2016/08/03
nikutama298
作者 大友克洋
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
期間 1982年~1990年
巻数 全6巻
超能力による戦闘や超能力のもたらす恐怖、近未来の巨大都市の荒廃した有様やその崩壊を描いたSFコミックであり、緻密でリアルな描写や演出などが話題となり、漫画・映画共に大ヒットした。タイトルの【AKIRA】(アキラ)は大友自身がファンであり影響を受けた映画監督黒澤明に由来する
2002年、アイズナー賞最優秀国際アーカイブプロジェクト部門および最優秀国際作品部門を受賞。また、それ以前の1992年にオールカラー国際版AKIRAが最優秀彩色部門を受賞している。
新型爆弾で崩壊した東京、これを機に世界大戦が勃発し世界は荒廃していき、
その後“ネオ東京”なる新都市が建設される。しかし反政府ゲリラと軍隊が衝突を繰り返す
状況が続いていた。
暴走族を率いる仲間から一目置かれた存在の主人公金田正太郎と、そんな金田に憧れつつも
コンプレックスを抱くもう一人の主人公島鉄雄。
鉄雄がある日道路に飛び出してきた子供とバイク事故を起こしてしまうのだが、その子供はある
研究機関から逃げ出してきた超能力者で、その超能力者と接触したことで鉄雄に超能力が
目覚めた。そしてその目覚めた超能力で鉄雄は好き勝手に暴走を始める。
そんな鉄雄を食い止めるために金田は鉄雄を追いかける。
作者、大友克洋氏の漫画は圧倒的画力と描きこみの凄さが魅力と言います。
凄いことに、日本の画力が高い漫画家のほとんどが、漫画【AKIRA】(アキラ)の作者大友克洋氏の影響を、少なからず受けていると言っても過言ではないそうです。
大友克洋は日本のマンガだけでなくフランスのジャン・ジローやアメコミに影響を受け、デッサン力を磨き、ペンだけで絶妙な陰影を表現する手法をマンガにぶつけました。 大友の絵は他の日本の漫画家には無いリアリティを持っていました。 また、現実主義であった大友はアジア人はアジア人らしく、小さな目で短足に、女性も容赦なく不細工に描き上げました。これに対し、大友は、「そういった(可愛い)絵柄も簡単に描けるが、描く理由もない。描かないと生き残れないなら描く」と語っています。
国際出版が決定し、英語に翻訳し、現場でアメコミの出版社が色を付けたものが海外では出版されました。(この海岸版カラーAKIRA(アキラ)は後に逆に日本語に直されて逆輸入・販売されています)
こうして1988年に完成されたアニメ版【AKIRA】(アキラ)は国内、そして世界中に強い衝撃を与えました。 この衝撃はジャパニメーションと呼ばれ、「日本のアニメはクオリティがまるで違う、真似の出来ない世界観を持っている」という確固たる影響を与えました。
漫画【AKIRA】(アキラ)の海賊版まで出回る影響力だそうです。漫画【AKIRA】(アキラ)は海外の映画監督やアーティストにも多大なる影響を与え、漫画【AKIRA】(アキラ)のオマージュのシーンもいくつもありますよね!
単行本4巻目に差し掛かった時には既に映画化が決定し、当時の日本映画でもアニメでも例の無い制作費10億円という予算が組まれました。 正に日本のマンガ・アニメ界の全勢力を掛けた予算・メンバーでのアニメ製作がたった4巻目で決まってしまったのです。
映画関係者はきっと漫画【AKIRA】(アキラ)の出現と同時にヒットの可能性を感じたのでしょうね!
30年経った今もまだたくさんのファンがいるということは、そのリアルタイムに漫画「アキラ」を
読んでたファンはもの凄い多かったのではないでしょうか。
漫画【AKIRA】(アキラ)ファン待望のこの映画には、なんと"10億円"もの制作費が費やされました!
漫画【AKIRA】(アキラ)の世界観をしっかり伝えるために、通常アニメで使われる「アフレコ」と言うやり方ではなく、「プレスコ」という難しい方法をとったのもこだわり。また、映画内の音楽の担当者も豪華で、映画音楽だけでも高い評価を得ているのです。
漫画【AKIRA】(アキラ)の金田バイク!かなりリアルに
再現されてますね!カッコいい!
