木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
まずは、星野ロミという人物について見ていきたいと思います。星野ロミとはどういった人物なのでしょうか。星野ロミが何をしていたのかについても、ご紹介します。
星野ロミの本名は“星野路実”といいます。また、Zakay Romiという名前も持っているでしょう。1991年生まれの男性であり、2021年に30歳を迎えているものと考えられます。
星野ロミは純粋な日本人ではありません。彼は日系ドイツ系イスラエル人であり、逮捕以前よりイスラエル人であるという話がありました。そのため、星野ロミはドイツやイスラエル、日本の3つの国籍を所有しています。
星野ロミが漫画の違法アップロードをしたことは、先述しました。彼は2017年5月に、人気漫画である『キングダム』516話と『ワンピース』866話の画像ファイルを『漫画村』のサーバーに保存しました。そして、自由に閲覧できる状態にしたのです。
それだけではなく2016年12月から2017年11月には、『漫画村』で得た広告収入等計約6,257万円を、広告を出した企業から海外口座などに送金させています。これにより、犯罪収益を隠していたのでした。
不正を働いていた星野ロミは、現在どうしているのでしょうか。続いて、星野ロミの現在についてお伝えします。
漫画の違法アップロードをした星野ロミは、著作権法違反と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の罪に問われていました。彼の逮捕については、後述します。
星野ロミには、有罪判決が下っています。彼は2021年6月2日に、福岡地裁において懲役3年、罰金1,000万円、追徴金約6257万円(求刑・懲役4年6カ月、罰金1,000万円、追徴金約6257万円)の判決が言い渡されました。
星野ロミが運営をしていた『漫画村』ですが、2018年4月に閉鎖されています。先述の通り、既に閲覧ができなくなっているのです。同年5月4日には、福岡県警が著作権法違反容疑で『漫画村』の捜査を開始したことが、幾つものメディアにより報じられました。
星野ロミには2021年6月に有罪判決が出ており、大分刑務所に収監されていましたが、2022年11月に仮出所をし、その翌月の12月にYouTubeチャンネルを開設しています。YouTubeチャンネル内では、生い立ちや家族との関係、今に至るまで赤裸々に語っています。
星野ロミは、2023年3月29日にYouTubeチャンネル「令和の虎」にYouTuberのDJ社長と共に志願者として出演しています。
ちなみに、プレゼン内容は「合法の漫画村を復活させたい!!」です。
ここで、星野ロミの経歴について見ていきたいと思います。星野ロミは、様々なことを行ってきたことが分かるでしょう。彼はどういった経歴を持っているのでしょうか。
星野ロミは、2009年にネットニュースを配信するサイト・キジダスを開設しました。またその後には、「楽々アンテナ」や「まとめないと」を運営開始しました。これらのサイトは、既に運営していないでしょう。そして2012年には「スオミネイト」なども開設し運営し始めています。
星野ロミは、同人漫画配信サイトやアダルトサイトの運営も行っていました。そして、動画配信サイト『アダルトシティ』の乗っ取りも行っていたといいます。2011年には萌通と組み『今日もやられやく』を乗っ取っています。萌通は古林弘忠という人物であり、ウイルス作成罪により逮捕されました。
2016年には、星野ロミはメイドカフェ『Diamaid』を開設し運営していました。メイドたちの住む部屋がモチーフとなっていた点が特徴だったでしょう。秋葉原でも営業をしていたとされる『Diamaid』でしたが、2018年3月21日をもち閉店となっている模様です。
なお、『Diamaid』は、2016年3月から6月までは東京の中野で営業をしていたとされます。そして2016年7月7日に秋葉原に移転したのです。
星野ロミは、2016年に一般漫画配信の『フリーブックス』を開設しました。これは『漫画村』の前身であり、2017年に『フリーブックス』のサーバー情報により身元がバレたことで、『漫画村』に移転しています。また、2018年になると『アニポ』や『アンテナ速報』といったサイトの乗っ取りも行っています。
