木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
「ケツ毛バーガー」という事件をご存じでしょうか。「ケツ毛バーガー」事件は2006年にネット上で起きた事件ですが、名前がかなりインパクトが強いため、現在でも話題になることがあります。それではまず、この事件について詳しく迫ってみたいと思います。
ケツ毛バーガー事件は、2006年10月にインターネットで村岡万由子さんという女性の裸の画像が流出した事件のことです。裸の写真が流出しただけではなく、最終的には彼女の個人情報まで流出してしまいました。そのため、被害者にとっては一生消えることの無い傷を残した事件でもあります。
とてもインパクトの強い名前ですが、この名前の由来は流出した写真の中にありました。裸の村岡万由子さんの後ろ姿を撮った写真で、お尻に毛が挟まれているように写っているものがあったのです。その写真から、当時の2ちゃんねるで画像を揶揄し『ケツ毛バーガー』と名前が付けられた模様です。
画像は全部で35枚ほど流出しており、どこかに出かけている写真や、村岡万由子さんがM開脚している写真、性行為をしている最中の写真などもありました。
被害者の村岡万由子さんは、どういった女性だったのでしょうか。続いては、村岡万由子さんについて詳しく探ってみましょう。
村岡万由子さんは大阪出身であり、1982年1月10日生まれです。そのため現在の彼女は、40歳になっていると考えられます。村岡万由子さんは、大阪府内で偏差値の高い大阪府立三国丘高校を卒業しています。そして大学は、大阪市立大学文学部(人間行動学科 心理学教室)を2004年に卒業しました。
村岡万由子さんは大阪市立大学文学部を卒業後、徳島県にある国立大学の鳴門教育大学大学院まで進み2006年に卒業しています。とても学歴の高い人女性だということが分かるでしょう。
大学院卒業後の村岡万由子さんは、徳島県警察署に勤務していました。徳島県警では少年補導員を担当しており、その頃に写真が流出してしまったようです。
村岡万由子さんは一般人ですが、どうしてプライベートな写真が流出し、拡散されてしまい個人情報までも流出してしまったのでしょうか。
広まってしまった画像は、故意に流出させたわけではありませんでした。パソコンのウイルスが原因で画像が流出してしまったのです。では、なぜパソコンが感染したウイルスにより画像は流出する事態になったのでしょうか。
当時、村岡万由子さんが交際していた恋人の白鯛素久という男性が、ファイル共有ソフト・Shareを使っていたことによりウイルスに感染し、画像が流出してしまいました。このShareというソフトは匿名性を保ったまま、多くの人とファイルの共有ができるソフトです。
自分の持っている動画や写真などを共有しておけば誰でもそれをダウンロードすることができ、逆に他の人が共有しているデータを自分もダウンロードすることができるのです。
ソフト自体に違法性はありませんが、例えば販売されているCDの音源データや漫画をスキャンしたデータ、盗撮した映画などを、共有することに使用する人もいるため、問題視されることが多かったソフトです。
このウイルスは、あるハッカーがファイル共有ソフトを使うユーザーを懲らしめるために開発したものでした。このウイルスによって、自衛隊の機密情報や企業の顧客情報などが流出したこともあります。
また白鯛素久さんは当時三洋電機に勤めており、ウイルスのせいで勤務先の三洋電機の社員名簿や集合写真といった個人情報、業務情報まで流出してしまいました。彼は会社の許可を取らずに仕事を自宅に持ち帰っていたのです。
自分のパソコンで仕事をした結果、ウイルスに感染していたため、業務情報が流出したのです。その後、白鯛素久さんは会社から厳しい処分を受けたと言われています。そして事件後に退職したという噂もあり、現在は何をしているのかという情報は不明です。
ここまで画像や個人情報が拡散したのは、織茂由弦という男性が悪意を持ち村岡万由子さんの画像を拡散させたことが理由です。当時流行っていたmixi(ミクシィ)に、村岡万由子さんや白鯛素久さん・織茂由弦の3人が登録していました。織茂由弦は、神奈川県にある東洋商事の社長をしていた人物です。
織茂由弦は”亞問”というハンドルネームを用いていました。村岡万由子さんと白鯛素久さんは本名で登録していたため、すぐに織茂由弦に個人情報まで知られてしまったのです。そして織茂由弦は、mixiで村岡万由子さんが入っていたコミュニティに、その流出していた画像を張り付け拡散します。
更に当時の2ちゃんねらーが盛り上がり、スレッドを立てて画像を貼り付け、画像が拡散され続けるという事態に陥りました。織茂由弦も、mixiで画像を至るところに張り付け、拡散し続けたのです。
