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    【上級国民】飯塚幸三はなぜ逮捕されない?息子や孫も権力者だった?

    2019年4月19日、東京、池袋の交差点で起きた「池袋暴走事件」。飯塚幸三の運転する自動車が150メートルに渡り暴走し、合計10名の死傷者がでました。母と娘の親子が死亡したのに、飯塚幸三が逮捕されなかった理由は?飯塚幸三の経歴や嫁、息子、孫についても調査!

    池袋暴走事件の飯塚幸三逮捕は無理?息子や経歴も調査!

    東池袋自動車暴走死傷事故を起こした飯塚幸三さんが、なぜ逮捕されないのか。事故から三か月あまり経った現在も明らかになっていません。事件の詳細とともに逮捕されない理由や輝かしい経歴について迫っていきます。

    そして、同乗していた妻や息子、孫の噂についても調査してみました。残された遺族が会見で訴えた内容や活動についてもご紹介していきます。

    池袋暴走事件とは

    高齢者ドライバーが起こした自動車事故により、沢山の負傷者が出てしまう事態となった池袋暴走事件の事故現場はどこだったのでしょうか?そしてこの事故で被害にあった負傷者はどのくらいいたのでしょうか?

    事故現場は?

    2019年4月19日の午後12時半頃、東京都豊島区の東京メトロ東池袋駅付近の交差点で事故は起こりました。JR池袋駅から1kmほど離れたサンシャインが近い場所で、人通りも比較的多い場所であったことから、沢山の被害者が出てしまう事態となりました。

    死傷者10名を出す自動車事故

    飯塚幸三さんが運転する乗用車(プリウス)は150メートルにわたり暴走、赤信号を無視してそのまま交差点に突っ込み、次々と人をはねゴミ収集車に衝突しています。事故の被害は大きく、運転していた飯塚幸三さん(事件当時87歳)を含む合計12人が負傷しました。

    母と娘の2人が死亡

    松永真菜(まな)さん(31歳)と娘の莉子(りこ)ちゃん(3歳)が、自転車で横断歩道を渡っている最中に事故にあい死亡しました。事故現場には松永真菜さんが乗っていた電動アシスト自転車が真っ二つの状態で散乱していたことから、事故の衝撃が相当なものであったと考えられます。

    松永真菜さんの夫と真菜さんは、事故当日テレビ電話で「定時で帰るよ。待っててね。」と会話しており、事故はその20分後に起こっています。

    事件詳細とその後

    沢山の負傷者が出た大事故の後の警察の対応は、一体どのようなものだったのでしょうか?そしてドライブレコーダーには事故直前の飯塚幸三さんと妻の会話が記録されており、事故後息子に電話をかけていたことも明らかになっています。その時の会話はどのような内容だったのでしょうか?

    警察の対応

    車を運転していた飯塚幸三さんは事故を起こした後、胸の骨折や左膝のけがで入院となった後、警察に自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで任意の事情聴取をされています。

    事故により何の過失もない2人の命が奪われたにも関わらず、飯塚幸三さんが逮捕されることはありませんでした。ネット上ではこの警察による対応について疑問視する声が多数寄せられる事態となりました。

    ドライブレコーダーの記録

    飯塚幸三さんが運転していた車のドライブレコーダーには、助手席に座る妻との会話が記録されていました。

    事故を起こす直前の左カーブ付近でスピードを上げ走っていたことから、同乗者の妻が「危ないよ、どうしたの」と声を上げています。運転していた飯塚幸三さんは「あー、どうしたんだろう」と答え、その直後に車道左側のガードレールに接触。しかし車は止まらず更にスピードを上げ、交差点に突っこみ事故を起こしています。

    事故直後息子に電話

    事故直後に、飯塚幸三さんが息子に電話で「アクセルが戻らなくて、人をいっぱいひいちゃった」と動揺しながら話している音声がドライブレコーダーに残されていました。この時に飯塚幸三さんが、息子に自身のFacebookなど個人情報を削除するように指示したのではないかと噂されています。

