2016/08/05
kiyo_7
石田スイによる日本の漫画作品。
2011年9月から週刊ヤングジャンプにて連載中。
第一部:東京喰種(東京グール)、第二部:東京喰種(東京グール):reとなっている。
2014年7月にはアニメ化もされている。
物語の舞台は現代の東京。
近年では、窪田正孝や清水富美加などの豪快俳優陣によって映画化されたことも話題になりました。この映画の公開直前に、清水富美加の"幸福の化学出家騒動"があったため、公開自体が危うくなったことも……。
のちに、清水富美加はこの作品の趣旨に賛同しておらず、この映画に出演することに苦痛を感じていたと告白しています。
それでは、そんな数々の話題を呼んだ『東京喰種』について詳しく観ていきましょう。
タイトル東京グールにも含まれている語句。
人間の姿をしているが、人間を食べる種族のことを指す。
グールは基本的に水とコーヒー以外では、人肉しか食べることが出来ず、通常の食事は吐き出してしまうほどまずく感じられる。
人肉を摂取することで、体内にある「赫包」という袋に「Rc細胞」をため込む。
グール特有の武器。
グールの体内にため込まれた「Rc細胞」が体外に放出されたもの。
形や能力には個人差があるが、赫子または赫子を材料にした「クインケ」でしかダメージを与えることはできない。
グールの犯した犯罪を専門に捜査する捜査官。
赫子から作られた「クインケ」という武器を持ちグールと戦闘も行う。
それぞれ「クインケ」にも特徴があり捜査官によって扱う「クインケ」は異なる。
主人公カネキがグールに……
平凡な大学生、金木研(カネキ)は平凡な大学生活を送っていた。
しかしある夜、グールの捕食現場に遭遇してしまう。
グールから逃げるカネキはその途中、鉄骨落下事故に巻き込まれてしまう。
グールの臓器を移植されてしまい……
事故後の手術によってカネキはグールの内臓を移植されてしまう。
それ以降カネキは半グールとしての生活を送ることになる。
徐々にグールへの偏見から解き放たれていき……
半グールになってしまったカネキは、グールが経営する喫茶店「あんていく」で匿われることになる。「あんていく」はその地区のグールコミュニティの中心となる場所で、カネキはあんていくでの生活の中で様々なグールと出会う。はじめは人間を食らうグールを化け物とみなしていたカネキですが、出会いを通してグールたちの意外な側面を知ることになります。人間とかかわろうとしたり、人間を食べられなかったり、人間同様悩みを抱えているグールの存在を知り、徐々にグールに対する見方が変わってきます。
捜査官と戦うために決意を固めるカネキ
そんな中、仲間のグールが捜査官に殺されてしまったことを知るカネキ。グールでありながら人間を殺さないよう生きてきた仲間が、捜査官によって容赦なく突然残酷に殺されてしまったのです。捜査官と戦うために立ち上がるあんていくの仲間とともに、カネキも動き出します。
グールと人間の考え方の違いから、その想いを汲み取る
喰種捜査官との戦いのなかで、グールと人間それぞれの立場からの考え方の違いに気づくカネキ。
仲間を殺された人間の怒りや悲しみは、グールにとっても同様のものなのです。
自分だけが両者をつなぐことのできる存在であることに気づいたカネキは、世界を変えるために捜査官と戦うことを決意します。
カネキに近づく"月山"のこだわり
20区の厄介者、美食家と呼ばれるグール月山がカネキに近づいてきます。
月山は人間をいかにおいしく食べるかということにこだわりを持った少し変わったグールです。
そんな月山は、半グールであるカネキはどんな味がするのかと興味を持ち接近してきたのです。
仲間が助けにくるも、強敵"月山"に悪戦苦闘
カネキを食べようとあの手この手で誘い出す月山。
とうとうカネキは月山に連れ去られ食べられてしまいそうに!
