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2023/12/28
大今里
金粉ショーとは全身に金粉を塗ったダンサー達が躍るショーです。全国各地のイベントで大道芸の一つとして披露され、人気を集めています。
鍛え上げられた肉体の男女が繰り広げるダンスは迫力抜群!しかも、街の中で音楽に合わせて躍動感あふれるパフォーマンスを見ることが出来るとあって、金粉ショー目的でイベントに訪れる人も多いようです。
今回は金粉ショーの歴史や金粉ショーで有名な大須大道町人祭(おおすだいどうちょうにんまつり)の大駱駝艦(だいらくだかん)について、また金粉ショーで注目されている可愛い女性についてご紹介します。
全身に金粉を塗って踊る金粉ショーを日本で初めて行ったのは、歌手尾崎紀世彦さんの父親である藤田繁さんだと言われています。
1960年代から1970年代には、日本全国のキャバレーの名物ショーとしてさかんに金粉ショーが行われていました。その後、キャバレーの数が減少していくとともに、金粉ショーは路上での大道芸へと姿を変えていきます。
金粉ショーが行われている主なイベントは、大須大道町人祭と野毛大道芸です。そのなかで最も有名なのが、大須大道町人祭に登場する舞踏集団の大駱駝艦の金粉ショーです。大駱駝艦の金粉ショーの動画を見てみましょう。
大須大道町人祭 2018(大駱駝艦 金粉ショー)大光院
大駱駝艦の金粉ショーは、金粉を塗った男女のダンスと火を使ったパフォーマンスが融合したショーです。まさに非日常の世界で、このショーが始まると一気にお祭りが盛り上がります。
大駱駝艦は1972年に結成された舞踏集団です。日本だけでなくアメリカやフランスでも公演を行っており、1974年、1987年、1996年、1999年、2007年と5回も舞踏批評家協会賞を受賞しています。
金粉ショーを行っているのは大駱駝艦のユニットの1つ、ゴールデンズです。ゴールデンズは男女数名からなるユニットです。このゴールデンズの金粉ショーを見に、毎年大須大道町人祭には多くの見物客が集まります。
金粉ショーの歴史をたどるとインカ帝国の時代にまでさかのぼります。もともとは、インカ帝国の宗教行事として行われていたと言われています。
日本では1905年、明治38年に本郷座の舞台「金色夜叉」で、上山草人さんが身体に金粉を塗って夜叉を演じたのが始まりだと思われます。ただ、この舞台では演出上の手段として金粉を身体に塗る手法が用いられただけであり、現在のような金粉姿のダンサーがパフォーマンスを披露する金粉ショーの形になったのは、昭和に入ってからのようです。
さらに、映画「007ゴールドフィンガー」「007カジノ・ロワイヤル」(1964年)にも金粉を塗った人が登場するシーンがあります。日本でも昭和後半からバラエティ番組などで金粉を塗った人が登場するようになり、金粉をまとった姿はすっかりお馴染みになりました。
大須大道町人祭とは、毎年10月に名古屋県愛知市の大須地区で行われているお祭りです。1970年代後半、寂れた大須の商店街を盛り上げるためのいわば街興しとして始まったお祭りで、40年以上の歴史があります。
大須大道町人祭にはチンドン屋、パントマイム、ジャグリング、アクロバット、津軽三味線などの多くの大道芸人が参加します。このお祭りの期間、大須の街は数十万人の観客で賑わいます。これらの大道芸のうち一番人気なのが、大駱駝艦の金粉ショーなのです。
初めて金粉ショーを見た人は、ショーに登場するダンサー達の姿に衝撃を受けます。ダンサー達は、衣装を身に着けていません。肌に直接金粉を塗った姿で踊っているのです。しかも、金粉ショーが行われているのは屋外です。白昼堂々、公衆の前でほぼ全裸の姿で踊る金粉ショーは、公然わいせつ罪にならないのでしょうか。
