木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
それではまず、高橋まつりさんのプロフィールや出身大学などをご紹介します。
高橋まつりさんは、1991年生まれで自殺当時は24歳でした。静岡県出身で、2015年3月に東京大学文学部を卒業しています。
高橋まつりさんは、2010年に東京大学文科3類にストレートで合格しています。大学在学中は、部活動ではラクロス部のトレーナーとなって、充実した学生生活を送ったようです。
大学3年の頃には、中国に留学もしています。2015年3月、東京大学文学部思想文化学科哲学専修を卒業しました。
高橋まつりさんは、就職活動中には多くの業界を回ったそうですが、第一志望の広告代理店である、電通から内定を獲得し、2015年4月に電通に入社しました。
それでは、高橋まつりさんの過労自殺はどんなものだったのかを詳細に見ていこうと思います。
電通で新入社員として働いていた高橋まつりさんは、2015年12月25日の朝に『自分を責めないでね。最高のお母さんだから』との遺書メールを母に残し、自殺しました。
高橋まつりさんは、東京の門前仲町にある電通の女子寮4階の手すりを乗り越えてから飛び降り自殺しました。
高橋まつりさんは、インターネット広告を担当する部署に所属していました。彼女のツイッターなどへの投稿から、最長月130時間の残業をしていたと言われており、睡眠時間にいたっては2時間だったとも言われています。
さらに、上司から「女子力がない」と言われたり、休日返上で作成した資料を酷評されたなど、パワハラやセクハラも受けていたことも、自殺理由のひとつになっていると考えられます。
過労死や過労自殺をしてしまう人は、育ってきた環境もしくは教師・親の教えなどから、「逃げたら負け」、「やり続けることが大事」とインプットされていることがあります。
また、高橋まつりさんは、高学歴で転職先はいくらでもあると考えられるので、「会社のブランド」や「高収入」が辞めなかった理由ではなく、高橋まつりさんも「やり続けることが大事」と思っていたのかもしれません。
2016年10月7日に、高橋まつりさんは、仕事量の増加で残業時間が急増しうつ病を発症したためと三田労働基準監督署が労災認定をしました。
2015年10月から1カ月間の時間外労働は約105時間で、その前の1カ月間の約40時間から2.5倍以上に増えていました。これは、半年間の試用期間から本採用に切り替わったとたん急増しています。
高橋まつりさんは、ツイッターをやっており、そこで様々なことを投稿していました。
高橋まつりさんは、Twitter上で色々と思ったことをストレートに発言していました。このTwitterでの発言は、日々のストレスの解消としていたことが考えられます。
Twitterでの発言により、高橋まつりさんが仕事でどれだけ追い詰められていたのかの証拠となりました。また、現在はアカウントに鍵がかけられているため、フォロワー以外は閲覧できなくなっています。
高橋まつりさんは、Twitterの発言からは、プライドの高そうな性格が窺えました。上から目線の発言が多かったのです。
例えば、テレビ番組に出演している、帝京大医学部の女性に対して、『「私はめちゃめちゃバカだけど、親に大金払ってもらって医者になるよ!」って吹き出しに書いてあるようなもんじゃん』と発言しています。
このような発言から、高橋まつりさんは性格が悪いといった噂が広がったようですが、もともと責任感が強い面を持っており、鬱病になっており、このような発言になっていた可能性も考えられます。
高橋まつりさんは、Twitterで自分を過剰に演出したり、自分の経歴を演出し自己アピールを絶やさない、いわゆる意識高い系であったのではないかと言われています。
続いては、自殺の原因のひとつではと言われた、高橋まつりさんの彼氏についての噂を見ていこうと思います。
高橋まつりさんには彼氏がいて、相手はJAXAに勤めている人物であり、高橋まつりさんの収入の25倍あったという噂があります。
