木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
2019/01/20 更新
米国籍バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者(当時26)が、兵庫県三田市の会社員女性を大阪市内の民泊マンションで首を絞めて殺害したあげく、遺体をバラバラに切断して遺棄した事件。バイラクタル容疑者の残虐な手口がわかってきました。2018年2月の事件です。
米国籍のバイラクタル容疑者が起こした身の毛がよだつ殺人事件、なぜ日本なのか?なぜバラバラに切断しなければならなかったのか?バイラクタル容疑者はどんな人物なのか?被害者の会社員はどんな女性なのか?2018年2月に起こったこの猟奇的な殺人事件に迫ります。
地方でも外国人を見ない日はないくらい海外からの観光客は年々増え続けています。政府の目論見でも、東京オリンピック開催の2020年には4000万人を見越しているとか、空前の数値です。事件を起こしたバイラクタル容疑者は、1月31日にアジア経由で関西空港から入国しています。
そんなブームを反映してか、バイラクタル容疑者は何度も何度も日本に来ているものと思われます。一昨年だけでも3度来日していることが分かっています。その度ごとに日本人女性を陥落させようと思っていたのでしょうか?女性を物色する姿が目に浮かびます。
想像はしたくないですが、日本のことわざにもあるように“旅の恥は?き捨て”と、よからぬ考えをもって来日する輩もいないとは限りません。バイラクタル容疑者の行動を見る限り、目的は日本人女性と関係することのようです。
今回の事件は、東京オリンピックに向けて外国人旅行者が増えていく、そんな近未来に暗雲を予感させる、暗い悲惨な事件です。
マッチングアプリ「Tinder」とは、半径1㎞以内の相手にスワイプでアタックできるアプリです。一度のログインで100回のスワイプが無料でできるアプリになっています。マッチングアプリはTinderのほかにも、オミアイ、ペアーズ、タップル誕生など相当数あるとのことです。
インスタグラムは、スマホなどで撮影した写真や動画などを投稿可能なモバイルアプリを共有できるSNSです。2010年からサービスが開始され、驚異的なスピードですそ野が広がり、「インスタ映え」などの流行語も生み出しています。
入国したバイラクタル容疑者は、大阪市のJR環状線沿線の民泊などに拠点を置きマッチングアプリ「Tinder」で、交際できる相手を探していたようです。
バイラクタル容疑者が今回の事件を起こす前に少なくとも複数の女性たちと、大阪市東成区の民泊マンションで関係を持ったことが確認されています。この女性たち、事件を後で知って生きた心地がしなかったと容易に想像することができます。
バイラクタル容疑者が、被害女性を東成区の民泊マンションに連れ込んだのは2月15日の夜ではないかと思われます。親し気な雰囲気の二人の姿がマンション近くの防犯カメラの映像で確認されています。その後、女性のスマホの位置情報が途絶え、16日未明には通信ができなくなっています。
それ以前に、Tinderで知り合って意気投合したと思われます。その後はインスタグラムでやり取りし、女性を気に入ったと思われるバイラクタル容疑者は執拗に「会いたい、家へ行く」とインスタグラムで働きかけます。
それは困ると被害女性は大阪市内で会うことを約束、イラクタル容疑者に会いに出かけて行ったのです。まさか、殺されるとは夢にも思わず…。
遺体をバラバラに切断し遺棄するという事件は、過去にもたびたび起きています。殺人者は遺体の処置に困り人目につかないように消し去りたいと思うのでしょうか。いくら切断しても粉末状にして処分しない限り消滅はしないものと思います。気持ちは分かりたくもないですが…。
英語力が堪能だった被害女性、会話の中でバイラクタル容疑者の牙を見抜いた為に激怒を誘って殺されたのか?それともプレイ中の行為が度を過ぎたのか、女性は首を強く締められあの世へと旅立つことになります。
バイラクタル容疑者は遺体の処置に困り、裸にしたうえで頭部、胴体、両腕、両脚とバラバラに切断します。遺体そのものを消滅させようとしてもままならず、遺棄しようと決意したものと思われます。
バイラクタル容疑者が被害女性と民泊マンションに入ったのは確認されているのですが、被害女性がマンションを出る姿は全く確認されていません。
バイラクタル容疑者といえば、殺したと思われる後に大きなキャリーバッグを持って民泊マンションから出るところを目撃されているのです。
その頃、被害女性の姫路の実家では、無断欠勤した会社から連絡を受けて三田市の女性の住まいを確認しても消息がわからず、連絡もつかなかったため行方不明届を警察に出しています。2月17日のことです。
複数個所に分散し遺棄するというのも、なるべく小さくして発見されにくくするといった心理の表れでしょうか。確かに大きな塊は発見されやすいと想像することはた易いですが…。
そんな苦労をするよりも、殺してはいけないという心理がなぜ働かないのでしょう。そのことの方が不思議でなりません。先に邪悪な心があるとしたら、それはもう人間ではないと言われても否定はしません。
バイラクタル容疑者が拠点のひとつとしていた大阪市西成区の民泊の一室に頭部を遺棄します。2月24日に異臭がするとのことでスーツケースの中で発見され、事件が発覚しました。消臭スプレーをかけたようですが効果がなかったことになります。
当然、民泊を契約していたバイラクタル容疑者が浮上し逮捕に至ります。帰国直前だったといいます。最初は否定するも25日には大阪府の島本町、京都市の山科区の山林に遺棄したと供述しています。
