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2023/12/28
大今里
万能壁画とは、朝鮮半島に存在するユネスコ世界遺産の高句麗古墳群に描かれた数点の壁画のことです。
韓国の歴史を記録すると同時に未来を予言した図とされており、韓国によって創始されたあらゆる事物を記録しており、それゆえ「万能」と呼ばれています。
万能壁画がユネスコ世界遺産に登録されているという情報が出回っていますが、万能壁画そのものが世界遺産に登録されているわけではありません。
高句麗古墳群は、2004年7月、中華人民共和国吉林省集安市に所在する高句麗前期の遺跡とともに世界遺産登録されていて、その古墳群の中から万能壁画が発見されたと言われています。
高句麗古墳群が所在するのは、現在の韓国国内ではなく朝鮮民主主義人民共和国であり、朝鮮民主主義人民共和国としては最初の世界遺産登録です。
万能壁画は1949年に、高句麗古墳群から発見されたとされているようですが、他の壁画とは趣が異なることもあり、本当に古墳が作られた時代の壁画なのか疑問視する声もあがっているようです。
高句麗古墳群にある安岳3号墳にも壁画があり、これも万能壁画だとネットで紹介されたりしているようです。
ただし、公式な情報もなくあやふやであると言われています。
続いては、万能壁画に描かれていると言われいるものについて見ていこうと思います。
安岳3号墳の壁画に、手搏(しゅばく)というものが描かれているとされています。
手搏は、中国武術の1つであり、素手で行う格闘技です。現在、韓国に伝承者が残っていて、国家文化財推進中である武術のようです。
そして、韓国は、この壁画の絵をもとに相撲の起源が手搏であると主張しているようです。
万能壁画に描かれている男性2人の格好が、忍者が敵と対峙する時のものに似ているということから、これは日本で言われている忍者で、忍者の起源は朝鮮半島であるという主張があるようです。
韓国では、万能壁画に韓国の伝統武芸・テッキョンが描かれており、空手とテコンドーのルーツであり、空手は韓国が発祥であるという主張があるようです。
しかし、空手は、琉球王国時代の沖縄で、中国武術を基に生み出されたものとされており、テコンドーは1937年に来日した崔泓熙(チェホンヒ)が、空手を基に独自に考案したものです。
また、2008年と2016年に韓国で起きた、ろうそくデモを予言した絵が壁画に描かれていたという主張もあるようです。
2008年のデモは、米国産牛肉の輸入再開に対して反対したことに端を発したもので、2016年のデモは朴槿恵大統領の退陣を求めたものでした。
他にも、クリスマスツリーは韓国が起源であるという主張もあるようです。詳しく見ていこうと思います。
万能壁画には、クリスマスツリーが描かれていて、クリスマスツリーは韓国が起源であるとする主張があるようです。
クリスマスツリーによく使用される木が、韓国・済州島を原産とするクサンナム(和名・チョウセンシラベ)であることから、壁画の絵に描かれているのもクリスマスツリーで使用されるクサンナムであり、クリスマスツリーの起源は韓国であるという主張があるようです。
クサンナムは現在、絶滅危惧種となっています。韓国・済州島が原産地で、1907年にフランスの神父によって漢拏山で採集された後、1920年にハーバード大学により新種として発表されました。
クリスマスツリーの起源は諸説ありますが、最初は1400年頃、ドイツのフライブルクで、パン職人の信心会が聖霊救貧院にツリーを飾ったことが、記録としては最初にクリスマスツリーをクリスマスに飾ったとされています。
これらを考えても、少し起源が韓国にあるというのは無理があるのではないかと言われています。
続いては、万能壁画を漫画に取り入れていると言われている、『テコンダー朴』という格闘漫画について見ていこうと思います。
『テコンダー朴』は、原作は白正男、作画が山戸大輔の日本の格闘漫画です。
ギャグ要素があり、韓国礼賛・日本痛罵の視点から描き、韓国出身のテコンドー使いが悪役とされる日本人と対決するというストーリーで、反日思想や歴史観などを戯画化している漫画です。
『テコンダー朴』は、万能壁画を元ネタにしている部分が多いとも言われていて、万能壁画への韓国の解釈が様々に取り入れられています。
読者には『万能壁画くん』として親しまれているようです。
2チャンネルの掲示板『なんj』においても、話題になっており、『万能壁画くんだいすき』や『続きが出ると、勉強になってしまうではないか』などという声が上がっているようです。
原作者の白正男が韓国人なのかはたまた日本人なのか、分かっていません。また、読者の中でも意見が分かれています。
そして、2015年には内容の問題性に関して、韓国の議会でも議題になったことがありました。
いままで挙げてきたものの他にも、万能壁画には描かれていませんが、韓国が自国が起源と主張するものが多数あるので、見ていこうと思います。
日本語が、韓国を起源とする主張があるようです。
隣国ということもあってか、日本語と韓国語が似ているという点からそのような主張があるようですが、真相のほどは分かりません。
日本の武士の文化ともされる切腹が、韓国を起源とするという主張があるようです。
日本では平安時代に初めて切腹が確認されているが、それ以前に韓国において切腹があったという記録はなく、信憑性に疑問が残ります。
日本の調味料・醤油も、韓国が起源とする主張があるようです。2008年に韓国の液体調味料会社が「醤油は韓国が発祥」と主張しだしたようですが、醤油は日本で独自に発展したものです。
世界にファンのいる日本の錦鯉も、韓国がルーツとする説があるようです。
根拠は、池が、韓国を通じて日本に伝わったとされることから、韓国がルーツとされる主張されているようです。
日本酒も韓国がルーツという主張があるようですが、日本酒は日本の風土の中で製造過程が確立されてきたもので、韓国のお酒とは、製造工程などが異なります。
日本刀も、韓国が起源であるという主張があるようです。
韓国側は、日本刀は韓国の刀を模倣したものとのしていますが、製造方法は異なっていますし、もともとは弥生時代初期に中国から朝鮮半島を経由して、銅剣や鉄剣が伝わってきています。
古墳時代後半に東北地方の蝦夷によって柄頭が蕨のような形態をする蕨手刀が作られ、奈良時代後半には刀身に反りのある蕨手刀が作られるようになりました。 これが日本刀の起源だと言われています。
これらのことから、日本刀の起源が韓国というのは疑問が残る主張です。
朝鮮半島に存在するユネスコ世界遺産の高句麗古墳群に描かれた数点の壁画「万能壁画」についてご紹介しました。
韓国の歴史を記録すると同時に未来を予言した図とされており、韓国によって創始されたあらゆる事物を記録しているとされていますが、あまり詳細は分かっていません。
この壁画から、あらゆるものが韓国が起源であるという主張が沸き上がっているようですが、根拠のないものが多く、主張があいまいなものが多いようです。
今後、詳細が解明されていくかもしれません。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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朝鮮半島に、『万能壁画』というものがあるのをご存じでしょうか。
ユネスコ世界遺産に登録された古墳より発見されたとされるその壁画は、一体どういったものなのか、詳しく見ていこうと思います。