高橋まつりさんが、Twitterに『年俸制の彼の休日出勤手当てを時給換算してもらったら私の残業代の25倍だったので』という投稿があったため、そこから広がったのでしょう。
高橋まつりさんの年収が700万前後だったと言われているので、1億越える計算になるのでさすがに25倍は考えにくいですが、この噂が真実かどうかは不明であるものの、相当に優秀な人物であることは窺えますね。
高橋まつりさんが自殺したのは、彼氏にフラれたのが原因であるという噂があります。しかし、この噂は電通側の人間が高橋まつりさんの友人などに流したのではないかという話しもあります。
高橋まつりさんは、死の6日前に、彼氏について『4ヶ月ぶりに彼氏に会える』ツイートしていました。実際に会えたのかどうかは不明です。
高橋まつりさんは、自殺する3か月ほど前に彼氏にフラれていたようです。Twitterにも『彼氏と別れて最悪な気持ちでも、会社に行けば仕事が待っている』というような内容の投稿をしています。
何とか復縁し4か月ぶりくらいに彼氏と会ったものの、再度フラれてしまったという話しもあり、彼氏と別れたことと、激務そして鬱病が重なったことで、自殺に至ってしまった可能性があるのではないかと言われています。
高橋まつりさんの死後、母親は会見を開き心のうちを明かしています。また、過労死・過労自殺をなくすための運動に積極的に参加されています。
高橋まつりさんの両親や会見内容などを見ていこうと思います。
高橋まつりさんの両親は、彼女が中学生のころに離婚しています。また、高橋まつりさんは、母を楽させてあげるために猛勉強して東大に入ったのだそうです。
高橋まつりさんの母親は、2017年10月6日に『電通の労働基準法違反に関する判決がおりた』として、会見を開きました。
また、その会見で母親は辛い心のうちを語り、「再発を防止するとの過労死を引き起こした会社の言葉が、空虚に思える」「国には過労死をなくす為の法律改正をして貰いたい。」と話しています。
高橋まつりさんの母親は、娘の命日である2018年12月25日に手記を公表しました。
「電通での長時間労働とパワハラがなければ、今も明るく生きていたと思う」と癒えない傷を手記にしたためました。
また、高橋まつりさんの母親は、厚生労働省の『過労死等防止対策推進協議会』委員に就任し、高橋まつりさんのような犠牲者を出さない為に活動されています。
続いては、「電通マン」の行動規範として受け継がれてきていた「鬼十則」について見ていこうと思います。これが、電通にパワハラ体質が蔓延している一因ではないかと取上げられました。
電通の『鬼十則』は、電通4代目社長である吉田秀雄が作った「電通マン」の行動規範とされているものです。
しかし、1991年に男性社員が過労死した際に新人研修の教本には載せられなくなったものの、その後も社員手帳には掲載されていました。
高橋まつりさんの遺族が、『鬼十則』が過労体質への企業風土を象徴するものとして、社員手帳への掲載削除を求めたことで、2016年に2017年度より掲載を止めるという決定を電通側がしました。
『鬼十則』は10項目あり、厳しい文言ではあるものの時として必要な場合もあり、名文が並んでいます。
『仕事は自分で創るべきであり、与えられるものではない』や『仕事は先々と働きかけていくことで、受け身でやるものではない』などといった内容になっており、社会人として仕事に取り組む心構えとして電通では長らく使用されてきました。
しかし、『取り組んだら離すな。殺されても離すな。』など、捉え方によれば、精神的に追い詰められるような文言もあり、今回はそういった点が高橋まつりさんの遺族から過労体質への企業風土を象徴するものとして、社員手帳への掲載削除を求められました。
高橋まつりさんは亡くなる少し前まで、たくさんのツイートをしています。その中でも最期の15日間のツイートを詳しく見ていこうと思います。
高橋まつり、死の前15日間でTwitterに残した書き込みが、"エグすぎる"として話題となりました。心の叫びとも言える内容に、言葉を無くす人も多数でました。
高橋まつりさんは『眠りたい以外の感情を失くした』や『もう無理そう、つかれた』などとTwitter上で訴えていました。