    事故後すぐに飯塚幸三さんのFacebookやTwitterが削除されており、自宅の電話の解約も済んでいたことから、救急車よりも自己保身を優先させたのではないかといわれています。自宅のストリートビューにもモザイクがかかっていたことから、手際が良すぎると話題になりました。

    事故原因は運転ミスだった

    飯塚幸三さんは事故原因について「アクセルが戻らなくなった」「ブレーキを踏んだが利かなかった」と運転ミスではないと訴えていますが、車を調べた結果不具合が見つかりませんでした。事故原因はアクセルとブレーキの踏み間違いで起こったと推測されています。

    そして事故直前に縁石に車のホイールが接触した形跡があったことから、車が縁石に接触し飯塚幸三さんがパニックを起こしてしまった可能性があるとも推測されています。

    被害者に謝罪

    飯塚幸三さんは5月18日に退院、その後目白署の入り口で報道陣に問いかけられ「申し訳ありません」と被害者に謝罪しています。また、重症を負った被害者男性(78歳)の1人に謝罪の手紙を送っていたことがJNNの取材で明らかとなっています。

    手紙には謝罪の言葉の他に「事故により負傷された方々のお名前が、つい先頃まで私共に知らされなかった ために、お詫びが大変遅れましたことも、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪が遅れた理由について書かれていたそうです。

    飯塚幸三が逮捕されない理由とは?

    飯塚幸三さんが逮捕されない理由は、一般人とは違うある“特権”があるからでなはいかと噂されています。その特権は何なのでしょうか?

    そして同じく事故で死亡者を出した元フジテレビアナウンサーの千野志麻さんも、同じ理由で逮捕されなかったのではないかといわれています。2人の共通点についても見ていきましょう。

    上級国民だから?

    飯塚幸三さんが逮捕されない理由は、元通産省工業技術院の元院長であることや、各種団体・企業の重役を歴任した輝かしい経歴もあることから、ネット上では「“上級国民”だから逮捕されないのではないか」と噂されています。

    21日に神戸市でも神戸市営バスが横断歩道に突っ込み、8人が死傷する大事故がありましたが、事故を起こしたバスの運転手(64)は、自動車運転処罰法違反容疑で逮捕されています。

    事故の状況が似ているにも関わらず、飯塚幸三さんだけが逮捕されていないことから、上級国民と一般国民の違いと捉える人が圧倒的に多かったようです。

    警視庁のコメント

    警視庁は飯塚幸三さんを逮捕しない理由は、飯塚幸三さんが胸骨骨折により入院しているため逃亡や証拠隠滅の恐れがないためと発表しています。

    そして仮に逮捕するのであれば退院直後となるのですが、留置に耐えられる状態ではないため配慮した形となったともいわれています。しかし、退院した現在も飯塚幸三さんは逮捕されていません。

    千野志麻アナの死亡事故と同じ?

    アナウンサーの千野志麻さんも2013年に駐車場内で男性(38歳)を車ではねています。被害男性は搬送先の病院で死亡。事故後、千野志麻さんは自動車運転過失致死の疑いで静岡県沼津警察署により書類送検されています。

    しかし、結果的には千野志麻さんは静岡簡易裁判所から100万円の罰金を処され、即日納付し逮捕されることはありませんでした。

    千野志麻さんは父親が政治家で、夫も福田康夫元首相の孫であることから、親族が警察に圧力をかけ、逮捕されなかったのではないかと噂されています。

    飯塚幸三の経歴

    飯塚幸三さんの経歴が注目され話題となり、経歴が輝かし過ぎるため警察やマスコミが忖度したのではないかと噂されています。上級国民といわれる経歴はどのような内容なのでしょうか?飯塚幸三さんの生い立ちから見ていきましょう。

    生い立ち

    飯塚幸三さんは1931年に東京府豊多摩郡中野町(現在の東京都中野区)で生まれました。東京府立第四中学校、(現在の東京都立戸山高等学校)を卒業後、旧制浦和高等学校に進学しています。

