長い俳優生活を支える内助の功である中井貴一氏の妻は、どんな人?
2015/10/09
すまいる
今回取り上げるのは「ミキプルーン」や「DCカード」といったCMが有名な俳優・中井貴一とその妻の結婚です。中井貴一は1961年生まれの54歳ですが、妻と結婚したのは意外にも遅く2000年9月18日のことでした。当時の中井貴一は39歳ですから、最近こそ珍しくなくなりましたが結婚は遅いほうですよね。妻との結婚エピソードを見るまえに、まずは簡単に中井貴一のプロフィールを紹介しましょう。
中井貴一の芸能界入りは1981年のことです。成蹊大学在学中でありながら、映画「連合艦隊」で俳優としてデビューします。特攻に向かう若者という難しい役柄を見事に演じ、この作品で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したのです。これをきっかけとして、任侠映画や戦争映画に出演しシリアスな演技を見せる一方で、「DCカード」のCMで見せるコミカルな演技も人気を呼び一躍名俳優としての道を駆け上がることになります。
近年はドラマよりも映画において活躍する作品が目立ちます。2011年公開の「ステキな金縛り」では主人公のライバル検事を演じて話題を呼び、2015年1月には「アゲイン 28年目の甲子園」で主演を務めるなど、ジャンルもコメディだけでなく各分野に及んでいます。
中井貴一の父もまた名優として有名
実は中井貴一の父もまた、俳優として非常に人気のある方でした。佐田啓二は戦後の松竹作品で名を馳せた超イケメン俳優だったのです、こうしてみると中井貴一そっくりですよね!
さてここからが本題です。この中井貴一の父親が、中井貴一と妻の結婚にどう関わってくるのでしょう?それを語るには、中井貴一の父の死について話さなければなりません。
中井貴一の父・佐田啓二は1926年、京都で生まれました。1947年、第二次世界大戦が集結して疲弊しきった当時の日本で大人気だった女優・田中絹代と映画「不死鳥」で共演しラブシーンを演じたことで大ブレイクした俳優です。主演映画はその後もヒットを記録し、ブルーリボン賞も獲得したことがある人物です。
1964年8月13日から夏休みを兼ねて妻と信州蓼科高原の別荘に避暑に訪れていたが、NHKドラマ『虹の設計』の撮影に参加する為に帰京する途中、8月17日午前6時30分頃、乗っていた車が前方車を追い越そうとした際に韮崎市韮崎町の塩川橋の欄干に衝突
そんな佐田啓二でしたが1964年、乗っていた乗用車が運転手の不注意から事故を起こしてしまいわずか37年の短い生涯に幕を閉じることになってしまったのです。この当時、まだ中井貴一は3歳になったばかりでした。
この時車に乗っていたのは佐田を含めて4名で、運転手は頭を打ち2ヶ月の重傷、日刊スポーツ記者が顔の骨を折り1ヶ月の重傷、佐田の義弟が右肩に1週間の軽症を負った。
不幸中の幸いと言っていいのか分かりませんが、夏休みをともに過ごしていた佐田啓二の妻、つまり中井貴一の母はこの車には同乗しておらず無事でした。しかし車に乗っていた4人の中で佐田啓二だけが命を落すというこの凄惨な事故は、当時の日本に大きな衝撃を与えたことと思います。
まだ幼いころに父親を亡くした中井貴一ですが、この父親の死と自身の結婚はどう関係してくるのでしょうか?調べてみると、中井貴一は当時付き合っていた現在の妻と結婚する気はなかった、とも話していることが分かりました。その理由とは?
これは中井貴一が「オーラの泉」に出演したときに語った内容です。実は中井貴一は、幼いころに体験した父親の死がきっかけで「自分も父親と同じ年に死ぬ」と思っていたのだそうです。
妻との結婚をやめようと思っていた理由は、父親と同じ年齢で死ぬと思っていたからと話す中井貴一。妻との交際がいつから始まっていたのかは定かではないものの、この話は当時妻にもしていたはずです。これを聞いた妻はどんなことを考えていたのでしょうか?そして中井貴一が父親の年齢を越えたとき、妻と結婚を決めた瞬間とは?
中井貴一が亡くなった父親の年齢を越えた38歳の誕生日。妻は友人を招いて誕生日を祝ってくれたそうです。きっと妻も中井貴一が無事に38歳を迎えることができたことを、素直に喜んでいたのではないでしょうか。
妻はこのとき中井貴一に「よかったね」と声をかけたそうです。これが中井貴一にとってとても嬉しかったそうです。妻から言われたこの一言が結婚を決意する大きな理由になったとも話していました。
妻の一言で大きく結婚に向けて心が動いたという中井貴一。そして妻と結婚を決めた大きな出来事があったといいます。
妻を誘ってある日立ち食い蕎麦を食べにいったという中井貴一。きてくれるか心配だったそうです。
妻は一般の方であるため、あまり有名なレストランや料亭に連れて行くとマスコミが絡んで迷惑をかけると思ったらしいです。妻への配慮を忘れない中井貴一の優しさを感じますね。
妻は立ち食い蕎麦に一緒にきてくれて、おいしいと言ってくれたそうです。自分についてきてくれるんだ、という安心感というか嬉しさがあったのでしょうね。この出来事のあと2000年、39歳の誕生日に妻と結婚を決めました。
貴重な中井貴一の妻の写真です。きれいな方ですね!幸せそうに笑顔で写真に写る妻と中井貴一、うらやましいです!
中井貴一の妻は一般人ですから、名前などは分かりません。しかし結婚から15年たっても中井貴一に女性問題が起きないところを見れば、今でも夫婦仲は良好だということでしょう。
いつまでも幸せに、いつまでも活躍を続けてほしいものです。
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