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桃娘っていったい何!?都市伝説で桃しか食べていなかったって本当?

皆さん、桃娘という言葉を聞いたことがあるでしょうか?実はこの桃娘は中国で有名な都市伝説で桃しか食べないことから桃娘と呼ばれていたようです。ではこの桃娘は一体なんのために存在していたのでしょうか?徹底調査していきたいと思います!

【この記事は2021/05/28に更新されました。】

桃娘はどんな女の子?実在の人物か調査!

桃娘の都市伝説はグロテスクで残酷な話であるものの、桃娘の刹那的な美しさを感じさせられます。この桃娘とは一体どのような少女でなぜ桃娘として育てられたのでしょうか?そして桃娘の都市伝説は真実だったのか徹底的に調査していきます!

桃娘とは!?

桃娘と聞くと可愛らしい現代のイメージをしてしまいますが、実際は相当昔から実在したと言われています。そして桃娘は人間でありながら薬として扱われていたようです。

そんな驚きの一生を送った桃娘は一体どのような少女なのかについてご紹介していきましょう。

桃娘は中国の都市伝説!

桃娘(トウニャン)とは乳離れした時期から桃しか与えず、桃だけを食べるよう徹底した食事管理のもと育てられた少女のことを言います。桃娘は中国で昔から存在した都市伝説と言われていますが、一説には存在しておらず近代で創作されたと言われることも。

桃娘は桃以外で栄養を摂取できないため、常に栄養不足であったことから長生き出来ずほとんどの少女が10代のうちに命を落としたそうです。それ以外にも桃娘は虚弱であるため性交渉に身が持たず行為後に亡くなってしまうとも言われています。

桃娘はアジアのお金持ちから人気があり人身売買されていたと言われていますが、過去形ではなく現在でも桃娘が存在しているらしいと噂されています。

桃娘は秦の時代から存在する!

秦の時代から桃娘は存在したと言われています。中国の秦の時代と言えば何千年も前のことであることから、記録などは残されていなくても伝承で伝わってきた可能性が考えられます。

桃は不老長寿の果実として扱われていた!

桃の原産地は中国で2500年前も昔から栽培されていたそうです。中国では桃は邪気を払う不老長寿の果実として扱われていました。秦の時代の仙樂という本には「桃の木から出る果物の汁を飲むと長生きできる」と書かれています。

そして薬用や観賞用としても好まれていたそうです。桃娘の他にも桃にまつわる伝説も多く、現在でもお祝いの席に桃の形をした桃饅頭を食べる習慣があったりと、桃は縁起が良く厄除けのシンボルとされています。

しかしどんなに桃が素晴らしい果実だとしても、桃のみを食べさせ少女を育てようなんて発想は正気の沙汰ではありません。

桃娘の体液は妙薬だった!?

桃娘は桃しか口にしていないことから、糖尿病となり体臭の他に身体から出る汗や尿は甘いフルーティーな香りがするそうです。その桃娘から出る体液は採取され中国の金持ちに不良長寿の妙薬として扱われたとされています。

桃娘は最終的に性奴隷として扱われた

桃娘の体液が重宝されていましたが寿命が来る前に桃娘は性奴隷としても扱われていました。性奴隷と言っても性交渉に耐えられるほど身体は強くなかったため、一度切りの性交渉後に亡くなってしまうことがほとんどだったようです。そして桃娘との性行為自体にも不老長寿の効果があるとされていました。

体液や性交渉以外では桃娘の肉体にも不老長寿の効果があるとされており、殺害され肉を食べられることもあったそうです。

桃娘の都市伝説はなぜ広まった!?

桃娘は人身売買されていましたが当時では珍しいことでも無かったようです。驚いたことに中国ではカニバリズムの文化があり食肉用の人間(両脚羊)がいたとされています。

このような点が結び付けられたことでリアリティも生まれ、人が惹きつけられる都市伝説が出来上がり桃娘が広まったのかもしれません。

桃娘の都市伝説は嘘だった!?理由まとめ!

