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星島貴徳が自殺して死亡?家族や父親がヤバイという噂は本当?

江東区マンション神隠し殺人事件の犯人である星島貴徳が服役中に自殺して死亡したという噂が出ています。星島貴徳の現在や、生い立ちや家族、父親がヤバイという噂は本当?星島貴徳はなぜ犯行を行ってしまったのか。星島貴徳についてまとめました。

【この記事は2020/04/01に更新されました。】

 

江東マンション神隠し殺人事件とは?

「神隠し」とは人が突然いなくなるという意味を持つ言葉です。「神隠し」と言えば、ジブリアニメの「千と千尋の神隠し」を思い出す方も多いのではないでしょうか。

今から10年ほど前、まさに「神隠し」にあったような事件が発生しました。とあるマンションで一人の女性が忽然といなくなったのです。

その女性がいなくなったのは「神隠し」にあったからではなく、犯人、星島貴徳による身も毛もよだつ悪魔の所業によるものだったのです。

2008年会社員の女性が姉と住んでいるマンションから失踪

星島貴徳と同じマンションに住んでいた被害者の女性会社員は、姉と同じ部屋に住んでいました。
このマンションは防犯設備が整っている事が特徴のウォーターフロントのマンションです。直前まで連絡が取れていた妹と連絡が取れなくなった姉が帰宅すると、同居している妹がいない事に気づきました。この後警察に連絡して事件が発覚します。

監視カメラにはマンションから出た形跡はなかった

被害者女性の姉から連絡を受けた警視庁の刑事が、警察が実況見分を開始しました。マンションの防犯カメラを確認しましたが、被害者女性がマンションから出た形跡はありませんでした。

防犯設備が整っているマンションから外出した形跡がなく、唐突に姿を消したという事で、マスコミは「神隠し事件」として報道しはじめました。

警察が捜査を開始したとき、星島貴徳はまさに犯行中だったという事を知るものは、星島貴徳と被害者女性以外にいませんでした。

事件発生1ヶ月後に隣人の星島貴徳が逮捕される

事件発生から約1ケ月後、警察の必死の捜査により犯人が逮捕されました。被害者女性が住む部屋から2つ隣に住む星島貴徳という男でした。

犯人である星島貴徳は被害者女性宅への不法侵入容疑で逮捕されますが、後に死体損壊、死体遺棄、殺人で再逮捕されることになります

江東マンション神隠し殺人事件の経緯

不法侵入で逮捕された星島貴徳は、その後、死体損壊、死体遺棄、殺人で再逮捕されます。犯人の星島貴徳が自供した事件の全貌は、身勝手、且つ、猟奇的なものでした。

犯行の経緯について、詳しくご説明します。

事件当日被害者の帰宅を待ち伏せした星島貴徳

この事件発生のきっかけは、犯人の異常な性癖によるものと言って過言ではありません。

犯人の星島貴徳は、犯行実施を金曜日と定めていました。なぜ金曜日に設定したかというと、女性を性奴隷とする為と考えていたからです。

金曜日に拉致し、週末にかけて性的快楽を与え続けて調教すれば、性的に従順な人格を書き換えられると考えていたようです。

2つ隣の部屋に女性が入居していることを事前に知っていた犯人は、被害者女性の部屋のカギが開く音を耳を凝らして待ち構えていたのです。

帰宅の音を確認し被害者宅へ侵入

犯人の星島貴徳は拉致を成功させる為、普段から被害者女性がカギを開ける音をドア越で聞いており、ついには聞き分けができる程になっていたそうです。

犯行日の19:30頃、被害者女性が帰宅します。「いつもと同じ音だ!」そう思うとタイミングを図りました。タイミングが早ければ大声を出され、タイミングが遅ければドアを閉められると考えたからです。

ドアが閉まるその瞬間、扉の隙間に手を差し入れ、室内に侵入しました。押し入った時、被害者女性はブーツを脱いでいる所でした。

不審者に侵入され、被害者女性は悲鳴を上げます。悪夢の始まりでした。

被害者を殴り自宅に連れ込む

見知らぬ不審者の侵入に驚き、被害者女性は悲鳴を上げ、犯人を外に押し出そうと抵抗します。

このままではまずいと思った犯人、星島貴徳は被害者女性をおとなしくさせるため、手加減せずに顔面を殴りつけました。

殴られた被害者女性は、ぐったりし、抵抗をやめました。その後、女性の部屋に侵入し、拘束する為の衣服を物色します。

そして、部屋にあった衣類を利用して拘束した女性に、台所にあった包丁を突き付けて女性を脅迫し、2つ隣の自室に連れ込みました。

被害者女性は殴られた事で出血して血痕を残しました。これが事件発覚を早める一因となったのです。

被害者と同居する姉が通報

犯人である星島貴徳は被害者女性が実姉と同居しているとは知らずに被害者女性を拉致していたのです。

犯行の1時間程経過した20時30分頃、姉が帰宅すると自宅のドアに鍵がかかっておらず、妹の姿も見かけない事に気づきました。

ゴミステーションや駐車場に妹を探しに行きましたが、姿が見えません。自宅に戻り、改めて確認すると、壁には血痕が残っており、ピアスキャッチが落ちている等、不審な点が多数あった為、警察に通報しました。

