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キャトルミューティレーションの正体は?青森県でも起きていた!

キャトルミューティレーションは人間の仕業とは思えないほどの動物惨殺事件です。この事件は世界各地で起こっていながら、一般的に信じられない事件であるため、UFOなどの非科学的なものの仕業だと広がっています。今回はこの事件の意味や真相、その正体に迫ります。

キャトルミューティレーションの真相は何なのか?

キャトルミューティレーションは、動物の不審な死体が発見されることを言います。自然死とは考えにくい奇怪な死に方から、様々な説が考えられています。現在では、宇宙人の犯行という意見が一般的になっています。

また、チュパカブラという謎の生物が、キャトルミューティレーションの犯人とも言われています。しかし、キャトルミューティレーションは考えられていたほど不自然な現象ではなく、かなりの部分が説明できることも分かっています。

今まで、起こったキャトルミューティレーションやキャトルミューティレーションにまつわる騒動、キャトルミューティレーションの真相などについてまとめてみました。

キャトルミューティレーションとは?

キャトルミューティレーションは、一言でいうと牛などの家畜が変死した事件のことを言います。その死体が非常に不可解だったため、宇宙人の仕業だという噂が広まりました。キャトルミューティレーションが起こった付近では、UFOを見たという目撃証言もよく聞かれます。

現在では、キャトルミューティレーションのメカニズムも、合理的に説明できるようになっています。しかし、キャトルミューティレーションは、チュパカブラによって行われているという話もあります。

キャトルミューティレーションについてまとめてみました。

動物が変死する事件のこと

キャトルミューティレーションは、1960年代から目撃されるようになりました。1970年代のアメリカで、頻繁にキャトルミューティレーションが起こっています。動物の体の一部が消失し、血液が完全になくなった異常な状態の死体が発見されました。

これをキャトルミューティレーションと呼ぶようになります。キャトルとは牛のことです。牛が被害に遭うことが多いため、この呼び名がつけられました。しかし、初めてキャトルミューティレーションが確認されたのは、馬の変死体だったようです。

キャトルミューティレーションの死体は体が鋭利な刃物で切り取られたようになっており、血が一滴も残っていません。その上、辺りには血痕もないのです。そのため、自然に起こったこととは考えられず、様々な憶測がされています。

宇宙人の仕業だと騒がれた

キャトルミューティレーションは、あまりに異様な状態で動物の死体が発見されるため、宇宙人の仕業ではないかと言われるようになりました。元々は、動物の変死体が見つかることをキャトルミューティレーションと呼んでいました。

現在では、宇宙人が関わっていないと、キャトルミューティレーションではないと考える人もいるようです。元気だった牛が次の日には死亡しており、目や内臓、乳房など柔らかな部分が無くなっているのは確かに不可解です。その上、身体は鋭利な刃物で切り取られたようであり、周囲に血の痕も残っていません。

このような異常な状態だったため、宇宙人の仕業だと考える人がいても無理もないのかもしれません。しかし、宇宙人が目撃されるようになったのは、キャトルミューティレーションが起こってから時間が経ってからでした。そのため、犯人が宇宙人というのは、後付けと言われています。

ただの牛の死骸だった?

1970年代のアメリカでは、キャトルミューティレーションが大規模に起こっています。しかし1980年、元FBI捜査官のケネス・M・ロメル・ジュニアさんが1年間かけて調査を行った結果、意外な事実が判明します。

キャトルミューティレーションが起こるようになってから、牛の死亡率が上がったわけではなかったのです。牛の死体を放置してみると、野生動物の捕食によってキャトルミューティレーションとそっくりな死体が出来上がりました。完全に血がなくなり、血痕が残っていないのは地面に吸収されたためでした。

牛の死体が木に吊るされるなど、動物では不可能と思われる報告もありました。しかし、それは単なる噂で、実際には起こっていなかったのです。このように、キャトルミューティレーションは、基本的に不可解な事件ではないことが判明しています。

正体はチュパカブラ?

