経歴詐称していた塚本廉（元ヤン実業家）の現在（2022）は？

まずは、塚本廉という人物について迫ってみたいと思います。塚本廉とは、どういった人物なのでしょうか。彼の生年月日や出身地などもご紹介します。

塚本廉は”元ヤンキーの東大卒のカリスマ企業家”として知られていて、中学時代にはヤンチャをしていたといいます。そして、自身の経歴を武器に講演会などを開き一部では“カリスマ”と呼ばれていたのです。

経歴詐称で世間を騒がせた塚本廉ですが、現在はどうしているのでしょうか。講演会などを続けているのか、塚本廉の現在について見ていきましょう。

塚本廉は現在、消息不明となっています。よって、何をしているのかは分かりません。そのため、彼の現在の仕事が何なのかという点も明らかにはなっていないでしょう。

塚本廉はツイッターのアカウントを持っていて、“A＆Iコンサルティング”の顧問をしていた頃はツイッターに様々と新しい投稿をしていました。しかし、2019年4月以降は投稿がありません。最後の投稿は、2019年4月18日でした。

自身の『本当は中卒、ニートであり事業もこれ一つありません。』との投稿を、『こちらが真実です！』とのコメントと共に引用リツイートしたものです。なお、アカウント自体は残されています。

続いては、塚本廉が騙っていた経歴について迫ってみたいと思います。塚本廉は、どの様な経歴だと詐称をして活動していたのでしょうか。

日立工業専修学校を出た後には、日立製作所に勤務したといいます。そして都市開発システム関連の仕事に携わり、技能オリンピックにまで出場したのです。ただ、日立工業専修学校も中退だとの話もあり、日立製作所に勤務していたのかも真偽が不明となっているでしょう。

その後、塚本廉は東京大学に入学したのだと公表していました。彼が脳科学者・茂木健一郎と知り合いであり、『君みたいな人が大学に行ったら、もっと視野・世界が広がる』と言われ、大学に興味が湧いたのだといいます。そして、東京大学在学時に起業したとしています。

ASEAN諸国において、ITやコンサルタント、教育事業を行う企業を立ち上げたのです。

塚本廉は、2015年に東大を卒業してから同年9月にイスタンブール大学院に進学したとしていました。そして、事業を拡大してアゼルバイジャン、ドバイ、トルコにおいて投資事業を起業しています。合計で、塚本廉は17社を経営しているとしていました。

塚本廉はトルコ大使館に勤務し、アラビア語とトルコ語の通訳をしていたのだといいます。そして、カリスマ起業家と呼ばれるようになり、講演会を多数開催していました。また、企業の顧問もしていたのです。

華々しい経歴を明かしていた塚本廉でしたが、その経歴は嘘のものだったといいます。ここで、塚本廉の経歴詐称の発覚について迫ってみたいと思います。

塚本廉は、東京大学に在学中としている時から起業していて、計17社を立ち上げたと言っていました。しかし、実際には17社どころか1社も起業していません。

後に経歴詐称が発覚してから、塚本廉は”中卒ニート”だと言っていますが、それも嘘だったとみられます。前述の通りに、文京学院大学の大学院が塚本廉の最終学歴である可能性があるでしょう。

公にしていた自身の経歴が嘘であったとバレてしまった塚本廉ですが、なぜ経歴詐称が発覚してしまったのでしょうか。続いては、塚本廉の経歴詐称が発覚した理由について迫ってみたいと思います。

上記のようにツイッターのユーザーから追及されたことから、塚本廉は観念した模様です。そして2019年4月17日に、自身のSNSにおいて東大卒、イスタンブール大学院卒、17社起業という経歴を騙り活動していましたが、経歴は全て嘘であったことを認めました。

その際に、本人は中卒でニートであると言い切っていました。

しかし、この“中卒ニート”という発言も嘘ではないかといわれています。塚本廉は、文京学院大学の大学院生になっているという噂があるのです。彼がツイッターに東京大学に通うための定期券の画像をアップした際に、文京学院大学の学生証が一緒に写っていました。

そのため、塚本廉が文京学院大学に通っているのではないかといわれるようになったのです。それだけでなく、彼を文京学院大学で見たという証言まで飛び出しています。塚本廉は、嘘に嘘を重ねたという可能性もあるでしょう。

塚本廉は嘘の経歴を作り上げて活動をしてきたのですが、なぜずっと経歴詐称はバレなかったのでしょうか。ここで、塚本廉の経歴詐称がバレてこなかった理由について迫ってみたいと思います。

