木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
兵庫県神戸市のマンションで、近所の住民へ迷惑行為をおこなっていたとして、北川弥生容疑者が逮捕されました。
北川弥生容疑者は同じマンションの住民の男性の家に「盗撮魔」「犯罪者」「鬼畜の所業」と書いた貼り紙をしたり、大声や暴行などの嫌がらせを続けていました。その男性のほかに、少なくとも6世帯が被害を受けています。そして、北川弥生容疑者が原因で、3世帯が引っ越しを余儀なくされました。
マンション内での近所トラブルは住民たちに大きなストレスをあたえました。この北川弥生容疑者がおこした事件の詳細はどのようなものだったのか、ご紹介したいと思います。
北川弥生容疑者の犯行はいつから始まったのでしょうか。まずは、北川弥生容疑者が逮捕された当時のニュース動画を見てみましょう。
玄関ドアに「犯罪者」の貼り紙 名誉棄損の疑いで女を逮捕
北川弥生容疑者は、2018年10月9日、自身が住む同じマンション内の住民の玄関ドアに、名誉を棄損する内容の貼り紙を貼ったとして逮捕されました。以前から同住民へ暴言を吐くなどの行為を繰り返していたということです。
北川弥生容疑者の迷惑行為は、北川弥生容疑者がこのマンションに引っ越した直後からはじめられていたそうです。今回、被害を届けた男性は、はじめは自分の隣の家が被害にあっていたと話しています。
被害者の男性は、北川弥生容疑者の階上に住む住民でした。男性は2010年頃から、たびたび階下に住む北川弥生容疑者の騒音に悩まされます。隣の家の住民のドアを叩いたり大声で叫ぶ声が聞こえてきたといいます。その大声は、時には1時間以上続くこともありました。
結局、男性の隣に住んでいた住民は引っ越していきます。まだ住んで2年ほどだったそうです。実は、その住民の前に住んでいた方も、北川弥生容疑者の迷惑行為により3年ほどで引っ越していたそうです。
どちらも北川弥生容疑者に被害をうける理由が何もなく、身に覚えがないまま北川弥生容疑者の行為に耐えられなくなり、やむなく引っ越したということです。
2012年頃から、被害者男性に標的が向けられるようになります。北川弥生容疑者が男性に標的を向けた原因は、ネットにある書き込みがされたことがきっかけでした。
ある日、ネットの掲示板にマンションでうるさい人がいるという書き込みがされているのを見た北川弥生容疑者は、その書き込み主が被害者の男性だという投書を入れます。
その後、6年間約3000日にもわたり、北川弥生容疑者は男性に対しての嫌がらせを続けます。その嫌がらせ内容は下記のとおりです。
・中傷ビラを玄関ドアに貼る
・大声で突然怒鳴り込む
・10ページ以上にわたる誹謗中傷の手紙をポストに投函する
・近所の家に男性が盗撮魔であるという投書をする
このような数年間にも及ぶ迷惑行為に男性は疲れ果ててしまいます。
被害者男性は、自分の身を守るため北川弥生容疑者の迷惑行為に対する証拠を集めはじめます。そして2018年6月17日、男性宅の玄関の表札横に設置した防犯カメラに、午前2時頃北川弥生容疑者が玄関ドアに3枚のビラを貼りつけている姿が撮影されました。
その紙には「犯罪者」「鬼畜の所業」などという言葉が油性ペンで書かれており、この映像が決め手となって北川弥生容疑者はついに逮捕されました。
被害を受けた住民のなかには、元自治会役員や、北川弥生容疑者の復讐を恐れて被害の様子を話したがらない住民もいたそうです。マンション内の住民には北川弥生容疑者の行為に迷惑を受けていたにもかかわらず、泣き寝入りしていた人も多いとみられています。
そこまで住民に恐れられていた北川弥生容疑者とは、いったいどういう人物だったのでしょうか。そして、北川弥生容疑者はなぜこのような迷惑行為を繰り返していたのでしょうか。
北川弥生容疑者はニュースによると神戸市に住む無職の46歳女性です。北川弥生容疑者の顔画像も公開されています。