このようにキャトルミューティレーションが、合理的に説明できることがわかりました。しかし、その後家畜の血を吸う謎の生物チュパカブラが目撃されるようになります。チュパカブラは1995年の2月にプエルトリコで目撃されたのが始まりです。

南米を中心にアメリカでも目撃例があります。キャトルミューティレーションを行っているのは、チュパカブラだと言われるようになりました。チュパカブラという名前には、ヤギの血を吸う者という意味があります。

チュパカブラは身長が1メートルから1.8メートルほどで、大きな赤い目と背中にトゲを持つ謎の生物です。直立歩行ができ、数メートルもジャンプしたという目撃情報もあります。

チュパカブラとは

チュパカブラが目撃されるようになったのは、キャトルミューティレーションが下火になってからです。しかし、家畜の血を吸う謎の生物ということで、キャトルミューティレーションとの関連が疑われています。

少なくとも、キャトルミューティレーションと呼ばれる現象に、チュパカブラが関わっている可能性は高いでしょう。チュパカブラの正体に関しては様々な説があります。

チュパカブラの正体に関してまとめてみました。

チュパカブラの正体には様々な説がある

チュパカブラに関しては、野生動物を見間違えたという説や人間が正体だという説、未確認生物だという説など色々なものがあります。遺伝子操作実験で作られた動物が逃げ出したという説まであります。

また、UFOの目撃例が多い土地でチュパカブラは目撃されています。そのため、宇宙人が連れてきた生物という説があり、宇宙人そのものがチュパカブラとも言われています。チュパカブラの外見がグレイタイプの宇宙人に近いため、変種の可能性も指摘されています。

また、チュパカブラに襲われた家畜は血がなくなっているため、血液を餌にする昆虫が大量発生したのではないかとも言われているのです。

チュパカブラの正体はコヨーテ?

このようにチュパカブラの正体に関しては様々な説があります。しかし、最近はチュパカブラの目撃例に関して、正体が判明したものも増えています。その多くは病気で弱ったコヨーテだということです。コヨーテは疥癬という病気になると簡単に重症化しまい、ほとんどの毛が抜け落ちてしまうそうです。

毛が抜けたコヨーテはシワが多く、コヨーテには見えず未知の生物のように見えます。2000年代になってから、4足歩行のチュパカブラが目撃されるようになりました。そのほとんどは、病気のコヨーテとされています。また、2本足で歩くチュパカブラは、アカゲザルの見間違いではないかと言われています。

初めてチュパカブラが目撃されたプエルトリコでは、アカゲザルが動物実験に使われていました。この場合でも、チュパカブラが実験動物だったというのは事実になります。

キャトルミューティレーションが日本で有名に!

2017年の6月にキャトルミューティレーションがTwitterでトレンド入りし、一躍話題になったことがあります。キャトルミューティレーションが、ついに日本でも起きたのかと考えた人もいたようです。一体何があったのでしょうか?

キャトルミューティレーションが、Twitterでトレンド入りした理由についてまとめてみました。

作家の大間九郎の主張

キャトルミューティレーションがTwitterで話題になった発端は、作家の大間九郎さんのTweetでした。大間九郎さんは、自分の作品の中でキャトルミューティレーションという単語を使おうとしたのですが、編集者に止められたというのです。

編集者は、キャトルミューティレーションのことを一般人は知らない単語と考えていました。これに対して大間九郎さんは、「キャトルミューティレーションは一般教養でしょ?」と訴えました。結局、キャトルミューティレーションは、作中で使われませんでした。

大間九郎さんは、このことをTweetしました。そのせいで、キャトルミューティレーションに関する大論争が起きることになったのです。

ジェネレーションギャップに衝撃

1990年代はテレビで毎週のようにUFO番組が放送され、キャトルミューティレーションという言葉の知名度はかなりのものでした。しかし、最近はこの手の番組も少なくなり、キャトルミューティレーションという単語も使われなくなっています。

大間九郎さんは。キャトルミューティレーションという単語は誰にでも通用すると思っていました。そのため、編集者に却下されたことに、かなりのジェネレーションギャップを感じたようです。

大間九郎さんがこの事をかなり強い調子でTweetしたため、キャトルミューティレーションは一般常識だという人も大勢現れました。このことはかなり広がりを見せ、Twitterのトレンドにまでなったのです

キャトルミューティレーションの意味を混同している人が大勢いることが明らかに

実際に、キャトルミューティレーションのことをどのくらいの人が知っていたのでしょうか?Twitterでトレンド入りしたぐらいです。キャトルミューティレーションのことをかなりの人が知っていたのは間違いありません。

