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「ルイボスティー」の副作用がやばいって本当?飲み方や選ぶ方法は?

ダイエット効果があるとして、一時期ブームになった「ルイボスティー」。さまざまな効果が期待できるため現在でも人気のティーですが、最近ルイボスティーがやばいと噂になっています。ルイボスティーを飲む危険性や副作用とは?男性が飲む効果や正しい飲み方も紹介します。

ルイボスティーというお茶をご存じですか?”奇跡のお茶”と呼ばれ美容効果も高いと言われていました。しかし飲み過ぎたり、アレルギーを持っている方は副作用が出る可能生もあるので注意が必要です。最近では飲料だけではなく、サプリでも販売されているようです。そこで今回は、ルイボスティーの概要や飲み方、購入方法などを紹介していきます。

 

 

美容効果や体内環境を整えるって本当?

愛飲者の中では「奇跡のお茶」と呼ばれているルイボスティー。飲むとどんな効果が期待できるのでしょうか?まず、ルイボスティーに期待されている効果について見ていきましょう。

アレルギー症状を緩和する

ルイボスティーは、飲むことで、アレルギー症状を緩和する効果が期待されています。それは、ルイボスティーには、ポリフェノールの一種である「フラボノイド」が入っているからです。

 

フラボノイドは、研究結果によりアレルギーを起こす「ヒスタミン」の活性を抑制することがわかっています。また、アレルギーは、活性酸素により作られる過酸化脂質が原因であこともありますが、フラボノイドは、活性酸素や過酸化脂質を取り去る効果もあるとされているのです。

 

血圧を下げる効果がある

また、ルイボスティーは、飲むことで、血圧を下げる効果が期待されています。それは、ルイボスティーには「カリウム」が入っているからです。

 

カリウムは、血圧が上がる原因となるナトリウムを体の外に出すのを助ける働きがあるため、高内の塩分の量を調整してくれます。

 

ただ、カリウムは、過剰に摂りすぎてしまうとカリウムが細胞外へ排出し、細胞が正常に機能しなくなることがあるので注意が必要です。

血糖値の上昇を抑える

さらに、ルイボスティーは、飲むことで、血糖値の上昇を抑える効果が期待されています。それは、ルイボスティーには、ポリフェノールが入っているからです。

 

ルイボスティーに入っているポリフェノールは、食後の血糖値が急激に上昇するのを抑えてくれます。そのため、2型糖尿病を予防したり、症状を和らげたりする効果が期待されています。

飲み過ぎると”やばい”と言われる理由とは?

それでは、どうしてこんなにも健康効果が期待されているルイボスティーが「やばい」と言われているのでしょうか?その理由について見ていきましょう。

過剰摂取した時の主な副作用

ルイボスティーが「やばい」といわれている理由の1つに、過剰摂取した場合の副作用があります。

 

ルイボスティーは、過剰摂取することで、入っているカリウムの影響から、トイレが近くなることがあります。その理由は、カリウムは、ナトリウムを早く体の外に出すために、利尿作用があるためです。

また、ルイボスティーに入っているマグネシウムの影響から、下痢になってしまうこともあるので、トイレになかなか行けない場面では摂取を控えるようにしましょう。

妊娠中にの方は飲みのを避ける

ルイボスティーは、カフェインが入っていないため、妊娠中や授乳中の女性でも飲むことができるといわれてきました。

 

カフェインは、コーヒーや紅茶など、多くのお茶に入っていますが、妊娠中に多量に飲むことで胎児が低体重になったりなど、悪影響を及ぼすためです。

 

しかし、近年の研究では、ルイボスティーにはカフェインは入っていないものの、ほかの成分であるポリフェノールが胎児に悪い影響を与える可能性があることが示唆されています。そのため、妊娠中、授乳中の人は、婦人科の医師に相談することがおすすめされています。

飲むと肝臓に悪いわけではない

ルイボスティーは、肝臓や腎臓に良くないという噂もあります。それは、ルイボスティーに入っているミネラルやマグネシウムが肝臓や腎臓の負担になるという説からきています。

 

しかし、ルイボスティーに入っているミネラルは、普段の食事とお茶だけで過剰摂取になることはないですし、マグネシウムは、過剰に摂ってもすぐに体外に排出されます。

 

また、肝臓が弱い人がルイボスティーを飲むことで摂取されるカリウムを過剰に摂ることで高カリウム血症になることもあります。しかしルイボスティーを飲んだだけでは、肝臓や腎臓を悪くするということはないので、噂がひとり歩きしているということになります。

ルイボスティーの「ルイボス」って何?

ここまでルイボスティーの効果や副作用について紹介してきましたが、こちらの章ではルイボスティーの基礎知識を紹介します。

マメ科の低木

ルイボスティーの元となっているルイボスとは、南アフリカ共和国にあるセダルバーグ山脈というところで育つマメ科の低木です。

 

ルイボスが育つ環境は、強い日差しにより朝夜の寒暖の差が激しく、その差は30度以上になることもあります。そのため、過酷な状況の中で育まれやすいミネラルやポリフェノールが豊富です。

 

ルイボスティーは、ルイボスの木の葉を乾燥させて作られていて、期待されている健康効果から、古来より「不老長寿のお茶」や「奇跡のお茶」といわれてきました。

ルイボスの種類は2つ

ルイボスティーには、グリーンルイボスティーレッドルイボスティーの2種類があり、グリーンルイボスティーは、ルイボスの葉を発酵させずにお茶にしたもので、レッドルイボスティーは、ルイボスの葉を発酵させてお茶にしたものです。

 

