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    戦後最大の大量殺人!久保木容疑者の家族や生い立ちは?サイコパス?

    ニュースでも大きく取り上げられた久保木容疑者の殺人事件は大変痛ましいものでした。残忍な事件を起こした彼女の家族や生い立ちはどういったものなのでしょうか。また、久保木容疑者がサイコパスという噂は本当なのでしょうか。なぜ殺害したのか、動機までみていきましょう。

    大口病院大量不審死を起こしたのは久保木容疑者

    日本中を震撼させた大口病院連続点滴中毒死事件はなぜ起きたのでしょうか。事件を起こした久保木容疑者とはどういった人物なのか、家族や生い立ちをみていきましょう。

    さらに久保木容疑者はなぜこのような犯行に及んだのか、犯行に使用された薬品とはどういったものなのかも調べていきます。

    人を救うべき場所で起きた極めて残忍なこの事件は、今でも被害者家族を苦しめています。発表された殺害動機は本当なのか、また判決の結果はどうなるのでしょうか。

    久保木容疑者の大口病院連続点滴中毒死事件とは?

    48人もの殺人が行われた恐ろしい事件は、どういったものだったのでしょうか。誰しもが生活の一部として利用する病院という舞台での事件に日本中か震撼しました。

    事件が起きたのは久保木容疑者が働いていた大口病院

    久保木容疑者は看護師として、横浜にある大口病院(現在の横浜はじめ病院)に務めていました。久保木容疑者は特に大きな問題を起こすことなく勤務していたとのことです。

    久保木容疑者が点滴に薬物を注入して殺害

    平成28年の9月、殺人容疑で久保木容疑者は逮捕されました。数十人の患者の点滴袋にさまざまな方法で消毒薬の「ヂアミトール」を混入させ、患者を中毒しさせたというのです。

    久保木容疑者が点滴に仕込んだ薬物とは?

    消毒薬ヂアミトール(ベンザルコニウム塩化物液)の混入

    ヂアミトールとは医療器具などの殺菌に使用する薬品です。病院では医療器具の消毒など日常的に使用されているため、点滴への混入は比較的容易だったと考えられます。

    殺人ときくと恐ろしい薬品のように思いますが、低濃度のヂアミトールでは、怪我の消毒にも使用でき、人肌に触れても安全なものです。

    ヂアミトールに限らず、高濃度の薬品が体内に注入されると中毒死を引き起こします。

    塩化ベンザルコニウムが細胞を破壊する

    消毒に使用されているものは0.025%ほどです。今回の事件のように高濃度で体内に入ることにより、やけどのようになり細胞を破壊していきます。

    やけどのような症状により全身が水ぶくれのようにむくみ、脱水症状を起こします。血液や細胞内にある水分が減るからです。

    さらに脱水症状により多臓器不全となり。死亡します。久保木容疑者には十分な知識があるにもかかわらず使用できるとは大変恐ろしい事件です。

    久保木容疑者の生い立ちは?

    久保木容疑者の気になる生い立ちとはどういったものだったのでしょうか。残酷な事件通りの危険な人物だったのでしょうか。

    幼少期は茨城県水戸市内で過ごした久保木容疑者

    久保木容疑者は幼少期は水戸市内で過ごし、内気で静かな女の子だったと言われています。他人が遊ぶ様子を遠巻きにみているような引っ込み思案な子でした。

    暴力的な面もなく、「良い子だった」との声もあるようです。久保木容疑者の残虐な事件からは想像できないような印象です。

    高校生の頃から看護に興味を示していた

    大量の殺人を行った久保木容疑者ですが、高校生の頃から看護に興味をもっていました。今後学校の志望校受験には失敗しながらも、きちんと別の看護学校へ入学するほどの熱意でした。

    高校生になっても活発ではなく文化祭の際にはみんなの意見に従い、授業中も発言するような子ではなかったとのことです。

    言いたいことを我慢して爆発するタイプの女性だったのかもしれません。

    久保木容疑者の家族は?

    久保木容疑者の家庭環境、また家族はどういった人物なのでしょうか。事件後はどう過ごしているのか、調べていきます。

    父、母、弟の四人兄弟

    久保木容疑者は父、母、弟の4人兄弟です。それぞれの職業や名前などは一般人で容疑者でもありませんので公表されていません。

    「久保木」と比較的珍しい名字のため周囲に気づかれやすく、容疑者のご家族は現在でも大変な苦労をされていることでしょう。

    家族とは不仲だったとの報道

    一部報道では、久保木容疑者は家族と不仲であったともありましたが、神奈川新聞によると「犯人と疑われている」「早く辞めたい」など泣きながら母親に電話で相談するような仲だった、とあります。

    そのようなことから、少なくとも母親とは良好な関係だったと思われます。残酷な事件の場合は特に家庭環境や家族との関係が注目されますが、今回の事件では家庭環境による影響の可能性は低いでしょう。

    そこまで慕っていた母親に嘘をつき、迷惑をかけてしまったことにすら反省をしていないのでしょうか。

    久保木容疑者はサイコパス?

