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2023/12/28
大今里
世の中には様々な不思議な現象や、未知の存在が溢れています。その中の一つのカテゴリーに「UMA(ユーマ)」と呼ばれる未確認生物があります。
代表的なUMAには、ネス湖のネッシー、雪男ビックフットなどが存在していますが、世界レベルでそれら代表的なUMAに匹敵する知名度を持っているのが「スカイフィッシュ」と呼ばれる未確認生物です。
スカイフィッシュは1994頃に、アメリカのUFO研究科でありビデオ編集者のホセ・エスカミーラが、撮影した映像に偶然その存在を発見したのが初出と言われています。
この映像を元にスカイフィッシュを公開すると、続々と世界中から同様の映像や目撃証言が殺到します。そしてもちろん日本でも数多くの目撃証言の声があがりました。
しかし、このスカイフィッシュの最も不思議な点とも言えるのは、ものすごい数の目撃証言があるにもかかわらず、それを捕獲した報告が一切ないことです。このことがスカイフィッシュの神秘性をより高めることとなりました。
スカイフィッシュの歴史としては20数年と、そのものが認知されたのは比較的最近のことと言うことになりますが、過去にさかのぼって写真や映像を調べ直した結果、昔のUFO写真や不思議な映像がスカイフィッシュだったのではないかと見直されることもありました。
スカイフィッシュ(英: Sky Fish)とは、その名前からも連想されるように、空を飛ぶ未確認動物です。海外ではフライング・ロッド(Flying Rods)やロッド(Rod)と呼ばれることもあります。
初めてその存在が知られ、大きな話題になってから20年以上が経過していますが、未だその研究や正体の追求、現象の究明が世界中で行われています。
スカイフィッシュの姿は写真やビデオカメラなので複数収められていますが、基本的には棒状の身体に複数のひれ、または羽根が生えた姿をしています。古代生物のアノマロカリスの復元図に似ている、とてもファンタジックな見た目と言えます。
捕獲やその死骸すら見つかっていないため、映像を元に大きさを推測されています。概ね15~30cm程度と言われることが多いようですが、およそ数センチから2mほどまでとその見解は様々です。中には20~30mであると推測されるケースも有りました。
スカイフィッシュの特異性を表している要因が、肉眼で捉えられないという点にもあります。普段肉眼ではその存在には誰も気がつくことがなく、写真やビデオ映像などを確認したあとで高速で移動しているスカイフィッシュが映っていることに気がつくのです。
その移動速度は時速280キロという超高速であると推測されています。
その動きも異次元的な動きをすることも多く、急上昇や急降下、場合によっては瞬間移動のように消えたり現れたりを繰り返すこともあります。
スカイフィッシュの存在は、科学的に様々な角度から究明もされています。日本のTV番組などでもたびたび捕獲や究明のための特集が組まれたため、そのことがスカイフィッシュをUMAでも高い知名度にさせた原因とも言えるかもしれません。
以下に、その科学的正体についてのいくつかの説をまとめてみました。
スカイフィッシュの正体として現在主流の説は、ハエなどの昆虫の残像であるという説です。カメラの前をハエや昆虫などが高速で横切った際に、その残像がスカイフィッシュのように映り込むと考えられています。
これはモーションブラー現象またはモーションブラー効果と呼ばれるもので、写真やビデオ映像内に起こる撮影時のブレから生まれる映像現象で、これがスカイフィッシュの正体ではないかとされているわけです。
この説であれば、スカイフィッシュの正体がハエや昆虫であったことになりますから、捕獲されていなかったり、死骸すら見つかっていないことの説明にもなります。
過去には日本の大小様々なテレビ番組の特集の中で、スカイフィッシュの捕獲や正体の究明が行われてきました。その中でもいくつかがこのハエや虫であるという説についての実験を行っています。