供述通り、島本町では肩の部分から切断された両腕と胴体、山科では太ももの付け根で切断された両脚が発見されました。両腕は並べた状態で土がかぶせられ、少し離れたところで胴体が発見されています。18日までに切断し、21日には遺棄が済んでいたと思われます。
バイラクタル容疑者が遺棄したそれぞれの場所には、キャリーバッグに入れて電車で運んだとのことです。どの電車で何時ころとは発表されていませんが、電車に乗っているその横のキャリーバッグの中にバラバラにされた遺体が入っていると思うとゾッとします。
それにしても、拠点にしている民泊だけではなく大阪府の島本町、京都市山科区の山林などへの遺棄は土地勘がなければ成しえる技ではありません。暗い心の闇の中で、日本の研究を欠かさなかったバイラクタル容疑者の恐ろしさが浮かび上がってきます。
人が人ではなく鬼畜となる瞬間、確かにそんな刹那があると思います。バイラクタル容疑者が起こした今回の事件、決して計画殺人ではないと思われます。そして、起こしてはならない瞬間に見舞われる人間は、得てして目立たない普通のごくありふれた人というのが多いものです。
何度聞いたことでしょう。それを周囲の人は、「おとなしい人間なのに信じられない」と異口同音に言います。
バイラクタル容疑者の凄惨な事件は、アメリカ国内でも大きく報道されました。ニューヨーク近郊にあるロングアイランド島に実家があり、家の前から中継されたり特集なども組まれたそうです。
近所の人の話では、バイラクタル容疑者は社交的ではなく、言葉を交わすことはほとんどなかったといいます。周囲とのトラブルなどもなく、日本での事件をニュースで知って驚いているとのことです。
バイラクタル容疑者は小さいころから日本に興味を持ち、日本が大好きだったといいます。将来的には日本女性と結婚して、日本に住むことが夢だったそうです。
バイラクタル容疑者の母親はNNNの取材に対して、「息子はそんな悪いことをする子ではない」と語ったそうです。日本人のみならず、母親が息子に対する思いは万国共通ということがよくわかります。母親には、日本大好きということも話していたようです。
10年ほど前まで一緒に住んでいたという元義理の父親は、「誰にでも優しく、トラブったこともない。ゲーム好きでシャイな人間だった」と語っています。バイラクタル容疑者が日本好きというのは、知らなかったようです。
本性を隠しているのでしょうか。このように、バイラクタル容疑者も内向的で人前に出ることも少ない、目立たない普通の人間だったと思われます。
DNA鑑定の結果、被害女性が三田市に住まいする会社員近藤早紀さん(当時27歳)と判明したのは3月1日です。行方不明になってから約半月、無事でとの願いもむなしく無残な姿で対面させられたご家族の気持ちが如何ばかりだったかと同情します。
近藤早紀さんは、兵庫県姫路市で生まれています。将来は、英語教師など語学を活かした職業に就くのが夢だったそうです。父親が鉄鋼関係の会社で長いことタイに赴任しており、その関係で毎年のように海外へ行く機会があり、語学等に興味を持ったものと思われます。
小さいころから学業優秀で、地元の小学校を卒業後は兵庫県でも評判の女子高で、好きな語学や音楽に没頭したそうです。学校関係者は、「きちんと挨拶をする礼儀正しい生徒だった」と話しています。大学時代は海外へ留学もしています。
英語が堪能なことから、困っている外国人がいたら自分から声をかけ難儀の相談にのってやる優しい女性で、洋画なども字幕を見ないで観ることができたと近藤早紀さんの友人は振り返っています。
近藤早紀さんが卒業後、複数の派遣会社に勤務した後、親元を離れ三田市の会社に入社して寮住まいを始めたのが3年前だといいます。
父親がタイに赴任していた間は、母親と弟、祖父と暮らしていたそうです。温かい家庭ですくすくと育ち、近所でも評判のお嬢さまだったようです。そんな彼女がなぜ?…と改めて問いたくなります。
得意な語学が、アメリカ人バイラクタル容疑者と引き合わせ、その得意だったが故の悲劇と言ってもいいのかもしれません。
一般家屋の空きスペースに宿泊できる民泊は、民泊新法によって都道府県の許可を得れば一般家庭でも可能になっています。外国人旅行者の増加に伴い安く宿泊できると好評で、提供側も空き家や空き部屋を提供して収入を得るというメリットがあります。
そこには多くの問題点が潜んでいるのですが、論点を外れるので割愛します。闇民泊とは、上記にある届出をせずに宿泊させる施設を言います。ほとんどが、インターネットのやり取りで成立するようです。
日雇い労働者がたくさん住まいする大阪市西成区には、民泊が多数存在します。その民泊、日本への観光客増加を反映して急速に普及している感があります。その大部分が無許可の闇民泊だといいます。バイラクタル容疑者がスーツケースに頭部を遺棄した民泊もそうです。
民泊はフロントを通ることなく、郵便受けの鍵を受け取るだけでチェックインが可能です。このことは、人の目に触れることなく何でもできてしまうという危険が隣り合わせているということです。違法ドラッグなども民泊を介しているという情報もあります。
こういったところへ平気でついていく女性にも問題あります。自ら人の目の届かない犯罪の落とし穴にはまりに行っているようなものと理解すべきです。
日本人女性が外国人男性にに弱いというのは、残念ながら世界的な評価のようです。そうなのか違う原因なのか、今回の事件がすべて解明されたわけではありません。しかし、日本に来て残虐非道な犯罪を犯したバイラクタル容疑者を決して許すことができないというのが、日本人すべてに共通するこの事件の怒りになっている気がします。
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