桃娘の都市伝説を知れば知るほど残酷で可哀想な話ですが、実際には桃娘は実在したのでしょうか?調べてみると桃娘の都市伝説は真実ではなかった可能性が高そうです。なぜそのような結論に至ったのか理由についてご紹介していきます。

理由①そもそも年中桃を入手することが難しい

桃娘は桃だけを食べ生活していたことから、相当な桃の量が必要となります。秦の時代に貴重な桃を夏以外の季節に手に入れることは困難であったと考えられますし、傷みやすい桃を長期保存する技術もありませんでした。

年中桃を手に入れることはほぼ不可能と考えられる状況の中で、桃だけを食べさせて少女を育てようという考えに及ばないのではないかと推測できます。

理由②歴史的文献に記述がない

随分昔から桃娘が実在したと噂されてきたものの、歴史的文献に桃娘について記録されていないことから信ぴょう性は薄いと言えます。

人身売買をされていた少女から着想を得て作られた話である可能性も考えられます。内容が内容だけに隠蔽されててもおかしくはないのかもしれませんが、桃娘について少しの記述もされていないことから伝承の域を出ないのが現状です。

桃娘は近代の創作である可能性が高い

桃娘はそもそもが小説や何かしらの創作である可能性が高いと考えられます。元となった話を見つけることはできませんでしたが、当時の時代背景も大きく関係していると考えられます。

人身売買が当たり前であった時代に、お金持ちの趣味として桃娘とまではいかなくとも桃娘と近い環境で育てれた少女がいたのかもしれません。

桃娘は現在実現可能!?

桃だけを食べ生活していたと言われる桃娘は、現代では生存することは可能なのでしょうか?実際に桃娘の食生活に近い生活をしている人物がいることが分かりました。そして桃娘が栄養補助食品を摂取した場合についても考察していきましょう。

桃だけでは栄養不足になる

桃だけでは人間の身体を作る上で重要とされるタンパク質などが栄養分が圧倒的に不足してしていることから栄養不足になる可能性は非常に高く、栄養失調で死亡してまう可能性が高いです。

かつ桃の主成分は果糖であり桃だけの食事は糖尿病になりやすく、やはり桃娘は糖尿病でったと言われています。桃娘の体液は甘い香りがする妙薬であると言われていましたが、実際には甘い匂いのする尿が出たのは糖尿病の症状であったと考えられます。

桃だけではないがフルーツしか食べない男性は存在する

桃だけではありませんが、実際に9年間以上フルーツしか食べず、水すらも飲まずに水分もフルーツだけで補い生活している男性が実在しています。そしてこの男性は現在も糖尿病にもならずに健康に過ごしているというから驚きです。

こちらの男性はフルーツを食べ生活したところ、肌がすべすべになり果物に含まれるビタミンCを多く摂っていることから風邪の治りが早くなったそうです。そして驚くべき内容が腸内フローラに変化が起き、赤ちゃんの腸内にしかいないとされる菌が沢山いるのだとか。

無理だと思われていたフルーツ生活を実践し健康に生活している人が実在するのですから、桃娘が実在した可能性はゼロでは無いかもしれません。

桃とサプリなら実現可能!?

サプリで栄養を補った場合、やはり桃だけよりは栄養が摂取できていることから少しは桃娘の寿命が延びると考えられます。桃娘は体臭や体液が甘くフルーティーな香りがする所が良いとされていたようですが、タンパク質の多いプロテインなどを摂取すると体臭や体液が臭くなることがあることから、サプリも摂り過ぎると身体になんらかの変化がある可能性があり桃娘の良いとされる部分が無くなってしまうかもしれません。

しかしサプリを摂ったからと言って、栄養を完全に補えるわけではなくやはり健康に大きな変化はないと考えられ現在でも桃娘のように桃だけの食生活は難しいと考えられます。

桃娘が出る作品まとめ!

桃娘を扱った作品は沢山あるようです。残酷で救われない内容であるにも関わらず、見てはいけない物を見たくなる人間の心理のようなものが働くからかもしれません。桃娘に関する作品はどのようなものがあるのでしょうか?

宝塚歌劇団「虜美人」

宝塚歌劇団のミュージカル作品である「虜美人」は1951年から上演され登場人物に桃娘という少女が出てきます。虜美人と桃娘に共通点があり時代も同じく中国の秦の時代となっています。

しかし虜美人の桃娘はお金持ちの娘で桃を食べた描写もないことから、お金持ちの性奴隷であった都市伝説に登場する桃娘とは全く違う人物であると考えられます。そして虜美人から着想を得て都市伝説桃娘が生まれた可能性もあるようです。

イラストや創作漫画でも!