しかし、キャトルミューティレーションとアブダクションをごっちゃにしていたり、キャトルミューティレーションはUFOが放つ光と勘違いしている人もいました。キャトルミューティレーションの意味を正確に理解している人は、かなり少なかったのです。

キャトルミューティレーションに、関するアンケートも行われました。キャトルミューティレーションのことを知っている人は、半数以上いました。しかし、意味を勘違いしている人も多く、一般常識だと思っていない人が大半でした。キャトルミューティレーションが一般常識かどうかは、微妙な結果になりました。

キャトルミューティレーションとアブダクションは違う?

Twitterでトレンド入りしたキャトルミューティレーションですが、アブダクションと混同している人が大勢いることがわかりました。アブダクションとキャトルミューティレーションはどう違うのでしょうか?アブダクションの意味などについて、まとめてみました。

アブダクションとは誘拐のこと

キャトルミューティレーションを宇宙人に誘拐されることと勘違いしている人が、大勢いました。アブダクションは、宇宙人に誘拐されることです。人気アニメ銀魂の作中でも、アブダクションとキャトルミューティレーションを混同しているような場面があります。

アブダクションは、宇宙人が調査のために地球の生き物を誘拐することとされています。実際に宇宙人に誘拐されたと主張する人もいるのです。アブダクションは、家畜を誘拐することもあります。

アブダクションされた家畜が研究され、体の一部を切り取られた死体が元の場所に戻されたとします。これが、キャトルミューティレーションという説もあるのです。このことが、キャトルミューティレーションとアブダクションが混同される原因にもなっています。

アブダクションは本当?

アメリカでは宇宙人に誘拐されたと主張する人が、相当います。数の正確さは疑問視されていますが、30年間で370万人がアブダクションを経験したとも言われています。アブダクションにあった人は、数日間の記憶がなくなっています。

催眠術をかけると、宇宙人に誘拐されたことを思い出すと人が大勢いるのです。このため、アブダクションは本当にあるとも言われていますが、金銭目当ての嘘も多いと考えられています。また、アブダクションされた人達の多くは、なぜか体が動かない経験をしています。

これは、睡眠中に起こる金縛りとよく似ているため、アブダクション自体が夢を見ている状態だったのではないかとも言われているのです。しかし、アブダクションを全て嘘や幻で説明するのは無理があり、まだまだアブダクションに関しては謎があります。

キャトルミューティレーションの被害は?

キャトルミューティレーションの被害は、1970年代のアメリカを中心に報告されています。その後、キャトルミューティレーションだと言われる報告は、少なくなりました。しかし、キャトルミューティレーションは無くなったわけではありません。

キャトルミューティレーションは、野生動物によるものと考える人は増えています。それでも、宇宙人による事件だと考える人は根強いです。

実は、日本の青森県でも、キャトルミューティレーションは報告されています。世界各地のキャトルミューティレーションの被害についてご紹介していきましょう。

アメリカでの被害

キャトルミューティレーションといえば、最初に思い浮かぶ国はやはりアメリカでしょう。1967年9月7日にアメリカコロラド州の牧場で、肉と血がなくなった馬が発見されました。これが、キャトルミューティレーションの最初の報告と言われています。

翌月に掲載された新聞記事では、いきなり宇宙人のしわざにされてしまったようです。当時のアメリカは、UFOが大ブームで奇怪な事件が起こると宇宙人のせいにされることは珍しくありませんでした。 

2012年になってもアメリカのミズーリ州で、キャトルミューティレーションが報告されています。現場に血が残っていないことが取り沙汰されており、血が残らないのは当たり前だという事実は浸透していないようです。

イギリスでの被害

現在の日本のテレビでUFO特集はあまり多くなくなりました。イギリスでは2010年代になっても、UFO特集は人気のようです。キャトルミューティレーションの報告も少なくありません。

イギリスのシュローズベリーでは、キャトルミューティレーションは宇宙人のレーザー攻撃だと考えている人もいます。2012年の4月に、キャトルミューティレーションにあった牛の死体が調査されました。

