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『BLEACH』藍染惣右介の名言とは?

大人気漫画・BLEACH。その中で“悪のカリスマ”とも言われているのが藍染惣右介です。圧倒的な力と存在感を見せつけた彼ですが、実は多くの名言を残しています。そこで今回は、藍染惣右介の名言をご紹介します。また、彼の最後についても迫ってみましょう。

藍染惣右介とは?

藍染惣右介は週刊少年ジャンプで、10年以上連載された人気漫画BLEACHで悪のカリスマとして大活躍したキャラクターです。藍染惣右介が悪のカリスマになった理由などについて解説します。

『BLEACH』の死神

藍染惣右介は、週間少年ジャンプで2001年か2016年まで連載されていた久保帯人さん作の漫画BLEACHのキャラクターです。BLEACHは、死神の世界を描いた漫画で藍染惣右介も死神の1人として登場しました。

護廷十三隊五番隊副隊長

藍染惣右介は、護廷十三隊五番隊隊長として登場しました。登場後、まもなく何者かに殺害されたと思われていましたが、実は生きており一連の騒動を影で操る黒幕として再登場します。 正体を表した後は、虚圏にある虚夜宮に移動し護廷十三隊と敵対しました。

 

110年前は五番隊の副隊長をしており、当時隊長だった平子真子の部下でした。平子真子が失踪後に五番隊の隊長になっていますが、隊長になった正確な時期などは原作で描れてません。

藍染惣右介は悪のカリスマ

ネット上では藍染惣右介は悪のカリスマと言われており、作中での印象的なセリフが名言として取り上げられる事が多いです。BLEACHの作中で最後まで株が下がらなかった珍しいキャラとも言われており、悪役の中でも別格の存在として人気があります。

 

gooランキングで投票が行われた『ジャンプ史上最強の「悪のカリスマ」ランキング』では、10位に入っています。一見そこまで高い順位ではありません。しかし1位はドラゴンボールのフリーザで、上位はものすごいメンバーです。

 

48人以上のキャラクターに票が入っており、かなり上位であることがわかります。

なぜ藍染惣右介は悪のカリスマ?

藍染惣右介は元々はメガネをかけた温厚そうなキャラとして登場し、実際に周囲から慕われる人格者として振る舞っていました。しかし、実際の藍染惣右介は、世界を変える計画を企てる冷酷な野心家です。崩玉を利用して霊王になり代わり、世界を支配する存在になろうとしていました。

 

メガネを外し髪型を変えてからは、雰囲気もガラリと変わっています。 その実力は他の隊長と比較しても圧倒的です。隊長並みの強さになった主人公の斬魄刀の一撃を指一本で止めたシーンは多くの読者に衝撃を与えました。頭脳に関しても非常に優秀で心理戦に長けています。

 

圧倒的な強さと強烈な印象を与える名言を残したことで、藍染惣右介は悪のカリスマと呼ばれる存在になったのです。 藍染惣右介は崩玉と融合することで、更に驚異的な力を得ています。

藍染惣右介にはどんな名言がある?

印象的なセリフが多いブリーチの中でも、藍染惣右介は多くの名言を残しています。ネタ的に使われることもありますが、確かな説得力を持った名言が多いのも藍染惣右介の魅力です。藍染惣右介の名言の一部をご紹介します。

一体いつから 鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

護廷十三隊隊長の連携攻撃で、ついに藍染惣右介に致命傷を与えたと思った矢先に全ては幻だったことがわかった直後のセリフです。藍染惣右介の鏡花水月は幻を見せる力があります。藍染惣右介は雛森桃を自分だと錯覚させて、同士討ちをさせていたのです。

 

 

「いつから鏡花水月遣うてたかって訊いてんねん!」と言う平子真子に対して、この名言で返しています。藍染惣右介が追い詰められたと思われたシーンから、一気に味方が全滅に近い状態になる絶望感は相当なインパクトがあります。

 

鏡花水月の能力のチート感を印象付けたこともあり、ネットではネタ的に使われることも多い名言です。

私が天に立つ

虚圏に向かう直前に浮竹十四郎との会話で、最後に言った名言です。藍染惣右介は自分も浮竹も、誰も天に立っていないと断言した上で自分が立つといいました。藍染惣右介の目的は死神の頂点であると同時に世界のバランスを保つ存在・霊王に成り代わり世界を支配することでした。

