爾、藤原喜明、前田日明、初代タイガーマスクなどが友情出演し、人気のトークショーだったそうです。

閉店日となった2021年5月22日には、一般客の入場制限が設けられるほどの盛況ぶりでした。

閉店の張り紙をしてから行列ができるようになり、電話での問い合わせも殺到していたそうです。あまりにも電話が鳴るので、電話線は抜いていたとの事です。

アルバイトには辞めてもらったそうで、対応に大忙しで、休む暇が無かったそうです。

「ボトルをキープしてくれてるお客さんに、入店してもらわないとかわいそうだから。お世話になった人たちへの感謝の日です」と、閉店日は一般客の入場を制限することになったんだそうですよ。

インタビューで、閉店後はどうするのかを聞かれたキラーカーンは、「ホームレス」とニヤリとしながら答えたんだそうです。

また続けて「お金がないからね。何かやるときは報告しますよ」とも言っていたそうで、もともと働くことが大好きだと話しているキラーカーンですので、何か考えているのかもしれません。

キラーカーンは、廃業はしないとし、体が動くうちは働くと話しています。そして、練馬区で新店を出す計画がある模様で、スナック経営を考えているようです。

実は、キラーカーンは、2020年５月に「人情酒場／のれん酒」を自主製作しており、コロナ禍で新曲発表ができていません。

もともと歌うことが好きで、「好きな歌を歌いながらできるスナックに戻りたい」と原点回帰を考えているようです。

2020年11月にはYouTubeに公式チャンネル「キラーカーンTV」を設立し、『プロレスラーの話、プロレス界の話など、真実を語っていきます』とし、プロレスにまつわる様々な事や、自身のプロレスの試合に関する事、裏話などを語る動画を配信しています。

常連も多く、にぎわっていたというキラーカーンの居酒屋ですが、なぜ閉店してしまったのでしょうか。

昨今は、新型コロナウイルスが蔓延しているため、経済的な理由で閉店する飲食店もたくさんありますが、キラーカーンは、新型コロナウイルスの影響は否定しています。

理由の一つに、新大久保という土地柄や店名から、日本料理店であるが韓国料理店に間違われることに嫌気がさしたことがあげられます。

韓国料理店でないことが分かると店を出ていく客もいたそうで、そういった対応が嫌になったようです。

もう一つ理由として挙げている点は、トイレ目的で入ってくる客や、店の前にゴミ袋を置いていく人がいるなど、マナーの悪い客が増えている事なのだそうです。

キラーカーンは「毎回毎回、掃除するのにも疲れた」と呆れながら語っていました。

2020年10月に、キラーカーンは自転車に乗っている時に20代女性をはね、そのまま立ち去ってしまったとされる、ひき逃げ事件を起こしています。相手の女性は、前歯を折るけがだったそうで、衝撃が大きかったであろうことが分かります。

このことに関して、キラーカーンは「店の前を自転車で通った時のことのようなんです。あれだけ人通りが多いから接触したかもしれません」と語っています。

重過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いにより書類送検されました。

この件も、閉店に追い打ちをかけた一因のようです。

続いては、キラーカーンの家族について見ていこうと思います。

キラーカーンは、アメリカで活躍をしていた、1975年に結婚をしていています。

キラーカーンの結婚相手は、シンディというアメリカ人女性でした。彼女に関しては、アメリカで結婚し、アメリカでの結婚生活だったこともあり、詳細はほとんど情報として出回っていませんでした。

2人は、フロリダの酒場で出会ったそうです。隣に座ったシンディにキラーカーンが一目惚れしたことが、交際のきっかけだったようです。

当時、キラーカーンは、悪役とはとても女性にモテていたそうです。

キラーカーンは、1985年頃に一時日本に帰国し活動をしていましたが、その際、妻や子どもたちも共に日本に来日し、一緒に暮らしていました。

しかし妻は日本の生活に馴染むことができず、子どもと共にアメリカに帰ってしまいました。

その後、キラーカーンは1987年にアメリカに戻りWWFと契約しましたが、その年のうちに突然引退を表明します。

妻からはこれからどうするのか、生活はどうするのかと問われたそうですが、キラーカーンは考えを変えず、アメリカではもう仕事が無いとして、結局、家族を残しそのまま日本に帰ってしまいました。

日本で生活する事をギブアップしていた妻は、キラーカーンについていくことは出来ず、2人は離婚となったようです。

妻とはそれ以来会っていないそうです。

続いては、キラーカーンの子供について見ていこうと思います。

キラーカーンには、娘2人と息子が1人います。

娘はヨシコとユキエといい、息子はデイビット・マサトというそうです。

3人の子どもがいるが、キラーカーンは子どもたちとも長年会ってはいないことをインタビューで語っています。

しかし、2020年1月のインタビューで、キラーカーンが2020年5月に初孫が生まれることを明かしており、子どもたちとは交流自体はあると考えられます。

また、初孫が生まれたら会いに行きたいとも語っており、コロナ渦が収まれば、子供との再会も実現するかもしれませんね。

悪役として人気を獲得したキラーカーンですが、得意技はどのようなものがあったのでしょうか。

奇声を発しながら、両手で首元を狙うチョップ技です。後年では、天山広吉らが承継しています。

ダイビング・ダブル・ニー・ドロップは、キラーカーンの決め技です。

ランニング式とトップロープからのダイビング式の両方が得意技でした。奇声をあげながら跳び下りる様子がアルバトロス殺法とも呼ばれました。

悪役プロレスラーとして国内だけでなく海外でも活躍したキラーカーンについて、ご紹介してきました。

アメリカなどで、悪役として活躍したキラーカーンは、人気絶頂時に日本のプロレス界に嫌気をさし、引退してしまいました。アメリカ人の妻とも離婚し、帰国したキラーカーンは、飲食店を経営してきました。

2021年に居酒屋を閉店させましたが、まだまだ隠居をする気はないようで、次はスナック経営を計画しているようです。

居酒屋同様、たくさんの人から愛されるお店作りを目指されるのではないでしょうか。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。