エホバの証人って？美人が多い？信者の有名人や輸血事件まとめ

世界には、仏教・キリスト教・イスラム教をはじめ、多くの宗教が存在します。仏教・キリスト教・イスラム教は信仰者が多く、世界三大宗教とも言われています。中でもキリスト教の信仰者は、およそ20億人もおり、世界で最も信仰されている宗教なのです。

そのキリスト教から派生した宗教が「エホバの証人」です。「エホバの証人」を信仰している日本人も多く、信者とされている有名人もいます。しかし、危険な宗教とも言われており、過去には裁判沙汰になったこともあります。

危険な宗教と言われる「エホバの証人」。一体、どのような宗教なのでしょうか。そして、「エホバの証人」を信仰している有名人とは誰で、裁判沙汰にもなった輸血事件とはどのようなものなのでしょうか。

信仰している芸能人もいると言われている「エホバの証人」。しかし、危険な宗教だとされています。では、なぜ危険だと言われているのでしょうか。まずは、「エホバの証人」がどのような特徴を持っている宗教なのかを見てみましょう。

「エホバの証人」の創設者は、アメリカのチャールズ・テイズ・ラッセルです。ラッセルは1870年に、のちにエホバの証人となる聖書研究グループを設立しました。この聖書研究グループに属する人は、「聖書研究者」や「国際聖書研究者」と呼ばれていました。そして、1931年に「エホバの証人」という名称になりました。

「エホバの証人」は「エホバ（ヤハウェ）」を絶対の神としています。イエス・キリストは、エホバの息子であると考えられています。エホバ以外の髪を崇拝してはいけないのです。

この「エホバの証人」はキリスト教系の宗教でありながら、「三位一体説の否定」や「イエス・キリストを神とは見なさない」など、キリスト教の基本信条を否定しているために、カトリックや正教会やプロテスタントなどのキリスト教各派から異端とされています。

エホバの証人の戒律はとても厳しいと言われています。娯楽のほとんどが禁止されており、宗教に関係のないテレビなどのメディアを見ることは出来ません。これは、サタンによる誘惑を受けることから、ほとんどの娯楽が禁止されているのです。

日本では、NHKの子供向け番組は見ることができるようなのですが、少しでもファンタジーの要素が絡んでくると、その番組はもう見ることができません。

また、音楽に関しても、クラシックやエホバの証人の賛美歌以外は禁止されています。歌詞のある音楽は、賛美歌以外は一切禁止されています。また、偶像崇拝が禁止されているため、国家や校歌なども禁止されています。

エホバの証人では、集会が週に2回行われます。信者はこの集会に必ず参加しなくてはなりません。また、集会では「注解」することも義務付けられており、信者はこの注解のために予習を完璧に行わなければならないのです。

他にも、他人と競争する要素が含まれていることから、スポーツをすることや見ることまでも禁止されています。なので、信者が学校の体育の授業をボイコットする、ということもあるのだそうです。

また、自慰行為が禁止されていたり、結婚するまで性行為が禁止されています。布教活動が大切であるという考えから、就職も禁止されており、大学へも進学してはいけません。信者はアルバイトをしながら布教活動に力を入れるのです。

エホバの証人が危険な宗教だと言われる理由のひとつに、輸血が禁止されているという教えがあります。たとえ命の危機に陥り、輸血が必要な状態になったとしても、医師に「輸血してください」などとは言えないのです。輸血を受けて助かるような場合にも、輸血よりも死を選ばなければなりません。

そして、何があろうとエホバの証人をやめることは絶対に許されていません。これは、自分がやめると必ず親に迷惑がかかるということになっていて、自分の人生よりも親の立場が大切だと教えられているのです。エホバの証人では、自分の人生は全て組織に注がなければならないのです。

エホバの証人では、ハルマゲドンがいずれ訪れると言われています。そして、そのハルマゲドンの後には楽園がやってくると教えられています。では、ハルマゲドンとは何なのでしょうか。