次に、星野ロミの逮捕時の状況等について迫ってみたいと思います。彼は、どの様にして逮捕されたのでしょうか。フィリピンで逮捕となったのは本当なのか、見てみましょう。
星野ロミは2019年7月7日に、フィリピンの首都・マニラのニノイ・アキノ国際空港で身柄拘束されました。日本大使館を通じて、フィリピン当局に対して星野ロミに関する捜査協力の要請が出ていたとされています。
星野ロミの捜査にあたっては、イスラエルやドイツのフィリピンにある大使館も、捜査に協力しました。それは、星野ロミの出自に関するとされるからです。
星野ロミがフィリピンに入国したのは、2019年5月だとされています。それまでの数年間は、旅行者のふりをして出入国を繰り返していたのだといいます。
2019年9月に、星野ロミは日本へと強制送還されました。その後彼は、著作権法違反容疑において福岡県警に逮捕されています。そして同年12月には、組織犯罪処罰法違反で再逮捕されました。
星野ロミは“星野路実”という本名を持っていますが、“星野ロミ”として報道されました。しかし時間の経過と共に本名が“星野路実”だと判明し、“星野路実”と報道されるようになります。初めのうちに実名報道されなかった理由は、本名の確認に時間を要したためとされました。
フィリピン入国管理局によるプレスリリースにおいては、英語で“Romi Hoshino a.k.a. Zakay Romi”と表記されていたため、本名確認に時間がかかってしまったものと考えられるでしょう。
罪を犯してしまった息子について、星野ロミの母親はどの様に感じているのか気になるところかもしれません。続いては、事件後の星野ロミの母親について見ていきたいと思います。
息子が逮捕されたことで、母親も心労があったのではないかとも考えられるでしょう。しかし星野ロミの母親についてはあまり情報が多くありません。事件についての母親の反応も多くは語られていないのです。
ただ母親は、星野ロミが逮捕された頃の2019年に「犯罪についてもよく知らず取材を受けられない」と語っていました。また、隣近所に取材を見られると恥ずかしいとも言っていたとされています。母親は、近所の目を気にしていた模様です。また、息子が行っていたことには関知していなかったものと考えられます。
また母親は、息子と話していないとしていました。そして息子がどこにいるのか推測しかできないとも話していたでしょう。さらには息子について「海外にいると思います」と語ってもいました。星野ロミも大人であることから、母親とはあまり関わりがなかった可能性もあるでしょう。
違法サイト『漫画村』を運営していた星野ロミですが、どの程度の年収を得ていたのか気になるところかもしれません。続いては、星野ロミの年収について迫ってみたいと思います。彼はどの程度稼いでいたのでしょうか。
星野ロミは、『漫画村』等の自身のサイトに貼ってある広告の収入を得ています。人気のサイトにまで成長すると、広告収入だけでも相当数に稼ぐことができるという点が考えられるでしょう。
利用者数はどの程度か分かりませんが、知名度があるため『漫画村』だけでも数百億円の広告収入があると推測する向きがあります。星野ロミは、『漫画村』の広告収入だけでも食べていくことができたのでしょう
著作権に関する被害額が3,000億円とされていることから、被害額を考慮すると星野ロミは実際にはもっと稼いでいる可能性もあります。
また『漫画村』は、月間の収益も1億円を超えていたという情報もあるほどです。そうなると、1年・12か月間にすると12億円の収益があった可能性もあります。そう考えるとやはり、20代にして多額のお金を稼いでいたことが想像できるでしょう。
『漫画村』は知名度の高い人気サイトとなっていましたが、それには広告代理店のサポートがあったとされています。『漫画村』と広告代理店には、どういった関係性があったのでしょうか。
『漫画村』は、広告代理店の『エムエムラボ』と『グローバルネット』が助けていたとされます。この2社が、『漫画村』に広告出稿のあっせんを行っていたといわれているでしょう。これには、『漫画村』の広告取扱窓口会社であった『エール』が関わっていたというのです。