被害女性の失踪がニュースで報道される

被害女性の姉からの通報を受け、警察は捜査を開始しました。防犯設備が完備されているマンションで、人が忽然と姿を消したこの事件は「神隠し」事件としてマスコミはセンセショナルに報道し始めます。

防犯カメラで被害者女性がマンションに入る所を確認できましたが、マンションの外に出た事を確認できませんでした。

監視カメラの分析結果から、捜査はマンション内にいるという想定で進められましたが、血痕が残っているという証拠はありましたが、犯人につながる証拠が見つからず、徐々に操作が難航していきます。

警察の捜査が開始された事を知った、星島貴徳は身勝手な犯行を犯します。

事件発覚を恐れて被害者を殺害する

被害者女性から通報を受けた警察は、実況見分を開始し、捜査が始まりました。監視カメラの映像を確認する限り、マンション外には移動していない事を確認すると、マンション内を重点的に捜査したのです。

犯行から3時間程経過した22時40分頃、外の様子が騒がしくなった事に気づいた星島貴徳が、玄関から出ると被害者女性宅の前に大勢の警察官がいる事を確認します。

当然、警察官は被害者女性の行方について尋ねましたが、星島貴徳は知らないと回答します。想定以上に発覚が早かった為、逮捕される恐怖から被害者女性を自宅から消去する方法を考えます。

殺害して運び出す。悪魔の所業そのものでした。

遺体をバラバラに切断し証拠隠滅を図る

殺害を決意した星島貴徳は、被害者女性の首に包丁を突き刺して殺害します。突き刺してもすぐには亡くならなかった為、心の中で「早く死んでください」と思ったそうです。

5分経過しても亡くならなかった為、包丁を抜いて失血死させました。その後、遺体を隠すため、ご遺体をバラバラに切断してトイレに流しました。

ご遺体の切断には時間がかかります。切断した遺体は冷蔵庫やダンボールに隠し、部位ごとに切断してはトイレに流しておりました。

途中、警察が訪ねてきた時には部屋の中に通し、遺体が入っていないダンボールを見せた後、遺体の入っているダンボールの確認を促す等、大胆不敵な行動を行いました。

犯人に結びつける証拠がなく、星島貴徳が警察の捜査を欺く行動を取っていた事もあり、犯人逮捕には1ケ月の時間を要しました。

星島貴徳の生い立ち

隣人を拉致して性奴隷にするという発想、そして、それが可能だと思っていた星島貴徳。犯行が発覚し、社会的地位を失う位なら他人の命も奪うという身勝手な行動を取りました。

星島貴徳はどのような人物なのでしょうか?その生い立ちについて調べてみます。

岡山県に生まれる

星島貴徳は昭和50年1月に4人兄弟の長男として岡山県で生まれました。父親は転勤が多い職業で、かなり厳しい人だったようです。

公判での星島貴徳の証言では両親に恨みを持っていたようですが、母親の母親の証言によると、幼い頃から良い子だと思っていたようで、このような事件を起こすとは思っていなかったようです。

母親の証言通りなら、なぜ良い子がこのような恐ろしい事件を起こしたのでしょうか?答えは幼い頃に受けた事故と父親の仕打ちによるものようです。

1歳で大火傷を負う

星島貴徳が1歳11ケ月の時、猫を追いかけて遊んでいたときに、浴槽の蓋に乗った所、蓋が落ちてそのまま浴槽に落ちるという事故がありました。

浴槽には熱湯が入っており、命はとりとめたものの両足に跡が残るほどの大やけどを負ったのです。

心無い小学校の同級生からはやけどの跡をからかうようなイジメを受けるようになり、父親に泣きながら相談した所、「そんな事で泣くな」と叱咤されたようです。

「人は見かけではない」という理由でやけどの跡が見える半ズボンをはいて学校に行かせていた事がイジメのきっかけになったようです。

母親に相談しても父の耳に入って叱咤さる事が多く、だんだん両親を信用しなくなった事を公判で証言しています。

同級生からのイジメや、親の理解を得られないという環境によって、見た目良い子が、精神的に、ねじ曲がっていきました。

高校卒業後大手ゲームメーカーに就職

普通の小学生同様、星島貴徳はゲームが好きだったようです。親の証言によると猟奇的なものではなく、ファイナルファタンタジーや、ドラクエ等の至って普通のゲームで遊んでいたそうです。

