木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
漫画太郎さんは、インパクトの強い独自の世界観を描くギャグマンガ家です。1989年に、『人間なんてラララ』で第1回GAGキングを受賞し、1990年に『人間なんてラララ』が週刊少年ジャンプに掲載されることでデビューを飾ります。
連載期間の短い作品ばかりですが、ジャンプ黄金期に活躍し、その後もさまざまな雑誌で連載しています。
漫画太郎さんの描くギャグマンガの世界観は独特で、暴力的な描写やグロテスクな描写、下ネタも多いというかなり過激な作風で知られています。スクリーントーンを使うことが非常に少なく、描写が粗いのも特徴です。そのため、作風や絵柄が敬遠され、打ち切りになることも多いです。
しかし、その過激でユニークな作風が面白いと感じる人も多く、ファンの心を掴んで離さない不思議な魅力があります。人気がなくて打ち切りになったわけではなく、本人が連載を止めてしまうことも多いようです。
漫画太郎さんの本名が気になるファンは多いですが、本名は謎となっています。そもそも、漫☆画太郎さんは何度かプロフィールを公開していますが、その度にプロフィールが異なっており、生年月日や出身地もわからない謎の人物です。
業界でも、漫画太郎さんの正体についてさまざまな説が流れているようです。
漫画太郎さんは、死亡説も出たことがありますが、これは全くの誤りです。2014年に似顔絵芸人のマンガ太郎さんが亡くなっています。この訃報が、名前の似ている漫画太郎さんが亡くなったと勘違いされたようです。
漫画太郎さんは正体不明の漫画家として有名ですが、素顔の写真が公開されたこともあります。連載当時のジャンプ新年号の表紙やジャンプ25周年展のパンフレットに、漫画太郎さんの素顔が写った写真が掲載されたことがあります。
漫画太郎さんは、宮崎駿さんのファンでスタジオジブリのの入社試験を受けたことも知られています。その入社試験には落ちてしまったそうですが、その腹いせに『週刊少年ジャンプ』の第1回GAGキングの応募したことで、少年ジャンプでデビューするきっかけとなりました。
藤子不二雄さんのファンでもあり、『まんが道』を読んだことで漫画家を志したそうです。
連載期間が短い作品がほとんどの漫画太郎さんですが、後に映画化される人気作品なども多いです。漫画太郎さんの代表作をご紹介します。
漫画太郎さんの代表作として特に知名度が高いのが、1990年から連載されたギャグ漫画『珍遊記』です。中国の伝奇『西遊記』をモチーフにした作品ですが、脱線に次ぐ脱線で本筋の物語が全く進展しないのが特徴です。
主人公は孫悟空がモデルですが、ドラゴンボールが連載中だったため、山田太郎という名前が付けられています。さまざまな作品のパロディーがちりばめられており、迫力のある絵と過激なギャグで読者に強烈な印象を植え付けました。
1年ほどで打ち切りになっていますが、現在でもネットでネタにされるほど人気があります。2016年には松山ケンイチさん主演で、実写映画化もされました。
『まんゆうき』は、漫画太郎さんの2作目の連載作品です。『ちんゆうき』のイメージとは打って変わって、事実上の主人公娘々(にゃんにゃん)が可愛らしい美少女となっています。いつもの絵と異なる美少女の登場に、アシスタントが描いている疑われたほどでした。
娘々は性格もまともですが、内容はいつも通りの画太郎ワールドです。娘々には、妖怪の体液や吐しゃ物まみれになるというひどい展開が待ち受けています。漫画太郎さんの作品でおなじみのババアキャラの中でも、最強と呼ばれる萬々(まんまん)のインパクトも強烈です。
美少女がひどい目に合う展開画太郎ワールドの定番ですが、『まんゆうき』が元祖と言われています。『ちんゆうき』と同じ世界観の作品で、娘々は『珍遊記2』の主人公として登場しています。
漫画太郎さんは、なんとフョードル・ドストエフスキーの名著を漫画化した『罪と罰」を連載していました。この時はペンネーム漫F画太郎に、改名して執筆しました。特徴的なのは単行本の表紙のイラストで、いつもの絵とは全く違うことに驚かされます。
絵のタッチを変えたのかと勘違いしますが、実際は毎巻ごとに違う漫画家イラストを担当しており、表紙そのものがギャグになっています。原作の設定を取り入れてはいますが、内容は原作の『罪と罰」とは似ても似つかない、いつもの画太郎ワールドとなっています。
ただし、この『罪と罰」は打ち切りにならずに完結しており、話が最後まで読める珍しい作品となっています。
『ミトコンペレストロイカ』は、『月刊コミック@バンチ』で2013年から2017年まで連載された代表作の1つです。青年誌に連載されたこともあり、他の作品よりもさらに過激な描写が多くなっています。
美少女がひどい目にあったり、暴力・グロテスク・下ネタなど画太郎ワールドの全てが詰まった作品として人気が高いです。 『ジャンプスクエア』連載されて打ち切られた『ミトコン」続編であり、再構築した作品にもなっています。
漫画太郎さんの絵は粗い描写でギャグテイストが強く、グロテスクで迫力もあります。パワフルで下品なババアキャラが、多く登場することでも有名です。それでも、『まんゆうき』から始まった萌え系の女の子が可愛いと言われており、画力が高いと評価されています。
美少女キャラを登場させる時は、あえてそれ以外のキャラを下品でグロテスクに描くことで、過激なギャグが際立つようになっています。
ギャグマンガ家として有名な漫画太郎さんですが、最近絵本作家としてデビューして話題になりました。絵本作家としてデビューした経緯や絵本第1作についてまとめました。
漫画太郎さんは、ガタロー☆マン名義で2020年に絵本作家としてもデビューしています。漫画太郎さん本人が、絵本を描きたいという形で始まった企画ということです。漫画太郎さんの描いた絵本は、どんな作品なのでしょうか?