 

このセリフは、それを宣言したものと考えられます。浮竹に対してこのセリフを言ったことは、作中後半で判明する浮竹の秘密の伏線になっています。

憧れは 理解から最も遠い感情だよ

藍染惣右介は、自分の部下だった副隊長の雛森桃を刀で刺してしまいます。藍染惣右介に憧れていた雛森に対するこの仕打ちに日番谷冬獅郎は激怒しますが、「憧れは 理解から最も遠い感情だよ」と返しています

 

実際、雛森は盲目的に憧れており、藍染惣右介のことを全く理解できていませんでした。藍染惣右介が雛森にした仕打ちはあまりにひどいですが、憧れが妄信につながることを皮肉った名言として強烈な印象があります。

弱く見えるぞ

雛森が殺されたと思った日番谷冬獅郎は「藍染、オレはテメーを殺す」と言いますそれに対して藍染惣右介は、「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」と冷たく言い放ちます。日番谷は卍解して攻撃しますが、文字通り一瞬で倒されてしまいます。

 

このセリフは弱い犬ほどよく吠えるをかっこよく言い直したなどと言われます。藍染惣右介の圧倒的な強さのせいもあり、強烈なインパクトのある名言になっています。

“勇気”をポエム調に語った?

間違いなく悪役である藍染惣右介ですが、人間の勇気をポエム調で称えたことも話題になりました。これらのセリフも物語のラストを飾った藍染惣右介の名言と言えるでしょう。

恐怖のない世界を作ろうとしていた

BLEACHの最終章千年血戦篇で登場するユーハバッハは、世界の仕組みを変えることで人間が死なない世界を作ろうとしていました。ユーハバッハが作ろうとしていたのは、人間が恐怖を感じない世界だったのです。

 

しかし、藍染惣右介は「死の恐怖のない世界では、人はそれを退けて希望を探すことはしないだろう」と語っています。藍染惣右介は、人間が恐怖に立ち向かうことに意味があると考えていたのです。

『人はその歩みに特別な名前をつけるのだ 勇気と』

更に藍染惣右介は、「人はただ生きるだけでも歩み続けるが、それは恐怖を退けるために歩み続けるのとはまるで違う」と続けます。そして、「だから、人はその歩みに特別な名前をつけるのだ 勇気と」とポエムのように語りました

 

この発言には恐怖があるからこそ、人は特別な歩みを続けることができるという意味が込められています。このシーンが原作での藍染惣右介の最後の登場でした。人間の勇気を称えるような発言のようで、悪役らしくません。

 

そのため、まるで主人公のようだとも言われました。

おしゃれだと話題に

まるで悪役らしくないセリフで原作のラストを飾った藍染惣右介ですが、このセリフがおしゃれでポエミーだと話題になりました。ポエミーなセリフの多いブリーチですが藍染惣右介は特に印象的な名言が多く、最後までそのことは変わりませんでした。

 

原作のその後を描いた小説版では、悪のカリスマらしい不気味な予言も残しています

藍染惣右介の鏡花水月は強い?

藍染惣右介は、鏡花水月という特殊な斬魄刀を持っていますが、この鏡花水月が強すぎると言われることが多いです。藍染惣右介が持っている鏡花水月についてご紹介します。

鏡花水月とは何?

鏡花水月は、藍染惣右介の斬魄刀の名前です。斬魄刀は死神が持つ特殊な刀のことで、悪霊である虚を浄化し普通の幽霊である整を成仏させる力があります。また、斬魄刀は死神が戦闘に使用する刀でもあります。

鏡花水月は始解の1つ

斬魄刀は開放することで、始解と卍界と呼ばれる2つの状態に変化します。始解は仮の名を呼ぶことで、斬魄刀が様々な形に変化し特殊な能力が使えるようになります。卍界は斬魄刀の真の名を呼ぶことで発動し、始解の5倍~10倍の戦闘能力を発揮します。

 

鏡花水月は、藍染惣右介の斬魄刀の仮の名前で始解の1つです。ただし、一般的な斬魄刀とは違い始解の状態でも形は一切変化しません。鏡花水月の特殊能力は完全催眠で、催眠にかかった相手の五感・霊感などを支配することができます。

 

解放の瞬間を見せたことのある相手にしか通用しないという条件付きで、相手の意思を操ることはできません。しかし、どんな幻を見せることや錯覚させることも自由自在で、藍染惣右介の強さと頭脳も相まってチートと呼ばれるほどの猛威を発揮しました。

鏡花水月に解号がある?