一つは2000年4月にフジテレビで放送された「奇跡体験!アンビリバボー」。もう一つは2003年11月と2006年4月に放送された日本テレビの「特命リサーチ200X」です。
このそれぞれは、実際に虫であるという説を実験。「奇跡体験!アンビリバボー」ではハエと家庭用ビデオカメラを使うことで、スカイフィッシュのような映像を再現することに成功しています。
それぞれの番組において、結論としてスカイフィッシュの存在を否定するような内容となっていました。
未確認動物UMA関係よりも、未確認飛行物体のUFOの正体や原因として有名なプラズマですが、様々なスカイフィッシュの原因や正体が考えられる中で、一つの説としてスカイフィッシュはプラズマであるという説があります。
残像を残す発光物体であり、高速で移動するところ、物理的に異常な動作をするところなども確かにスカイフィッシュの特徴と符合するところがあります。
一般的に生物は炭素でできているとされていますが、量子力学や超ひも理論などが提唱されている現代ではこれらの考えももう古いのかもしれません。近年では、宇宙人はそもそも有機体でないという考え方もあるようです。
プラズマ生命体というのも新しい概念で、無機物であるプラズマが生命である可能性を考えたもので、スカイフィッシュもその正体はプラズマ生命体なのではないかということです。
確かに本当にプラズマ生命体というものが存在するならば、あのスカイフィッシュのような映像になり得るかもしれませんし、捕獲できないことや死骸が無いことにも説明がつくでしょう。
プラズマで有名な大槻教授などが様々なプラズマの実験を行っていますが(主にUFOの検証のためですが)、そのプラズマの動きは確かにスカイフィッシュに類似するものであることは確認できると思います。
では生命としてはどうなのかというと、ロシア科学アカデミー、シドニー大学、マックス・プランク宇宙物理学研究所の研究者によって行なわれたプラズマ生命体の研究では、実際にプラズマがDNAに似たらせん構造体を形成することが観測されたという論文が発表されています。
これらを踏まえて考えると、可能性としてはスカイフィッシュがプラズマ生命体である可能性は無いとは言えないのかもしれませんが、素人目にはなかなか判断の難しいところです。
とはいえ、大槻教授の「だいたいの現象はプラズマで説明できる」という発言はとても力強いですね。
プラズマ以外にも、スカイフィッシュの正体ではないかとされている説がいくつかあります。
ひとつは小型のUFOなのではないかという説です。これはスカイフィッシュは偵察用の宇宙人による超小型のUFOだという話ですが、確かにUFO調査中にスカイフィッシュが目撃されることが多いので、関係性がありそうと言えばありそうな気もします。
他にも、カンブリア紀に生息してたアノマロカリスの生き残りが進化したものであるという説もあります。しかし、これは単純に見た目がなんとなく似ているというだけのことでしょうから、ちょっと難しそうです。
スカイフィッシュの有名な目的ポイントが世界にいくつか存在していますが、いちばん有名なのはメキシコ東部にあるゴロンドリナスという巨大洞窟がスカイフィッシュの巣であると言われています。
同じように、日本でもスカイフィッシュの巣ではないかと言われている有名な目撃スポットがあります。それが兵庫県神戸市の六甲山中にある地獄谷です。
六甲山は有馬温泉や天然水でも有名なエリアで、いわゆるパワースポットでもあります。目撃情報の多さから、このきれいな水にスカイフィッシュの巣があるのではないかとも言われています。
この六甲山のスカイフィッシュについては、少し変わった説を主張する方がいます。UFO研究家の坂本廣志氏の体験と目撃情報によると、六甲山のスカイフィッシュは龍神の化身であるというのです。
坂本廣志氏は2014年の12月にテレビ出演をされていて、スカイフィッシュについての説明を行っています。御本人が目撃されたスカイフィッシュはなんとその大きさ300mと、かなりとんでもないサイズのUMAだそうです。