ゲーム好きが高じ、高校の情報処理科を卒業した後、大手ゲームメーカに就職しました。
ゲームメーカーへの就職はゲームが好きという事だけでなく、両親から離れたいという思いもあったようです。

しかしながら、希望通りの企業に就職できたと思われたものの、配属先がゲームセンターの店長という、プログラミングには無関係の部署だった為、4年ほどで退社しました。

事件当時は派遣社員としてコンピューター会社に勤務

大手ゲームメーカを退社した星島貴徳は、ソフトウェア会社に派遣社員として勤めます。職場の評判は非常に高く、技術だけでなく、部下育成の評判も高かったようです。

雇用形態が請負だったようで、正確には個人事業主として会社と契約していたようです。報酬は月50万円でした。

個人事業主である為、社会保障費は報酬から個人で納めなければなりませんが、星島貴徳は報酬をすべて浪費していたようです。

出勤にもタクシーを利用し、おつりを受け取らない等、タクシー運転手の間では上客として評判だったようです。

タクシーでの出勤は自分は他人とは違うという優越感を得る行動だったようです。幼い頃に受けたトラウマが歪んだ優越感を求めたのでしょうね。

星島貴徳はサイコパスだった?

異常な事件を起こしても平然といられる犯罪者をサイコパスと呼びます。星島貴徳もサイコパスだったのでしょうか?

事件に至る前、事件後の行動から、掘り下げてみたいと思います。

四肢切断に異常な執着があった?

星島貴徳にはプログラマーとしての顔と、異常な性癖を持つ異常者としての顔があったようです。

犯行前の星島貴徳の行動を調べてみると、自信のmixiのプロフィール欄には「だるま、ダルマ、達磨、四肢切断」と記載されておりました。

四肢切断に異常な執着を持っていたようで、四肢切断した女性のアニメ絵をアップロードしていたり、女性を四肢欠損させた同人誌を制作していました。

星島貴徳のやけどのトラウマや女性と交際できないというコンプレックスから生まれた歪んだ性癖だったようです。

性奴隷にするために拉致した?

星島貴徳の歪んだ性癖は想像力を欠如させていたようで、女性を拉致して2日間に渡って性的快楽を与え続けると、従順な性奴隷になると思い込んでいたようです。

奴隷化できれば日曜日の夜に開放しても、訴えらえることはなく自分に従順に従うはずと思い込み、金曜日の夜に犯行を実行しました。

実際にはそんな事は起こるはずもなく、恐らくビデオや同人誌の影響でそのような思い込みができたのでしょう。

証拠隠滅の方法がヤバい

被害者女性を殺害後、星島貴徳は、ノコギリと包丁でご遺体をバラバラに切断し、冷蔵庫やベット下のダンボールに隠しました。

その後、悪魔所業ともいえる、ご遺体の解体を自分の保身の為だけに行いました。

  • 手足の肉をはぎ取り、細かく刻んでトイレに流す。
  • 胴体から肉をはぎ取り、細かく刻でトイレに流す。
  • 取り出した内臓を細かく刻でトイレに流す。
  • 頭から頭皮を耳や鼻、唇ごとはぎ取り、細かく刻でトイレに流す。
  • 眼球をえぐり出し、細かく切り刻んでトイレに流す。
  • 頭蓋骨をノコギリで切って、脳を取り出し、トイレに流す。
  • 骨をノコリギリで細かく切って、ゴミステーションに廃棄。

同人誌で四肢切断の同人誌を制作していたからなのでしょうか?躊躇なく解体を行い、事件から2週間程、経過した5月1日には処理を完了しました。

逮捕前にはマスコミのインタビューに平然と答える

殺害翌日、犯人の星島貴徳は靴を購入する為に、マンションから外出します。靴の購入の理由は、またも保身の為の行動でした。

警察の鑑識がマンション通路に残された足跡を採取していると考えた星島貴徳は、新しい靴に交換すれば不審者リストから外れると考えたからです。

靴を買いに行く際、マンションは多くのマスコミに囲まれておりました。インタビューに応じなければ怪しまれると思った星島貴徳は、平然とインタビューに答えております。

江東マンション神隠し殺人事件逮捕から裁判まで

猟奇的な犯行を行った星島貴徳が逮捕され、その後の裁判でどのような判決を受けたのでしょうか?

