木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
「グモ」あるいは「グモる」とは、鉄道における人身傷害事故を表すネットスラングです。なぜ、グモというのかというと、人身事故の代名詞として使われていた「グモッチュイーーン」を略してグモになったと言われています。
「グモッチュイーーン」は、人身事故が発生した時の音の一部でこれがネットスラングのグモの語源です。ネットスラングとは関係がありませんが、日本国有鉄道時代に製造された気動車にもグモという俗称が使われていました。
グモは、2chの掲示板に書き込まれたレスが元ネタです。「携帯電話で通話中に電車に挽かれたどんな音がするだろう」という書き込みに対して、かなり詳細なレスが書き込まれました。レスは人身事故で発生する音が詳細に表現されており、「グモッチュイーーン」という独独の擬音が登場します。
このレスがあまりにリアルだと話題になり、「グモッチュイーーン」も人身事故を表す擬音として有名になりました。「グモッチュイーーン」が何の音なのかは不明ですが、車輪が乗り上げて空転する音ではないかと言われています。
5chには電車の人身事故について語るスレがありますが、人身事故を目撃した人の書き込みなどが非常にグロいことで知られています。スレには電車内のアナウンスで遺体がバラバラになっているという書き込みや遺体を回収する車掌の話などが書き込まれています。
頭部を持っていたところを写真に撮られた車掌がノイローゼで自殺したという書き込みや実際に電車に踏まれる瞬間を見たという書き込みもあります。文章のみですが様々な内容が生々しく書き込まれているので、非常にグロい内容のスレになっています。
鉄道業界ではネットスラングのグモとは別に、人身事故を表す隠語があることも知られています。鉄道業界でのグモの隠語についてまとめました。
鉄道業界では、グモのことをマグロという隠語で呼んでいます。グモの元ネタが書き込まれたのが2002年なので、マグロという隠語の方がはるかに古いようです。マグロは元々は人身事故による轢死体を表す業界用語でしたが、現在は事故そのものを表す言葉としても使われています。
語源は轢死体が魚市場にあるマグロを連想させること、切断面がマグロの身に似ていることからなどの説があります。轢死体が原型をとどめない程バラバラになっている場合は、「タタキ」や「ミンチ」などと呼ぶ場合もあるようです。
ただし死者に対する礼を失する表現のため、どの言葉も公で使うことは認められていない業界用語・隠語となっています。
マグロが発生した時の鉄道員の精神的なショックは計り知れないものがあります。鉄道はブレーキをかけても急に止まることができません。そのため、事故が発生した際、運転士は人間が電車にぶつかる瞬間を目撃する可能性が高いです。
遺体の回収を行うのも現場の鉄道員の仕事になるので、バラバラになった肉片を見ることもあるといいます。挽肉を使った料理が食べられなくなるのも当然でしょうが、テレビなどで人が死ぬシーンを見ると、ずっと後になっても臭いを思い出してしまうそうです。
車掌がノイローゼで自殺したという噂があるのも無理もないことでしょう。
ネットでは、マグロ拾いという高額バイトが存在するという噂があります。高額バイトのマグロ拾いは魚のマグロを拾うわけではなく、人身事故の遺体を回収するという仕事です。本当にそんなバイトがあるのなら、高額になるのもわかります。
しかし、バイトに遺体をさせるなどということがあるのでしょうか?マグロ拾いのバイトというのはあくまで噂で、実際の遺体の回収は全て鉄道会社の職員の仕事です。遺体の回収はかなりデリケートな問題なので、アルバイトにさせることはありません。
マグロ拾いのバイトは、実際には存在しないガセネタです。
グモは起こりやすい時間帯や起こる原因などもわかっています。グモが多い時間帯や発生原因などについてまとめました。
グモは夜に起こりやすく、夜の8時が最も発生しやすい時間帯になっています。グモの発生件数は朝から日中、夜間になるにしたがって増えていく傾向にあります。夜間に多い理由はわかりませんが、その日の失敗などを気にして自己嫌悪に陥った人が夜間に自殺しやすいのではないかと言われています。
1週間では土日と火曜日はグモは起こりにくく、他の曜日はほぼ同じですが月曜日が最も多いです。また、1年で7月は最も鉄道の飛び込み自殺が多く、グモが起こりやすい時期になっています。
グモは転落事故によって発生することもありますが、その多くは鉄道自殺によるものです。鉄道自殺をする最も多い原因として挙げられるのが健康問題で、うつ病などの精神疾患を苦にした自殺が非常に多く発生しています。
健康問題に次いで多いのが、職場での人間関係や仕事疲れなどの勤務問題です。健康問題と勤務問題の両方で悩む人も多く、これらの問題は鉄道自殺以外の自殺の原因でも上位を占めています。
勤務問題は健康問題にも影響するので、勤務問題の改善は自殺を減らすために重要と考えられています。
グモは電車の人身事故なので、発生することで列車の遅延などが起こります。法律上、人身事故が起きても鉄道会社に一切の責任はないとされています。そのため、ネットには鉄道会社が亡くなった人の遺族に損害賠償をするという噂もあります。
実は、グモによる損害賠償が請求されることは珍しくなく、訴訟に発展したケースもあります。とはいえ、遺族が相続放棄をすれば賠償金を支払う必要はないので、裁判に発展することはほとんとありません。
また、億単位の賠償金を請求されるという噂がありますが、実際の賠償金は数百万から1000万円ほどのようです。
近年は鉄道自殺をする人も増えており、鉄道の利用者が多い首都圏はグモの発生数が多いです。首都圏でグモが多い路線はどこなのでしょうか?グモが多い首都圏の路線についてまとめました。
首都圏でグモが最も多い路線として知られているのがJR中央線です。2016年に東洋経済オンラインに掲載された 「鉄道自殺数」が多い路線ランキングでも、1位にランクインしています。首都圏限定ではなく、日本で最もグモが多い路線として取り上げられることもあります。
東京から高尾まで運行する路線で、利用者数が非常に多いです。グモという言葉が生まれるずっと以前から、人身事故が多い路線として有名でした。悪名高い中央線と呼ばれることもありますが、利用者数が多いので事故が多いのは仕方のない面もあるでしょう。
JR常盤線はランキング2位に入っており、人身事故の多い路線として知られています。JR常盤線の人身事故はニュースで取り上げられることが多いのも、人身事故が多い証拠と言えるでしょう。ランキングでは自殺の割合も66%となっており、中央戦に並んでいます。
とはいえ、走行距離が長いほどグモが多くなるという意見もあります。JR常盤線は走行距離が首都圏の路線で最も長く、1キロ当たりのグモの発生件数は最も少ないです。
東武東上線はランキング3位に入っており、グモの多い路線として有名です。5chには東武東上線の人身事故に関するスレッドも立てられており、人身事故の多さで有名なことが分かります。ランキングでは自殺の割合が67パーセントなっており、JR中央線よりもJR常盤線高いです。
2010年代に入ってから自殺者の割合が増えており、自殺者の急増が問題視されている路線でもあります。5chのスレでは自殺を防止するホームドアのある駅が少ないことも指摘されており、早く整備してほしいという声が上がっています。
電車の人身事故を意味するネットスラング「グモ」について解説しました。グモはネットを中心に使用する言葉で、自殺を連想するのであまり良い意味では使われません。グモを使用する際は、気を付けることが大切です。
電車の人身事故は不注意で起こることもあるので、ホームに電車が入ってくる際は十分に注意しましょう
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グモは事故が発生した時の音を元に作られた言葉ですが、言葉の響きから意味が想像しづらいネットスラングです。グモの意味や語源、誕生した経緯などについてまとめました。