ハルマゲドンとは世界の終末的な善と悪の戦いや、世界の終末そのものを意味します。聖書にはヨハネの黙示録第１６章に記述されていますが、宗派によって相違点があります。

エホバの証人では、やがて世界の終末であるハルマゲドンが訪れるとされています。ハルマゲドンが訪れた後は、1000年の時を経て創世記に書かれているような楽園に回復されるのだと教えられているのです。そして、その楽園を納めるのはイエス・キリストなのです。

このハルマゲドンでは、エホバの証人以外の人類は全て抹殺されます。生き残るのは、エホバの証人の信者のみなのです。この際に、世界の終末を嘆く信者は一人もいないと教えられています。また、ハルマゲドン後に楽園の回復する作業を行うのは、ハルマゲドンを生き残った信者や、復活された信者たちだとされています。

1870年にアメリカで誕生したエホバの証人。日本でもエホバの証人の信仰者はたくさんいるのですが、なんと芸能人でも信仰している人がいるのだそうです。

危険な宗教として認識されているエホバの証人に、芸能人の信仰者がいるというのは意外な感じもします。エホバの証人の信仰者と言われている芸能人は誰なのでしょうか。

まずはシンガーソングライターの矢野顕子です。人気のある歌手で、矢野顕子のファンも多いです。そんな彼女は、知人の影響でエホバの証人の信仰者になったと言われています。矢野顕子は、高校生の時に下宿先の女性からエホバの証人に勧誘されたのだそうです。

矢野顕子は、2度の結婚を経験しています。2番目の結婚は、ミュージシャンの坂本龍一としました。現在は離婚していますが、その離婚理由も矢野顕子がエホバの証人の信仰者だったからだと噂されています。

矢野顕子と坂本龍一の間には、坂本美雨という娘がいます。坂本美雨もミュージシャンですが、矢野顕子がエホバの証人の信仰者であるがゆえに、坂本龍一・坂本美雨もエホバの証人の信仰者なのではないかと言われています。

KinKi Kidsの堂本光一もエホバの証人の信仰者なのではという噂があります。KinKi Kidsといえば、日本最大のアイドルグループであるジャニーズのグループです。そんなグループに所属する堂本光一が、エホバの証人の信仰者であるのは信じ難いことでもあります。

堂本光一がエホバの証人の信仰者だと言われるのには理由があります。それは、彼の母親がエホバの証人の幹部だと噂されているからなのです。もしも、母親がエホバの証人の信仰者で、しかも幹部クラスの人物だとすれば、息子の堂本光一も信仰者であると可能性もあります。

しかし、エホバの証人の戒律はとても厳しいです。ほとんどのメディアや娯楽が禁止されている中で、芸能活動をすることは不可能だと考えられます。エホバの証人の信仰者でありながら、堂本光一のように歌や演劇、ダンスなどで活躍するというのは難しいでしょう。なので、あくまで噂に過ぎないと考えられます。

誰もが知る、日本プロ野球界を代表する人物の長嶋茂雄。読売巨人軍のスター選手であり、監督も務め、日本プロ野球を語る上では欠かせない人物であります。そんな彼も、エホバの証人の信仰者であると噂されています。

長嶋茂雄がエホバの証人の信仰者だと言われているのは、彼の妻がエホバの証人の信仰者だという噂があるからです。妻が信仰者であれば、夫である長嶋茂雄も信仰者である可能性も十分あります。

しかし、妻が信仰者になったのは、長嶋茂雄が脳梗塞で倒れたのがきっかけだったとされています。ですので、長嶋茂雄本人がエホバの証人の信仰者である可能性も薄いのではないでしょうか。そもそもエホバの証人ではスポーツが禁止されています。信仰者でありながら、長嶋茂雄のような活躍をするのは難しいでしょう。

嶋田ちあきは日本のメイクアップアーティストです。女優やモデルのヘアメイクを手がけており、人気絶頂期の松田聖子を担当していたことでも知られています。他にも、化粧品のプロデュースを手がけたりと幅広い活躍をしています。

そんな嶋田ちあきは、長い間エホバの証人の信仰者だと言われています。さらに、エホバの証人の中でも長老と言われる地位に付いているとも噂されています。また、彼の妻も信仰者だと言われていて、夫婦揃ってエホバの証人を信仰しているとうわさされています。