ちょっと一般的なスカイフィッシュのイメージとは違っているのかもしれませんが、空を高速で飛び、捕獲不可能であるなどの特徴は、確かに精霊や竜神にも当てはまるとは言えるのかもしれません。解釈としては興味深いものです。
六甲山には、また別の重要なミステリー要素があります。それは現在の人類文明以前の数万年~10万年ごろに存在したという、カタカムナ文明です。これは、六甲山の金鳥山で発見された古文書に由来していますが、当時ここには現代の文明とは異なる文明が発展していたのではないかと言われています。
そのカタカムナ文明では、物質世界を超越した多次元世界に干渉していたのではないかといわれており、このエリアにはその頃の名残りで亜空間トンネルが開いている可能性があるのだとか。
六甲山においては、精霊や竜神、スカイフィッシュといった不思議な存在の目撃も、もしかするとそのカタカムナ文明の遺物や、亜空間といったものが関係している不思議現象であるのかもしれません。
六甲山やメキシコのゴロンドリナスの巨大洞窟に共通する点として、地磁気の異常から電磁波が発生している場所という指摘もあります。
六甲山のこの地磁気の異常は、カタカムナ文明の名残によるなにかである可能性もありますし、プラズマ生命体を生み出す原因になっている可能性もあるのかもしれません。スカイフィッシュを高速で飛行する未知の生物のようななにかと捉えると、かなり広いミステリーの範囲になってしまうのだと言えます。
それだけに、逆にスカイフィッシュを色々なものと大げさに関連付けてしまう主張には気をつけなければいけないのでしょう。
ネットでは、スカイフィッシュの捕まえ方や捕獲のための「もごし」という道具が存在しているという話題があります。これは本当なのでしょうか?話題の出どころについて調べてみました。
その話題の動画はこちらとなります。見ていただくとわかると思いますが、この動画はパロディの創作ですね。
この動画を作ったのは、「うんこ漢字ドリル」で有名な映像ディレクターの古屋雄作氏です。「スカイフィッシュの捕まえ方」はシリーズで3作品が作成されており、板尾創路さんなども出演されている本格的な作品です。
スカイフィッシュ用の捕獲道具「もごし」というのも、この映像作人の中に登場するもので、実在はしていません。通販ページも存在していて98,000円というとんでもない値段がついています。(もちろん実際に購入はできません)
スカイフィッシュという魅力的なUMAは、「スカイフィッシュの捕まえ方」のような映像作品も生み出してるわけですが、これ以外にも多くの創作に影響を与え、その作品にも登場したりしています。
・モンスト(ゲーム)
ゲーム中の敵キャラクターとして登場
・ジョジョの奇妙な冒険(漫画)
ロッズ(スカイフィッシュ)というスタンドを使うキャラクターリキエルが登場している
・けものフレンズ(ゲームなど)
動物や空想の生物を擬人化する作品の中に、スカイフィッシュの擬人化キャラクターが登場している
・エウレカセブン交響曲(アニメ)
作中にスカイフィッシュという架空の生物がいる
すべての作品が必ずしもスカイフィッシュとの因果関係が確実とは言えないかもしれませんが、空飛ぶ不思議な生物というスカイフィッシュの魅力は、世界中の多くのクリエイティブに影響を与えていることは間違いないと言えるでしょう。
その名前が知れ渡ってから、一気に世界でも有名なUMAの一つとして認知されたスカイフィッシュも、初出から20年以上が経過した現在は、虫説が有力であるとされることが多くなっています。モーションブラー現象を利用して再現をした映像も散見されるようになりました。
確かにその説で多くのスカイフィッシュの映像は説明がつくのかもしれません。しかし、世界中にものすごい数のあるスカイフィッシュの映像の中には、本物のUMAが存在しているか可能性はまだあるのではないでしょうか。
そして、高速で空を飛び、人間の目には捉えられず捕獲もできない不思議な生物というスカイフィッシュの魅力は、これからも多くの人を引きつけ続けるのでしょう。
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