    繰り返される報道により、久保木容疑者の人物像が浮き彫りになり、彼女はサイコパスではないのかといった声がありました。

    混入の手口を変えていた入念な計画殺人

    カッとなってやったなどではなく、バレないように長期に渡り薬物の混入を続けていました。しかも犯行がバレないように、混入方法も変えていたとの報道もありました。

    1回でももちろん絶対にいけませんが、1回目で「やってしまった」と罪悪感を抱くことなく淡々と罪のない人たちを数十人に渡って殺し続けられる思考回路はサイコパスと思われても仕方ないのでしょう。

    報道では、「繰り返すうちに感覚がマヒした」との発言がありますが、反省したり申し訳なく思うような発言が報道でも見当たりません。

    人の死に興味がない

    何十人もの他人を殺しても罪悪感がわかないことから、人が死ぬこと自体に興味がないとみられます。2018年11月の時点で、横浜地検は久保木容疑者に責任能力はあったと判断しています。

    共感能力が著しく低いため、可哀想という感情がわかないサイコパスと言われるのも納得です。理由が何であれ殺人は許されることではありませんが、精神的に追い詰められての犯行などではないようです。

    久保木容疑者が働いていた(旧)大口病院とは?

    横浜にあった大口病院とはどういった病院なのでしょうか。一部報道では、環境が悪い病院だったとの情報もありました。

    終末医療も行う病院

    終末医療、またはターミナルケアとは、治療による完治ができない終末期の病気などの患者をケアしたり老人介護などのことを指します。

    大口病院は怪我や治療可能な病気だけでなく、終末医療も行っている病院でした。世論では、久保木容疑者が過酷な労働環境といわれる終末医療で精神的に追い詰められていたのではといった声もありました。

    しかし、そういった患者だけでなく骨折で入院した患者がなぜか急死したりといったことも起こっているので、無差別に行っていた殺人とみられています。

    看護師同士の壮絶ないじめ

    一部報道では、大口病院では看護師同士での壮絶ないじめがあり、久保木容疑者はいじめられていたのではとありました。しかし、久保木容疑者は他看護師と比較的良好な関係であったとも言われています。

    久保木容疑者本人にとあるメディアが看護部長について質問をしたときには、好き嫌いが激しくランク付けするような人、そういうのは良くないといったような発言もありましたので、真相がわかりません。

    殺人事件が起こる前から看護師の飲み物に薬物が混入していたり制服が破られるなどの被害がありましたが、犯人は今でも不明のままです。

    久保木容疑者の動機は?

    関係のない患者も含めてなぜ殺害したのか、自分で数えられないほどの人数をなぜ殺すまでに至ったのか、久保木容疑者の動機をみていきましょう。

    家族への説明が面倒だったから

    殺害動機として報道されたのが「死亡時の家族への説明が面倒だった」「自分のいないときに死んでほしかった」という久保木容疑者の発言です。あまりにも身勝手で自己中心的と批判されました。

    死因不明のまま亡くなられた30名あまりの方々は、事件発覚時には火葬されていたため確認がとれませんでした。3ヶ月に亡くなられた50人ほどの患者の中にはただの怪我の患者も含まれています。

    全て久保木容疑者の犯行だとすれば、「家族への説明が面倒だった」だけでは納得できない動機といえます。

    真相は不明のまま

    久保木容疑者がいくら「家族への説明が面倒」と言ったところで、被害者家族は納得できません。そのような理由で、たくさんの大切な人の命が簡単に奪われてしまったのです。

    恨まれるようなことをしたわけでもなく、ただたまたま大口病院に入院していただけで殺害されてしまったのです。

    真相は久保木容疑者にしかわかりません。誠意という感情を彼女が持ち合わせているのであれば、せめてすべて辻褄が合うように、詳細に説明すべきでしょう。

    注目される久保木容疑者の判決は未確定

    責任能力ありの状態で数十人の殺害となれば、おそらく死刑となるでしょう。ですが、久保木容疑者が死刑囚となったところで、被害者家族の心が晴れることはありません。

    亡くなれられた方々のご冥福を心より申し上げます。

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