2016/08/27
enie
2015/08/23 更新
皆さん、『東京グール』という漫画を知っていますか?実はこの漫画『東京グール』は週刊ヤングジャンプに掲載されている石田スイさんのデビュー作にして、めちゃめちゃ面白いと評判の漫画なんです!
今日はこの『東京グール』の面白さを徹底的に語り尽くしたいと思います♪
石田スイのデビュー作。現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる怪人達「喰種」(グール)をテーマにした作品。コンセプトはダーク・ファンタジー。
集英社の『週刊ヤングジャンプ』にて2011年41号より連載開始。2014年42号まで連載された後、新編となる『東京喰種トーキョーグール:re』(トーキョーグール アールイー)が、同誌2014年46号より連載開始
漫画以外にも小説、アニメ、舞台など幅広い形で上映・上演されています。
その人気振りが伺えますね!
また、東京グールは、スマホアプリやPlay Stationなどゲーム化もされているので、
地震で東京グールの世界を体感する事もできます。
人を喰らう怪人"喰種(グール)"が跋扈する東京。
日常に隠れて生きる、正体が謎に包まれた"喰種"の脅威に、人々は恐れを感じ始めていた。
読書好きの平凡な大学生・カネキは、通い詰める喫茶店「あんていく」にて、自分と同じく高槻泉を愛読する少女・リゼと出会う。
自分の運命を大きく変えることになるとは知らずに…。
人間の命を奪い、喰い生き永らえる怪人の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界のあり方を模索する青年の未来は――!?
漫画『東京グール』は現在『東京喰種トーキョーグール:re』として、第二部が連載されています。
読書好きの平凡な大学生・カネキは、好意を寄せていた少女・リゼに小説をきっかけに話しかけられ彼女とデートをすることになる。その際、カネキは喰種であったリゼに襲われ瀕死の重傷を負うが、直後にリゼの頭上より鉄骨が落下し、2人は病院に搬送される。カネキは一命は取り留めたものの、重傷であり嘉納という医師の判断でリゼの臓器が移植される。
手術後、カネキは今まで食べてきた食物を口に出来なくなり、人に食欲をそそられるようになる。喰種のトーカと芳村に出会い人肉を受け取るが、腹を満たすことと人としての尊厳を守ることとの間で激しく葛藤する。カネキは精神的にも肉体的にも追い詰められていく中、同じ大学に通う喰種のニシキに目をつけられ、親友であるヒデが捕食されそうになる。辛くもニシキを撃退したカネキは暴走状態となるがトーカに救われる。芳村に「人と喰種のどちらの世界にも居場所を持てる」と諭されたカネキは、喰種としての生き方を学ぶためあんていくのメンバーとして勤務することになった。
こうしてカネキは人間が集まる大学に通いながら、グールの集う喫茶店「あんていく」でアルバイトをする中で、様々な人とグールに出会います。
その中で、グールとして警察に追われ、リゼを捜索する為に現れたグール達に襲撃されてしまいます。
自身が半グールになったのは、「リゼ」の正体にあると考えたカネキは、彼女の存在の秘密を探る為、あんていくを離れ、数名の仲間達と行動を共にしていきます。
多くの葛藤の末、6区のアジトを解散し“ただの自分”を取り戻すため、あんていくに戻る決意をしたカネキ。だが同じ頃、SSS級駆逐対象“梟"の居場所を突き止めたCCGは、有馬も含めた歴戦のCCG捜査官をあんていく襲撃のために集結させ“10年前の戦い"を彷彿とさせる「梟討伐作戦」を開始してしまう。
それを知ったカネキは、あんていくの人達を守る為、単身警察の包囲を破り、救出に向かいます。
しかし、CCG最強の有馬貴将によって、倒されてしまいます。
この戦いは、多くの犠牲を払いながらも、あんていくのオーナー「芳村」を倒した警察側の勝利に終わります。
人間側、グール側、そして、半グールを作り上げたと言われる医師・嘉納達のそれぞれの思惑が交錯する中、物語は一時、幕を閉じます。
第一部から2年後が物語の始まりです。
グールを駆逐・研究する警察組織「CCG」は、新たな組織「クインス」を設立します。
それは、グールが赫子を出すために持つRc細胞を埋め込まれた人間達で構成された組織になります。
そこで指導者(メンター)として若いメンバをまとめる佐々木琲世が本編の主人公になります。
白と黒の混じった髪色の青年。真戸班所属の喰種捜査官で階級は一等。第一部エピローグ時は三等捜査官。
クインクス班のメンター(指導者)を務める。白単翼賞を取るほどの実力の持ち主。
喰種に情けを見せるほど温厚な性格。少々お調子者で、上司である真戸暁に対しても、ダジャレやジョークを連発し呆れられている。読書が好きで本を読む際にはメガネをかけている。また、料理がとても上手いなどという家庭的な一面もある。
有馬貴将とも仲が良いらしく、本の貸し借りをしている。
部下であるクインクスたちを指導しようと必死だが、まともな捜査官ではないということから他の捜査官からのけ者にされていたり苦労が絶えない。挙句の果てに部下にパンツを盗まれた。
しかし、佐々木はRc値が異常に高く一般人の6倍近くあり、最早喰種の域であり、普通の人間の食事も取れない様子。
ハイセをカネキと同一視するグール達。
Rc細胞を埋め込まれ、赫子を出せる彼らを快く思わない者もいる警察組織の中で、
彼らの活躍と葛藤が描かれます。
| |
漫画『東京グール』では、その独特の世界観も魅力のひとつです。
この漫画を引き立たせているその世界観を東京グール独自の言葉を説明しながら、語ります!
