2016/08/03
nikutama298
【東京グール】
石田スイのデビュー作。現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる怪人達「喰種」(グール)をテーマにした作品。コンセプトはダーク・ファンタジーとなっているが、サイエンス・ファンタジーの要素もある。
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延る東京。上井大学に通う青年カネキは喰種・リゼに襲われ瀕死となるが、鉄骨の落下により捕食は免れる。しかしその後、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。
東京グールは集英社の『週刊ヤングジャンプ』にて2011年41号より連載開始。2014年42号まで連載された後、新編となる『東京喰種トーキョーグール:re』(トーキョーグール アールイー)が、同誌2014年46号より連載開始された。
群集に紛れ、ヒトの肉を喰らう。ヒトの形をしながら、ヒトとは異なる存在…“喰種(グール)”。“喰種”を駆逐・研究する〔CCG〕は、あるひとつの命題を果たすため、実験体集団を新設。――その名は「クインクス」。「まともな人間」ではない彼らと、佐々木琲世(ささきはいせ)一等捜査官が“東京(このまち)”で向き合うものとは――!?
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赫者(かくじゃ)
「共食い」嗜好の喰種には、稀にだが通常の『赫子』とは異なる身にまとうような赫子を 扱う者がいる。「覚りし者」と掛け、『赫者』とよばれる。共食いを繰り返した喰種の中から稀に発生する変態種。一般的な喰種に発生する捕食器官としての赫子とは別に、体を鎧のように覆う特殊な赫子が生じる。捕食した喰種から人肉とは比べ物にならない大量の『Rc細胞』を取り込み、濃度が上がることで発生するといわれている。
赫者(かくじゃ)および半赫者(はんかくじゃ)とは、共食いによって引き起こる喰種の変態のことなんですね。
東京グールの中では、人を食らう喰種たち自身も共食いはおぞましいものと嫌う傾向にあります。しかし、中には共食いを好む者、共食いをせざるを得ない者、あえて共食いをする者などがいて、赫者(かくじゃ)が生まれるようです。
【アラタ】
甲赫。全身を覆う黒い鎧のような姿を持つ。
【梟】
羽赫。ショットガン、ランス、ブレードなどの遠近を問わない多彩な攻撃方法を持ち、名実ともに最強クラスと呼べる実力を持つ。
【隻眼の梟】
羽赫。全身を赫子で覆った巨大な4足歩行の化物と言っていい姿を持つ。特等が数人がかりでも全く敵わないなど別次元の戦闘力を持つ。
【ジェイソン】
甲赫。全身を覆う黒い鎧のような姿を持つ。
【ムカデ】
鱗赫。百足のような一本の赫子が、頭部には一つ目の面が形成される。
このように、東京グールには多くの赫者(かくじゃ)は登場します。
彼らは、CCGの歴戦の捜査官たちにも恐れられる存在なのです。
東京グールでは、CCG捜査官が使う「クインケ」という武器が登場します。
クインケとは一体どんなものなのでしょうか??
クインケとは、喰種に対抗するために喰種対策局(CCG)が開発した武器。
刃物や銃弾を通さない喰種の身体を簡単に切断する事が可能で、普段はアタッシュケースの様なものに収まっている。
基本的に「鎧」で外見も使用した喰種に近づく。
元々赫者の討伐数自体が少なく(そもそも赫者との戦いは赫包を潰して「ようやく戦えるレベル」なので赫包を無傷で得る事はほぼ不可能に近い)、現時点で保有する赫包が[アラタ]のみとかなり希少なうえに、技術も不完全なので下記の様にバージョンアップ方式になっている。
初期型は装甲が不揃いで、全身を覆っていない。使用者の肉を喰わせて性能を上げるという狂気の沙汰とも言える機能があり、しかも暴走する危険性を孕んでいる(つか暴走した)。
例)[アラタproto][アラタβ0.8]など
アラタの素材として使われている赫者(かくじゃ)アラタは、本名を霧島新といい、東京グールのヒロインであるトーカの父親のことです。アラタを素材にしたクインケが数種類登場することからも、クインケ造りのためにCCGにとらわれた状態でアラタはまだ生きているのでは…?と言われています。
半赫者(はんかくじゃ)であり、東京グールの中では金木にとって強敵の一人であったジェイソンもクインケになってしまいます。こう見ると、クインケ自体には半赫者(はんかくじゃ)であった頃の面影はないですね。
言わずもがな、東京グールで登場した半赫者(はんかくじゃ)のうちの一人である【ムカデ】は主人公の金木研のことです。今後、東京グールの物語の中で金木くんが赫者(かくじゃ)になることはあるのでしょうか?
金木くんは、ジェイソン=ヤモリとの戦いで同種食いをすると強くなるということを知り、また過去人間であったため未だ人間の肉を食べることに抵抗があったということもあり、その後積極的に共食いを繰り返します。そのために、反動を受けて半赫者(はんかくじゃ)となってしまったのです。
半赫者に覚醒後は「ムカデ>百足」の形状をした鱗赫の赫子を出せるようになる。羽赫の弾丸すらも容易に避けられる程の機動性を得たが、唯でさえ危うい精神状態が更に悪化し、敵味方の区別なく襲い掛かる危険性も持ち合わせる。
確かに共食いは金木くんを強くしました。しかしその反動なのか、半赫者(はんかくじゃ)になることで理性で自分の力をコントロールすることができなくなってしまいます。
そこに亜門が登場。
「隻眼!!!!」
と言いながらバトル。
「ただのグールでいいんだな?!」
という亜門の呼びかけに
「僕はもう、、、、食べたくない」
というカネキ。
半赫者(はんかくじゃ)になるほど共食いを繰り返した金木くん。しかし、その本音は食べることが苦痛でならないということでした。生きていくために必要不可欠である欲望を満たすことが、心の底から恐れ、嫌悪する行為であるということはとても難しく、哀しい問題です。しかし、そういった悩みを抱える喰種が少なからずいるということなのです。それが東京グールで掲げられるテーマの一つだと言えますね。
いかがでしたでしょうか??
東京グールには赫者(かくじゃ)の他にも東京グールならではの様々な用語や細かい設定が盛りだくさんに出てきます。それだけに読み応えがあり、ネット上でも色々な考察が行き交っていますね!
現在、東京グールは週刊ヤングジャンプにて東京グール:reとして続編を連載中です。半赫者(はんかくじゃ)になった金木くんはどうなったのか?生きているのか?死んでしまったのか?知りたいに人にはぜひ単行本と本誌で続きを読むことをお勧めいたします!
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