    学歴

    高校卒業後は東京大学工学部応用物理学科に進学し卒業。その後も東大の大学院に進学し、1972年に博士号(工学博士)を取得しています。飯塚幸三さんは学生時代から頭脳明晰だったようです。

    元通産相の官僚

    東大の大学院を卒業後、1953年に国立の研究機関である当時の工業技術院中央計量検定j所に入所。当時は就職難であったことから、この研究所に就職することは飯塚幸三さんの希望ではなかったようです。

    しかし、この後も輝かしいキャリアを重ねており、1953年に旧通産省に入省、元工業技術院長を務めています。1989年に機械振興協会の副会長に就任、その後農業機械メーカーで有名な「クボタ」の副社長に就任。その他にも飯塚幸三さんは、様々な組織で会長や理事を歴任しています。

    2015年には通産行政事務功労に対して瑞宝重光章を叙勲。国から勲章を授与されるなんて飯塚幸三さんがエリート中のエリートであることがよく分かりますね。

    飯塚幸三の家族

    飯塚幸三さんが事故を起こした時に同乗していた妻や、事故後連絡をとっていた息子、孫までもネット上でどのような人物なのか話題となっています。噂通り、息子は警察関係や弁護士なのでしょうか?車に同乗していた妻は罪に問われたのかについても調べてみました。

    飯塚幸三の嫁

    飯塚幸三さんの妻は80代と報道されていることから、飯塚幸三さんと同年代であるようです。事故を起こした時も助手席に同乗しており、飯塚幸三さんがハンドルを誤った時に「危ないよ」と注意を促しています。飯塚幸三さんの妻は事故に関して罪に問われることはないそうです。

    しかし、事故を起こす前から飯塚幸三さんはマンションの駐車場で何度もハンドルを切り返し、妻が外に出て「もっと右に寄せて」と指示を出している姿を目撃されていました。

    この行動から飯塚幸三さんの妻も運転がおぼつかない状態であることは、気づいていたと推測できます。この時期に運転を控えるように説得できていれば、事故は防げたと考えると残念でなりません。

    息子の職業は検事?弁護士?

    飯塚幸三さんが逮捕されなかったため、息子が警察関係や弁護士などの仕事をしているからではないかと噂されていましたが、あくまで噂の域であり信憑性のある情報はありませんでした。

    飯塚幸三さんの事故後の個人情報の削除するスピードを考えると、息子も自身のSNSなど個人情報に繋がる恐れがあるものは、すぐ削除したと推測できます。

    息子はクボタの人間?

    クボタの執行役員に飯塚智浩さんという人物がいたことから、苗字が同じであることから飯塚幸三さんの息子ではないかと噂が広まりました。

    しかしこの噂はデマであったことが判明。クボタ側が「当社現執行役員の飯塚智浩と元副社長の飯塚幸三氏との間に縁戚関係等はありません。」と否定しています。

    飯塚幸三さんも退職していることからコメントは差し控えさせて頂くとも書いており、現在は無関係であることを強調しています。

    息子も被害者に謝罪

    事故後、飯塚幸三さんの息子が代理人とともに骨折で入院中の80代の被害者女性の元にお見舞いに行き、謝罪しています。被害者女性は謝罪する息子の様子についてこう述べていました。

    「かなり神妙な面持ちで対応していたと思います。当然、被害に遭われた被害者への償いもそうですが、きょう来られた息子さんを見ておりますと、やはり自分自身の周りに対するそういった影響もあるということで、非常に表情を見ていても思うところがございました。」

    被害者の方が一番辛い思いをしていることは間違いありませんが、加害者側の親族も見て分かるほど憔悴していたようです。

    孫は誰?