痩せ型の女性で、化粧気のまったく無い素顔に、レンズの厚い太いフレームのメガネをかけ、髪は後ろにひっつめています。貼り紙をまさに貼ろうとしている姿をとらえた写真で、異様な目の光とふてぶてしい口元が印象に残ります。
被害者男性のマンションの玄関ドアに貼られていたのは、「盗撮魔は犯罪者です。貴方にいきなり無言で盗撮され、追いかけて来てまでも盗撮をやめなかった事は、死んでも怨み続ける」という文章です。
被害者男性は、北川弥生容疑者に「撮ったんはお前だろ!」「謝れって!」と怒鳴り込まれたこともあるそうです。被害者の男性が北川弥生容疑者を盗撮した事実はもちろん全くなく、男性は「家って安らぎのために帰ってきているのに、帰ることがストレスになるのが嫌」だったと語っています。
執拗に北川弥生容疑者から嫌がらせを受け続けた6年間の日々、被害者男性の心痛は想像を絶するものだったようです。
「落ち着いて生活していきたいというのが一番の希望です」
北川弥生容疑者は、住人に嫌がらせをして引っ越しをさせるのが愉快だったのでしょうか。単なる被害妄想だったのでしょうか。
ネットで「北川弥生」と検索すると、「北川弥生 総合失調症」というワードが出てきます。総合失調症とは、心や脳内の変化でおこる病気であり、ストレスや不安感からさまざまな症状が発症する病気です。その症状の一つに、自分を攻撃してくる幻聴や幻覚を引き起こす症状がみられるようです。
実際に北川弥生容疑者が総合失調症と診断されたという報道はありませんが、この普通の生活からは理解を超える行動を見ると、なんらかの病気であった可能性も考えられます。
北川弥生容疑者が犯行をおこなっていたマンションは、兵庫県神戸市の中心部にある地下1階、地上15階建て築9年の分譲マンションだったということです。ニュース映像ではモザイク処理で現場のマンションはぼやかされていますが、詳しい場所はどこだったのでしょうか。
神戸市中央区は神戸港近くに位置しており、古くから領事館などの国際機関も多く、神戸ハーバーランド、ポートアイランドなどがある神戸市の中心として発展している地域です。
神戸市の中心地域ですが、派手な地域というよりは真面目な勤め人が静かに暮らす上品でおしゃれな地域という雰囲気の街です。場所柄、経済力の高い人たちが多く住んでおり、高級マンションや広々とした高級住宅が立ち並ぶかなりハイグレードな地域です。
そんなセレブ街でおきた醜悪な近所トラブル事件であったこともあり、この事件は世間に衝撃をあたえたのでしょう。
ネットでは、周囲の画像から事件のおきたマンションは「ネバーランド神戸下手通」ではないかと推測されています。マンションのとなりにENEOSのガソリンスタンドがあることや、近くの建物との位置関係からもこのマンションが当てはまるのではないかとのことです。
たしかに、2009年11月築であることからも、2018年の事件当時に報道された築9年のマンションだという現場内容にあてはまります。
北川弥生容疑者は、被害者男性の防犯カメラにうつった内容が決め手となって逮捕され、この貼り紙は私が考えて書いた文書に間違いないと容疑を認めています。こうして、この事件は幕を閉じました。
ただ、この種の刑罰は比較的軽いため、同マンションでは再び北川弥生容疑者があらわれることを恐怖に感じている住民も少なくないということです。
6年間3000日にも及んだ被害者男性への迷惑行為は、被害者男性が自らを守るために取り付けた防犯カメラの映像と、集めた証拠の数々により北川弥生容疑者が逮捕され、容疑を認めたことで終焉を迎えました。しかし、まだまだ住民の恐怖は終わっていません。今後、どうしたら同じ事件を繰り返さないかという課題はまだ残っています。
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