木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
まず最初に、「ほならね理論」とは何かについて見ていきます。この言葉の意味と、言葉が生まれた経緯を確認します。また、「ほならね」という方言についても見ていきます。
「ほならね理論」とは、syamu game(シャム ゲーム)というチャンネルのYouTuberであったsyamu氏が動画内で発言し注目されたものです。syamu氏は、主にゲーム実況動画を配信しており、本人の個性的な言動も注目を集めました。
何かを制作している側からすると、「つまらない」と否定するのであれば、自分で作ってみろと主張したくなり、それが「ほならね理論」です。もともと、このような主張は珍しくは無かったかもしれませんが、syamu氏の発言により、クローズアップされました。
「ほならね理論」が誕生した発端は、「のび太のバイオハザードの怖くないバージョン」の最終パートで「サムネがつまらない」というコメントがあったことです。それに対し、syamu氏が「ほならね、自分で作ってみろという話」と発言したことから始まりました。
その後、syamu gameのファンやアンチによって「ほならね理論」という言葉が生まれました。you
tuberを引退したsyamu氏も「ほならね理論」は万能だと語っています。syamu氏の多くの名言の中でも、最も有名なものです。
「ほならね」という言葉は関西弁であり、「それなら」という意味があります。syamu氏が小学校から上京するまでの期間、大阪に住んでいたため、その影響で方言が出た模様です。「ほならね」という耳に残りやすいフレーズが多くの人の印象に残ったと思われます。
次に、「ほならね理論」は正論なのかについて考えていきます。これに関しては、賛否両論あるようですが、使い方次第では強い主張になるようです。また、新海誠監督の「ほならね理論」についても確認します。
「ほならね理論」に関しては、賛否両論あり、論争が続いています。否定的な意見としては、「求められるレベルに達していないのが原因なのに、その返答は幼稚」というものです。
これに対し、肯定的な意見は、「個人の感想にいちいち真面目にとりあう必要はなく、批判が自由なら、それを受け取るかどうかも自由である」というものです。両者の意見がかみ合うことはなく、議論は平行線をたどっています。
もともと、「ほならね理論」は批判意見への逆ギレから生まれたものです。しかし、「ほならね理論」としてしまえば逆ギレには聞こえず、使い方次第では最強の反論になりえます。完全に相手の意見をシャットアウトする説得力があるからです。
アニメ映画『君の名は。』で有名な新海誠監督が、「ありがちなモチーフを組み合わせただけ」という批評に対して、「そんなに容易なことならば、皆さんやってみればいいじゃないかなと思う」と反論しました。
この反論は、一応筋が通っています。容易なことに思えても新海監督のような成果を上げた人はほとんどいないでしょうから。
この項では、「ほならね理論」はプロ失格なのかについて見ていきます。素人相手に粋がっているのが恥ずかしいという指摘があります。ただ、「ほならね理論」という名前が付いた事には意味があるようです。
ネット掲示板に、「「ほならね理論」はクリエイターとしては負けだよな」というスレッドがあります。この主張は、「ほならね理論」への反論として代表的なものです。
素人相手に「お前よりは上手いから」といきがっているのは恥ずかしいという声があります。また、なぜ自分がやらなきゃならないのか意味不明だという声や、クリエイティブ職であってもそうは思わないという声もあります。
Twitterにおいても、「ほならね理論」を掲げて「それなら自分でやってみろ」と言うのはプロ失格だという投稿があります。やはり、プロが素人に言う言葉としては肯定できない意見が多いようです。
また、批判に反論して、「それなら自分でやってみろ」と言うことはプロ失格だと思っていたが、この現象に「ほならね理論」という名称があることを知り、スッキリしたという投稿もあります。やはり分かりやすい名前がついたことで、この考え方を認識しやすくなり、議論できるようになったようですね。
次に、芸人の「ほならね理論」について見ていきます。なぜ芸人はこの理論を使うことが多いのでしょうか?理由は、一般人の気持ちや態度にあるようです。
お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんが、2020年4月のブログで「(政府に)文句が止まらない方は、落ち着いたら選挙に立候補して国会議員になって総理大臣になればいい」と綴っていました。これが、「ほならね理論」としてネット掲示板などで話題になりました。さすがにそれは強引な論理だという意見が多いようです。
Twitterに、「なぜ芸人界隈は「ほならね理論」を使うのか」という投稿がありました。「ほならね理論」と「芸人」を結びつけて考える人は多いようです。芸人が「ほならね理論」を多用する理由は、どんなものでしょうか?
「なぜ芸人界隈は「ほならね理論」を使うのか」という投稿について、投稿者本人が「(煽り文句に)この程度なら自分でもできる、というのがミエミエだから」と解説していました。芸人という職業は、そのような上から目線の批判にさらされて、頭に血がのぼる機会が多のかもしれません。
この項では、「ほならね理論」の使い手について見ていきます。お笑い芸人が様々な局面でこの理論を展開しています。まだ若い人から大御所まで、それぞれの例を確認しましょう。
品川祐さんは自身の映画「サンブンノイチ」の登場人物に「(映画好きに対して)自分では一本だって一分だって一秒だって撮ったことなんかないくせに」と言わせています。品川さん自身の魂の叫びなのかもしれませんね。
古坂大魔王さんは学園祭で観客に「つまらない」と言われて腹を立て、「つまんない? 君のほうが面白いの? じゃあ面白いこと言って」などと言って絡んだようです。プロがそんなことを言ってはいけない気がしますね。
「女芸人No.1決定戦 THE W」にて、ゆりやんレトリィバァさんは「舞台で頑張っても、後でTwitter見ると「こいつの何が面白いんだ」と書かれる。そりゃ返事してやりたいよ お前がやってみろーって」と語りました。会場では拍手が起こったようです。SNSによって、批判意見が本人に届きやすくなっているようですね。
松本人志さんはお笑い芸人批判騒動を起こした茂木健一郎さんに関して、「笑いのセンスがまったくないから、この人に言われても刺さらない」と「ほならね理論」のようなことを語っています。「あなたに言われても」と、相手をしっかり限定して切り捨てている点が松本さんらしいですね。
ビートたけしさんも、自称評論家には昔からフラストレーションがたまっていたようで、「批評するならやってみな」と言っています。ただのお客さんだった人が「評論家」になり、それがエスカレートするとただのクレーマーと変わらないと、異議を唱えています。
「ほならね理論」を言う側は、否定や文句ばかり言う人に異議を唱えています。しかし、観客に「やってみろ」というのはお門違いです。「ほならね理論」を言われる側は、相手はプロ失格だと主張し、論理のすり替えも指摘します。しかし、文句だけ言うのは簡単ですし、プロの心情も理解すべきです。また、両者の立場が同じかどうかで、主張の正しさも変わってきます。
どちらの主張にも正しい部分はあり、強引な部分もあります。この議論に関しては、答えを求めてはいけないようです。感情的になって相手の矛盾を指摘し続けても、あまり建設的とは言えないからです。
「ほならね理論」について調べてみました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。「ほならね理論」は今後も様々な局面で展開されるでしょう。その時は、両者の言い分と立場に注意して、双方が何を主張したいかを理解することが重要です。相手を否定することにとらわれないようにしましょう。そうすれば、非建設的な議論を避けられます。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局