人間の姿をしながらも、人間を喰らう怪人。食物連鎖の頂点。
水とコーヒーを除けば、摂取できるのは人体のみ。人体を摂取すると、『赫包』という袋に『Rc細胞』を溜め込む。人との違いは、この「Rc値」によって判別できる。
“赫子(かぐね)”という喰種特有の殺傷能力のある武器を体内より放出し、人間を捕食する。喰種同士の共喰いもある。
赫子または赫子を材料にした「クインケ」からのみダメージを負う。
体外へ放出された『Rc細胞』。血液のように流れ、“歯”よりも頑丈になる。
“液状の筋肉”とも呼ばれる。放出された『Rc細胞』は硬貨と軟化を繰り返しながら、自在にうねる。
強力な喰種「隻眼の王」の下に集った好戦的な喰種たち。
力によって弱い喰種や人間を支配するという思想を持ち、上位メンバーには喰種捜査官が束になっても適わない強者も複数含まれる。
CCGを11区に陽動させ、タタラ、エトを含む本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。
人間にも協力者がいる。
「梟討伐作戦」にて重傷を負った喰種捜査官を大量に連れ去り、カネキのような半喰種を作り出していると思われる。
続編の『東京喰種:re』では、その勢力はどんどん増しており、一般市民にまで脅威が伝わっている。
人間社会に潜んでいる"喰種"を雇い、人間社会で立場が悪くなれば組織に引き入れ戦力を増強するという方法で組織を巨大化させている。
日本における対・喰種機関「喰種対策局」(英名:Commission of Counter Ghoul,)の略称。喰種対策局総議長は和修常吉、本局局長は総議長の息子和修吉時。設立時から、和修家が代々世襲で組織を統治しており、前記の二人の他にも多数の捜査官を輩出している。
1区に 喰種対策局本部(グールたいさくきょくほんぶ)各地にある喰種対策局の本部があり、内部では通称「本局」と呼ばれている。
CCGには研究所があり、地行甲乙や柴などの研究者がクインケの開発など、世間には公開できない秘密実験を行っている。
喰種に対抗するために喰種対策局(CCG)が開発した武器。
赫包を加工した武器。普段はアタッシェケースに収納されている。
金属質の素材「クインケ鋼」が用いられており、電気信号を送り込むと、喰種の赫包から赫子が出てくるように戦闘用の形態へと変わる。その製造過程は極秘であり、一般には知れ渡っていない。
赫子と同様に刃物や銃弾を通さない喰種の身体を簡単に切断する事が可能対しダメージを与えることができる。
しかし現段階の技術では赫子の発現過程(Rc細胞放出→形状変化・固定→分解)を再現することはできず、赫子に比べれば形状は一様に限られ柔軟性に欠ける。
漫画『東京グール』のもう一つの魅力が様々に絡まりあう人間(・グール)関係。
その魅力ある登場人物達から、
まずはグールを駆逐する組織「CCG」など人間側の登場人物を紹介したいと思います!
