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    後悔するスプタンって?若者の間で流行?ピアス感覚の肉体改造?

    若いメンヘラや病み系の人たちに流行っている通称スプタンを知っていますか?なんと自分の舌を蛇のように裂けさせることだそうです!しかし、スプタンをやって後悔する人が後を絶たないのだとか。今回はスプタンの方法から治し方、セルフケアについて調査・。閲覧注意です!

    【この記事は2021/05/28に更新されました】

    スプタンって?

    スプタンってご存知ですか?おそらく知らないという人は多いかもしれませんが、実はとある映画でスプタンが取り上げられており、名前は知らないけど知っていた…という人も少なくはないはずです。

    スプタンとは、本来一つしかない舌を二つに裂いてしまう、所謂身体改造の一つです。スプタンは正式名称はスプリットタンと呼ばれるものであり、蛇のように舌を二つにすることから名付けられています。

    あまり日本では見かけない、またはやっている人の中には隠している人も多いものの、アメリカでは1997年頃からやられている身体改造の一つということもあり、日本よりも見かける数は多いと言われています。

    スプタンを有名にした「蛇にピアス」

    スプタンが日本で周知されるようになったというのも、吉高由里子さん主演の映画「蛇にピアス」で登場したからだと言えます。蛇にピアスは2008年に公開された映画であり、作中では吉高由里子さんが堂々とヌードを披露したことでも話題になりました。吉高由里子さんが演技派と呼ばれる理由になった作品だと言えます。

    蛇にピアスは19歳の少女ルイが、スプタンを持つ青年アマと出会い、色々な経験をしていくというストーリーです。ストーリーでは刺青やピアス拡張など、身体改造をテーマにした作品でした。

    蛇にピアスにおいてスピタンは欠かせない要素の一つでもあったため、刺激的なストーリーや当時若手注目女優として見られていた吉高由里子さんの体当たりの演技もあり、スプタンは日本で一気に知られることとなったのです。

    スプタンのやり方って?

    スプタンは、身体改造の中でも特に目立ち、見た目にも大きく影響を及ぼすものだと言えます。そのため、スプタンに興味はあるけれど、やり方ってどんなのだろう、痛いのかもしれないなど、気になっている人も多いでしょう。

    映画「蛇にピアス」では、スプタンのやり方について触れていましたが、ストーリーに引き込まれてしまい、やり方がイマイチよくわからなかったという人も少なくないはずです。

    そこでこの項目では、スプタンのやり方について注目をしていきます。また、映画でも触れられたタイオフについてや、今のスプタンの主流とも言われるセルフのやり方についても見ていきましょう。

    アメリカ発のスプタン

    スプタンはアメリカ発の身体改造です。当時のアメリカでは、スプタンのやり方は基本的に確立されていなかったため、口腔外科医が特殊なレーザーを用いて施術をしていることがほとんどでした。つまり手術をしないとスプタンを作ることは出来なかったというわけなのです。

    しかし、そういった手術でスプタンが出来るようになってから、徐々にスプタンの魅力が広がっていき、様々な方法で現在に至るまで出来るようになってきたのも事実です。

    実際医師の手によってスプタンになるように施術してもらうほうが安心ですが、アメリカでは手術以外の方法を使ってスプタンにしている人は増えてきていると言われています。

    タイオフって?

    スプタンについて触れていくと、タイオフという言葉を耳にすることもあります。映画「蛇にピアス」においても、タイオフというワードは出てきた為、スプタンとタイオフの違いや意味とは何なのだろう?と疑問に思っていたという人も多いでしょう。

    タイオフは蛇にピアスにおいて、スピタンにするために行っていた方法の名称です。舌にセンタータンピアッシングを施すことにより、徐々に舌を二つに裂いていくというやり方です。

    映画では吉高由里子さん演じた主人公ルイがやっていましたが、結局最後にはやめてしまっています。トラブルも多いだけでなく、失敗すると刺激が強すぎて失神気絶するということもあり、かなり危険なスプタンにする方法だと考えられています。

    セルフが今の主流?

    スプタンは今の時代、セルフで行うのが主流だと言われています。しかし実際は、施術方法も確立されているため、安全性を取る人の多くは医師の手により、スプタンを施しているという人は決して少なくはありません。

    では、なぜセルフが主流だと言われるのかというと、やはり自らやる手軽さや施術代を節約できるからだと言えます。また、蛇にピアスに影響され、自分でやることの楽しさや高揚感を味わいたいという人は、セルフを好んでやっているようです。

    やり方としてはタイオフのように徐々にスピタンにしていく方法が主流ですが、中には自ら包丁やメスで舌を二つに切るという人もいます。失敗すると激しい痛みや刺激、失神、出血などの恐れも出て来てしまい、最悪スピタンにしていた舌を一枚舌に戻すための緊急手術も必要になり、かなりの危険が伴うと言えます。

    どうしてスプタンにするの?