そこにあんていくの仲間が助けにきますが、月山は強敵。
助けにきたトーカやニシキはやられてしまいます。
カネキの肉を食べたトーカが、勝利を勝ち取る
苦戦するあんていくメンバーを前にカネキが考えた策は、仲間のトーカに自分の肉を食べさせること。
カネキの肉を食べて力を回復したトーカは見事、月山に勝利します。
喰種組織の存在が明らかに……
組織化された喰種集団「アオギリの樹」の存在が明らかになります。
「アオギリの樹」はCCGをつぶそうとしたり、かなり好戦的な集団です。
そんな「アオギリの樹」が探しているグールがリゼ。
組織が探すリゼの臓器を持つカネキは……
リゼというグールは、カネキと共に鉄骨落下事故にまきこまれたグールで、カネキはリゼの内臓を移植されていたのです。
「アオギリの樹」の指令は「リゼ本人または、リゼの匂いがする奴」の捕獲。
つまりリゼの臓器を持つカネキが狙われてしまうのです。
とうとう組織『アオギリの樹』に捕まってしまう
そして「アオギリの樹」のアジトに連れ去られてしまうカネキ。
カネキを待ち受ける苦痛の中で、彼が導きだした答えは……
「アオギリの樹」に捕獲され拷問を受けるカネキ。死んだほうがましだと思える状況の中で、自分の無力さを思い知ります。どうしても守りたいものを守るためには、絶対的な力や何かを切り捨てる覚悟も必要だと気づきます。
見た目も性格も一変!優しかったカネキは……
グールである自分自身を受け入れ覚醒するカネキ。
黒かった髪は白髪になり、温厚な性格だったのが別人かと思うほど鬼畜になります。
戦闘能力も格段に跳ね上がり圧倒的な強さを見せる。
カネキの変貌に困惑する仲間たち
カネキは連れ去られたカネキを助けようと潜入していたあんていくメンバーの救出に向かいます。
圧倒的な強さで仲間を救いますが、その人格の豹変具合に仲間は困惑してしまいます。
自分をグールにした医者を見つけ出す
覚醒したカネキは、大切な仲間を守れるようにと数人の仲間と動き出します。
自分をグールにした医者・嘉納を探し出そうと情報を集め、ついに嘉納の屋敷にたどり着きます。
カネキたちと同時期にCCGも、人間をグールにしている医者がいることに勘付き、その正体を突き止めるため嘉納の屋敷へ。
仲間の思わぬ行動に困惑するカネキ
嘉納の屋敷の地下には瀕死で拘束されているリゼの姿が…
やっと核心にたどりつけたと思うカネキですが、リゼはあんていくの仲間の四方さんに連れ去られてしまいます。さらに、その指示をだしたのはあんていくマスター芳村だとも知ります。
仲間だと思っていた四方、芳村の行動に困惑するカネキ。
暴走するカネキにCCGの亜門が……
時を同じくして嘉納の屋敷に乗り込んできたCCGと戦闘になります。
しかし混乱するカネキは自我をなくした暴走状態に。
ただの化け物と化したカネキを現実に戻したのは捜査官亜門の一言。
実は亜門とは以前一度戦ったことがあり、その際亜門はカネキがほかのグールとは何か違うということに気づいていた。
遂に、コミュニティの存在がCCGにバレる!
ついにCCGがあんていくがグールが経営する喫茶店でグールコミュニティの中心になっていることを突き止めます。CCGはあんていくへの総攻撃を計画・実行します。
苦戦を強いられる中、助けにきたカネキ
戦力を総動員してあんていくを襲撃するCCG。
芳村は仲間を逃がし、自分と2人のグールだけで立ち向かおうとする。
しかし戦力差があり苦戦をしいられるあんていくメンバー。
そこにカネキが助けにくる。
単身敵に突っ込んでいきたった一人で戦い続ける。
因縁の相手"亜門"との闘いでも、死ぬなと願い続けるカネキ
そして因縁の対決、カネキVS亜門。
全力でぶつかり合いながらも相手にどうか死ぬなと、そう願いながら戦闘を繰り広げる。
苦戦に苦戦を重ね、ぎりぎりの戦いが繰り広げられる。
結果は、カネキの勝利に。
人類最強の捜査官との闘いで、瀕死のケガをおうカネキ
ついに戦いはカネキVS人間最強の捜査官有馬へ。
カネキの渾身の一撃すら簡単にかわしてしまう有馬に抵抗するすべもなくただ攻撃を受けるカネキ。
瀕死のカネキ、その結末は……
カネキを瀕死に追い込んだ有馬だが、コクリアにてSSSレートクインケの「フクロウ」を破壊され、戦えなくなった有馬は敗北を認めまさかの自害をする。
有馬の正体は一部で喰種ではないかと噂されていたが、喰種でも人間でもなく、そのハーフの半人間である。
アニメ版は、ヤモリの尋問によって金木が覚醒するまでが描かれた第1期の「東京喰種」、そしてその後が描かれた第2期の「東京喰種√A」という作品を放送していました。
第1期の「東京喰種」は、漫画でいうと1巻〜8巻くらいまでの内容です。
前半のアニメ作品「東京喰種」は基本的に原作の内容に忠実なのですが、ところどころアニメオリジナルの要素が加えられています。まず、話の展開の順序が変更されていて、真戸と亜門が20区に訪れる前に月山と出会っているなど、物語の流れに影響がない程度の変化が見られます。他にも、漫画では描かれていなかったシーンがアニメで初めて描かれたところもいくつかあり、リゼとヤモリの会話シーンや、ヒナミの父が付け加えられていました!一期の相違点は、ヤモリの拷問で漫画では二人の親子が殺されますが、アニメでは雑用係のような人が殺されます。
基本的に原作に忠実な内容が描かれているので、原作のファンは物語を追体験することができ、原作を読んでない方はこのアニメをきっかけとして続きが気になり原作を読むことに繋がったそうです!