『働きたくない日の睡眠時間2時間はやばい』『死ぬ前に送る遺書メールのCC(同時送信)に誰を入れるのがベストなのか考えてた』など、高橋まつりさんが亡くなる前15日間に残したツイート内容はどれも、死に向かっていっているようにしか思えない内容が続きました。
Twitterではないものの、高橋まつりさんは、死の直前の2015年12月25日の朝早くに、母親に対し『仕事も人生も、とてもつらい。今までありがとう』というメールを送っていました。
その後、慌てて母が電話で「死んではだめ」と励ましたものの、高橋まつりさんは「うん、うん」と聞くばかりであり、その後に自殺を決行してしまいました。
高橋まつりさんの生き方が本にも登場しています。そこでは、高橋まつりさんが歩んできた人生について触れる事ができます。
『東大を出たあの子は幸せになったのか』という本は、東大卒の様々な人生をたどった女性らに焦点を当てた内容であり、その最初のエピソードとして高橋まつりさんが登場しています。
高橋まつりさんは、小学校のころから優秀であり、授業料が免除となる特待生として静岡県の私立高校に進学しました。
高橋まつりさんは、もともと、東大を目指していた訳では無かったそうですが、学校側から『もっと上を目指せる』として、補習というかたちでバックアップするからと『まつりプロジェクト』が組まれたそうです。
また、東大には400万円の年収制限で授業料免除制度があり、高橋まつりさんも東大を目指すようになったのだそうです。
高橋まつりさんは、小学校の頃から大学に至るまで、お金をかけず勉強してきたので、電通の入社試験においてキャッチフレーズを『0円東大生』としていたんだそうです。
それだけ、母には負担をかけず、勉強を頑張ってきた自負があったのではないでしょうか。
ラグビーワールドカップで日本チームの活躍に日本中が盛り上がっていた際に、電通社員が暴力事件を起こしました。
高橋まつりさんの過労自殺の際、電通の上司は不起訴相当となりました。今回逮捕された社員は、その時の上司ではありませんが、パワハラは改善されていないのではないかという点で注目されました。
2019年10月13日に、ラグビーワールドカップを観戦中に、酒に酔い観客誘導柵をずらしたの事を、大学生アルバイトの警備員男性に注意された事に腹をたて、警備員男性の頬を叩いたとして、逮捕されました。
吉野純は容疑を否認しており、15日付けで横浜地検が勾留請求せずに釈放されました。
電通はラグビーワールドカップ2019のマーケティング販売権を取得しており、電通はマーケティングにも大きく関わったこともあり、観戦していたものと思われます。
吉野純は、2019年6月27日に2000年設立の新聞・雑誌のオンライン送稿サービスを提供する会社、デジタルセンドの代表取締役副社長に就任したばかりでした。
吉野純と同世代であり、電通のOBである人物は、この事件を知り『まったく驚かなかった。起こるべくして起こった』と語っています。
このOBは2016年末に退社しているそうですが、ずっと『既得権益マッチョパワハラ村』が続いていたと証言しています。
高橋まつりさんが過労自殺した後も、パワハラ体質は変わっていなかったんだそうです。
激務であるが給料が良く、母親をラクにさせてあげたいと電通に入社した高橋まつりさん。過労死に関しては、電通だけではなく、度々起こってしまい、社会問題としてあがりますが、無くなる様子を見せません。
『働き方改革』と昨今、叫ばれていますが、今後、このような事が減るような働き方改革を期待したいですね。
高橋まつりさんのご冥福をお祈りします。
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東大を卒業し、2015年4月に業界トップの電通に入社した高橋まつりさん。しかし、新入社員として働き出してまだ間もなかった、12月に高橋まつりさんが自殺をしました。高橋まつりさんの労働環境などが明るみになるに連れ、過労自殺だと報道されました。
過労死が深刻化しているいま、高橋まつりさんが自殺に至った経緯や、彼女の苦しみなどについて探っていきたいと思います。