桃娘はイラストや創作漫画などの題材として度々取り扱われています。悲しく残酷な人生を送る桃娘からは儚さと美しさを想像させることから、桃娘は人を惹きつけるテーマであるようです。

桃娘のような都市伝説・風習を紹介!

桃娘の都市伝説の内容にある食人による不老不死など薬用効果を得るためのカニバリズムの風習について調査した内容をご紹介していきます。

そして桃娘よりも有名な都市伝説であるだるま女について調べていくうちに、ルーツではないかと噂される話が見つかりました。桃娘同様グロテスクな内容となっていますので注意してご覧ください。

①食人

食人は世界各国で噂や報告がされており、人肉は強壮剤や媚薬になる考えられ薬用成分があると信じられていたことは伝説ではなく事実として記録に残されています。人間のミイラには桃娘と同じく不老不死の作用があると考えられており、薬として服用する風習があったとされています。

日本にも人間を薬として考えられていた時代があり、人肉を食べるのではなく肝臓や脳を加工し服用していたようです。このような歴史を踏まえると桃娘に不老不死の効果があるとされていたことは、中世の時代にはさほど珍しいことでは無かったのかもしれません。

②だるま女

だるま女の都市伝説を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?女性が友人とアジアに旅行に行きアパレルショップの試着室に入った後行方不明となり、友人が店員に尋ねても試着室には誰もいないと言われてしまいます。一緒に海外旅行へ行った友人が何年後かに再び海外旅行へ行くと行方不明になった友人が手足を切断され見世物にされているのを発見してしまうという都市伝説です。

だるま女の都市伝説のルーツは昔あった「中国の四肢切断の拷問」や中国の歴史書“史記”に記載されている「人豚」と呼ばれる逸話からきているとも言われています。人豚の内容は漢王朝をおこした劉邦の正妻呂后が夫の側室の手足を切断後に拷問をしたという話で日本人向けにアレンジされたとも噂されています。

だるま女も桃娘と同様にグロテスクで残虐的な都市伝説となっており、一度聞いたら忘れられない内容です。

都市伝説でない桃娘まとめ!

少し不気味な話が続いてしまったので、都市伝説の桃娘とは違う現代で活躍する爽やかな桃娘についてご紹介していきます!現代の桃娘はどんな一体どのような少女なのでしょうか?

岡山駅のキャンペーンガールの桃娘

岡山駅のキャンペーンガールである桃娘は1952年から1996年の間にかけて桃の最盛期である夏の間に桃の消費を全国にPRするための活動をしています。1996年に経費削減のため桃娘の活動は終了しましたが、2011年に山陽新幹線〜九州新幹線の全線開業と直通運転が実施され期間限定ですが桃娘が復活し、5人が選ばれました。

高山やすはさんは4年間もの間桃娘として活躍されているそうです。今年の夏も桃娘として活躍する姿が見られるかもしれません。桃娘はミスコンの要素もあり、これまで桃娘として活動した人数は700人以上を超えるそうです。

四季成りイチゴの桃娘

四季成りイチゴに桃娘という品種があります。イチゴの旬は春ですが、春の他にも夏から秋まで収穫し楽しめるイチゴとなっています。イチゴなのに別の果物の名前が付けられているのは、ピンクから白へと変化する花が咲くからかもしれません。

都市伝説を知らなければ「桃娘」というネーミングはピュアで健康的な可愛らしい少女をイメージすることができますね。

桃の節句ひな祭りにも都市伝説が!

桃の節句と言えばひな祭りですが、意外なことに明るいイメージであるひな祭りに纏わる都市伝説があるようです。幼少時代に聞いたお雛様の言い伝えや、誰もが一度は歌ったことのある「うれしいひな祭り」の都市伝説について調査してみました。

お雛様しまい忘れると嫁に行き遅れる

「節句」という言葉は実は中国から「上巳の節句」という邪気を払う儀式がもとになっており季節の分け目のことを言います。奇数の数字が重なる日は厄日と考えられていたため邪気を払うために節句が行われるようになりました。

桃の節句とは3月3日女の子の健やかな成長を願うための日であり、桃の花を飾る風習があります。他の節句では七夕の節句には笹を、端午の節句には菖蒲をと節句事に飾る花が違っていることから季節の変化を楽しむことが出来ます。

