渡辺いっけいの現在(2020)は？ガンで闘病？57歳初主演作も！

渡辺いっけいさんは1983年に劇団☆新感線に参加しました。劇団☆新感線はこの頃、大阪芸術大学の学生劇団でした。多くの俳優を輩出している劇団☆新感線ですが、渡辺さんも初期に参加していたことになりますね。

1985年に大学を卒業後に上京した渡辺さんは、状況劇場に入団しました。状況劇場も実力派の俳優を輩出している、注目度の高い劇団です。ここで演技力を磨いていったことになりますね。なお、渡辺さんは1988年に退団しています。

渡辺さんは1992年に出演したNHKの朝ドラ「ひらり」で人気になりました。ヒロイン姉妹に取りあいをされる役どころでした。お茶の間に受け入れられ、知名度を伸ばすことに成功した作品ですね。

ネット上に、渡辺いっけいさんの画像を集めたページが存在します。二枚目俳優ではない渡辺さんのページの存在は、脇役俳優の渋い魅力にはまっている人が増えていることを示していますね。演技だけではなく、ルックスも注目されているようですね。

この項では、渡辺いっけいさんの近況を確認します。渡辺さんは現在、どのような活動をしているのでしょうか。

2020年、渡辺さんは『おしりたんていミュージカル～むらさきふじんのあんごうじけん～』に出演予定でした。しかしコロナウイルス感染拡大の影響により、4月公演が中止になり、8月公演も中止になっています。この理由では仕方がないかもしれませんね。

さらに、2020年3月には出演予定だった舞台「カノン」も中止になっています。こちらもコロナウイルスの感染拡大が原因です。

タイプの違う二つの舞台がたて続けに中止になってしまい、ファンも渡辺さん本人もがっかりしているに違いありません。

ここでは、渡辺さんの若い頃について見ていきます。渡辺さんは若い頃、どのような活動をしていたのでしょうか。

渡辺さんは20代くらいの若い頃、自分が目立てば良いというスタンスでした。また、その期間は2年ほどだったそうです。

意外な気もしますが、そのような時期を経て、脇役としての役割に目覚めていったのでしょうか。

渡辺さんは、2013年には『明日の光をつかめ―2013夏―』という昼ドラに出演しています。役柄は「たんぽぽ農場」の主催者役でした。

制約の多いお昼のドラマは「役者にとっての、最高の修行の場」と渡辺さんは語っています。渡辺さんは昼ドラを経て、成長した実感があるようですね。

この項では、渡辺さんの家族について見ていきます。結婚はしているのか、また、子供はいるのかについて確認します。

渡辺さんの奥様は声優の門間葉月さんです。やはり演じることを生業にしている者同士、共感するものがあったのでしょうか。門間葉月さんは女優としての活動もあります。

気になるお二人の馴れ初めですが、あまり情報が無いため、詳しい事は分かっていません。奥様があまり知名度が高くない方であることが関係しているのでしょうか。

お二人の子供についても、情報が無いため、はっきりとしたことは分かっていません。渡辺さんは、プライベートはあまり公にしないタイプなのかもしれませんね。

渡辺いっけいさんがガンで闘病しているという噂があるようです。ここではこの噂について見ていきます。

渡辺いっけいさんがガンであるという噂があるようですが、そのような事実はないようです。渡辺さんが精力的に活動し続けている事からも、それは明らかかもしれませんね。

渡辺さんが映画「いつくしみふかき」で共演した、女優のこいけけいこさんがガンで亡くなっています。こいけさんは、この映画の完成前に亡くなってしまいました。ご本人も無念だったでしょうし、渡辺さん達、映画の関係者も残念だったに違いありません。

こいけさんは、どうしても出身地である長野での撮影に参加したいと願い、闘病中にも関わらず撮影に参加していました。また、その事実は渡辺さんも知らなかったそうです。

関係者の様々な思いが詰まった映画ということになりますね。

ドラマ、映画でのイメージが強い渡辺いっけいさんですが、舞台への出演も多数あります。ここでは、その舞台について見ていきます。

渡辺さんは1990年に「野田秀樹のから騒ぎ」に出演しています。この舞台では三浦洋一さんや樹木希林さん等と共演しています。

映像だけではなく舞台でも、若い時から実力派と仕事をしていることが分かります。

2005年には「砂の上の植物群」に出演しています。この作品は吉行淳之介が原作であり、気鋭の演出家・ケラリーノ・サンドロビッチによる作・演出の舞台です。

渡辺さんがこのような異色作に出演していた事は、知らない人が多い事実かもしれません。

2015年には、藤山直美さんが天才女流漫才師を演じた舞台『おもろい女』に出演しています。渡辺さんの役どころは藤山さん演じるミス・ワカナの相方であり夫である玉松一郎でした。周囲の俳優からは「藤山直美とやるんだろう？大丈夫？」と心配されたそうです。

渡辺さんは藤山さんとの共演を堪能し、舞台は大盛況だったそうです。

ここでは、渡辺いっけいさんの主演映画について見ていきます。その作品の内容と評価について確認します。

渡辺いっけいさんの初主演映画である「いつくしみふかき」が2020年4月17日にテアトル新宿他にて公開されました。脇役のイメージが強い渡辺さんですが、主役としてどう輝くかが見どころですね。

この映画は2019年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019で、観客賞に該当する「ゆうばりファンタランド大賞」作品賞を受賞しています。

公開に先駆けて、映画祭で評価されたことは、渡辺さんの自信につながったのではないでしょうか。

この映画は実話を元にしています。劇団チキンハートを主宰する遠山雄さんのひきこもりだった知人とその父に関するエピソードが元になっています。

渡辺さんは父親役を、遠山雄さんが息子役を演じています。

また、この作品はカナダのファンタジア国際映画祭のコンペティション部門に正式に出品されています。そして、これまでに11の賞を受賞しています。

海外の映画祭で評価されたという事は、渡辺さんの主演としての演技が光っていたことを示していますね。

コロナウイルスの感染拡大の影響が各方面に広がっていますが、俳優の渡辺いっけいさんにはどのような変化をもたらしたのでしょうか。

渡辺さんは自粛期間中に、役者として初めて断捨離を敢行したそうです。30年間たまった台本をシュレッダーにかけ続けたといいます。俳優としての仕事がなくなったため、自分は今役者といえるのか？と自問自答したと語っています。

渡辺さんは出演予定だった舞台の中止がかなり精神的にこたえたらしく、同じ目にあうのを嫌い、新たなオファーを断ったそうです。

今後の仕事に対する不安を抱えつつも、この期間の経験を役者としてプラスにしたいと考えていると語っています。

俳優の渡辺いっけいさんについて見てきました。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。渡辺いっけいさんを今後も見守りつつ、応援していきましょう。