2018/11/15
milmil
膀胱癌が死因で亡くなられた松田優作さんの奥様は女優で現在は写真家でもある松田美由紀さん。
みなさんもご存知の通り、松田優作さんの長男の松田龍平さんと次男の松田翔太さんは、どちらも俳優をされており、長女のYuki(ユウキ)さんはエレクトロニックユニット「Young Juvenile Youth」のボーカルをされています。
まつだ ゆうさく
松田 優作
本名 金優作(1949年 - 1973年)
松田優作 (1973年 - )
生年月日 1949年9月21日
没年月日 1989年11月6日(満40歳没)
出生地 日本の旗 日本 山口県下関市
死没地 日本の旗 日本 東京都武蔵野市
国籍 日本の旗 日本
(1973年 - )
身長 183cm(実身長/妻証言)(公称は185cm)
血液型 A型
職業 俳優、歌手
活動期間 1972年 - 1989年
配偶者 松田美智子 (1975年-1981年)
松田美由紀 (1983年-1989年)
著名な家族 長男: 松田龍平
次男: 松田翔太
次女: Yuki
膀胱癌が死因で亡くなられた松田優作さんのご家族は、皆芸能人という芸能一家で、まさに松田優作さん、美由紀さんの血を引いているって感じですね。
膀胱癌が死因で亡くなられた松田優作さんは、血尿が止まらない状態なのにもかかわらず、奥様の美由紀さんにさえ病名を隠し、映画を撮り続けていたそうです。
1989年11月6日、午後6時45分に入院中の東京都武蔵野市にある西窪病院 (現在の武蔵野陽和会病院)で膀胱癌の腰部転移のため、40歳で死去した。
映画を撮り終え、思い残すこともなく、松田優作さんは死因となった膀胱癌により、あの世へと旅立っていった。
なんだかその役者人生に潔さすら感じます。
松田優作さんの死因ともなった膀胱癌のはっきりとした原因は不明らしいのですが、喫煙する人としない人とを比較すると、喫煙する人の方が膀胱がんは2~3倍多くなるそうです。
みなさん、タバコの吸い過ぎには気をつけて下さいね。
膀胱癌が死因で亡くなられた松田優作さんもエコーの愛好者で、かなりのヘビースモーカーだったそうです。
夫の松田優作さんが「膀胱癌」だとわかれば、妻の美由紀さんは黙っていられなくなるでしょうから、俳優松田優作としては、映画が終わるまではたとえ相手が妻であっても、いえ、妻だからこそ死因の膀胱癌のことは言えなかったのだと思いますね。
松田優作さん(享年39)の闘病生活は凄絶そのものだった。膀胱がんで血尿が止まらない状態にもかかわらず、妻・美由紀さん(34才)にさえ病名を隠し、映画『ブラック・レイン』の撮影のために4か月も渡米。文字通り、俳優として生きることに、生涯をかけ、そして逝ってしまった。
「俳優松田優作として俺を死なせてくれ!」
という松田優作さんの声が聞こえてきそうです。
妻の美由紀さん、辛かったでしょうね。
松田優作さんの思いがそこにあったとしても、死因となった膀胱癌に妻である自分が早くから気づいていればとか、知らなかったではすまされないと自分を責める気持ちがずっと消えなかったのではないでしょうか。
死因が膀胱癌なのに、血尿で診察してもらった時に膀胱炎ですまされてしまうなんて・・・
松田優作さんの死因ともなった膀胱癌により血尿が出るようになると、残尿感と痛み、悪寒が続いて苦しいのだそうです。
膀胱炎になるとお医者様は薬を処方して下さいますが、その処方されたお薬を飲んで症状が緩和されたりしたのでしょうか。
だとすると、松田優作さんの死因である膀胱癌の発見がそれによって遅れた可能性も出てきますよね。
映画ブラック・レインを撮影していた時の松田優作さんの状態は、死因となった膀胱癌がかなり進行していて、辛さもピークを迎え、意識が朦朧としていてもおかしくないような状態だったのではないでしょうか。
よく倒れこんで緊急入院になりませんでしたよね。
「何がなんでもやってやる!」という俳優魂で乗り切ったとしか言いようがありません。
一人で来院した彼は若い医師に、「血尿が続いていたが、とうとう尿が出なくなった」と訴えた。診察の結果、血の塊が尿道を塞ぎ、下腹部も大きく腫れていた。
膀胱内の壁内にできる移行上皮ガン(TCC)。このガンは、膀胱の壁の外側から発生し、進行が早い。おまけに、外から内へ、あるいは骨盤に向かってガン細胞が増殖していくかなり厄介なケースという。
松田優作さんの死因になった移行上皮ガンは、腫瘍が大きくなるにつれて、血尿、背中の痛みが治まらない、極度の疲労、原因不明の体重減少、排尿痛や頻尿といった問題が起きてくるのだそうです。
どれだけ辛かっただろうと思うといたたまれません。
死因となった膀胱癌のせいで下腹部が腫れていたというのに、よくこんなハードな撮影が出来ましたよね。
恐れ入りました。
医師の話し合いの結果、「今は手術もできないし、強い薬も使って欲しくない」と返答した。理由は、パラマウント映画、「ブラックレイン」の撮影が待っていたからだ。人工臓器を付けていては、激しいアクションなどは不可能だ。
松田優作さんは自分が死因となった膀胱癌に侵されていると知っていて、しかもその癌の痛みを抱えているのに、そこで激しいアクションをするつもりでいるなんて、並大抵の役者さんではそこまでのことは出来ませんし、しないでしょう。
松田優作さんはまさしく役を演じることに命を懸けていたんですね。
松田優作さんが死因となった膀胱癌をあえて伏せて撮影に挑まれた作品が、国際的に評価されて本当に良かったですね。
きっと死因の膀胱癌を知られまいと撮影に臨んだ松田優作さんの演技には、命を懸けているからこそ感じられる鬼気迫る迫力があったに違いありません。
膀胱癌の研究も今は随分進んで、膀胱癌が死因となった松田優作さんが望んだように、人工臓器をつけずに温存する方法が研究されているようです。
大阪医科大学の東治人准教授チームが“膀胱を取らずに、9割以上の確率で根治する”画期的な治療法を開発し、成果を上げている。その治療法が「大阪医科大式膀胱温存療法」だ。
大阪医科大式膀胱温存療法のポイントは3つ
・膀胱につながる動脈の血流を遮断し、膀胱内だけに抗がん剤を循環させる
・膀胱から出る静脈に透析を行い、抗がん剤を除去する(※)
・上記と同時に膀胱に放射線を照射し、がんを徹底的に死滅させる
松田優作さんがご存命中には間に合いませんでしたが、これからきっと松田優作さんのように、死因が膀胱癌でこの世を去られる方もかなり減るのではないでしょうか。
役を演じることに命を捧げた俳優、松田優作さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局