大駱駝艦のゴールデンズが行う金粉ショーでは、男女ともに小さなパンツを身に着けているだけです。上半身には何も着けていません。男性が上半身裸なのはともかく、女性も上半身裸だというのは驚きですよね。さすがに、2015年から女性はビスチェ着用になりましたが、それまでは完全なトップレスでした。
大須大道町人祭では金粉ショーが開始される2時間前から人々が場所取りを始めるそうです。そして金粉ショーが始まると、子どもから老人まで、老若男女問わずたくさんの人々が集まります。もちろん、カメラを手に写真を撮りまくる観光客もいます。
お尻も胸も丸出し状態で踊る出演者、そして全身金色に輝く出演者を眺める観客、まさに不思議な感覚です。
ほぼ全裸で行われる金粉ショーは、公然わいせつ罪に問われるのではないのかと思いますよね。しかし、お祭りやイベントなどの催し物、ショーとして予め認められている場合は、公然わいせつ罪にあたらないそうです。ただ、ゲリラパフォーマンスとして行うと公然わいせつ罪となる可能性はあります。
大須大道町人祭が行われている大須商店街は、大須観音の門前町として発達した商店街です。しかも、金粉ショーが開催される場所はお寺の境内です。大須観音の中央階段ステージでクライマックスを迎える金粉ショーは観音様への奉納とされており、罰当たりなものではないのです。
金粉ショーの出演者には美男美女が勢揃い!そのなかでも、特に可愛いと話題になっているのが大駱駝艦のゴールデンズの一員である岡本彩さんです。
金粉ショーではメイクで素顔がわかりづらいですが、目鼻立ちの整った美人です。Twitterもチェックしてみてください。金粉ショーだけでなく、さまざまな大駱駝艦の舞台へ出演しており、その出演情報を知ることができます。次に、岡本彩さんが出演している金粉ショーの動画をご紹介します。
金粉ショー2
こちらの動画を見ると、きちんと基礎を習得したダンサー達がしっかりとした技術で繰り広げるパフォーマンスが非常に美しいショーだという印象を受けます。
ほぼ全裸だというセクシャルな外見にもかかわらず、見る者を赤面させるような恥ずかしさを伴うエロティシズムは全くありません。むしろ、神へ捧げる踊りとしてのエネルギーを感じます。金粉ショーと言えば金粉を全身に塗った特異な姿だけが注目されがちですが、性的ないやらしさは微塵もありません。
「金粉を肌に塗っていると身体に良くない」という噂がありますよね。金粉を身体に塗ると皮膚呼吸が妨げられ、窒息死してしまうという話は本当なのでしょうか。
実は、この噂は全くのデマなのです。金粉を身体に塗っても命にかかわるような危険はありません。この噂が広まったのは、映画「007 ゴールドフィンガー」で金粉を塗られた女性が死亡するというシーンがあったためだと言われています。
この映画では、裏切り者の女性を殺害するために、全身に金粉を塗り皮膚呼吸を止めて殺すという手法がとられています。しかし、実際は金粉を塗って皮膚呼吸が止まっても、死ぬことはないそうです。皮膚呼吸の割合は全体の1%に過ぎず、鼻や口で肺呼吸が出来ていれば問題ないそうです。
今回は、金粉ショーについてご紹介しました。ほぼ全裸で金粉をまとい踊る金粉ショーは特異なショーであり、好奇の目で見る人たちが多いのは事実です。
しかし、金粉ショーの歴史は古く、昔はインカ帝国の宗教行事として行われていました。現在は、お祭りやイベントの催し物として人気があります。見た目の特異さだけで観客が集まっているのではありません。金粉ショーは芸術性の高い舞踏として評価されています。そして、皆がこのショーを楽しみに各地から訪れます。あなたも一度、ご自分の目で金粉ショーを見て、その素晴らしさを感じてみてはいかがでしょうか。
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【この記事は2019/11/25に更新されました。】