第2期は、東京喰種√Aと言う題名で漫画でいえば9巻〜14巻ぐらいの内容になります。
アニメ版第1作となる「東京喰種」 は原作に沿った物語だったのですが、「東京喰種√A」は、原作とは異なる展開で物語が進んでいきます。
前作のラストはカネキが覚醒し、ヤモリを倒すという原作通りの展開で終了しましたが、「√A」はその直後のシーンから物語が開始し、原作に忠実に進んでいくのかと思いきや、なんと金木が「アオギリに入る」とあんていくの仲間たちに告げて去ってしまいました。
原作とは異なる衝撃的な展開で√Aは進んでいくのですが、その行動の目的はアオギリの内部に入ることで組織のボスである「隻眼の王」の正体を突き止めてそれを潰すというもので、原作での金木の行動目的と共通している点はあります。
東京喰種(東京グール)の第三弾アニメシリーズが2018年4月3日より、「東京喰種:re」として再びカムバックします。
“喰種”を駆逐・研究する〔CCG〕は、
あるひとつの命題を果たすため、
実験体集団を新設。その名は「クインクス」。
「まともな人間」ではない彼らと、
佐々木 ささき 琲世 はいせ 一等捜査官が
“東京 このまち” で向き合うものとは!?
「東京喰種√A」の2年後を描く新章「東京喰種:re」いよいよ始動。
テレビアニメのあらすじ
東京喰種:reの部隊は、あんていく戦から数年経った1区のCCGにて。
トルソーと呼ばれるグールによる犯行が増えます。東京喰種:reの主人公・佐々木琲世は有馬貴将を超える捜査官を作る事がミッション。
東京喰種というタイトルにも関わらず、今回はCCGメンバーがメインのストーリーのようです。
そんななか、瓜江はタクシードライバーにトルソーが潜んでいるとにらんで捜査。シュークリームを作ると言ったグールを外に引っぱりだして赫子で攻撃される。
そこに不知がやってくる。
不知はグールによって一撃で腰を貫通される…が生きている!
そしてグールの脚を掴んで
注意が散漫になったところを瓜江が一撃を入れて倒す。
どちらの武勲か言い争っているときに
メンターの琲世が来てくれて反撃しようとしたグールの動きを止める。
そして本物のトルソーは胴体だけのターゲットを弄ぶ…
漫画のあらすじ
東京喰種:reは、予想外にもCCGをテーマにしたお話で、アニメ版にも期待が高まります!
ざっくりとしたあらすじでしたがいかがだったでしょうか?
怒涛の展開と激しいバトル、主人公カネキの葛藤など見どころ満載の作品、東京グールの魅力が伝わったことと思います。
このあらすじはカネキに焦点をあてて、話のメインとなる部分をまとめたものです。
あらすじには収まりきらないサイドストーリーも多くそこにもたくさんの面白さが詰まっています。
未読の方は、ぜひ一度読んでみてください!
何度も何度も再読したくなる素敵な作品です。
東京グール:reは現在も週刊ヤングジャンプにて連載中、アニメ版は2018年4月3日より放送開始なので要チェックです!
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