医師との不倫騒動で話題となった斉藤由貴。彼女もエホバの証人の信仰者であるという噂がありますが、斉藤由貴はモルモン教の信仰者だと言われています。モルモン教の正式名称は「末日聖徒イエス・キリスト教会」というもので、こちらもキリスト教から派生した宗教です。

三位一体説を否定するなど、エホバの証人とも似ている戒律があります。

「キング・オブ・ポップ」と称されるほど世界で大活躍したマイケル・ジャクソン。「Thriller」や「Smooth Criminal」など、代表曲を挙げればきりがないほど大活躍をした人物で、その人気も伝説的です。2009年に残念ながら逝去してしまいましたが、現在もその人気は衰えることはありません。

そんなマイケル・ジャクソンもエホバの証人の信仰者だったのだそうです。彼の親がエホバの証人の信仰者だったようで、マイケル・ジャクソンは小さい頃からエホバの証人の教育を受けて育ったと言われているのです。しかし、マイケル・ジャクソンは大人になってからイスラム教に改宗したのだそうです。

マイケル・ジャクソンのように世界的に人気のあるアメリカのミュージシャンのプリンスもエホバの証人の信仰者だったと言われています。プリンスは2016年に逝去しました。当然ながら、葬儀が行われたのですが、その葬儀がエホバの証人式だったのだそうです。さらにプリンスの母親もエホバの証人の信仰者だという話もあります。

エホバの証人の信仰者には美人が多いと言われています。果たして本当なのでしょうか。そして、なぜエホバの証人には美人が多いという噂があるのでしょうか。

街を歩いていると、様々な宗教の勧誘に出会います。エホバの証人も布教活動を行なっているのですが、その勧誘員がみんな美人だというのです。確かに、美人を勧誘員にすれば、興味を持つ人も増えるとも考えられます。

元エホバの証人の信仰者によると、エホバの証人の女性は見た目の美しさに非常に気を使っているのだそうです。さらに、美しさだけでは駄目で、頭の良さも大切な要素だとされています。それは、聖書の中で登場する女性は見た目も美しく、さらに賢く描かれているからなのだそうです。

ですので、エホバの証人の女性信仰者たちは、美容に気をつけているのだそうです。そうしたことから、エホバの証人には美人が多いと言われています。

エホバの証人は危険な宗教だと言われています。過去に起きた事件からそのように言われています。エホバの証人輸血拒否事件と言われているこの事件ですが、これは1992年に起きました。

とあるエホバの証人の信者は、悪性の肝臓血管腫を患っていました。この信者は、エホバの証人の戒律から、輸血をせずに手術をすることを望んでいました。しかし、医師らはそれは不可能であるとして拒否しました。何度も信者を諭そうとする医師側でしたが、信者は頑なに輸血を拒否しました。

結局、医師は信者の夫と息子に手術の説明を行いました。「手術に当たり再出血があった場合には医師の良心に従い治療を行う」として輸血の可能性を示そうとしました。息子は「信者である母親は輸血を受けることが出来ない。輸血をしなかったために損傷が生じても医師や病院の責任を問わない。」という証書を渡しました。

そして手術が行われました。しかし、手術中に出血が多量となったために、輸血が行われました。手術を受けた信者は術後、国や医師らを相手取り、不法行為責任など計1200万円の損害賠償を求め提訴しました。国を提訴したのは、病院が国立だったためです。

信者は国の債務不履行責任や、医師らの不法行為責任などを訴えました。これに対して、東京地方裁判所は、信者の請求をいずれも棄却しました。

信者は判決を不服として控訴しました。控訴審では、一審の判決を変更。信者の請求を一部認め、医師や国に対して55万の支払いを命じました。

医師や国は判決を不服として上告しました。最高裁判所は、「医師らの輸血の説明は不十分である」、「信者が手術によって負った精神的苦痛に対して慰藉するべき」として上告を棄却しました。

エホバの証人は危険な宗教とも言われています。実際に輸血が禁じられており、裁判沙汰にもなっています。しかし、宗教としては認められていますし、日本でも個人の信仰の自由は認められています。世界にも広まっている宗教なので、信仰したい人は信仰すれば良いのでしょう。