『エール』と契約していた『エムエムラボ』と『グローバルネット』が、広告主から『エムエムラボ』か『グローバルネット』を通し、『エール』も通り『漫画村』に広告を掲載していました。
2021年12月21日に、『エムエムラボ』と『グローバルネット』の両社に対し、東京地裁が著作物の無断掲載で被害を受けた漫画家への1,100万円の支払いを命じました。『魔法先生ネギま!』などの作品が有名な、漫画家・赤松健が原告となっています。
赤松健側の弁護士は、、『漫画村』が多数の漫画を無断掲載していたと知りつつ広告を提供していた『エムエムラボ』と『グローバルネット』は、「故意がある」として指摘していました。そして“故意によるほう助の不法行為責任を負う”として、1,100万円の支払いを求めたのです。
また、2017年11月18日から支払い済みになるまでの5年分の割合による遅延損害金を、連帯で支払うことも要求していました。
1,100万円の支払い命令は、著作物を無断掲載するサイト運営者(星野ロミ)だけでなく、海賊版サイトの資金源となっている悪質性のある広告代理店にも重い責任があるとして、下された判決でした。
原告となった漫画家・赤松健は、『魔法先生ネギま!』『UQ HOULDER!』が無断で掲載されていました。彼は、2作品の印税の中で1%ほどが被害額だったとしても、損害額は1,000円以上になることを主張しているでしょう。
『漫画村』では、星野ロミの他にも関係者が逮捕されています。最後に、逮捕された『漫画村』の関係者についてお伝えします。
星野ロミが逮捕された翌日の2019年7月10日に、漫画『ワンピース』の画像を違法公開したとして、藤崎孝太と伊藤志穂の2名が逮捕されました。2人は、「間違いありません」として容疑は認めています。『漫画村』は、星野ロミがサイト自体を構築して運営していました。
そして福岡県警によると、藤崎孝太と伊藤志穂は漫画を『漫画村』に公開する役割を担っていた模様です。また藤崎孝太と伊藤志穂は、『キングダム』も無断でサイトに掲載したとして再逮捕されました。
取り調べにおいて、伊藤志穂は「星野容疑者たちと共謀はしていない」「漫画村にアップロードはしていたが、キングダムはやっていないと思う」と否認しています。なお福岡県警は、他の男も1名『漫画村』に関与しているとして指名手配し捜査しています。
2019年8月10日に、星野ロミの側近とみられる安達亘が逮捕されました。漫画『ワンピース』の画像を掲載した罪です。安達亘は、『漫画村』の運営に関して星野ロミと共に中心的な役割を果たしていた模様です。また、先述の“もう1人の関与者”というのが安達亘であると考えられるでしょう。
2017年3月から7月頃に、安達亘が藤崎孝太に月4万円から10万円の報酬を渡していたといいます。伊藤志穂は、「自分は報酬をもらっていない」と言っているのです。また、藤崎孝太は伊藤志穂の元交際相手であり、伊藤志穂は「男から頼まれて仕方なくやった」とも供述しています。
星野ロミや安達亘と藤崎孝太・伊藤志穂は友人関係にあったとされます。しかし、伊藤志穂は星野ロミについて「面識はなかった」と話していました。恐らく星野ロミや安達亘らと伊藤志穂らはインターネット上のみで繋がっている関係性であったと考えられるでしょう。
星野ロミは、2021年6月に福岡地裁において懲役3年、罰金1,000万円、追徴金約6257万円の有罪判決を受けています。現在は出所して令和の虎に出演するなど、新たな漫画ビジネスを考案中のようです。
フィリピンに逃亡していた星野ロミですが、身柄を拘束され福岡の地で逮捕となりました。漫画を違法アップロードし自由に閲覧できる状態にしていた罪は重いものです。苦労の末に漫画を生み出している漫画家の著作権が侵害されるような、違法サイトは一掃されて欲しいものです。
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星野ロミは、人気漫画を無断で掲載していた海賊版サイト『漫画村』の運営者とされています。漫画の違法コピーをした、首謀者とも言われているのです。なお、『漫画村』は現在運営されていません。