CCG本局所属の喰種捜査官。初登場当初は一等捜査官だったが、アオギリの騒乱後からは上等捜査官に昇進する。
人間側の主人公的立場の人物。
アカデミーを首席で卒業するほどの秀才だが、身長191cm、体重94kgの偉丈夫(11巻おまけ4コマでは桃太郎役に抜擢された)で常にトレーニングで体を鍛えており、クインケなしでも力の無い喰種が相手であれば対処できるほどの格闘能力を持つ。
喰種捜査官の夫婦の間に生まれたが、母、真戸微を隻眼の梟に、父、真戸呉緒をラビットとフエグチの手によりに殺されている。
アカデミーを首席で卒業した彼女は、父の弟子であった亜門鋼太朗とコンビを組むことになる。滝澤政道とは同期。
効率を優先する思考から、時間の無駄として上司である亜門にも敬語を用いず、簡潔な男言葉で話す。捜査官の武器である「クインケ」の研究者でもあり、自らクインケの設計にあたる。
任務では複数のクインケを組み合わせた「キメラクインケ」を使用する。
その生い立ちも手伝って気丈な女性だが、根本の部分では歳相応の弱さを持っている。
アカデミー出身でないにも関わらず、“特例”でCCG入りした異端児かつ問題児。
実力は申し分ないが善悪の判断に乏しく、異常な嗜虐性を見せる事がある。
ボサボサの髪と首や右腕の縫い目が目立つ、中性的な、整った顔立ちの少年。前髪をⅩⅢの形をしたピンで留めている。語尾に「です~」や「よ~」をよくつける。
戦闘能力は極めて高く、ナイフ同然のクインケ一本のみで、捕食目的で自身を襲ってきた喰種三体(弱ったニシキをボコッてたヤツら)を200以上のパーツに解体した他、ジェイソンをあっさりと倒す(カネキによって瀕死に追い込まれていたとは言え)ほど。
嘉納地下研究所では、人工喰種である安久姉妹を腹部を裂かれた状態で圧倒するなど有馬貴将ほどではないにせよ、人間離れした力を持つ。
金木研が「人間」としての感情を持つ中で柱となっている人物。
カネキとは正反対に活発な性格で、友好関係も幅広い。カネキとは幼少からの付き合い。ただし家族構成は不明。
小学校に転入したばかりのころ、ヒデがカネキに話しかけたのがきっかけで親友となる。
あんていくの常連客でもあり、霧嶋董香に興味を抱く。
カネキ、西尾錦、と同じ上井大学に通っている。
陽気でおおざっぱを振舞うものの、他者の微かな機微に気付く鋭い洞察力を持っており、真戸呉緒の殉職の件もほぼ完全な推理で事件の本質に辿り着いた。
瀕死の重傷を負ったカネキを手術した後、カネキの担当医としてしばらく診察をし、その後姿をくらましていたが東京郊外の地下のラボに潜伏していた。
後にカネキと対峙し、ある目的のために一緒に「アオギリの樹」へ行くよう説くが断られ、単身アオギリへと向かう。
元CCG解剖医で、回収したリゼを利用して秘密裏に様々な実験を行っていた。
カネキやクロ・シロを半喰種化させた張本人で、彼女達の父親代わりとなっている。
しかし愛情は皆無に等しく、シロの負傷後は見放している。アオギリの樹の目的に必要な重要人物とされている。
人間社会に溶け込み暮らすグール達。
人間と戦う者、人間との共存を望む者、様々な想いが交錯するグールの魅力的な登場人物達です。
上井大学国文科の一年生。AB型。12月20日生まれで射手座。
東京の20区で一人暮らしをしながら学生生活を送る青年。読書が好きな本の虫で、特にミステリー作家の高槻泉の大ファン。
内気で優柔不断。自己犠牲を厭わない優しい性格の持ち主。この優しさ故にすべてを一人で抱えてしまう傾向にある。また、なにか隠し事をする際、顎を触るクセがある(本人は気づいていないがヒデは知っている)
梟討伐作戦にて亜門鋼太朗との戦闘で無意識に半赫者の力を使ってしまい、不本意に彼の腕を切り落としてしまう。更にカネキも尾赫のクインケで負傷し、回復できない程の重症を負って、下水道を通り一旦避難するもヤモリとリゼの幻影に囚われる。その中でヒデと再会するが意識を失い目覚めたとき傷は完治、ヒデを見失ってしまう。そして入見と合流を約束したポイントV-14でCCGの死神・有馬貴将と遭遇する。
有馬との戦闘で再び負傷し、赫子の暴走を起こし意識を朦朧とさせながら一撃に賭けるも敗北。彼に頬傷を負わせクインケにヒビを入れるが両目を潰され、V-14にて有馬貴将に駆逐される。
しかし続編、東京喰種:reにてカネキによく似た彼が登場するが・・・