2ちゃんねるにおいて”ケツ毛バーガー事件”を話題としてお祭り騒ぎとなりました。そして亞問がコミュニティを立ち上げています。しかしmixiの運営側は亞問を強制的に削除したという話があります。これに対して亞問は逆切れして、2ちゃんねるで『mixiを潰す』と宣言したのです。
そして彼はまたmixiのアカウントを作成して、コミュニティをつくると発言しました。しかし、新たなコミュニティをつくる前にアンチ亞問のコミュニティやホームページが出来上がったといいます。
織茂由弦の悪質な行動にmixi運営は事態を重く見て、織茂由弦のアカウントを削除しました。しかし、運営の判断を逆恨みした織茂由弦は、違うメールアドレスでmixiアカウントを入手し、しつこく村岡万由子さんの画像を拡散し続けました。
織茂由弦は2012年3月10日に、ファイル共有ソフトの「Winny(ウィニー)」から流出した卑猥な画像を集めたインターネットサイト「弐萬ちゃんねる」を運営し、350人の氏名などの個人情報や卑猥な画像と動画の約3万点を公開しました。そして、京都府警にわいせつ電磁的記録媒体陳列容疑で逮捕されています。
逮捕時、織茂由弦は35歳でした。そして2012年3月30日には、インタネットサイトで『安定ヨウ素剤』の効能を広告したとして薬事法違反で再逮捕されています。
ケツ毛バーガー事件が起きたことで、mixiの株は大暴落しました。mixiが推奨していた「実名登録」がこのケツ毛バーガー事件により問題視され、情報管理の仕方に疑問を持つ声が多数上がりました。また、仲間の間だけで日記や写真の交換ができるという安心であるとのシステムが崩れたことも要因です。
ケツ毛バーガ―事件の騒動が起きた翌日である10月5日は、株価が大きく暴落したのです。そしてその後の10月12日には、320万だった株価が200万を割るまでに下落しています。
ウイルスにより流出した村岡万由子さんの画像が、mixiや2ちゃんねるで拡散され話題になると、テレビや新聞などのマスコミもこの事件に注目しました。流出写真を掲載し、ケツ毛バーガー事件を報道するメディアが出てきたのです。
そのため、インターネットをしていない人たちの間でもこの事件は広まる結果となりました。
自分の裸の写真が拡散され、氏名や勤め先、出身校など個人情報が拡散されてしまった村岡万由子さんですが、現在はどうしているのでしょうか。ここで、村岡万由子さんの2022年現在について迫ってみたいと思います。
ケツ毛バーガー事件が起こった後、村岡万由子さんは警察を退職しました。その後の2009年頃には、大阪の小学校のスクールカウンセラーとして働いていたとされています。事件から3年近く経っていましたが、発覚した際にインターネットではまた盛り上がりを見せました。
そして、一時的にこの小学校のホームページのサーバーがパンクしたと言われています。
村岡万由子さんは一般人であるため、2022年現在の情報がありませんでした。スクールカウンセラーをしていた後の情報は少なく、現在は介護職員をしているという噂もある模様ですが、真偽のほどは不明です。
2018年7月に、2ちゃんねるに『【朗報】村岡万由子さん、彼氏とデートを楽しむ』とのスレッドが立ちました。このスレッドでは、村岡万由子さんの当時の最新画像とされる画像が投稿されていたのです。牧場デートを楽しんでいるものと考えられ、笑顔の村岡万由子さんが写っています。
ただ画像がどこから出てきたものなのかなど、疑問点は残るでしょう。過去に流出した村岡万由子さんの画像を保存していたネットユーザーが、転用して投稿したものと推測する向きもあります。
インターネットに一度上がった情報は消えないため、現在でも画像が残っています。そして、検索をかけるとすぐに見ることが出来る状態です。
SNSを利用していると、思いがけずに簡単に個人情報が漏れてしまう事があります。使用する時は悪用されないように気を付けなければなりません。このケツ毛バーガー事件は、普通に生活をしていた女性が、不特定多数の人に晒されてしまう恐ろしさを象徴するような事件ではないでしょうか。
006年にネット上で起きた『ケツ毛バーガー』は、交際相手のパソコンからウイルスにより、全裸の写真や個人情報が流出してしまった事件でした。様々な場所で拡散され、収拾がつかないほど広がってしまったこの事件は、昨今、ネットリンチとして問題されている誹謗中傷に近いものがあるのではないでしょうか。
個人情報が簡単に流出してしまう現在、自分の身を守るためにも、しっかりとした知識を持つことやこういった写真は撮らせないことが必要です。こうした画像などが流出してしまえば、本人のその後の人生にも影響を与えてしまうのです。被害者である村岡万由子さんのその後は分かっていません。
彼女が現在、平穏に暮らしていることを願うばかりです。
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