漫画太郎さんの描いた絵本のタイトルは、『笑本 おかしばなし1 ももたろう』です。タイトルの通り、昔話の『ももたろう』がテーマとなっています。子供たちを爆笑させる作品が作りたいということで、『悲劇は喜劇に、喜劇は超喜劇に!』をコンセプトに作品は作られました。
ももたろうには犬が登場しますが、『笑本 おかしばなし1 ももたろう』には巨乳ビキニのブルドッグという不思議なキャラクターが登場します。巨乳ビキニのブルドッグを登場させたのは、特別な意図があります。
漫画太郎さんは、ももたろうの中で犬が特にこき使われていることに憤りを感じていました。 そのため、巨乳ビキニのブルドッグを活躍させることで、男性に束縛されない自立した女性像を描きたかったということです。
『笑本 おかしばなし1 ももたろう』には、初回限定特典として人気声優の杉田智和さんの読み聞かせ音声のQRコードが付属します。杉田智和さんの熱演で、爆笑のももたろうを聞くことができます。
漫画太郎さんの絵本は、既に第2弾も発売されています。漫画太郎さんの2作目の絵本についてご紹介します。
シリーズ化が予定されていた漫画太郎さんの絵本ですが、2021年7月に第2弾の『笑本 おかしばなし 2 おおきなかぶ~』が発売されました。今回も『悲劇は喜劇に、喜劇は超喜劇に!』をコンセプトに、『おおきなかぶ』に独自の解釈がされています。
第2弾の『笑本 おかしばなし 2 おおきなかぶ~』にも数量限定特典として、人気声優の読み聞かせ音声のQRコードが付属します。今回は杉田智和さんだけでなく、竹達彩奈さんも参加しており、より豪華な読み聞かせ音声になっています。
漫画太郎さんは、有名人の強烈な似顔絵を描くことでも知られています。漫画太郎さんの描いた似顔絵についてまとめました。
バラエティー番組『おしゃれイズム』では、森泉さんがデフォルメされた似顔絵が話題になりました。漫画太郎さんの描いた似顔絵らしくかなり強烈な絵柄で、森泉さんが言いそうもないセリフが添えられていました。本人が似顔絵とそっくりな表情で、一緒に移っているのも面白いです。
漫画太郎さんは、和田アキ子さんへ宛てた年賀状でも似顔絵を描いています。和田アキ子さんの特徴を掴んで描かれていますが、見事にデフォルメされた強烈な表情の絵です。似顔絵の和田アキ子さんは、橋本環奈さんが10代の頃の写真と同じポーズを取っています。
この時の写真がきっかけで、橋本環奈さんが『天使すぎるアイドル』としてブレイクしたためか、似顔絵には『悪魔すぎるアイドル』と添えられています。
漫画太郎さんは、二宮和也さんの似顔絵もかなりインパクトあるものに仕上げています。ジャニーズ事務所のタレントは思えないほどインパクトのある似顔絵ですが、ちゃんと似ているのがすごいです。
おしゃれイズムでは、ゲスト出演した水原希子さんと黒田エイミさんの似顔絵もかなり誇張して描かれています。特徴を掴みながらも見事に誇張された似顔絵に、水原希子さんも黒田エイミさんも似顔絵を持ちながら笑ってしまっていました。
『ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズ』では、漫画太郎さんの描いた浜田雅功さんの似顔絵が登場したことがあります。浜田雅功さんの似顔絵はかなり有名で、この似顔絵自体がパロディーに使われることも多いです。
漫画太郎さんが絵本作家としてデビューしたという話題や代表作、似顔絵などについてご紹介しました。絵本も高い評価を受けており、今後も続編が続きそうです。ギャグマンガ家としても、絵本作家としても、漫画太郎さんの今後の活躍に期待しましょう。
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漫画太郎さんは強烈なインパクトを残す絵を描きますが、どんな経歴の漫画家なのでしょうか?漫画太郎さんの経歴や作風などについてをまとめました。