    そもそもなぜスピタンにするのか、スピタンに興味がないという人や、身体改造自体に恐怖を感じる人にとっては、その良さや興味、好奇心というものは理解出来ないでしょう。

    冒頭でも紹介した通り、映画の影響によって日本で周知されるようになったと言えど、興味がない人からしてみれば、ただただ痛い行為でしかありません。また、見た目にも大きく影響を及ぼすため、リスクを考える人も多いでしょう。

    なぜ、スプタンにする人がいるのか…その理由をスプタンにするメリットで触れていきます。また、スプタンにした後のデメリットやリスクについても合わせて見ていくため、興味がない人や興味がある人まで、是非注目をしてみてください。

    スプタンのメリット

    スプタンのメリットは自己顕示欲や自己満足が最もだと言えます。スプタンを好む人の多くは所謂メンヘラや病み系の人たちだと言われており、人とは違うことをして認められたい、または痛みに耐えた自分に安心感を抱きたい、満足したいという欲求から、スプタンにする人がいると考えられています。

    メンヘラや病み系と呼ばれる人たちは、特に痛みなどに大きな好奇心を抱く傾向にあります。精神的に不安定な状態であることで、生きている意味や死ぬ意味について常に考えている人は少なくなく、痛みを感じることで生を実感出来るということから、自傷行為に走ることも多くあります。

    そういった目的からの自傷行為、さらには人と違った自分でいたいという自己顕示欲や自己満足から、痛みやリスクを伴ってまでスプタンをするのです。また、特にメンヘラは恋愛体質なことも多いため、恋人の影響や親愛の証としてスプタンをすることもあると言われています。

    スプタンのデメリット

    スプタンは当然デメリットがあります。最も大きなデメリット、リスクだと言えるのが施術を失敗した時、または施術中の痛みでしょう。特にセルフでスプタンをする場合は長い間鈍痛が響き渡ることになりますし、それ故に食事も満足に出来ないとも言われています。時には喋るのも辛いと感じた人もいるようです。

    見事スプタンにしたとしても、その見た目はやはり一般的なものではないため、多くの人からは険しく白い目で見られてしまう、差別されてしまうということもあります。特にメンヘラや病み系は認められたいという気持ちが強いため、現実的な世間の目には耐えられなくなり、より精神を病んでしまうこともあります。

    後に詳しく紹介をしていきますが、スプタンは戻したいと思った時に気軽に戻せないというデメリット、リスクも持っています。一度やってしまえば簡単かもしれませんが、老いて死ぬまでの間、周りから理解をあまり得られない舌で過ごさなくてはいけないというのは、茨の道を歩むようなものだと言えます。

    スプタンをやって後悔?

    スプタンのメリット、さらにデメリットについても注目をしてきました。スプタンをやりやすいメンヘラや病み系は、その瞬間こそはスプタンをすることが正解である、と考えてしまうものですが、後々現実を見た時、または精神的に気持ちが安定した時に、スプタンを後悔してしまうこともあります。

    また、現実を見る間もなく、スプタンに挑戦したその瞬間から後悔してしまうという人も少なくありません。ネット上では、そういったスプタンに挑戦して後悔している声が多くあり、どうすればいいのかわからず悩む人が増えてきていると言われています。

    もし、今スプタンにしてみたいと考えている人がいるならば、まずはスプタンを実際に経験した人の後悔について注目をしてみることをおすすめします。本当に時分はそれでいいのか、それで耐えられるのか…やってよかったと思えるスプタンにするためにも、後悔についてはしっかりと目を通していきましょう。

    痛みに耐えられないから?

    とあるスプタン経験者の話では、とにかく痛みに耐えられないと言われています。この経験者の話では、自ら包丁でスプタンをしようとしたところ、あまりの痛さに気が狂いそうなほど苦しむこととなり、どうしたらいいのかわからないと訴えていました。

    自らスプタンをする人は他にもいますが、やはり自分で施すということ、専門知識や安全面など考慮されていない状況でやるということは、施術をしてもらうよりも激しい痛みを感じることになると言われています。いわば、麻酔なしで身体にメスを入れているようなものなので、痛みがあるのも当然でしょう。

    映画などで影響をされたり、痛みを感じる自分に酔いしれるという感じでスプタンをしてしまうと、想像以上に痛くて我に返ってしまうと言えます。痛みに強いと感じている人でも、現実的に考えた上で本当に痛みに耐えられるのか、適切な場所で施術してもらわなくていいのか、改めて考えてみてください。

    スプタン自体に後悔する人も!

