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2023/12/28
大今里
「命に嫌われている。」は、カンザキイオリが作詞・作曲したボーカロイド楽曲で、使用ボーカロイドは初音ミクです。
VOCALOID(ボーカロイド)とは、ヤマハが開発した音声合成技術で、メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができます。
2017年8月に発表されたこの楽曲は、2020年現在、YouTube、ニコニコ動画合わせて約1,400万回再生を達成しています。
「命に嫌われている。」は、2017年8月にニコニコ動画で公開され、9月30日にはYouTubeで公開されました。
YouTubeでは1600万回以上再生されるなど、話題になり、「歌ってみた」などの動画を含むと1億回以上の再生回数となる楽曲です。
いろいろな人がカバーし、動画が投稿されていますが、その中でも、まふまふがカバーした動画が人気が高く、YouTubeでの再生回数は約1億回以上となっています。
まふまふは、マルチクリエイターで、動画投稿サイトやSNSで、人気があります。Twitterのフォロワー数は86万人おり、歌唱、作詞、作曲、編曲、エンジニアリングまで自ら行います。また、シンガーソングライターとしても活動しています。
また、編集した(替え歌)動画では笹木咲の動画が人気となっています。
この曲は中国語にも訳されていてるくらい人気を得ています。
続いては、「命に嫌われている。」の世界観について詳しくご紹介します。
カンザキイオリが、「命に嫌われている。」を作ったころは、学校や家庭環境に生きる価値が見つけ出せず、逃げるように上京したため、当時はやりたいことも見つからない日々が続いていたのだそうです。
しかし、いつの日かこのまま逃げるよりもっと心の内を叫びたいと感じて作ったのがこの曲なのだそうです。
「命に嫌われている。」の歌詞は、死にたいと言うことを否定する歌、諦めないで生きろと励ます歌、これらの歌が正しいという事は馬鹿げていると、きれいごと、常識とされている事を否定して始まります。
また、よくある、頑張れや大丈夫のような励ましの言葉は、ありません。
サビの部分の歌詞は、ネットで軽々しく死にたいとか、殺したいとか言う人は、それに対してうしろめたい感情や迷惑をかけているのではないかといったような、劣等感を表しているのではないかと、解釈されています。
「命」を軽く見ることは、「命」そのものに嫌われてしまうということなのだと、強く訴えかけてきているように感じます。
そして、「命に嫌われている。」の歌詞の最後の部分は、『生きろ』がリピートされています。
いつかは、みな死ぬが、それまでは、何があっても前を向いて進んでいかないといけないという強いメッセージが感じられ、この楽曲が強く支持される要因の一つではないでしょうか。
メロディーからも悲しみや諦め、それでも前を向いて進んで行かなければいけない気持ちなど、感情の変化を感じられる楽曲になっています。
2014年1月に"黒柿"名義で「反抗期」をニコニコ動画に投稿しボカロPデビューしました。ボカロPとは、ボーカロイド技術を駆使して創作活動を行う人。作曲・編曲をしてボーカロイドに歌を歌わせたり、音楽プロデューサー的な活動をしている人の事をさします。 2015年に、カンザキイオリに改名しています。
2017年8月、「命に嫌われている」を発表し、注目度があがり、以降、多くの人気曲を発表しています。
2018年からは、バーチャルシンガー花譜のオリジナル楽曲全ての作詞作曲編曲を担当し、他にもスマホ向けのゲームアプリのイメージソングやTVアニメのオープニングテーマなども手掛けています。
2019年4月には、1st Album「白紙」を発売し、 2020年9月には、カンザキイオリの人気曲の一つ、「あの夏が飽和する。」が本人により小説化され、全国の書店で販売され、作家としても正式にデビューしています。
カンザキイオリは、初音ミクだけでなく、鏡音リン・レン、IA、琥珀メリーなどの作曲を手掛けています。
苦悩や葛藤などの歌詞が多く、どんな人物なのか気になりますが、明るくて面白い人物で、たびたび、SNSなどを通してファンを楽しませてくれます。
カンザキイオリの歌詞は、人生に対する苦労や葛藤が書かれることが多く、若者に共感を得ています。
カンザキイオリ自身、中学二年生の頃は不登校だったそうで、その時にボーカロイドや「歌ってみた」の文化にハマり、作詞や作曲をやり始めたそうです。
そういった彼の背景も、人を惹きつける言葉が生まれるひとつの要因となっているのかもしれません。
現在はVtuberへの楽曲を提供したり、スマートフォン向けゲームアプリ『47 HEROINES』のイメージソング『HEROINES』の作詞作曲を担当したりしました。
また、2019年1月クールのテレビアニメ『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』のオープニングテーマを担当し、自身での歌唱を披露するなど、自らも歌っています。
さらには、2019年12月には、ロックバンド・長靴をはいた猫の1stミニアルバム『慟哭する夜の底で』でキーボード・ストリングスとして制作に参加するなど、活動の場を広げていっています。
続いては、「命に嫌われている。」に対する、日本や海外の視聴者の反応などをご紹介します。
「歌ってみた」で、たくさんのアーティストが歌っている動画も人気ですが、進撃の巨人、鬼滅の刃など、さまざまなアニメの動画と一緒に編集したMAD動画が人気です。
歌詞とアニメの世界観をリンクさせたMAD動画がたくさんアップされています。
2017年に発表された「命に嫌われている。」ですが、日本では人気が高く、今でもボカロのカラオケランキングでも、人気が高いで楽曲です。
JOYSOUND発表の2019年カラオケ年間ランキングでは年代別で10代の8位、20代の11位にランクインしており、2020年カラオケ上半期ランキング及び年間ランキングのVOCALOID部門では共に4位にランクインしました。
「命に嫌われている。」は、韓国や中国、タイなどでよく知られており、この曲についての外国人の感想動画も多くアップされています。
もちろん、日本でも海外でも、すべての人が支持しているわけでは無く、歌詞が嫌いという声、あまり共感できない、逆に価値観を押し付けているなど、否定的な意見もあります。
ボカロの名曲「命に嫌われている。」について、作詞作曲したカンザキイオリや歌詞の世界観などについてご紹介してきました。
2017年発表の曲ですが、いまなお多くの人から指示されている「命に嫌われている。」は、歌詞の意味に惹かれている人が多いようです。
いろいろなボーカルからカバーされ、またその動画の再生回数が増え、さらにこの曲に惹かれる人が増えています。
また、楽曲の制作者、カンザキイオリは、ボカロだけではなく、ゲーム曲のプロデュース、自身での歌唱、さらには小説家としてもデビューするなど、活動の幅を広げており、今後も多くの名曲を披露してくれるのではないでしょうか。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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ボカロの名曲と言われている「命に嫌われている。」をご存じでしょうか。歌詞が共感できる!素晴らしい!と話題になっている曲なのですが、いったいどんな曲なのかを詳しくご紹介します。