茂木健一郎との写真も該当しますが、塚本廉は証拠となる写真を投稿していたことで、見る人を信じさせていたと考えられます。そして、東京大学の卒業式の日にわざわざ看板の前で撮影をしているあたり、用意周到さも感じられるでしょう。

塚本廉は、話術に長けていた点も特徴でしょう。セミナーにおいて、彼は自身のサクセスストーリーを披露し感動を与えていました。そうしてセミナー参加者の心の中に入っていったこともあり、疑う者がいなかった可能性もあります。

東京の六本木に、ハッシャダイという企業があります。次に、ハッシャダイという企業と塚本廉の関係について探ってみたいと思います。ハッシャダイと塚本廉は、どういった関係にあるのでしょうか。

2019年1月23日に、ハッシャダイがホームページで『お知らせ：塚本氏について』として声明を出しました。『2017年8月まで弊社より講演等の依頼を行なっていた』とはっきりと書かれています。また、その中では塚本廉本人とは連絡が取れていないとも明かされています。

2016年7月3日には、塚本廉が”夢セミナー”というものにも登壇していた模様です。セミナーの詳細は情報が乏しいため、分かりません。

経歴を詐称した塚本廉は、逮捕されることはないのでしょうか。続いては、塚本廉の経歴詐称による逮捕の可能性について迫ってみたいと思います。

塚本廉は『東京大学を卒業している』や『17社も起業している』としてセミナーおよび講演会を開催しています。しかも報酬も発生しているため、その点に関しては詐欺に当たる可能性はあるでしょう。

もし詐欺罪に問われれば、懲役10年以下が科されることになります。また、セミナー受講者から詐欺だとして民事訴訟を起こされたとしたら、損害賠償が請求される可能性もあります。人を欺いてお金を得ようとしてはいけないのです。

ただ、先述の通り塚本廉は行方が分からなくなっていますし、逮捕に至っていませんしその後の動向は分かりません。

最後に、塚本廉以外に経歴あるいは学歴を詐称した人物について見ていきたいと思います。他にも経歴や学歴を詐称した人物はいるのでしょうか。

ショーンKという人物が、学歴詐称をしたとして騒動になりました。彼は経営コンサルタントをしていて、本名は川上伸一郎です。ショーン・マクアードル川上と名乗ることもあります。2000年からは、ラジオ番組『MAKE IT21』のレギュラーパーソナリティも務めました。

ショーンＫが詐称したという学歴の内容について、見てみましょう。ショーンKは、テンプル大学学位を取得した、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得したとしています。また、パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌに留学したとも公表していました。

ところが2016年3月に、週刊文春が上記の学歴について虚偽ではないかとの記事を出したのです。なお、ショーンK自身は純粋な日本人ですが、『両親がハーフ』との嘘も吐いていた模様です。

ショーンｋは、2016年3月19日にラジオ番組『MAKE IT 21』で学歴を詐称したことを謝罪しました。その中で彼は『重く受け止め、長らくの休養、メディア活動の停止を決断した』と語っています。その後、2年間ほどショーンＫはメディアから離れていたのです。

ショーンKは、自宅からは離れ方々を転々としていたといいます。そんな彼も、2018年1月1日にメディア復帰を果たしました。ショーンKはTOKYO MXの情報番組『世界見聞録～モンゴルで経済と豊かさを考える旅～』で、ナビゲーターを務めたのです。

ショーンKが自身でモンゴルロケを敢行し、インタビューやモンゴルの伝統的な移動式住居である『ゲル』での居住体験をしました。この出演に対しては、インターネット上で『ショーンKのナビはうまくて分かりやすい』等の好意的な意見が聞かれたでしょう。

そして2018年6月からは、情報番組『THE VISIONARY～異才の花押～』のメインナビゲーターとして出演しています。

ショーンKは英語力が凄いと言われていました。2016年3月20日放送の『サンデージャポン』で、彼の英語力が話題にもなっています。『サンデージャポン』の中では、アメリカ・シカゴ出身のデーブ・スペクターも「(ショーンKは)英語のキーワードよく使う。あれは発音完璧」と絶賛していたほどです。

海外に行った経験がなくても、努力により英語を話せる人はいるのだとデーブスペクターは話しています。

“東大卒”や“17社を起業”といった経歴詐称をしていた塚本廉は、現在行方が分かっていません。A＆Iコンサルティングの顧問もクビになっている模様です。しばらくは経歴の詐称が発覚しなかった塚本廉ですが、それは彼の上手なトークや人を信じさせるための準備にあったのかもしれません。

嘘を吐いてお金を受け取っていたため、セミナー参加者たちや主催者側の怒りや失望は少なくないでしょう。彼が今どこで何をしているのかは不明ですが、これからは偽りのない人生を歩んで欲しいものです。