    飯塚幸三さんには孫もいることが分かっていますが、息子と同様に人物に繋がる情報は分かっていません。ネット上では飯塚幸三さんの血縁者の人物特定に必死になっているようで、信憑性に欠けるデマも多く出回っています。

    ネット上で個人情報を特定しようとする人達は、孫が事故と無関係であることを忘れないで欲しいですね。

    遺族について

    東池袋自動車暴走事故により最愛の妻と娘を奪われた被害者遺族が、会見を開き辛い胸中について語っています。飯塚幸三さんはこの会見を見たのでしょうか。三度目の記者会見では、昨年の父の日に撮影した娘とのサプライズ動画も公開していました。

    奪われた将来

    この事故で死亡したのは松永真菜さんと当時3歳の松永莉子ちゃんの2名。事故直後に夫が会見を行っています。真菜さんの夫は「娘はこの先どんどん成長し大人になり、私と妻の元を離れ妻と寿命が尽きるまで一緒にいる。そう信じていましたが、たった一瞬で私たちの未来は奪われてしまいました。」と悔しさを滲ませながら辛い心情について語っています。

    真菜さんは優しくとても恥ずかしがり屋で、控えめな性格だったそうです。しかし真菜さんの夫は、妻と娘が生きていたことを現実的に感じて欲しいと考え、苦渋の選択で真菜さんと莉子ちゃんの写真を公開しています。そして運転に不安がある場合は運転を控えて欲しいと訴えました。

    父の日のビデオを公表

    真菜さんの夫が事故から3ヵ月たった7月19日に会見し、現在の心境を語っています。また、真菜さんが撮影した動画を公表しています。

    動画には娘の莉子ちゃんが父の日に一生懸命に描いた似顔絵と、真菜さんと作った手作りケーキをプレゼントする姿がありました。また、自分の顔が描かれた似顔絵を見て、男性が「嬉しい、ありがとう」と涙ぐむ場面もあり、娘の成長を喜ぶ家族だんらんの様子が映されていました。

    厳罰を求める署名活動を行うことを公表

    遺族の男性は「厳罰を求めるために後悔しないように、できることはなんでもやろうと思う」と話し、ブログを開設し署名活動を行うことを公表しました。

    事故当時は生きる意味を見失ったが、現在は親族や友人のサポートを受け、前を向き生きていこうと考えていると語っています。

    そして署名活動を行う理由について、「最愛の2人を奪った罪を償って欲しい」「「繰り返される交通死亡事故に警鐘を鳴らすため」だと訴えました。

    上級国民とは

    池袋暴走事件をきっかけに「上級国民」という言葉を、ネット上で見る機会が増えたと感じる人も多いのではないでしょうか。上級国民とはどのような人物を指すのかご紹介していきます。

    皮肉から生まれた言葉

    上級国民とは2015年9月1日以降にネット上で広まったといわれています。東京オリンピックのエンブレムを決める際に、武藤敏郎総長が「一般の国民の方々」「一般国民」という言葉を使用したことから「上から目線だ」と批判の声が上がりました。

    この時の「一般国民」の対比として皮肉を込め作られた言葉(ネットスラング)が「上級国民」です。この時の一般国民は「デザイナーではない一般人」を意味していましたが、現在では「特権階級」「上級階級」を指して使われることの方が多いようで、意味合いが変わってきています。

    上級国民になるには

    罪を犯しても上級国民だから逮捕されないと噂される人たちには共通点があり、その共通点が上級国民の条件になったと考えられます。

    条件には「年収が1000万円以上ある人」「官僚や役人など政治に関わる人物であるまたはその血縁者や家族」「弁護士や医師、学者であるまたはその血縁者や家族」などが挙げられています。

    条件を見てみると上級国民と呼ばれている池袋暴走事件の飯塚幸三さんや、千野志麻アナウンサーが当てはまっていますね。

    千野志麻アナウンサーの記事もご覧ください。

    同じ過ちを起こさないように

    飯塚幸三さんの息子や孫まで注目される理由は「上級国民」と呼ばれるほどの輝かしい経歴からきていることが分かりました。そして、自分や身近な人が加害者にも被害者になり得ることを痛感させられた池袋暴走事件。飯塚幸三さんは現在逮捕されていませんが、被害者遺族の活動で今後何らかの動きがあるかもしれません。

    池袋暴走事件のような交通事故は、未然に防げる場合が多い事故です。身近な人で運転に不安がある人はいませんか?このような事故が再び起こらないよう、今一度運転や免許返納について話し合ってみてはいかがでしょうか。

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