鉄パイプを持ってバイクを走らせる
これも結構有名なシーンですよね!
アキラの椅子がBIGBANGのセットに
なってしまうとは!漫画【AKIRA】(アキラ)恐るべしです
作中では、2019年において、
都市開発が進められている東京が描かれているのですが、
その都市開発の理由が、
東京オリンピック開催のためという設定です。
このことから、
2020年に東京オリンピック開催を予期していたと、
言われるようになったのです。
漫画【AKIRA】(アキラ)で言われている年と実際の東京オリンピックの開催年がピッタリ合っていると
いう所が驚きですね!
30年も前にこんなことが予想できたのでしょうか?それとも漫画【AKIRA】(アキラ)での設定は偶然?!
作品のタイトルになっている【AKIRA】(アキラ)というのは、
第三次世界大戦以前から、日本が極秘で進めていたプロジェクトで、
超能力開発の実験体として選ばれた少年の名前です。
しかし、その少年が、実験中に突如暴走。
そして、首都である東京を壊滅させるほどの大爆発を起こし、
その後、地下深くの施設で冷凍されることになる。
ここまでの話を聞いて、
日本で起きた「人災」と言われているある事故と、
かなり話が酷似していることに気づきます。
そう、福島原発の事故です。
AKIRAについて
「触れてはならない力」
「AKIRAの暴走は誰もコントロール出来ない」
と語られています。
まるで、原子力の存在を指しているかのようです
漫画【AKIRA】(アキラ)のストーリーを例えとして考えれば福島原発と重なるものを感じますね。
それにしても東京オリンピックはまだ良いにしても、漫画【AKIRA】(アキラ)であまりにも怖い予言を
されてしまうのはちょっと漫画【AKIRA】(アキラ)の見方が変わってしまいそうですね・・
漫画【AKIRA】(アキラ)では、大戦後のネオ東京は、
失業率の増加、ドラッグの蔓延、市民が暴徒と化す、
といった描写があります。
そして、その大きな原因として作中で挙げられているのが、
「前総理の税制改革の歴史的失敗によるもの」なのだとか。
前総理=安倍総理
税制改革=消費税10%を含むその他法人税などの税制改革
だと考えると辻褄があいます。
そのことから、
あと数年後の東京を予言しているのではないか、
というのです。
漫画【AKIRA】(アキラ)はこれからの未来を予言しているということは、これから安倍政権の
税制改革が失敗し、失業者が増え市民が暴徒化し漫画【AKIRA】(アキラ)のような騒動が現実に!?
めちゃめちゃ恐ろしいことを予言されてしまっていますね!
これはなんとか阻止してもらいたいと願うばかりです・・・。
2015年1月29日、ヨーロッパの国際漫画祭で漫画【AKIRA】(アキラ)の作者、大友克洋氏が日本人初の最優秀賞を受賞したそうです!多くのファンが待ち望んだ末の受賞でした。
これまでにも水木しげるや浦沢直樹、鳥山明といった日本の漫画家が作品賞や特別賞を受賞したことはあったものの、大賞は大友氏が初めて。ヨーロッパ人以外で見ても5人目である。
同フェスティバルの責任者を10年務め、現在はキャスターマン(Casterman)出版社の芸術監督であるベノワ・ムシャール(Benôit Mouchart)氏は、「大友氏は非凡なエンターテイナーであると同時に勇敢な実験者。AKIRAは漫画が秘める大胆さを引き出し、漫画文化を一層進化させた作品で、世界の多くの人に影響を与えた。この受賞はとても素晴らしいことだ」、とYouTubeにコメントを投稿
漫画【AKIRA】(アキラ)の作者大友克洋氏“世界の大友”の受賞は日本人としてもとても誇らしいですよね!
漫画文化を進化させるキッカケとなった漫画【AKIRA】(アキラ)は漫画界の永遠のバイブルと言えるでしょう!
日本のみならず、世界的な影響を与えている漫画【AKIRA】(アキラ)ですが、数年前から海外での実写映画の製作を
報じられては中断と、ファンとしては悩ましい状況が続いてます。大物監督の交代や、制作費など問題がいろいろあるようですが、また早く再開をして1年でも早く漫画【AKIRA】(アキラ)の実写映画を披露してもらいたいものです!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局