「神隠し」事件として世間を騒がせたこの事件の結果について、ご説明したいと思います。

事件発生から1ヶ月後に逮捕

遺体を隠したダンボールをわざと提示する等、人間心理の裏をかいて警察の捜査を逃れていた星島貴徳ですが、ついに決定的な証拠を突き付けられ逮捕されます。

逮捕は事件発生から1ケ月程経過した5月24日、星島貴徳は逮捕されます。逮捕前の5月21日、警察は星島貴徳の指紋を再度採取しました。その指紋と被害者女性宅に残された指紋が一致したのです。

逮捕されてからも、星島貴徳の頭にあったのは体面の保全。例え逮捕されても冤罪であることを訴えていれば体面が保てるという事しか考えていなかったそうです。

そんな星島貴徳でしたが、捜査担当刑事の『被害者家族に申し訳ないとは思わないのか?』という言葉に崩れた星島貴徳は、翌日には犯行を認め、女性殺害について自供を始めました。

第一審判決

検察からの起訴内容は殺人、死体損壊、死体遺棄、住居侵入、わいせつ略取の計5つの罪でした。星島貴徳本人と弁護人は起訴事実を認めたので、量刑を争う裁判となりました。

罪を認める前の星島貴徳は容疑について、でっちあげ、誰かにハメられた等の言い逃れを主張しておりましたが、罪を認めた後は正直に事実を語りました。

裁判では、「死を以てお詫びするしかない」と述べ、遺族に向かい謝罪の言葉をかけて反省している態度を取りました。

検察側は星島貴徳の異常性やと遺族の報復感情を考慮し死刑を求刑、弁護側は幼い頃に負ったヤケドによるコンプレックスを考慮し情状酌量を求めました。

第一審の判決は無期懲役でした。

控訴審判決

検察側は、第一審の判決である無期懲役は事件の凶悪性、危険性から考えて軽すぎるとして、死刑を求めて控訴しました。なぜか、控訴審には星島貴徳は出廷せずに進められました。

控訴審には被告の出廷義務がなく、星島貴徳本人が死刑を望んでいる為、出廷しないと書面を提出したからです。

星島貴徳が出廷せずに結審した控訴審は、死刑をやむを得ないとは言い切れない事を理由とし、第一審判決を指示して控訴を棄却しました。

星島貴徳はなぜ死刑にならなかった?

自己中心的な理由で殺害され、残忍な方法で遺体を遺棄した星島貴徳が、なぜ死刑にならなかったのでしょうか?裁判所の判決理由を確認すると、

  • 殺害方法は執拗な攻撃を加えたものではなく、残虐極まりないとは言えない。
  • 本人が深く罪を悔いている。
  • 前科などもなく、自らの罪を悔いて謝罪の態度を示し、矯正の可能性がある。
  • その終生の間、生命の尊さと自己の罪責の重さを真摯(しんし)に考えさせるとともに、被害者女性の冥福を祈らせ、贖罪(しょくざい)にあたらせることが相当と判断した。

との記録がありました。これらの理由の他に、他の判例と照らし合わせた結果であるとも言われております。

江東マンション神隠し殺人事件のその後と現在

犯行が行われたマンションや、犯人である星島貴徳は現在、どうなっているのでしょうか?世間を震え上がらせた凶悪事件のその後について、調べてみました。

星島貴徳は獄中で自殺した?

この事件の犯人だった星島貴徳が獄中で自殺したという噂があります。結論としては自殺したというのはデマのようです。

星島貴徳が服役していると思われる刑務所で2件の自殺があったようです。自殺した受刑者の名前が報道されなかった為、もしかして星島貴徳が自殺したのでは?という所から噂が広まったようです。

事件が起きたマンションの現在

オートロックや監視カメラを装備した安全なマンションとして人気だった、このマンションは星島貴徳によって引き起こされた事件の為、事故物件となってしまいました。

事件発生直後は退去者が続出しておりましたが、現在はオーナーが変わり、家賃やマンション名も変わって、徐々に入居者が増えているようです。

神隠し事件から学ぶもの

いかがだったでしょうか?

江東区マンションで発生した神隠し殺人事件は、犯人の星島貴徳が被害者をバラバラにしてトイレに流すという、とてもショッキングな事件でした。

この事件から、セキュリティを謳っているマンションでも決して安心はできないという、都会の闇を垣間見ることができます。

又、幼少期の育成に問題があると、歪んだ人格が形成されてしまう可能性があるという事も考えさせられる事件だったのではないでしょうか。

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