    スプタン経験者の多くは、スプタン自体に後悔する人は決して少なくないと言われています。スプタンをするにあたっての痛みは耐えられたものの、その後の自分の奇怪な姿をしている舌で過ごすということの辛さ、現実的な世間からの目というものは、想像以上に厳しいものだと言われています。

    特に経験者の後悔で多く言われているのが、将来を考えた時のことのようです。精神的に落ち着いた、または身体改造に興味がなくなった時、普通の人のように過ごすにはあまりにも大きな重荷を背負っていることになります。結婚して子供を生んだら…そう考えると、スプタンに後悔してしまうようです。

    確かに結婚をしたいと思った相手がいたとして、相手がたとえスプタンに理解があっても相手の両親が認めてくれるかはわかりません。たとえ許しを貰い子供が生まれたとしても、子供のためのママ友パパ友付き合いでは、敬遠されてしまう可能性もあり、子供がいじめられてしまう可能性も決してゼロではないのです。

    スプタンを元に戻す方法

    スプタンにしたけれど後悔していて、元に戻したい…そう望む声は多いようです。後悔の経験談から見てわかるとおり、大きなデメリットやリスクはとても現実的なものが多く、それが原因で気持ちを病んでしまうということもありえるかもしれません。

    そこで気になるのが、スプタンを元に戻す方法です。二つに裂いた舌を一つに戻したい、そう思ったときに、果たして元に戻せるのでしょうか?

    スプタンを戻したい、または興味があってやってみたいけど、戻したいと思ったときに後悔したくない…そんな人のためにも、スプタンを元に戻す方法について触れていきましょう。

    病院に行こう

    まず、スプタンを戻したいと思ったら絶対に医療機関へと相談をすることをおすすめします。基本的に自分の力だけでスプタンを元の状態に戻すのは不可能だと言われており、一枚の舌を二枚に裂くよりも、二枚の舌を一枚に戻すほうがはるかに難しいとされているようです。

    インターネットでの情報や噂話などには、スプタンを戻す方法というものがあるかもしれません。しかし、確実に戻したいと思うのであればプロの手によって戻してもらうことが確実であり、リスクも少なく済みます。

    ただ、一説によるとたとえ医療機関に頼り相談をしたとしても、舌の状態によっては何らかの後遺症を伴う可能性があるとも言われています。しかしそれも、プロの手によるものである最善の方法であり結果であるため、スプタンにしてしまった以上、受け入れる覚悟は必要だと言えます。

    術後すぐなら大丈夫?

    基本的に自分の力だけでは、スプタンを戻すのは不可能だと言われています。そのため、医療機関での相談や施術が必要だと考えられていますが、スプタンをした時の傷がまだ浅い場合には、舌が自力で一枚に戻る可能性もあると言われているようです。

    ただし可能性はかなり低いと言われているため、もしスプタンをしてしまい、傷が浅い状態だったとしても医療機関での相談、治療を施してもらうことを強くおすすめします。また、自分自身で行い、傷が浅いものの大量に出血している場合や激しい痛みがある場合にも相談することが大切です。

    中には施術後ならばなんとかなるという考えもあるようですが、施術後でも傷の深さによっては完全に治すのは難しい状態になっている可能性もありえます。後悔した後すぐに治療出来るようにするためにも、やはりスプタンにする場合には、セルフでやるよりも、しっかりとした施術を受けることもおすすめします。

    生まれつきスプタンの人もいる!?

    身体改造という印象が強いスプタンですが、実は生まれながらにしてスプタンという人も世界には存在しています。もちろん赤ちゃんの頃にスプタンになるように施術された、というわけではなく、先天性のものとしてスプタンの舌を持っていたようです。

    この生まれつきスプタンの人は、スプタンではなく【割舌】と呼ばれるのが一般的であり、生まれつきによるものなので、特に舌に痛みが走る、神経に何らかの異常があるということはないと言われています。

    そんな生まれつきスプタンの人についても、簡単に触れていきましょう。

    裂け具合は人それぞれ

    スプタンと聞くと、大きめに舌が裂けている様子を想像してしまう人もいるでしょう。実際、スプタンの施術を受けた、またはセルフで行った人の多くは、大胆に舌が二つに裂けている人がほとんどです。

    しかし、生まれつきスプタンの人の場合、舌の裂け具合は個人差があると言われています。やや長めに裂けている人もいれば、わずか数ミリ裂けているという人もいて、必ずしもイメージのようなスプタンの舌をしているとは限らないようです。

    気が強い性格の人が多いらしい

    生まれつきスプタンの人は、気が強い性格の人が多いと言われているようです。実際周りに生まれながらにスプタンの人がいるという人の体験談では、気が強いと感じる人が多く、感情的な性格の持ち主は少なくないと考えられているようです。

    ただし、性格に関していえばどのようなことが影響をして決まっていくかは定かではありません。あくまで気が強い人が多いらしいという噂程度のものなので、あまり真剣に考えないほうが良いでしょう。

    スプタンをする際は現実を向き合って決断しよう

    スプタンの意味ややり方、メリットやデメリット、さらに体験談など、スプタンについての詳しいことについて触れてきました。

    もし、スプタンについて興味があるという人は、自分がそれに納得している、本当に心から自分がそうしたいと思うのであれば誰も止める権利はないかもしれません。しかし、実際に後悔している経験者の話や、現実的なデメリット、リスク、将来のことを踏まえて決断する必要はあると言えます。

    本当にスプタンをしてみたい、スプタンに興味がある…そんな人は是非、スプタンについてのことをもう少し調べてみると良いでしょう。また、映画に影響されてしまったという人は、映画と現実は別であると考え、冷静な気持ちで考えるようにしましょう。

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