ルイボスは、発酵しやすい植物であるため、手間のかかる発酵させていないグリーンルイボスティーのほうが、高価となっていて、レッドルイボスティーよりも、抗酸化作用のあるフラボノイドが多く含まれています。

美容にいい・痩せると言われる理由

ルイボスティーは、飲むことで「美容によく、痩せる」といわれています。それはどうしてなのでしょうか?理由について見ていきましょう。

むくみを解消する

ルイボスティーは、入っているカリウムの働きから、体のむくみを解消する効果に期待ができます。

 

体がむくむのは、体内に塩分がたまり、体外に排出されずに滞ってしまうことが原因ですが、カリウムには、体内の塩分を尿と一緒に外に排出するはたらきがあります。

 

そのため、ルイボスティーを飲むことでむくみが解消され、見た目もすっきりすることから「やせる」といわれています。

 

飲むだけで「やせる」・「体重が減る」という実証や確証はないので十分注意しましょう。

 

新陳代謝を助ける

ルイボスティーは、入っているミネラルの働きから、新進代謝を助けると期待されています。ミネラルの中でも、とくに、マグネシウムは、約300種類の体内の化学反応をサポートする酵素の働きを維持するのに不可欠な成分で、体内のさまざまな代謝機能を保っています。

 

そのため、ルイボスティーでマグネシウムを摂ることで、肌のターンオーバーの働きを促してくれるので、老化によるシワなどの肌トラブルを予防したり、健康な肌に導いたりしてくれると期待されています。

白髪も改善される?

ルイボスティーは、入っているフラボノイドやポリフェノールの働きから、白髪を予防する効果が期待されています。

 

フラボノイドは、白髪の原因となる体内の活性酸素の活性を抑えることに加え、体内の活性酸素そのものを体の外に排出させる働きがあるといわれています。

 

また、ポリフェノールも体内の活性酸素を取り除くことで、細胞から老化を防止するといわれていることから白髪予防になると期待されています。

男性が飲むメリットは?

女性の美容にたいして多くの効果が期待されているポリフェノールですが、実は、男性にも嬉しい効果が期待されています。それは、どんなことなのでしょうか?詳しく見ていきましよう。

男性ホルモンの合成促進を期待できる

ルイボスティーは、入っている亜鉛の働きから、男性ホルモンの合成を助ける効果が期待されています。

 

亜鉛は、男性の前立腺や性腺に多く存在し、男性ホルモンの生成に強い影響があります。亜鉛不足により男性ホルモンの量が少なくなるともいわれているくらいです。

 

しかし、亜鉛は、体の中では作りだすことができないばかりか、食事から十分な量を摂取することも難しい成分です。そのため、ルイボスティーを飲むことで、男性ホルモンを整えることが期待されています。

発毛や育毛効果が期待できる

さらに、ルイボスティーに入っている亜鉛は、発毛や育毛効果が期待されています。それは、亜鉛は、髪の毛や爪などを形成しているたんぱく質である「ケラチン」を合成する作用があるからです。

 

ケラチンは、髪の毛の約90%を占めているくらい髪の毛に必要な成分なので、合成することができなければ、薄毛を引き起こしてしまいます。

 

そのため、ルイボスティーで亜鉛を摂取することで、ケラチンの合成を助け、髪の毛の生え変わりのサイクルを正常に導くと期待されています。

サプリでも購入できる

ルイボスティーは、スーパーなどでも購入できますが、インターネット通販で茶葉やサプリとして購入することが可能です。ルイボスティーは水出しと茶葉から抽出するタイプがあるので、お好きな方を選択すると良いでしょう。またルイボスティーの成分から作ったサプリメントも販売されています。

ルイボスティーの正しい飲み方

飲むだけで、さまざまな嬉しい効果が期待できるルイボスティーですが、むやみに飲んで良いというわけではありません。それでは、ルイボスティーの正しい飲み方についてご紹介しています。

1日2杯が目安

ルイボスティーは、便秘を解消するといわれていますが、その効果を発揮させるには、1日にコップ2杯の量を飲むと効果的だといわれています。

 

また、ルイボスティーは茶葉のままや、粉の状態のまま摂取しても抗酸化作用が正しく発揮されないので、お湯を注いで、お茶にして飲むのが好ましいといわれています。

代謝がいい人や月経痛に悩む人には向かない

ただ、ルイボスティーは、もともと代謝がよい人が飲むことで、胃痛や下痢などの症状が出ることがあります。そのため、代謝がよい人にはあまり向かない飲み物です。

 

また、ルイボスティーを飲むことで、月経痛の元となるプロスグランジンの生成を誘発する女性ホルモンの1種「エストロゲン」が多く分泌されるので、月経痛がひどい人はあまり向かないといわれています。もし、飲みたい場合には、婦人科に相談することをおすすめします。

過剰摂取は絶対にしない

ルイボスティーは、いくら体に良い効果が期待できるからといって過剰に摂取すると、反対に体に不調をきたすことがあるので注意しましょう。

 

とくに、多く摂取することで下痢になったり、胃痛が起きたりといった症状が出ることがあります。そのため、1日にコップ2杯の量は超えずに飲むようにしましょう。

ルイボスティーを正しく飲んで美と健康を手に入れよう

ルイボスティーは、女性にとってだけでなく、男性にとっても美容や健康を期待できるお茶です。でも、過剰に飲みすぎると反対に体を壊してしまうこともあるので、自身の健康状態を把握し、正しい量、効果的な飲み方を守ることが大切です。

 

1日コップ2杯のルイボスティーで、健康で美しい体になることを期待しつつ、日々のティータイムを楽しみましょう。

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