20区に所属する喰種。普段は高校に通いながら喫茶店『あんていく』でアルバイトをしている。マスクはうさぎ型のマスクと長髪のウィッグ。主にトーカと呼ばれている。
幼少期は父親の霧嶋新と弟の霧嶋絢都の三人でアパートで暮らしていた。しかし父親を喰種捜査官に殺されて以来、白鳩に対し強い憎しみを持つようになる。
それからしばらくして、アヤトと二人で『霧嶋姉弟』として20区で名が知られるようになるが、月山習との一戦以来、『あんていく』の店長の芳村の提案で学校に通うようになり、考えを改めるようになる。しかし、最後までアヤトからの理解を得られず、最終的にアヤトはトーカの元を去る。
金木研(カネキ)とは、出会った当初は彼を半端者として嫌っていたが、徐々に打ち解けていった。真戸呉緒との戦闘時に『私だってアンタらみたいに生きたかった』と述べたことから、人間の生活、または人間自体に憧れを抱いている様子が伺える。
第二部の『東京喰種トーキョーグール:re』にも登場しますが、まだ表立った活躍はありません。
喫茶店「:Re」を四方蓮示と共に経営している。(大学に通っているのか、喫茶店に他に従業員がいるのかなどは不明)
店にやって来た佐々木琲世を見て驚いた表情を浮かべていたが…
物語におけるキーパーソンで、金木研を喰種へ引き込んだ張本人。カネキとは同年代であると同時にあんていくの常連客。そして、カネキの想い人である。読書が趣味。赫子は鱗赫。
表向きは理知的で清楚な女性を振る舞っているが、本性は奔放かつ貪欲。
退屈嫌いの「大喰い」で計画性なく捕食を繰り返していたため他の喰種からもよく思われていなかった。
自身と同じ趣味を持つカネキと知り合い、彼を騙して捕食しようとしたところ鉄骨落下事故に遭い、搬送された病院にて赫包を摘出され、彼女の赫包によってカネキは喰種となる。死亡したと思われていたが、実は嘉納によって生かされており、半喰種を作るための赫包培養器として扱われていた。
カネキの目の前で四方蓮示によって連れ去られ、現在はコンテナに監禁されている。極度の飢餓状態のため食糧以外は認識出来ない。
名前は偽名であり、鯱の別名の苗字と同姓であるが関係は不明である。
鉄骨落下事故は偶然ではなくピエロと呼ばれる喰種による所業だと判明
霧嶋董香の弟である喰種。
喰種集団「アオギリの樹」の幹部。
アオギリに一時的に参入していた喰種ニコも認める美形で、姉と似た中性的なイケメン。
幼少時は父である霧嶋新と姉の三人暮らしで人間社会に溶け込んで暮らしていたが、
父を喰種捜査官に捕捉され、親しくもしていた近隣住民に恐怖心と共に疑われ、
彼らも姉弟ともども喰種対策局に殺されかける。この経験から人間に対し、侮蔑と憎悪を抱き、
人間に対するスタンスの違いから姉と袂を分かつ。
その後、力でもって他の喰種や人間を屈服させる思想を持つ集団「アオギリの樹」の一員となり、幹部の座に上り詰める。姉と同じウサギのマスク(色は黒)を使用していることから、CCGからは「黒ラビット」と呼ばれており、喰種捜査官を多数殺害している。
SSSレートの喰種。
「梟」と呼ばれる存在は二体存在しており、いずれも赫者である。
一体は『隻眼の梟』と呼ばれる半喰種であり、金木研(カネキ)と同じく片眼の赫眼『隻眼』の持ち主。
11区喰種集団アオギリの樹を統総する隻眼の王でもある。
あんていく掃討戦の最中に突如出現し、CCGに甚大な被害を与えたうえで『梟』を飲み込み逃走した。
もう一体は『梟』と呼ばれ、芳村が自身の子である『隻眼の梟』を守るために成り代わっていた。
アオギリ戦や10年前の戦いでは死者を極力出さなかったことから『不殺の梟』とも呼ばれる。
第一部では主人公の金木研が倒されるという衝撃的な結末で幕を閉じた漫画『東京グール』。
2014年に、待望の第二部の連載が開始され、以前にも増した人間模様とちりばめられた謎から目が離せません!
第一部から成長した人や新しい登場人物など、複雑に絡まる人間とグール達。
相容れない2つの種族の戦いの果てにどんな結末が待っているのか・・・
そこには、ただ"漫画の世界"と語るだけでは物足りない狩る者と狩られる者がどう共存するのか、
そんな深いテーマを考えさせるとても魅力的な物語なのです!
| |
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局