その途中でUFOが目撃されています。UFOがレーザを出す姿も目撃されました。

インドでの被害

インドでは、2018年の8月に10頭の羊が殺されたという事件が報告されています。これは、キャトルミューティレーションのように報道されていますが、首に爪痕のような傷がありました。そのため、肉食動物に襲われたのではないかとも言われています。

ウクライナでも、キャトルミューティレーションにあった羊の死体が発見されています。、この辺りには狼のような動物はおらず、羊の肉も食べられていませんでした。

日本の青森県での被害

1988年の8月31日に、日本で最初のキャトルミューティレーションと言われる事件が起こっています。体内の血がきれいになくなり、乳房が切り取られているという典型的なキャトルミューティレーションでした。

青森では10月にも同様の事件が起こっていますが、原因は最後までわかりませんでした。当時の青森ではUFOが頻繁に目撃されており、牛が死んだ牧場の近くでもUFOが目撃されていました。

2年後には佐賀県でもキャトルミューティレーションが起こっており、4日後には牛の脚がぐしゃぐしゃになるという奇怪な事件も発生しています。

ディアトロフ峠事件


ロシアの怪奇事件として有名なディアトロフ峠事件には、キャトルミューティレーションを疑われる部分があります。この事件は書籍化されており、世界一不気味な遭難事故として知られています。9人の登山者が、遭難して奇怪な死を遂げました。

様々な不可解な点はありますが登山者の死因は凍死であり、一見キャトルミューティレーションとは関係ないように見えます。しかし、問題なのは、亡くなった女性の一人の舌がなくなっているという点です。

これを人間が行った拷問と考える意見もありますが、キャトルミューティレーションで舌が切り取られたと考えている人もいるのです。ただし、遺体が発見されるまで雪の中で数週間の間放置されていたため、微生物によって舌だけ分解されたという解釈もできます。

キャトルミューティレーションが登場する作品について

キャトルミューティレーションはアニメやゲームにも、登場しています。名前だけ採用されたようで、どこがキャトルミューティレーションなのか全くわからないものもあります。

逆に宇宙人が登場して、キャトルミューティレーションを行うものもあります。アニメやゲー中のキャトルミューティレーションについてご紹介します。

遊戯王

世界的に人気のカードゲーム遊戯王では、キャトルミューティレーションという名前のカードが登場します。キャトルミューティレーションというキーワードでGoogleで検索すると、遊戯王が検索候補に表示されるほど有名です。

遊戯王のキャトルミューティレーションは、獣族モンスター1体を手札に戻し、そのモンスターと同じレベルの獣族モンスター1体を特殊召喚できるカードです。カードのデメリットを無くし、攻撃のチャンスを増やすことができるなど便利なカードです。

なぜキャトルミューティレーションと呼ぶのかはよく分かりません。英語版の遊戯王では全く違う名前のカードになっています。キャトルミューティレーションのカードは、遊戯王のアニメにも登場しています。

半熟英雄

半熟英雄は、始めて製作された家庭用のリアルタイムシュミレーションゲームです。半熟英雄では、キャトルミューティレーションで敵を攻撃できます。このゲームには、切り札という敵を攻撃するアイテムがあります。

切り札は敵を攻撃したら自分も大火傷してしまうなど、ユニークなものが多いです。その中に、キャトルミューという名前の切り札があります。名前でわかるでしょうが、呼び出した宇宙人が敵をキャトルミューティレーションします。

さすがに、敵を切り刻む様子は描かれませんが、呼び出したUFOが敵を攻撃してくれます。あまりファンタジーらしくなく、笑える攻撃ですがかなり強力です。

キャトルミューティレーションの真相は完全にはわからない

キャトルミューティレーションは、非常に奇怪な死体が発見されます。そのため、宇宙人の関与が疑われました。しかし、病死した家畜が野生動物に捕食されると、キャトルミューティレーションが再現されることも分かっています。

また、チュパカブラに関しても、正体はかなり判明しています。キャトルミューティレーションの真相は、ほとんど判明していると言えるでしょう。しかし、全ての事件が解明されたわけではありません。

アブダクションは、説明できない部分も多いです。天文学者は、宇宙人の存在に肯定的な人が多いと言います。キャトルミューティレーションとは無関係でも、宇宙人の存在は否定できないのです。

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