お雛様をしまい忘れるとお嫁に行くのが遅れると言われる都市伝説のような言い伝えがありますが、実際には子供に早くお雛様を片付けさせるために作られた迷信のようです。

童謡「うれしいひな祭り」の都市伝説とは

桃の節句に歌われる「うれしいひな祭り」は佐藤八郎(サトウハチロー)さんが作詞されており曲は河村直則さんが作曲されています。歌詞を書いた佐藤八郎さんは他にも「小さい秋みつけた」「リンゴの唄」など名曲を手掛けています。

実はこの佐藤八郎さんが書いた歌詞が驚きの内容だったのです。佐藤八郎さんは妻と離婚して1人で三人のお子さんを育てており、母親がいない我が子のために「うれしいひな祭り」を作詞されたそうです。そんな温かいエピソードのある歌詞には「お嫁にいらした姉様によく似た官女の白い顔」という一節があります。

この歌詞は佐藤八郎さんがお嫁に行く直前に18歳という若さで結核で亡くなってしまった姉を思い書かれた歌詞だそうです。この「白い顔」の言葉には様々な説があるのですが、お姉さんが病気であったため顔が白かったなど外見の特徴を歌っているのではと噂されています。

桃の天然水にも都市伝説があった?

清涼飲料水「桃の天然水」は1998年に華原朋美さんが「ヒューヒュー」と連呼した可愛らしいCMが話題となり年間1600万ケースを売り上げるほどの大ヒットとなりました。しかし出演した女性タレントは皆不幸に見舞われると噂されているようです。

桃娘と同じく桃に纏わる都市伝説ということでCM出演後トラブルにあったと噂される人物を紹介していきましょう。

華原朋美(1998年)

当時大人気であった華原朋美さんが出演したことで、売れ行きが良くなかった桃の天然水が一気に人気となり爆発的ヒットとなりました。人気もあり順風満帆であったように見えたのですがCM出演後に当時熱愛中だった小室哲哉さんと破局、自宅で調理中にガス中毒を起こし入院、所属事務所も解雇されてしまうという不幸の連続に見舞われます。

休養を経て2006年に再び桃の天然水のイメージキャラクターとして起用されましたが、その後体調を崩しており芸能界に復帰するまで長期間の休養が必要となりました。

浜崎あゆみ(1999年)

CM出演後に初のコンサートツアーの多忙さが災いして内耳性突発難聴に。医師にはすぐ治療するべきと診断されましたが、浜崎あゆみさんはツアーを優先させたことで左耳の聴覚を失っています。

村田洋子(2000年)

グラビアや女優として活躍していましたがCM出演後に病気治療を理由に突然引退を発表しています。2003年に芸能界復帰した際に「慢性的に腰を痛めていた」と身体の病で引退したことを明かしています。

吉井怜(2000年)

桃の3人娘としてCMに出演後に急性骨髄白血病を発症し抗がん剤治療を受けています。母親から骨髄提供してもらい闘病を経て2016年に俳優の山崎 樹範さんと結婚されています。

神戸みゆき(2000年)

CMに出演後も芸能界で活躍していましたがミュージカルを体調不良のため降板後、入退院を繰り返していたそうです。その後2008年に24歳の若さで心不全でお亡くなりになっています。

ローラ(2013年)

TVで見ない日はないのではないかと思ってしまうほど活躍していたローラさんですがCM出演後に父親が海外療養費搾取で逮捕されています。

出演後トラブルにあったと言われる人物を紹介してきましたが現在も変わらず活躍しているる人も多く、CM出演後何事も無く無事だったタレントさんもいるので何とも言えませんが、確かにここまでトラブルが連鎖しているのを見ると都市伝説になってしまうのも納得です。

桃娘の都市伝説はこれからも噂され続けるでしょう

桃娘の都市伝説はフィクションであった可能性は高そうですが、現在とは違い人身売買が当たり前の時代であったことから話に真実味が帯びたと考えられます。むしろ桃娘のような不幸な人生を送った少女が実在しないことを願うばかりです。

桃娘の都市伝説の内容は残酷でありながら艶めかしく、一度話を聞いたら忘れられないインパクトがあります。近代の創作だったとしてもとても興味深い話であることから、アレンジやリメイクが施され新しい作品になった桃娘を目にする機会があるかもしれませんね。

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