斬魄刀の始解を発動するには、解号と呼ばれる呪文が必要です。鏡花水月にも「砕けろ『鏡花水月』」という解号があります。ただ、隊長格の死神は解号なしで始解が可能です。圧倒的な力を持つ藍染惣右介は、当然のように解号なしで始解を使用していました。

 

作中で藍染惣右介が解号を使用したのは、相手にかかった完全催眠を解く時だけでした。

藍染惣右介は最後どうなった?

数々の名言を残し活躍した藍染惣右介ですが、最後はどうなったのでしょうか?崩玉を手に入れた藍染惣右介が捕らえられる経緯や最終章での活躍などをまとめました。

崩玉と融合し不死身に

崩玉の力で死神を超えた存在になろうとした藍染惣右介は、崩玉と融合することに成功します。崩玉と融合した藍染惣右介は不死身になり、外見も変化します。しかし、死神の力を失うことを代償に驚異的な力を手に入れた黒崎一護は、死神を超えた藍染惣右介を圧倒します。

 

藍染惣右介は黒崎一護を倒すために、黒棺を発動させます。黒棺は死神が操る鬼道の中でも最高クラスの術で、強力な重力で相手を押しつぶします。

黒崎一護らにより黒棺が破壊

元々、黒棺を使用していた藍染惣右介ですが、死神を超えたことで以前とは比べ物にならない威力の黒棺を発動させます。しかし、時空が歪むほどの重力を発生させた黒棺も、黒崎一護には通用せずに破壊されてしまいます。

 

不死身となった藍染惣右介は死にませんでしたが、崩玉に見限られる形で力を失うことになります。力を失ったことで浦原喜助に打ち込まれた鬼道が発動し、藍染惣右介は封印される形で捕らえられてしまいます

千年血戦篇で再登場

力を失っても不死身のままの藍染惣右介は、2万年の刑期で幽閉されることになります。最終章の千年決戦篇では、滅却師の軍団に対抗するために戦力として再登場しています。ただし、力を抑える拘束具を付けられた状態で登場します。

 

敵を倒すために発動させた黒棺で自分を拘束した椅子を破壊しますが、拘束具を完全に破壊することはできませんでした。黒棺を発動させた際に、黒崎一語に負けた時よりも強くなっていることが明かされます。

 

滅却師の王ユーハバッハとの戦いでは黒棺より上位の鬼道を発動させ、鏡花水月の力でユーハバッハに幻を見せることで、一度は倒すことに成功します。しかし、自分の死を無かったことにしたユーハバッハに鏡花水月を破壊され、敗北しています。その後、収監されポエム調で勇気を語りました。

藍染惣右介は最強だった?

ラスボスのユーハバッハに敗北した藍染惣右介ですが、ブリーチで最強という声は根強いです。印象的な名言やカリスマ性のせいもありますが、最強と言われることには理由があります。藍染惣右介が最強と言われる理由をまとめました。

ユーハバッハと戦った時は力を抑えられた状態だった

ユーハバッハと戦った時の藍染惣右介は、拘束具で力を抑えられた状態でした。この状態でもユーハバッハの時間間隔を狂わせたり、鏡花水月で幻を見せるなどの活躍を見せました。更に不死身だったために、最後まで生き残っています。

卍界を最後まで使わなかった

藍染惣右介は、護廷十三隊隊長なら習得しているはずの卍界を最後まで見せることはありませんでした。卍界の方が始解より強いはずなので、卍界を使ったらユーハバッハより強いのではないかと言われ続けることになりそうです。

 

卍界を使わなかった理由は不明ですが、拘束具の影響で使えなかったとも考えられます。

アニメ千年決戦篇でも名言が聞ける?

BLEACHの悪のカリスマ藍染惣右介の名言や最後についてまとめました。アニメでは最後まで描かれていないブリーチですが、最終章の千年血戦篇の製作が決定しています。藍染惣右介の登場シーンも描かれるはずなので、最後の名言も聞くことができそうです。

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